ギター弾きの恋 Sweet and Lowdown (1999) 3/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

ジャズ通として知られるウディ・アレンが、架空の天才ジャズ・ギタリストの不器用な生き様と恋の末路を切ないタッチで描く、ショーン・ペンサマンサ・モートンユマ・サーマン他共演のコメディ・ドラマ。


ドラマ(コメディ)

ウディ・アレン / Woody Allen 作品一覧


スタッフ キャスト ■

監督:ウディ・アレン
製作総指揮:J・E・ボーケア
製作:ジーン・ドゥーマニアン
脚本:ウディ・アレン
撮影:フェイ・チャオ
編集:アリサ・レプセルター
音楽:ディック・ハイマン

出演
エメット・レイ:ショーン・ペン

ハッティ:サマンサ・モートン
ブランチ・ウィリアムス:ユマ・サーマン

アル・トリオ:アンソニー・ラパーリア
ジョー・ベドロー:ブラッド・ギャレット
エリー:グレッチェン・モル
ジェイク:デニス・オヘア
ビル・シールズ:ブライアン・マーキンソン
ハインズ:ジョン・ウォーターズ
本人:ウディ・アレン
本人:ベン・ダンカン
本人:ナット・ヘントフ
本人:ダグラス・マクグラス

アメリカ 映画
配給 ソニー・ピクチャーズ・クラシックス

1999年製作 95分
公開
北米:1999年12月3日
日本:2001年3月17日
製作費 $29,750,000
北米興行収入 $4,196,621


アカデミー賞 ■

第72回アカデミー賞
・ノミネート
主演男優賞(ショーン・ペン)
助演女優賞(サマンサ・モートン)


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

1930年代、シカゴ
ジャズ・ギタリストのエメット・レイ(ショーン・ペン)は、キザで目立ちたがり屋、娼婦の元締めなどもする、盗み癖もある、自堕落な毎日を送る男だった。

しかし、ギターの腕は確かで、”ジャンゴ・ラインハルト”に次ぐ才能と言われ、高く評価されていた。

ニュージャージー
ドラマーのビル・シールズ(ブライアン・マーキンソン)と海岸にナンパに出かけたエメットは、口のきけない洗濯の仕事をしているという、ハッティ(サマンサ・モートン)の相手をすることになる。

ハッティへの対応に梃子摺るエメットだったが、部屋に連れて行った彼女は、意外にも無抵抗であり積極的で、二人は即、愛し合ってしまう。

その後、二人は付き合うようになるのだが、エメットの不摂生は続き、ホテルのステージの契約を切られてしまう。

エメットは、そろそろ邪魔になってきたハッティを追い払おうとするが、行く当てもない彼女を、仕方なくハリウッドでの仕事に同行させるため旅立つ。

途中エメットは、セールスマンに扮しアマチュア・コンテストに出場して、賞金100ドルを手に入れてしまう。

ハリウッド
ある日、エメットの仕事で映画スタジオにいたハッティが監督の目に留まり、主演女優のセリフのない妹役に抜擢されてしまう。

それが気に入らないエメットは、ハリウッドに見切りをつけて東部に戻る。

その後、エメットは名マネージャーのお陰で成功するが、浪費癖は直らなかった。

そんな時エメットは、クラブにジャンゴが来ていると言われる。

それを嘘とは知らずに、ヨーロッパで二度、ジャンゴを見て失神したエメットは怯え、その場から逃げ出してしまう。

エメットは、偽札製造現場の部屋に誤って屋根から落下して、その金を使い新車を買い、ハッティにプレゼントをする。

ハッティと豪遊を始めたエメットは、あるパーティーで、物を盗んだところを上流階級出身のブランチ・ウィリアムス(ユマ・サーマン)に見られてしまう。

二人は意気投合し、ハッティと別れたというエメットは、ブランチに求婚する。

しかし、結婚を急いだ派手好きの二人は、たちまちいがみ合うようになる。

ブランチは、クラブのオーナー、ジョー・ベドロー(ブラッド・ギャレット)に会い、何んとか、トラブルメイカーのエメットに最後のチャンスを与えてもらう。

その後ブランチは、ベドローの用心棒アル・トリオ(アンソニー・ラパーリア)に言い寄られる。

エメットは、二人の噂を聞きブランチを尾行して、アルの車に忍び込む。

二人はガソリンスタンドに寄って、アルが強盗を装い発砲したため、エメットは驚き車を運転して走り去る。

ところが、その直後に、エメットは対向車と衝突事故を起こしてしまう。

そして、バンド・メンバーだった相手の中に、ジャンゴがいたため、エメットは失神してしまう。

ブランチと別れたエメットは、選択の仕事に戻ったハッティを訪ね、仕事で向かうニューヨークに彼女を誘う。

しかし、エメットは、ハッティが結婚したことを知り、その場を立ち去る。

失意のエメットは、クラブにいたエリー(グレッチェン・モル)を連れ出し、車を止めて、わびしさを紛らすためにギターを弾く。

エリーが、不満ばかりを口にするため憤慨したエメットは、”自分は間違っていた”と叫びながら、ギターを電柱に叩きつけて壊し泣き崩れる。

その後、エメットの消息は分からないままだったが、最後のレコーディングは素晴らしいものだと評価された。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

1930年代、シカゴ
上辺ばかり気にする自堕落な男エメット・レイは、ギターの腕だけは確かで、天才ジャズ・ギタリストの”ジャンゴ・ラインハルト”に次ぐ才能とも言われていた。
そんなエメットは、口のきけない女性のハッティをナンパしてしまい、梃子摺りながらも、成り行きで付き合うことになる。
その後も、トラブルばかり起こすエメットはホテルの契約を切られてしまい、ハッティとも別れようとする。
しかし、行く当てもないハッティを見捨てられないエメットは、ハリウッドでの仕事に彼女を同行させることにする。
ところが、ハッティが映画監督の目に留まり、主演女優の妹役で端役出演することになり、それをよく思わないエメットは東部に戻ることにする。
その後、エメットは仕事に恵まれるものの、相変わらず不摂生は続いた。
そんな時エメットは、上流階級出身のブランチに出会い、彼女と衝撃的に結婚して、ハッティを捨ててしまうのだが・・・。
__________

許しがたいほどのダメ男だが、どこか憎めない主人公の悲哀を切実に描き、また、ギターを手にした主人公の華麗なパフォーマンスは、ジャズに深い思い入れのあるウディ・アレンの、プロ意識を感じさせる芸術的な描写でもあり秀逸だ。

架空の主人公を、ウディ・アレンをはじめ著名人が、実在の人物のように語る、ドキュメンタリーに似せた手法もまた興味深い。

第72回アカデミー賞では、主演男優賞(ショーン・ペン)と助演女優賞(サマンサ・モートン)にノミネートされた。

個性派ショーン・ペンは、ユーモアを交えた軽妙な演技に加え、見事なギター演奏に至っては、信じ難いほどのパフォーマンスを見せる。

大恐慌時代の、人々の苦悩を象徴するような存在だが、その片隅に希望も感じられる、セリフが一切ない、豊かな表情が印象的で好演する、主人公の恋人役のサマンサ・モートン、主人公の妻となる女性をゴージャスに演ずるユマ・サーマン、彼女と親密になる、クラブのオーナー(ブラッド・ギャレット)の用心棒アンソニー・ラパーリア、バンド仲間のブライアン・マーキンソン、クライマックスで主人公と付き合うグレッチェン・モル、本人役として主人公についてを語るウディ・アレンベン・ダンカンナット・ヘントフダグラス・マクグラス、他デニス・オヘアジョン・ウォーターズなども共演している。


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