スウィート・ノベンバー Sweet November (2001) 3/5 (2)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

1968年に公開された”Sweet November”のリメイク。
短い命を知り、自由奔放に生きようとする女性と、月ごとに選ばれる”11月の男”に指名された男性とのはかない恋を描く、主演キアヌ・リーヴスシャーリーズ・セロンジェイソン・アイザックスフランク・ランジェラ他共演、監督パット・オコナーによるメロドラマ。


ドラマ(ロマンス)

シャーリーズ・セロン / Charlize Theron 作品一覧


スタッフ キャスト
監督:パット・オコナー
製作
エリオット・カストナー

スティーヴン・ルーサー
デボラ・ストフ
アーウィン・ストフ
製作総指揮:ウェンディ・ワンダーマン
オリジナル脚本:ハーマン・ローチャー
原案
ポール・ユーリック

カート・ヴォルカー
脚本:カート・ヴォルカー
撮影:エドワード・ラックマン
音楽:クリストファー・ヤング
主題歌:エンヤ ”Only Time

出演
キアヌ・リーヴス:ネルソン・モス
シャーリーズ・セロン:サラ・ディーヴァー
ジェイソン・アイザックス:チャズ・ウォトリー
グレッグ・ジャーマン:ヴィンス・ホランド
リーアム・エイケン:アブナー
ローレン・グレアム:アンジェリカ
マイケル・ローゼンバウム:ブランドン
フランク・ランジェラ:エドガー・プライス
ロバート・ジョイ:レイフォード・ダン
レイ・ベーカー:バディ・リーチ

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2001年製作 119分
公開
北米:2001年2月16日
日本:2001年10月27日
製作費 $40,000,000
北米興行収入 $25,178,170
世界 $65,754,230


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
サンフランシスコ
広告会社で働くエリート・ビジネスマンのネルソン・モス(キアヌ・リーヴス)は、大事なプレゼンが控えているため、同棲する恋人アンジェリカ(ローレン・グレアム)の両親と会う約束を守ろうとしない。

同僚のヴィンス・ホランド(グレッグ・ジャーマン)と電話で打ち合わせをしながら出社したネルソンは、忙しい仕事の合間に、自動車免許の更新に行かなければならなくなる。

免許更新試験を一緒に受けたサラ・ディーヴァー(シャーリーズ・セロン)にネルソンが話しかけたため、彼女は試験官にカンニングを疑われ、退席させれれてしまう。

更新を終えて駐車場に向かったネルソンは、ヴィンスに電話をかけながらサラから声をかけられる。

動物を預かる仕事をしているサラが運転できずに帰れないため、ネルソンは交通費を渡してその場を去る。

その夜、アパートにサラが押し掛けてきたために驚いたネルソンは、強引に連れ出されて車で出かける。

ある場所で車を止めさせたサラは、強盗に入ると言って建物に入り、袋を持って戻って来る。

車を出して逃げたネルソンは、袋の中身が、実験に使われる予定だった二匹の子犬だと知らされる。

風変わりなサラに振り回されながら、彼女のアパートに着いたネルソンは、寄っていかなければ明日も会いに行くと言われたため、仕方なく部屋に向かう。

ネルソンは、仕事もせずに11月の1ヶ月間、サラのアパートに住み恋人になることを提案される。

免許の腹いせとしか思わないネルソンはサラを変人扱いし、当然それを断りその場を去る。

翌日、ネルソンは、ヴィンスと共に考えた”ホットドッグ”のPR広告のプレゼンで、クライアントのバディ・リーチ(レイ・ベーカー)とトラブルを起こす。

上司のレイフォード・ダン(ロバート・ジョイ)に呼ばれたネルソンは、傲慢な態度を非難されて解雇される。

帰宅したネルソンは、アンジェリカにも愛想を尽かされ出て行かれてしまう。

暫くしてサラから子犬が届き、ネルソンは、それを彼女の元に返しに行く。

帰ろうとするネルソンを引き止めたサラは、11月1日なので二人で過ごす月だと伝える。

支配欲の強いサラを突き放そうとしたネルソンだったが、一晩だけつき合うつもりで彼女に迫る。

抱き方まで指示されたネルソンは、気分を害してその場を去ろうとするが、彼女の”奉仕したい”という言葉が気になる。

自分に任せてくれればいいとサラに言われたネルソンは部屋に戻り、そして二人は結ばれる。

翌朝、ヴィンスに連絡したネルソンは、業界の大物プライス(フランク・ランジェラ)にアポを取る指示を出し、外出から戻って来たサラから、携帯電話は禁止だと言われる。

サラが服を誰かにあげてしまったため、彼女が持ってきた洋服を着たネルソンは、現れた隣人のチャズ・ウォトリー(ジェイソン・アイザックス)から”ノベンバー/11月”だと言われる。

自分の服だとチャズに言われたネルソンは、部屋を出てしまう。

通りで、自分のシャツとズボン姿の浮浪者に気づいたネルソンは、彼を追うものの逃げられてしまう。

苛立つネルソンは、近所に住む少年アブナー(リーアム・エイケン)をサラから紹介されるものの、生意気な彼と話しもせずアパートに戻ろうとする。

サラの目的がわからないために、ネルソンは、”奉仕”は男と寝るための口実ではないのかと、彼女を傷つけるような言葉を口にしてしまう。

謝罪したネルソンは、”時間”をくれたら許すと言われたため、サラと一日だけ付き合うことにする。

奔放なサラと一日を過ごしたネルソンは、帰宅して仕事を始めようとするが、突然、言い知れぬ空虚さを感じ、荷物を持って彼女の元に向かう。

ヴィンスからの連絡を受けたネルソンは、プライスと会うことになったと知らされる。

その後ネルソンは、サラと共にアブナーの模型ヨットレースに付き合い、裏工作をしてアブナーを優勝させてしまう。

アパートに戻ったネルソンは、訪問販売をしていた父親が近所の住人の笑い者だったことをサラに話し、自分はプライドを持った勝者になろうと考えたと伝える。

カフェにいたネルソンは、現れたヴィンスにサラを紹介する。

ネルソンが姿を消していた”理由”を知ったヴィンスは、プライスとの約束のことを確認してその場を去る。

サラの提案で、ネルソンは空き家になっていた実家を訪ねてみる。

自由な生活を満喫するようになったネルソンとサラは、チャズから夕食に招かれる。

同性愛者だったチャズが女装をしているために驚いたネルソンは、パートナーのブランドン(マイケル・ローゼンバウム)を紹介されて戸惑う。

食事後にチャズと話したネルソンは、彼がライバルの広告会社の有名なデザイナーだということを知る。

かかってきた電話に出たサラは苛立ち、チャズが自分に内緒で家族に連絡をしていたことを批判してその場を去る。

サラには持病があり、電話は姉からだとチャズに言われたネルソンは部屋に戻る。

電話のことをサラに尋ねたネルソンは、彼女が家族との問題を抱えていることを知るが、深くは追及しなかった。

翌日、今日だけは出かけなければならないとサラに伝えたネルソンは、プライスとの会食に向かう。

ヴィンスと共にプライスに会ったネルソンは、企業戦士を求める彼の要望に応えられる自信を示し、再び仕事に意欲を燃やす。

チャズと出掛けたサラは、ネルソンへの愛に不安を感じていることを話す。

ウエイトレスに対するプライスの冷酷な態度を気にするネルソンは、高額の報酬を提示されたにも拘らずオファーを断ってしまう。

憤慨するヴィンスと話す気のないネルソンは、素直な気持ちでサラの元に戻り、彼女との時を第一に考えるようになる。

感謝祭も近づき、ネルソンは、家族との和解をサラに提案するものの、彼女の気持ちは複雑だった。

ネルソンは、父親のいないアブナーから父親参観日に来てほしいと頼まれ、行くことを約束する。

街角で、住民の何気ない生活を見て心が和むネルソンは、サラに結婚を申し込む。

しかし、サラはそれを頑なに拒み、ネルソンは、彼女が隠してあった大量の薬を見つける。

知られたくなかったと言って取り乱すサラは意識を失い、病院に運ばれる。

サラが非ホジキン・リンパ腫だとチャズから知らされたネルソンは、あらゆる療法も効果がなかったと言われる。

一月で捨てる気だったサラの考えも理解してほしいと言うチャズは、家族とのトラブルもこれが原因だとネルソンに伝える。

治療を拒んだサラは、継続を勧める家族と揉めた末に、自分の人世を選びこの場で暮らしたのだった。

なぜ闘わないのかを疑問に思ったネルソンは、残された人生を精一杯生きているサラの邪魔をするべきではないとチャズに言われる。

病室に向い、サラに謝罪されたネルソンは、この場にいたくないと言う彼女をアパートに連れて帰る。

チャズとブランドンに迎えられたサラに、医者を紹介しようとしたネルソンだったが、彼女にそれを拒まれて帰るようにと言われる。

辛い思いのネルソンは、現れたアブナーに、参観日には行けないと伝えるが、約束していたため仕方なく学校に向かう。

明日は会えないと言ってアブナーと別れたネルソンは、サラの元には戻らず自分のアパートに帰る。

チャズはサラの支えになり、”掟”にこだわる彼女に、恋をした気持ちに従うよう助言する。

チャズやブランドンそしてアブナーや友人と感謝祭のパーティーを楽しんでいたサラの元に、サンタクロースに扮したネルソンが現れる。

気を利かせたチャズらは外出し、サラに12個のプレゼントを渡し始め、できる限り明るく振舞うネルソンは、彼女を連れ出して歌まで披露する。

アパートに戻ったネルソンは、部屋中に”11月のカレンダー”を貼り、自分の人生を変えてくれた”11月”以外はいらないとサラに伝える。

ネルソンと愛し合ったサラだったが、翌朝、出かけている間に出て行ってほしいと彼に伝えてその場を去る。

サラを追ったネルソンは、美しい思い出のまま別れられれば、どんなことでも耐えられると言われる。

看病したいと言うネルソンに、家族の元に帰る決断をしたサラは、美しい人生を送ることを約束してほしいと伝える。

自分は永遠にあなたのものだとサラから言われたネルソンは納得し、マフラーで目隠しされる。

二人は愛を確かめ、忘れないでほしいとネルソンに伝えたサラは姿を消す。

マフラーを外し、サラがいないことを確認したネルソンはその場を去る。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
サンフランシスコ
広告会社で働くエリート・ビジネスマン、ネルソン・モスは、自動車免許の更新の際、風変わりな女性サラに出会う。
ネルソンのせいで、運転免許の更新ができなかったサラは、彼の青アートに押しかける。
ネルソンを強引にアパートに連れて行ったサラは、11月の1ヶ月間、そこに住み恋人になることを彼に提案する。
免許の腹いせとしか思わないネルソンは、当然それを断る。
その後、クライアントとトラブルを起こしたネルソンは、会社を解雇されてしまう。
恋人アンジェリカにも愛想を尽かされたネルソンは、サラから届いた子犬を返しに行く。
そしてネルソンは、サラの”奉仕したい”という言葉に心を動かされ、二人は結ばれてしまう。
翌日、ちょっとしたことでサラと揉めてしまったネルソンは、彼女を傷つけるような言葉を口にしてしまう。
サラに謝罪して一日を過ごしたネルソンは、彼女なしにはいられなくなってしまう。
そんなネルソンは、サラの隣人で同性愛者であるチャズから、彼女が持病を持ち、家族との問題を抱えていることを知らされる・・・。
__________

1997年の「ディアボロス」で共演した、キアヌ・リーヴスシャーリーズ・セロンが、再び顔を合わせたことで話題となった作品。

冒頭はコメディ風に始まるものの、愛を確かめ合いながらも、不治の病を背負い自ら身を引く女性と、彼女の気持ちを思うと後を追うことが出来ない、取り残される男性の姿で結末を迎えるメロ・ドラマ。

サラとの想い出のシーンで流れる、エンヤの美しい主題歌”Only Time”が心に残る。

2年後に「モンスター」(2003)でアカデミー賞を受賞するシャーリーズ・セロンは、際立つ美しさに加え、いよいよその実力を見せ始めた頃と言えるが、キアヌ・リーヴスは、プレゼンのシーンをはじめ、オーバーアクションが目立ち今一精彩を欠く印象は否めない。
マフラーで目隠しするラストの映像も滑稽だ。

本作は、観客の評価はまずまずだったのだが批評家からは酷評され、主人公の二人揃ってラジー賞にノミネートされてしまったのだが、シャーリーズ・セロンには少し気の毒のように思える・・・。
(最悪リメイク賞にもノミネート)

サラ(C・セロン)の隣人で、彼女の支えになるジェイソン・アイザックスとそのパートナー、マイケル・ローゼンバウム、主人公の同僚グレッグ・ジャーマン、主人公を慕う父親のいない少年リーアム・エイケン、主人公の恋人ローレン・グレアム、凄みのある冷酷なビジネスマン、フランク・ランジェラ、主人公の上司ロバート・ジョイ、主人公と揉めるクライアントのレイ・ベーカーなどが共演している。


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