チョイス! Swing Vote (2008) 3/5 (3)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

ひょんなことから大統領を選出する一票を投じることになった自堕落な男と、健気に父を支える娘との親子愛を描く、主演ケヴィン・コスナーネイサン・レインデニス・ホッパーポーラ・パットン他共演、監督ジョシュア・マイケル・スターンによるコメディ。


ドラマ(コメディ)


スタッフ キャスト ■

監督:ジョシュア・マイケル・スターン
製作:ケヴィン・コスナー
製作:ジム・ウィルソン
脚本
ジェーソン・リッチマン

ジョシュア・マイケル・スターン
撮影:シェーン・ハールバット
編集:ジェフ・マクエヴォイ
音楽:ジョン・デブニー

出演
アーネスト”バド”ジョンソン:ケヴィン・コスナー

モリー・ジョンソン:マデリン・キャロル
アーサー”アート”クラム:ネイサン・レイン
ドナルド”ドン”グリーンリーフ:デニス・ホッパー
ケイト・マディソン:ポーラ・パットン
マーティン”マーティ”フォックス:スタンリー・トゥッチ
アンドリュー”アンディ”ブーン大統領:ケルシー・グラマー
ジョン・スウィーニー:ジョージ・ロペス
ウォルター:ジャッジ・ラインホルド
ガリーナ・グリーンリーフ:ナナ・ヴィジター
ワイアット:マーク・モーゼス
ラリッサ・ジョンソン:メア・ウィニンガム
本人:リチャード・ペティ
本人:ウィリー・ネルソン
本人:ビル・マー
本人:ラリー・キング
本人:メアリー・ハート
本人:アリアナ・ハフィントン
本人:アーロン・ブラウン
本人:ローレンス・オドネル

アメリカ 映画
配給 タッチストーン・ピクチャーズ

2008年製作 120分
公開
北米:2008年8月1日
日本:未公開
製作費 $21,000,000
北米興行収入 $16,284,360
世界 $17,634,313


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

ニューメキシコ州、テキシコ
鶏卵工場で働くアーネスト”バド”ジョンソン(ケヴィン・コスナー)は、妻には家を出て行かれ、12歳の娘のモリー(マデリン・キャロル)と暮らしていた。

大統領選の投票日だというのに、バドは関心もなく、現役大統領アンドリュー・ブーン(ケルシー・グラマー)と、対立候補のドナルド・グリーンリーフ(デニス・ホッパー)の名前すら思い浮かばない。

ブーンの選挙キャンペーン・マネージャー、マーティン・フォックス(スタンリー・トゥッチ)と同じくグリーンリーフ陣営のアーサー・クラム(ネイサン・レイン)は、最後の追い込みに追われていた。

学業優秀なモリーは、選挙に対する素晴らしい意見を発表して、取材に来ていたニュース・リポーターのケイト・マディソン(ポーラ・パットン)に注目される。

アル中気味のバドは、不真面目な仕事ぶりなどを上司に指摘されてクビになる。

投票所でバドを待っていたモリーは、一向に現われない父に失望する。

ケイトの取材で、テレビに出たモリーを見たバドは、バーで彼女との約束を思い出す。

慌てたバドは、投票の看板に頭をぶつけて、車で気を失ってしまう。

苛立つモリーは、投票所の係員が居眠りをしていたため、バドの選挙人名簿にサインして投票用紙を抜き取り投票しようとする。

しかし、ボランティアの老婦人が、誤って電源コードを抜いてしまい、モリーの電子投票はエラーになってしまう。

それに気づかずにバーに向ったモリーは、気を失っているバドが酔っていると思い呆れながら、自分で運転をして家に帰る。

その後、開票が始まり大接戦となり、ニューメキシコの開票が、運命を決することになってしまう。

バドの家には、選挙管理局の法務長官ワイアット(マーク・モーゼス)らが現われる。

彼らが児童保護局でないことに気づき、安心したバドだったが、投票したことを確認された上で、投票が無効だったことを知らされる。

再投票権が与えられたバドは、モリーが代わりに投票してしまったことに気づいていたため、迷惑な話しだと言って彼女を責める。

ワイアットらの行動を追っていたケイトは、バドの家で何かあったことを察する。

翌日ケイトは、ニューメキシコの最後の一票が、州の選挙人の行方を左右し、その一人が大統領を選ぶことになることも知る。

両陣営のクラムとフォックスは、名前も知らない小さな町の情報を入手し、バドへの根回しを始めようとする。

ケイトは、早速バドにインタビューし、彼が投票人だと知る。

テレビ局マネージャーのジョン・スウィーニー(ジョージ・ロペス)は、大スクープで大きく羽ばたくチャンスだと興奮する。

ジョンは、ケイトにニュースを任せ、そのスクープは、全国キー局で流され、ブーン、グリーンリーフ両陣営もそれを知ることになる。

バドのトレーラーハウスの前では、報道陣のスタンドが出来るほどの大騒ぎとなり、焦った彼は真実を話してしまおうとも考えるが、モリーに止めれて、暫く様子を見ることにする。

小さな町は騒然となり、両候補も現地入りして、両陣営は、たった一人のための大選挙キャンペーンを始める。

学校で取材したモリーが、バドの娘だと知ったケイトだったが、ジョンは彼女を利用して独占取材をしようと考え、それを拒むケイトに、仕事に徹するよう言い
渡す。

人口わずか1000人の町は人で溢れ、バドには護衛も付く。

元レーサーのリチャード・ペティのマシンにも試乗できただけでなく、バドは、そのまま”エアフォースワン”に案内される。

フォックスに迎えらたバドとモリーは、ブーン大統領と対面し、バドは大統領と、モリーはフォックスとの時間を過ごす。

支持を得たい大統領の強引な言葉と、土産などをもらい気分をよくするだけのバドだったが、モリーは冷静に判断し、丸め込まれているだけだと警告する。

しかしバドは、グリーンリーフを指示する、お気に入りの歌手ウィリー・ネルソンに誘われ、その集会を仕切るクラムに迎えられるが、モリーは警戒する。

服役中だったバンド仲間も顔を揃え、ステージに上がったバドのパフォーマンスで、会場は盛り上がる。

バドを心配そうに見つめるモリーは、ケイトに優しく声をかけられ、インタビューを受けさせることを約束する。

グリーンリーフは、釣りが趣味であるバドの釣り場の川が、ブーンが通す法案で、ダムが出来るために魚が死に絶えると言って彼を動揺させる。

それを知ったフォックスは、即座に、現地でイベントを開催し、ブーンが、川を環境保護区域に指定したため、グリーンリーフ側は対抗策を考える。

エンターテイメント・トゥナイト”のメアリー・ハートのインタビューで、バドが移民メキシコ人を非難するような発言をした。

そのため、クラムは、グリーンリーフに政策方針と違うことを批判されながら、不法移民排除のCMを流す。

バドは時の人となり、その後も両陣営からの歓待を受け、モリーは、全国から届いた何万通もの手紙に返事を書く。

モリーの手引きで、バドと食事をすることになったケイトは、独占取材を許可される。

両陣営は、バドのインタビューに敏感に反応して、それを支持するCMを打つ。

しかし、まともな女性のケイトとの接触で、少しは変わると思っていたバドが、ちやほやされることを楽しんでいるだけだと知りモリーは失望し、投票したのは自分だと告白してしまおうとする。

自分を見失っているバドを、友人ウォルター(ジャッジ・ラインホルド)は非難し、ビル・マーも、テレビ番組で彼を痛烈に批判する。

その頃グリーンリーフは、選挙に勝つために政策を変え、クラムに操られているだけだと、妻ガリーナに罵倒されてしまう。

ガリーナに見限られたグリーンリーフだったが、クラムは、勝たなければ政策も実践できないと言張る。

そんな時モリーは、候補者を前に、バドが質問をする公開討論会を提案し、仕方なく彼はそれを了承する。

同じ頃フォックスも、今回の遣り方に疑問を感じ始めているブーンに、まず勝つことが先決だと言い聞かせる。

参観日を忘れていたバドを置いて、モリーは学校に向い、クラスの生徒達の前で、父が、心から国の人々のことを思っていることを涙ながらに語る。

ワイロを渡すわけに行かないブーンは、フォックスに言われた通り、バドに場違いな仕事を世話しようとするが、自分のしようとしていることの過ちに気づく。

ケイトに全てを話そうとしたモリーだったが、彼女が席を外している際に、カメラで隠し撮りをしていることに気づき、その場を立ち去る。

ケイトは、そのビデオを見て、バドが投票しなかったことに気づく。

モリーがいなくなったことで動揺するバドは、彼女が、父親を尊敬してもらいたいがために、全ての手紙に返事を書こうとしていたことを知る。

そして、モリーが母親ラリッサ(メア・ウィニンガム)の元に向ったと考えたバドは、彼女の元に向う。

歌手になるために家を出たラリッサは、尋ねてきたモリーに会うが、ドラッグ中毒の彼女は、娘を迷惑に思う。

その場に現われたバドは、傷ついたモリーを連れて家に戻るが、そこにはケイトが待ち構えていた。

ケイトは、真実に気づきつつも、バドが投票したということを確認して、モリーにビデオのテープを渡す。

心通い合った三人は、討論会のための知識を得るために準備を始める。

その頃、両候補も、自分を見つめ直し、正しいことが何かを考える。

アーロン・ブラウンの司会で、アリアナ・ハフィントンローレンス・オドネルを迎えて討論会は始まる。

モリーとケイトに見守られて席に着いたバドは、壇上に現われた両候補を前に、自分の生き方を恥じて両者を称える。

バドは、自分の元に届いた大量の手紙を前に、その中から選んだ国民の声を両候補に伝える・・・。

そして投票日当日、モリーと共に投票所に向ったバドは、一票を投じる。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

アーネスト”バド”ジョンソンは、賢くて確り者の12歳の娘モリーに支えられて生きているような、アル中寸前の自堕落な男だった。
大統領選挙の投票日、バドは投票することをモリーに約束していたものの、それを忘れてしまい、焦った挙句に看板に頭をぶつけて気絶してしまう。
父親に失望したモリーは、係員が居眠りをしている隙に、バドに代わり投票してしまう。
しかし、電源が切れたために、投票は無効になってしまい、それが投票結果に大きな影響を与えてしまう。
結局、バドの一票で、次期大統領が決まるという、世紀の一大事になる。
候補者で、現役大統領のブーンと対立候補グリーンリーフは、地図にも載っていない田舎町の住人バドの一票を獲得するため、選挙参謀のフォックスとクラムらの戦略を基に、大キャンペーンを繰り広げる。
そして、突然、時の人となってしまったバドとそしてモリーは、困惑しながら投票の日を待つことになるのだが・・・。
__________

田舎町に住む自堕落な男が、世界の指導者を決める一票を投じる権利を得るという、とてつもない物語を、その舞台設定を含め、雰囲気よく仕上げた作品ではある。

豪華キャストも見もので、カメオ出演で著名人がずらりと顔を揃えているあたりも、コメディとはいえ、大統領選のスケール感を伝える演出に手抜きもない。

世界最高の権力者とも言える大統領の地位よりも、人間性を重視する考えに変化する候補者の描写も悪くはない。

しかし、製作費2100万ドルを回収することも出来ず、興行収入は、全世界トータルでも約1800万ドルに終わった。

北米興行収入 $16,284,360

長い低迷が続くケヴィン・コスナーは、なかなかの好演で期待に応えてはいるが、やはり、今一歩と言うところだろうか。

ダメな父親でも愛を注ぎ続ける、娘役のマデリン・キャロルの好演が、本作では最大の注目とも言える。

両候補者デニス・ホッパーケルシー・グラマー、それぞれの選挙参謀ネイサン・レインスタンリー・トゥッチ、人間味のあるTVリポーターを魅力的に演ずるポーラ・パットン、その上司ジョージ・ロペス、主人公の友人のジャッジ・ラインホルド、グリーンリーフ(D・ホッパー)の妻ナナ・ヴィジター、選挙管理局員マーク・モーゼス、そして、主人公の妻メア・ウィニンガム、他、各界著名人が多数出演している。


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