サブマリン爆撃隊 Submarine Patrol (1938) 3/5 (21)


 
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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

大富豪の御曹司が老朽船の機関長に任命され恋を実らせながら成長していく姿を描く、製作ダリル・F・ザナック、監督ジョン・フォード、主演リチャード・グリーンナンシー・ケリープレストン・フォスタージョージ・バンクロフト他共演のドラマ。


ドラマ(ロマンス)

ジョン・フォード / John Ford 作品一覧


スタッフ キャスト ■

監督:ジョン・フォード
製作:ダリル・F・ザナック
原作:レイ・ミルホーランド
”The Splinter Fleet of the Otranto Barrage”
脚本
ウィリアム・フォークナー

ライアン・ジェームズ
ダーレル・ウェーア
ジャック・イェレン
撮影:アーサー・C・ミラー
編集:ロバート・L・シンプソン
音楽:アーサー・ラング

出演
ペリー・タウンゼント三世:リチャード・グリーン

スーザン・リーズ:ナンシー・ケリー
ジョン・C・ドレイク:プレストン・フォスター
リーズ船長:ジョージ・バンクロフト
エルスワース”スパッズ”フィケット:スリム・サマーヴィル
ラザフォード・デイヴィス・プラット:エリシャ・クックJr.
マックアリソン:ジョン・キャラダイン
オラフ・スワンソン:ウォード・ボンド
”セイルズ”クィンキャノン:J・ファレル・マクドナルド
スパークス:ロバート・ロウリー
ガンズ・マクピーク:ジャック・ペニック
ジョセフ・メイトランド提督:チャールズ・トローブリッジ
歩哨:ロン・チェイニーJr.

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX

1938年製作 95分
公開
北米:1938年11月25日
日本:1939年9月


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

第一次大戦下、ニューヨーク
大富豪の御曹司でプレイボーイで有名なペリー・タウンゼント三世(リチャード・グリーン)は、ジョセフ・メイトランド提督(チャールズ・トローブリッジ)に呼ばれ、機械工学に長けた才能を買われ、駆潜艦599の機関長に任命される。

ペリーは帰り際に、貨物船船長の娘スーザン・リーズ(ナンシー・ケリー)の、故障した車を直してあげる。

入隊の日、スーザンに再会し、船まで車で乗せてもらったペリーだったが、乗船する駆潜艦599は、父のヨットより小さな老朽船だった。

それに驚気ながら乗船したペリーは、ラザフォード・デイヴィス・プラット(エリシャ・クックJr.)やオラフ・スワンソン(ウォード・ボンド)と顔を会わせる。

その夜、下船して酒場に出かけたペリーは、スージーと船員のマックアリソン/マック(ジョン・キャラダイン)に出くわす。

ペリーは、マックを追い払いスーザンを店から連れ出して、高級クラブに向かう。

ダンスを楽しんだ二人は、スーザンの父リーズ(ジョージ・バンクロフト)が船長の貨物船マライア・アン号に彼女を送り届ける。

スーザンと別れたペリーは、マックから話を聞いたリーズに呼び止められ、話をすることになる。

ペリーは、リーズから娘との交際を禁じられ、船から放り出されてしまう。

翌日、駆潜艦/SC599に、不祥事を起し降格されたジョン・C・ドレイク中尉(プレストン・フォスター)が艦長として着任する。

甲板長ガンズ・マクピーク(ジャック・ペニック)に、乗組員を整列させたドレイクは部下に喝を入れる。

顔見知りだったドレイクに、服装などを厳しく注意されたペリーは、メイトランド提督の元に向い不満を訴える。

しかし、ペリーは、地位やコネが海軍では通用しないことを提督に悟らされ、仕方なく船に戻る。

その後、ドレイクは、旧友”セイルズ”クィンキャノン(J・ファレル・マクドナルド)を部下に迎え、彼は歯向かう乗組員を容赦なく叩きのめししてしまう。

ドレイクは、船が外洋へと出港することを部下に伝え、ペリーはマライア・アン号に向い、イタリアに旅立つスーザンに別れを告げる。

出航直前、ペリーの元に現れたリーズは、彼がスーザンに送ったネックレスを返そうとする。

それをペリーが断ったため、リーズはネックレスを海に捨てて彼を殴り倒し去って行く。

そして、SC599は駆潜艦隊と共に出港し、時化による船酔いに苦しむ部下達を、命令書を見たドレイクは甲板に集合させる。

ドレイクは、マライア・アン号を含む、船団の護衛のための目的地が、地中海の”オトラント海峡”だということを乗組員に伝える。

数日後、見張りをしていたプラットは、炊事係のエルスワース”スパッズ”フィケット(スリム・サマーヴィル)が、誤って落としてしまったゴミ用のドラム缶を、敵の潜水艦と間違えてしまう。

その直後、ドイツ軍の潜水艦が現れ、SC599はそれを爆雷で撃沈する。

イタリアブリンディジ
下船したペリーは、スーザンに会いにマライア・アン号に向かうが、マックがそれを邪魔して追い返されてしまう。

ペリーは、水兵にスーザンへのメッセージを届けさせ、彼女をホテルに呼び出す。

再会した二人は結婚の約束をするが、そこにリーズが現れて、スーザンを強引に船に帰しペリーを殴り倒す。

SC599に出航命令が出たためペリーは船に戻り、スーザンは頑固な父を恨む。

その後、大使が許可したペリーとスーザンの結婚を知らせに、従軍牧師がリーズを訪ねる。

リーズはようやく、ペリーが真剣に娘スーザンを愛していることを知り、SC599に向かう。

敵潜水艦を追う任務のため、アドリア海に向かう準備をしていたペリーは、現れたリーズを殴り倒してしまう。

船はリーズを乗せたまま出航してしまい、彼は志願して潜水艦追跡任務に同行することになり、ペリーのいる機関室に向かう。

機雷原を通り、寄港している潜水艦を見つけたSC599は、攻撃を開始する。

船体に被害を受け死傷者を出しながらも、SC599は敵潜水艦を撃沈する。

ブリンディジに戻ったペリーは、リーズとのわだかまりも消え、スーザンとの結婚を許可され、ドレイクにそれを祝福される。

ドレイクは、司令官による直々の訪問を受けて武勲を称えられる。

リーズは結婚式の準備を整え、スーザンと共にペリーを待ち構えていた。

しかし、マルタ島からバルト海に向かうというペリーからの連絡が入り、スーザンは、出航したお互いの船の甲板で彼との愛を確かめる。

そして2人は、ジブラルタルでの再会を誓い別れを告げる。


解説 評価 感想 ■

レイ・ミルホーランドの著書、”The Splinter Fleet of the Otranto Barrage”を基に製作された作品。

*(簡略ストー リー)

プレイボーイで有名な、大富豪の御曹司ペリー・タウンゼント三世は、老朽駆潜艦599の機関長に任命される。
ごみためのような、船での生活を始めたペリーは、貨物船の船長リーズの娘スージーと出会い恋に落ちる。
しかし、リーズはスーザンが幸せになれないと判断し、ペリーを毛嫌いして交際を禁じてしまう。
そこに、リーズの船を含めた船団の護衛でSC599に出航命令が下る。
イタリアブリンディジに到着したペリーは、何とかスーザンを呼び出して結婚を約束するが、リーズが現れて殴り倒される。
その後、SC599は任務のためアドリア海に向かうことになり、リーズは、ペリーのスーザンに対する真剣な気持ちを知り彼に謝罪しようとするのが・・・。
__________

ジョン・フォードが7ヶ月前の「四人の復讐」(1938)に続き監督、同作に出演した弱冠20歳のリチャード・グリーンを主演にした、スケールの感のある戦争をテーマにしたロマンス。

男臭い戦争映画としても十分に楽しめるが、そこに見事にロマンスを絡めて、ユーモアも交えた実に楽しい作品。

主人公や艦長と船上の男達との交流などは、いかにもフォードらしい演出が散りばめられ、ロマンスは完結しないものの、海の男、そして軍人として逞しく成長した主人公が次の任務に挑む姿で終わるラストも清々しい。

いかにもお坊ちゃまという風貌のリチャード・グリーンと、撮影当時17歳とは思えない,落ち着いた雰囲気のあるナンシー・ケリーの若々しいカップルも好感が持てる。

ヒロインの父で、頑固な貨物船船長を豪快に演ずるジョージ・バンクロフト、以下フォード一家の、艦長のプレストン・フォスター、炊事係スリム・サマーヴィル、甲板長役のジャック・ペニック、貨物船の船員ジョン・キャラダイン、提督役のチャールズ・トローブリッジ、水兵のウォード・ボンド、そしてフォード作品には25作も出演した駆潜艦副官J・ファレル・マクドナルド、インテリの水兵エリシャ・クックJr.ロバート・ロウリー、歩哨ロン・チェイニーJr.などが共演している。


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