ウッドストックがやってくる! Taking Woodstock (2009) 3/5 (1)



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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
 ★★★☆☆

監督アン・リー向上心のある青年が、返済に追われる古びた両親のモーテルと町興しのために奮起し、世紀のイベント”ウッドストック・フェスティバル”を招致して、成功させようとする奮闘記を描いたドラマ。アン・リーは、カンヌ国際映画祭パルム・ドールにノミネートされた。


ドラマ

WebSite(E)


スタッフ キャスト ■
監督:アン・リー

製作総指揮:マイケル・ハウスマン
製作
ジェームズ・シェイマス
セリア・D・コスタス
アン・リー
原作
エリオット・タイバー
トム・モンテ
脚本:ジェームズ・シェイマス
撮影:エリック・ゴーティエ
編集:ティム・スクワイアーズ
音楽:ダニー・エルフマン

出演
エリオット・タイチバーグ/タイバーディミトリ・マーティン
ジェイク・タイチバーグ:ヘンリー・グッドマン
ソニア・タイチバーグ:イメルダ・スタウントン
マイケル・ラングジョナサン・グロフ
ティシャ:メイミー・ガマー
ビリー:エミール・ハーシュ
デヴォン:ダン・フォグラー
ヴェティ・フォン・ヴィルマ:リーヴ・シュレイバー
マックス・ヤスガーユージン・レヴィ
ダン:ジェフリー・ディーン・モーガン
ジョン・P・ロバーツスカイラー・オースティン
ヒッピー:ポール・ダノ
ヒッピー:ケリ・ガーナー
ダン牧師:リチャード・トーマス

アメリカ 映画
配給 フォーカス・フィーチャーズ
2009年製作 120分
公開
北米:2009年8月29日
日本:2011年1月15日
製作費 $30,000,000
北米興行収入 $7,443,007
世界 $9,975,737


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
1969年7月、ニューヨーク州ホワイトレイク
インテリア・デザイナーの
エリオット・タイチバーグ(ディミトリ・マーティン)は、”エル・モナコ”という古いモーテルを経営する両親ジェイク(ヘンリー・グッドマン)とソニア(イメルダ・スタウントン)と共に銀行に向かい、何とか夏の終わりまで返済を延ばしてもらうことができる。

銀行には、町興しの案があるといってしまったエリオットは、商工会の会長でもあるため、わずか数人の町民集会で、馬鹿げた案しかでないことにうんざりしながらも話し合いを続ける。

ダン(ジェフリー・ディーン・モーガン)から提案された、桟橋での、魚投げコンテストの申請を受け付けたエリオットは、自分自身は、好きな音楽のコンサート開催を申請して承認される。

エリオットは、ベトナムから帰還したダンの弟ビリー(エミール・ハーシュ)との再会を喜ぶが、心的外傷後ストレス障害である、様子のおかしい彼のことを心配する。

そんなある日エリオットは、付近住民の反対でウォールキルが野外コンサート”ウッドストック・フェスティバル”の許可を取り下げたことを知り、自分が,町に申請したコンサートの件を思い出す。

早速、”ウッドストック”の事務局に連絡を入れたエリオットは、実は知人だった、主催者側のマイケル・ラング(ジョナサン・グロフ)らの視察団を歓迎する。

エリオットは、裏の沼地をマイケルらに見せるものの、とても開催地にできる状態ではなく、視察団は引き返そうとする。

その時、ラングが、ソニアの出したミルクの味が気に入り、それを提供している酪農家マックス・ヤスガー(ユージン・レヴィ)の、ベセルの牧場のことをエリオットは思い出す。

牧場を視察したラングはそこが気に入り、ヤスガーも快く開催地の提供を承諾し、5000ドルの借地料で双方はすんなり合意する。

スタッフの宿泊施設として、エル・モナコ・モーテルを夏の間貸し切ることをラングエリオットに伝え、彼に見積もりを出させる。

エリオットは、納屋に住んでいる劇団も雇うことを承知してもらい、その場で見積もりを渡し、ラングはそれを現金で払い去って行く。

その後、数千人もの人々が町を訪れるということを聞いたソニアは、悪人も来るのではないかと心配するが、即金で払われた現金を見て驚いてしまう。

しかし、ヤスガーが、借地料を法外な7万5000ドルに上げたため、主催者側のジョン・P・ロバーツ(スカイラー・オースティン)との話し合いとなる。

ヤスガーは、主催者側が後には引けないことを見抜き、強気一点張りだった。

ラングやアシスタントのティシャ(メイミー・ガマー)は、心配するエリオットに、既にチケットは10万枚売れていることを伝え、主催者側が折れると言って彼を安心させる。

ところが、ヒッピーやドラッグを嫌う町民は、エリオットが善かれと思ってしたことを理解せずに、彼はダンらに非難される。

モーテルに戻ったエリオットは、そんなことを考える暇もなく、コンサートの準備は慌しく始まる。

ヤスガーは、町民の目など気にすることもなく、本音は皆、儲きたいのだと、人々がエリオットには感謝していると言って彼を励ます。

数日後、大繁盛のモーテルの商売に介入しようとする輩を、エリオットと両親は追い払う。

その場に現れた、ゲイのヴェティ・フォン・ヴィルマ(リーヴ・シュレイバー)は、エリオットに用心棒として雇われる。

準備の進行状況や、コンサートについての記者会見を開いたエリオットは、”無料”(フリー)コンサートとなると口にしてしまい、さらに多くの若者達が押し寄せてくる。

町民との交流を深めるために、ラングが紹介してくれたダン牧師(リチャード・トーマス)が、モーテルの敷地内でコンサートを開く。

しかし、それに出演したデヴォン(ダン・フォグラー)の劇団は、お決まりの全裸の芸を見せてしまい会場は混乱する。

それを見ていたビリーも、ステージに上がり服を脱いでしまい、兄のダンが止めに入る。

コンサートを数日後に控え、集まる人々は留まることを知らず、予想を遥かに上回る50万人もが、一大イベントを待ち焦がれ、エリオットと両親は寝る暇もなく働く。

町民の中には、尚も反対する者達もいたが、エリオットの耳に、3キロ先で始まった、コンサートの演奏が聞こえてくる。

父ジェイクとヴィルマに、その目でコンサートを見てくるように言われたエリオットは、期待に胸を膨らませながら会場に向かおうとする。

人が埋め尽くす街道に驚くエリオットは、取締を諦めた心あるパトロール警官のバイクで牧場に向かう。

会場近くに着いたエリオットは、その場の雰囲気を楽しむ若者二人(ポール・ダノ/ケリ・ガーナー)に出会う。

二人に勧められ、LSDトリップを体験したエリオットは、遠方に見えるステージと人の海を見ながら、感動の涙を流す。

自宅に戻ったエリオットは、母ソニアが、何をしても嫌味ばかり言うことに対し、我慢の限界に達して再び会場に向かう。

途中、エリオットはビリーに出くわし、雨上がりの丘でドロだらけになって楽しい時を過ぎす。

帰宅したエリオットは、マリファナ入りのブラウニーを食べた両親が、大騒ぎをして羽目を外す姿を見て、悪態をついてしまったことを忘れる。

翌朝エリオットは、ソニアが20年間貯めた現金9万7000ドルを、クローゼットの床下に隠してあったのを知る。

返済に自分が全財産をつぎ込んだにも拘らず、その金を使おうともしなかったソニアは、先が心配だったとしか答えなかった。

故郷を離れることを決めたエリオットは、父ジェイクに、自分が生きていることを感じささてくれたと感謝され、自由に生きるべきだと助言されて二人は固く抱き合う。

エリオットは、あんな母親とどうして付き合っていられるのかをジェイクに尋ねるが、彼は”愛しているからだ”と即答する。

翌朝、3日間のコンサートが終わり、緑の牧場だった場所が、無残にもゴミだらけとなって人が消えているのを眺めていたエリオットは、現れたラングに感謝される。

ラングは、旅立つというエリオットに、サンフランシスコに来るよう彼を誘い、”ローリング・ストーンズ”を呼んで、今度こそ”無料”コンサートを実現させることを約束する。
(
オルタモント・フリー・コンサート)


解説 評価 感想 ■
2007年に発表された、エリオット・タイバーの回顧録”Taking Woodstock:A True Story of a Riot, a Concert, and a Life”を基に映画化された作品。

*(簡略ストー リー)
インテリア・デザイナーのエリオット・タイチバーグは、老朽化する両親のモーテルが抱える借金返済に行き詰まる。
エリオットは、何とか返済延長を銀行に承知してもらい、
商工会の会長でもあるために、町興しのイベントを考え、自分自身でコンサートを開く申請をする。
そんな時
エリオットは、ウォールキルが市民の反対で、世紀の大イベント”ウッドストック・フェスティバル”の開催許可を撤回したことを知る。
閃いた
エリオットは、自分が提出したコンサートの申請を思い出し、”ウッドストック”を町に招致しようとする。
早速、
マイケル・ラング率いる視察団を呼び寄せたエリオットだったが、自宅の土地では開催が難しいことが分かる。
そこで
エリオットは、酪農家マックス・ヤスガーの数キロ離れた牧場を思い出し、その場にラングを連れて行き、理想の場所だと言われ契約を成立させる。
モーテルがスタッフの宿泊場所となり、手数料を含めた大金を、
エリオットはその場で受け取る。
その後、
ヤスガーが大幅な借地料の値上げを要求し、主催者側と話し合うことになるが、既に10万枚もチケットが売れているために、主催者は後には引けない状況だった。
そして、町はにわかに活気付き、溢れんばかりの若者が集まり始める。
しかし、町のために寝る間もなく働く
エリオットは、ヒッピーやドラッグの巣にされることを嫌う町民に非難されることになる・・・。
__________

余りにも有名な、史上空前の歴史的野外コンサート”ウッドストック・フェスティバル”に携わった人々の舞台裏を描いたドラマで、コンサート自体は、遠方のステージが映し出されるだけで全く登場しない。

様々なジャンルを手掛けるアン・リーが、各世代を通し、正に時代の息吹を感じられる、激動の1960年代を締めくくる一大イベントをテーマにして描く、力感溢れる仕上がりになっている。
外国人監督でありながら、アメリカ人にとって特別な想いのある出来事、そしてその時代の雰囲気を見事に描写した、
アン・リーの演出は見事だ。

アン・リーは、カンヌ国際映画祭パルム・ドールにノミネートされた。

大スターの出演もなく、商業的には失敗に終わった作品のため小作と言われがちだが、製作費に3000万ドルかけてあるだけあり、舞台となる牧場や人々の様子などを映し出す映像は、かなりスケール感もある。

実に味のある一家、主人公の三人は、それぞれが人間味のある役を好演している。

町民、そして両親のためのイベントとなったのか・・・、この出来事をきっかけに旅立つことになる主人公エリオット・タイチバーグを好演するディミトリ・マーティン、終盤しみじみとした演技を見せる父親ヘンリー・グッドマン、登場シーンから注目である憎まれ役の母親イメルダ・スタウントン、コンサート主催者の一人マイケル・ラングジョナサン・グロフ、彼のアシスタントで、メリル・ストリープの娘であるメイミー・ガマー心的外傷後ストレス障害ベトナム帰還兵のエミール・ハーシュ、その兄でコンサートに反対するジェフリー・ディーン・モーガン、前衛劇団のリーダー、ダン・フォグラー、ゲイの用心棒リーヴ・シュレイバー、コンサートに牧場を提供する酪農家マックス・ヤスガーユージン・レヴィ、主催者ジョン・P・ロバーツスカイラー・オースティン、ヒッピーの若者ポール・ダノケリ・ガーナー、牧師のリチャード・トーマスなど、個性派の競演も注目だ。


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