ソードフィッシュ Swordfish (2001) 3.5/5 (2)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★☆☆

謎が謎を呼びストーリーを予測するのが困難なように、随所に仕掛けられた”罠”に観客が徐々にはまってしまうという、監督ドミニク・セナ、主演ジョン・トラボルタヒュー・ジャックマンハル・ベリードン・チードル他共演のサスペンス・アクション。


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト ■

監督:ドミニク・セナ
製作総指揮
ブルース・バーマン
ジム・ヴァン・ウィック
製作
ジョナサン・D・クレイン

ジョエル・シルバー
脚本:スキップ・ウッズ
撮影:ポール・キャメロン

音楽
クリストファー・ヤング
ポール・オーケンフォルド

出演
ジョン・トラボルタ:ガブリエル・シアー
ヒュー・ジャックマン:スタンリー・ジョブソン
ハル・ベリー:ジンジャー
ドン・チードル:ロバーツ
ヴィニー・ジョーンズ:マルコ
キャムリン・グライムス:ホリー・ジョブソン
サム・シェパード:ジム・ライズマン上院議員
ルドルフ・マーチン:トーバルズ
ザック・グルニエ:A.D.ジェイ
ドレア・ド・マッテオ::メリッサ

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2001年製作 99分
公開
北米:2001年6月8日
日本:2001年11月3日
製作費 $102,000,000
北米興行収入 $69,772,969
世界 $147,080,413


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

ロサンゼルス国際空港
トーバルズ(ルドルフ・マーチン)というフィンランド人旅行者が逮捕される。

その件についての報告を受けたジム・ライズマン上院議員(サム・シェパード)は、事の成り行きを警戒する。

テキサス州ミッドランド。
NSA(国家安全保障局)が恐れた、最も危険なハッカー、スタンリー・ジョブソン(ヒュー・ジャックマン)の元に、ボスに会うだけで10万ドル渡すと言う、謎の美女ジンジャー(ハル・ベリー)が現れ、彼は仕方なくそれを承諾する。

ロサンゼルス
7カ国24件もの犯罪で告訴されていることが分かったトーバルズが、FBIの出先機関で、捜査官のロバーツ(ドン・チードル)の尋問を受ける。

トーバルズは、雇い主の冷酷非情な男のことを話し出すが、ロバーツが席を外した隙に、彼は何者かに射殺されてしまう。

ジンジャーから、ボスのガブリエル・シアー(ジョン・トラボルタ)を紹介されたスタンリーは、手荒なテストに合格する。

ガブリエルは、1000万ドルの報酬をスタンリーに用意し、ハッキングさせようとしていたのだ。

スタンリーはロバーツに逮捕され、コンピューターに近づくことさえ許されていなかったが、離婚した妻メリッサ(ドレア・ド・マッテオ)に奪われた娘ホリー(キャムリン・グライムス)を奪い返すために、それを引き受ける。

ロバーツは、トーバルズが空港で捕まる前に姿を現していた、かつて自分が逮捕した、スタンリーとジンジャーに気づき、捜査を始める。

身を隠しながらホリーに会っていたスタンリーに、ロバーツは接触して探りを入れる。

そしてスタンリーは、ガブリエルの愛人だとばかり思っていたジンジャーが、DEA(麻薬取締局)の捜査官だということを知る。

1980年代初め、DEAはダミー会社を作り、麻薬資金の流れをつかもうとしたが、その会社が巨万の利益を生み出していた。

1986年に計画は終了し、残った4億ドルに利子が付き、現在では95億ドルにまで膨れ上がっていたのだった。

ガブリエルは、その極秘作戦“ソードフィッシュ”の裏金を強奪する計画をスタンリーに話す。

ロバーツは、ガブリエル邸の監視を始めていたが、その情報は、黒幕のライズマン上院議員からガブリエルに漏れていた。

スタンリーは街に連れ出され、突然、車を暴走させて銃撃戦を始めたガブリエルに驚く。

そして、スタンリーは屋敷から去ろうとするが、ジンジャーに引き止められる。

ガブリエルは、街で自分を襲わせたライズマンの元を訪れ、彼を抹殺する。

金を奪うためのワームを完成させたスタンリーは、1000万ドルを受け取り、ガブリエルがテロ国家相手に戦争を起こすために資金を集めていたことを知らされる。

それを知ったスタンリーは逃亡するが、ガブリエルは目的の銀行強盗を実行するため、銀行に突入して22人を人質に取る。

ホリーを連れ戻しに行ったスタンリーは、殺されたメリッサを発見するが、ホリーは見つからなかった。

スタンリーはロバーツに連絡を入れ、銀行強盗の現場に駆けつける。

ガブリエルとロバーツの交渉に立ち会ったスタンリーだったが、救出された人質に付けられていた爆弾が爆発する。

ガブリエルは、25分以内に逃走用の飛行機を用意するよう要求し、ホリーを人質にとられたスタンリーは、ワームで裏金の送金を完了させる。

釈放されたスタンリーとホリーだったが、スタンリーは、コンピューターに細工して、金は別の口座に移動し始める。

ホリーは警察に保護され、再びスタンリーはガブリエルに捕らえられる。

スタンリーは、人質解放を条件に、ガブリエルに金の抽出方法を教えようとする。

しかし、ジンジャーが吊るされたため、スタンリーは、仕方なく金を指定の口座に送金するものの、彼女は射殺されてしまう。

人質を乗せたバスの移動が始まり、空港は厳戒態勢となるものの、バスは空港には向かわず、現れたヘリコプターで宙吊りにされて逃亡を図る。

バスはビルに激突しながら屋上に降り立ち、ガブリエルらは、別のヘリで飛び立とうとするが、スタンリーは、推進ロケット弾でそれを撃墜する。

ガブリエルの遺体が確認され、元モサドの諜報部員だったことが判明し、DEAにジンジャーという捜査官がいないことと、彼女の遺体が消えたことも分かる。

スタンリーは、ガブリエルとジンジャーが生きていることを確信するが、何も語らずホリーと旅に出る。

そして、”ガブリエルとジンジャー”が、 裏金の送金先であるモンテカルロに現れ、逃走中のテロリストが死んだニュースが流れる。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

NSA(国家安全保障局)が最も恐れるハッカー、スタンリー・ジョブソンの元に、謎の美女ジンジャーが現れ、ボスに会うだけで10万ドル渡すと言われ、彼はそれを承諾する。
ジンジャーのボス、ガブリエル・シアーは、報酬1000万ドルを提示し、スタンリーにハッキングをさせようとする。
FBI捜査官ロバーツに逮捕され、コンピューターに近づくことさえ許されていなかったスタンリーは、娘ホリーを別れた妻メリッサから奪い返すために、それを引き受ける。
ロバーツは、スタンリーとジンジャーの動きに気づき捜査を始める。
スタンリーに接触したロバーツは、ジンジャーがDEA(麻薬取締局)の捜査官だということを伝える。
スタンリーは、かつてダミー会社を作り、麻薬資金の流れを掴もうとしたDEAが、その会社で利益を得て、95億ドルもの莫大な金額に膨れ上がっていることを知らされる。
ガブリエルは、その極秘作戦“ソードフィッシュ”の裏金を、強奪しようとしていたのだった・・・。
__________

ジョン・トラボルタの、約2000万ドルのギャラに加え、巨額の製作費がかけられた超大作。
(製作費約1億ドル)

しかし、北米興行収入は、トラボルタ作品にも拘らず期待外れに終わり、全世界トータルで、約1億4700万ドルを記録し、まずまずのヒットとなった。

北米興行収入 $69,772,969

冒頭の、30秒間にも及ぶスローモーションの爆破シーンで、600台のカメラを使った撮影が話題になった。
予備知識が何もないと、トラボルタの言動を含めて、何が起きているのか不明な上、いきなり度肝を抜く凄まじいシーンで始まりショックを受ける。

長編作品は、「60セカンズ」(2000)など数本しかないドミニク・セナだが、ジャネット・ジャクソンなど、多くのミュージシャンのプロモーション・ビデオを手がけているだけあり、インパクトのある衝撃的なショットの連続は、見応え十分だ。

いったい何者なのか? 謎のテロリスト抹殺者を演ずるジョン・トラボルタは、結局は最後に元モサドだということが判明するものの、それも定かでないように思えるラストの笑みが印象的。
残念ながら彼はラジー賞候補になってしまったが、貫禄ある彼らしい演技を見せてくれる。

前年の「X-メン」(2000)でブレイクヒュー・ジャックマンが、混乱しながら犯人の生存を明かさずに、娘との平穏な暮らしを選ぶ、ホッとするラストがいい。
トラボルタと比べてもかなり大柄で(189cm)、ワイルドで実に見栄えのする役者であり、その後の活躍で、それが証明されることになる。

謎の美女ハル・ベリーも、同じく「X-メン」に出演しているが、アクションでの魅力もさることながら、演技者としての実力も着実に築いていた頃で、同年の「チョコレート」(2001)で、アカデミー主演賞を獲得することになる。

かつて捕まえた犯人に、やんわりと人情味を見せるFBI捜査官、演技派ドン・チードルの出演も、ドラマに重厚感を加えている。

出番は少ないが、サム・シェパードが、事件の黒幕の上院議員役で渋い演技を見せてくれる。

主人公のボディーガード兼右腕ヴィニー・ジョーンズ、スタンリー(H・ジャックマン)の娘キャムリン・グライムス、妻ドレア・ド・マッテオ、国際的犯罪者ルドルフ・マーチンなどが共演している。


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