サスペクト・ゼロ Suspect Zero (2004) 4/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

連続殺人を犯しながら捜査線上に浮かばない犯人を追うFBI捜査官の苦悩と必死の捜査を描く、製作トム・クルーズ、主演アーロン・エッカートベン・キングズレーキャリー=アン・モス、監督E・エリアス・マーヒッジによるサスペンス・スリラー。


スリラー/ホラー


スタッフ キャスト ■

監督:E・エリアス・マーヒッジ
製作
ゲイ・ヒルシュ

E・エリアス・マーヒッジ
ポーラ・ワグナー
トム・クルーズ
製作総指揮
モリッツ・ボーマン

ガイ・イースト
ゲイリー・ルチェッシ
トム・ローゼンバーグ
原案:ザック・ペン

脚本
ザック・ペン

ビリー・レイ
撮影:マイケル・チャップマン
編集
ジョン・ギルロイ

ロバート・K・ランバート
音楽:クリント・マンセル

出演
トム・マッケルウェイ:アーロン・エッカート

ベンジャミン・オライアン:ベン・キングズレー
フラン・クーロック:キャリー=アン・モス
リッチ・チャールトン:ハリー・レニックス
ハロルド・スペック:ケヴィン・チャンバーリン

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ

2004年製作 99分
公開
北米:2004年8月27日
日本:2005年2月11日
製作費 $27,000,000
北米興行収入 $8,725,813
世界 $11,416,075


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

あるダイナーで食事をしていたセールスマンのハロルド・スペック(ケヴィン・チャンバーリン)は、突然、現れて目の前に座った男(ベン・キングズレー)に話しかけられる。

男から、何枚かのおぞましい絵を見せられたハロルドは、動揺しながら店を出る。

その後ハロルドは、車内に男がいることに気づき、車を止めるよう指示され襲われる。

ニューメキシコ州、アルバカーキ、連邦ビル。
FBI捜査官のトム・マッケルウェイ(アーロン・エッカート)は、連続殺人犯スターキーの不当逮捕で左遷され、ダラスからこの地に赴任してきた。

行方不明者などのFAXを受け取ったマッケルウェイは、上司リッチ・チャールトン(ハリー・レニックス)と共に州境で起きた事件現場に向かう。

その場を調べたマッケルウェイは、被害者ハロルドの顔を隠す斜線が引かれた円が描かれた紙と、彼の瞼が切り取られていることに気づく。

更にマッケルウェイは、ハロルドの靴が逆で、ダイナーで食事をしたことを知る。

その頃、透視能力のある男は、事件現場を調べているマッケルウェイの名前と人相を知りそれを描く。

チャールトンとダイナーに向かったマッケルウェイは、元同僚フラン・クーロック(キャリー=アン・モス)が、捜査に協力するため派遣されたことを知る。

分析結果を話し合ったマッケルウェイとクーロックは、店員などにハロルドと同席した男の人相などを聞く。

かつて恋愛関係にあった二人は、それを持ち出すことなく、店の外に放置された車を調べる。

トランクから、背中に円と斜線が刻まれた男の死体を見つけた二人は、被害者が学校教師だと知る。

ハロルドの葬儀は行われ、妻は、ある男から夫を描いたスケッチを渡される。

オクラホマ
マッケルウェイとクーロックは、車の所有者の経営する精神施設に向かい、FBI捜査官だったという患者”ベンジャミン・オライアン”という男が使っていた部屋に案内される。

その場で円と斜線などを確認したマッケルウェイは、”情報”と書かれたスケッチブックのようなものを見つける。

マッケルウェイはそれを調べ、オライアンが自分のことを調べて、挑発していることに気づく。

その後マッケルウェイは、患者の一人から、例のマークが円ではなく”ゼロ”だと言われる。

クーロックから、不審なFAXの発信地がミズーリだと知らされたマッケルウェイは現地に向かう。

マッケルウェイが左遷される原因となった、釈放された連続殺人犯スターキーは、ある女性を連れ去り暴行しようとする。

しかし、その場に現れた男オライアンは、スターキーを叩きのめして殺害する。

現場に駆け付けたマッケルウェイは、クーロックから、殺されたのがスターキーであることを知らされる。

スターキーは胸に円と斜線が刻まれ、瞼は切り取られていた。

マッケルウェイは、その場に自分に対する言葉も残されていたため、相手の目的を考え苦悩する。

その後マッケルウェイは、犯行の痕跡を残さず、捜査対象とならない行動をする殺人犯“サスペクト・ゼロ”がオライアンでないかと考える。

その後も各地で次々と失踪事件が起き、それがFAXでマッケルウェイ宛に送られる。

幻覚まで見るマッケルウェイは苦しみながら、あと一歩だということをクーロックに伝える。

ハロルドの家に侵入したマッケルウェイは、屋根裏部屋に、誘拐し殺害した者達の顔皮が隠されていたことを知る。

その後マッケルウェイは、殺された教師の家からも、9人の遺体を発見する。

マッケルウェイは、スターキーの件も含めて、オライアンが殺人犯をターゲットにしていることに気づく。

街道でパトロール警官に止められたオライアンは、彼に銃を向ける。

オライアンが、オフィスに侵入して自分に手紙を残したことを知ったマッケルウェイは、オクラホマの施設に向かう。

施設の部屋で、オライアンが国家プログラム”イカロス”に参加していたことを知ったマッケルウェイは、壁紙に隠された絵を見つける。

オラアオンが銃とパトカーを奪い逃走し、少年が失踪し女性二人が殺されたことを、マッケルウェイはチャールトンから知らされる。

マッケルウェイは、遠隔透視の開発計画である”イカロス”にオライアンが参加し、それをFBIが捜査に利用していたことを知らせる。

そしてマッケルウェイは、オライアンが”サスペクト・ゼロ”を追っていることを伝える。

それをチャールトンに信じてもらえないマッケルウェイは、街道の渋滞で止まっている冷凍車トラックに気づく。

見つかった遺体の火傷が冷凍焼けではないかと、それをクーロックに確認させたマッケルウェイは、車内の少年を目撃する。

トラックを追ったマッケルウェイは、被害者が冷凍焼けだったことをクーロックから知らされ、容疑者を見つけたことを伝える。

ところが、トラック・ドライバーと少年は親子であることが分かり、マッケルウェイは、現れたオライアンに捕えられる。

オライアンは、計画に参加した自分達が置かれた立場や状況を説明する。

透視していた農場に着いたオライアンは、トラックと少年の絵をマッケルウェイに見せて車を降りる。

死体が無数に埋められていることを確認し、オライアンは、マッケルウェイに協力を求めて手錠を外す。

現れたトラックを追った二人だったが、車は横転してしまい、マッケルウェイは、現れたクーロックに子供を助けるよう伝える。

トラックも横転し、マッケルウェイは犯人を追い格闘となる。

子供を救い出したクーロックは、駆け付けた警官に引き渡してマッケルウェイの元に向かう。

マッケルウェイは犯人を殴り殺し、オライアンは、目的を果たして自分を殺すよう彼に指示する。

”サスペクト・ゼロ”は妄想だというマッケルウェイは、今回の犯人も単なる殺人犯だとオライアンに伝える。

現れたクーロックは二人に銃を向けて、幻覚で眠ることもできないというオライアンは、この苦しみから解放されたいことをマッケルウェイに伝える。

オライアンは、マッケルウェイを襲うと見せかけてクーロックに射殺される。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

ニューメキシコ州、アルバカーキ
FBI捜査官トム・マッケルウェイは、連続殺人犯の不当逮捕で左遷され、この地に赴任する。
早速起きた殺人現場を調べたマッケルウェイは、円に斜線が描かれた絵が残され、被害者が瞼を切り落とされていることを知る。
元同僚で、かつて恋愛関係にあった捜査官のクーロックが捜査に加わり、マッケルウェイは、次に殺された教師にも円と斜線が残されていたことを知る。
被害者の車の持ち主の経営する精神施設を調べたマッケルウェイは、FBI捜査官だというオライアンの部屋を調べ、彼が自分を調べていることを知る。
次に起きた事件は、自分が左遷される原因となった殺人犯の殺害であった。
マッケルウェイは、不気味なスケッチと行方不明者のFAXを受け取りながら、被害者を調べ、驚くべき共通点を見つけるのだが・・・。
__________

捜査線上に浮かばない殺人犯を追う捜査官と、単なる殺人鬼ではない、ある国家計画に参加した異常者とも言える男、両者の苦悩や葛藤を描く異色のサスペンス。

それを演ずる人気スターのアーロン・エッカートと実力派のベン・キングズレーの演技は注目で、立場の違う二人の共通点などもあり、終盤は一つの事件解決に向かい協力する形となる、思わぬ展開となる。

二人の演技は見応えあり飽きることはないのだが、猟奇殺人事件を扱う作品は多くあるために、その事件自体にそれほど新鮮味はなく、物語は淡々と進行していく。

魅力的なキャストなのだが、それほどの盛り上がりもない作品は興行的には不調であり評価もよくなかった。

自分に挑戦するような怪事件を捜査する、FBI捜査官を熱演するアーロン・エッカート、演技派らしくドラマを引き締める好演を見せる、殺人犯を遠隔透視で追い詰めるベン・キングズレー、主人公をサポートする同僚キャリー=アン・モス、主人公の上司ハリー・レニックス、殺人犯でもあった被害者ケヴィン・チャンバーリンなどが共演している。


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