ターミネーター The Terminator (1984) 4.1/5 (31)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

未来の抵抗軍の指導者の母親を、過去に戻り抹殺しようとする殺人兵器のサイボーグと、それを阻止しようとする戦士との戦を描く、監督、脚本ジェームズ・キャメロン、主演アーノルド・シュワルツェネッガーリンダ・ハミルトンマイケル・ビーンポール・ウィンフィールドランス・ヘンリクセンアール・ボーエンビル・パクストン共演のSFアクション。


アクション/アドベンチャー

アーノルド・シュワルツェネッガー / Arnold Schwarzenegger 作品一覧


スタッフ キャスト ■

監督:ジェームズ・キャメロン
製作 :ゲイル・アン・ハード
製作総指揮
ジョン・デイリー

デレク・ギブソン
脚本
ジェームズ・キャメロン

ゲイル・アン・ハード
撮影:アダム・グリーンバーグ
SFX:スタン・ウィンストン
音楽:ブラッド・フィーデル

出演
ターミネーター:アーノルド・シュワルツェネッガー

サラ・コナー:リンダ・ハミルトン
カイル・リース:マイケル・ビーン
エド・トラクスラー警部補:ポール・ウィンフィールド
ハル・ヴコヴィッチ刑事:ランス・ヘンリクセン
シルバーマン医師:アール・ボーエン
ジンジャー・ヴェンチュラ:ベス・モッタ
不良:ビル・パクストン

アメリカ 映画
配給
オライオン・ピク チャーズ(~1997)
MGM(1998~)
1984年製作 107分
公開
北米:1984年10月26日
日本:1985年5月4日
製作費 $6,400,000
北米興行収入 $38,371,200
世界 $78,371,200


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

2029年、ロサンゼルス
核戦争後、”マシーン”が人類を滅ぼす戦いを続けていた。

しかし、その最終局面は、未来ではなく現在で結末を迎えようとしていた。
__________

1984年、午前1時52分、ロサンゼルス
閃光と共に、頑強な全裸の男、殺人兵器ターミネーター(アーノルド・シュワルツェネッガー)が姿を現す。

ターミネーターは、街の不良(ビル・パクストン)らから強引に服を奪う。

同じ頃、もう一人の全裸の男カイル・リース(マイケル・ビーン)が閃光と共に現れる。

ホームレスからズボンを奪ったカイルは、警官に呼び止められたために逃亡する。

カイルは警官から拳銃を奪い、その日の日付を確認しようとして再び逃亡し、デパートでコートとシューズを調達して、パトカーからショットガンを奪う。

その後、カイルは、電話帳で”サラ・コナー”という女性を確認する。

サラ・コナー(リンダ・ハミルトン)は、何の変哲もない、ウェイトレスの若い女性だった。

ターミネーターも、車を奪い、銃器店で店主を殺して銃を手に入れ、電話帳で”サラ・コナー”という名前の女性を捜す。

そしてターミネーターは、”サラ・コナー”を抹殺していく。

サラは職場で、自分と同じ名の35歳の女性が殺されたことを知るが気にもしなかった。

カイルも車を奪い、その中で眠りにつきながら、未来で起きているマシーンと抵抗軍の戦いを思い浮かべる。

警察では、ハル・ヴコヴィッチ刑事(ランス・ヘンリクセン)が、2件の”サラ・コナー”殺害事に注目して、エド・トラクスラー警部補(ポール・ウィンフィールド)にそれを報告する。

その頃サラは、ルームメイトのジンジャー・ヴェンチュラ(ベス・モッタ)と、それぞれの相手とのデートの準備をしていたが、サラは恋人にそれをキャンセルされてしまう。

仕方なくサラは映画を見に出かけることにするが、彼女をカイルが追う。

警察のヴコヴィッチとトラクスラーは、電話帳の順番で殺されている”サラ・コナー”事件に、マスコミが騒ぎ始めていることを知り、事前に次の”サラ・コナー”に連絡を取ろうとする。

サラも、それを外出先のバーのテレビ報道で知り、電話帳を調べて次のターゲットが自分だということに気づく。

警察に電話をしようとしたサラは、その店の電話が壊れていたため店を出るが、見知らぬ男(カイル)に尾行される。

サラは、最寄のディスコに入り、警察に電話をしようとする。

ジンジャーは恋人と愛し合っていたが、サラと間違われてターミネーターに殺害されてしまう。

警察の回線が混戦していたため、家に電話をしたサラは、メッセージに居場所を残し、それをターミネーターが聞いてしまう。

トラクスラーに連絡のついたサラは、恐怖に怯えながら、その場で警官が現れるのを待つ。

しかし、サラは、その場に自分を尾行していたカイルがいることに気づき、その直後、ターミネーターが彼女に銃を向ける。

カイルはショットガンでターミネーターを銃撃し、サラを救い、彼女を連れてその場から逃れる。

ターミネーターは、カイルの銃弾などで痛めつけられながらも、パトカーを奪い二人を追跡する。

動揺するサラに、カイルは、自分は未来から彼女を救いに来たと説明する。

サラを狙った相手は、コンピューターで制御されている殺人サイボーグだということもカイルは知らせるものの、彼女はその話を信じることができない。

パトカーに追われたカイルは、追跡を逃れ駐車場で車を代える。

カイルはサラに、数年後に起きる核戦争で人類の多くは死滅し、マシーンが思考能力を持ち、人類を滅亡させようとしていることを伝える。

絶滅寸前となった人類を救ったのは、ジョン・コナーという男で、それはサラの息子だった。

そこでマシーンは、殺人兵器を作り過去に送り込み、ジョンの誕生を阻止するため、サラを抹殺しようとしていることをカイルは彼女に説明する。

ターミネーターに気づかれたカイルは逃亡するが、結局は警察に捕らえられ、ターミネーターのパトカーは壁に激突してしまう。

トラクスラーの保護を受けたサラは、ジンジャーが、自分の身代わりになって殺されたことを知りショックを受ける。

サラは、カイルが語ったことを、犯罪心理学者シルバーマン医師(アール・ボーエン)に話し始める。

その後、カイルの話も聞き始めたシルバーマンとの会話をヴコヴィッチは笑い飛ばすが、トラクスラーは注目する。

カイルは、マシーンの防衛線が破られるのを阻止するために、抵抗軍のリーダー、ジョン・コナーの誕生を阻もうとして、ターミネーターが送り込まれたことを説明する。

同じ頃、ターミネーターは痛めた右腕を修理し、左眼球を摘出して応急処置をして警察署に向かう。

シルバーマンは、自分を信じようとしないことに腹を立て、興奮するカイルのビデオを見せながら、彼の言っていることは妄想だと断定する。

トラクスラーは、サラを落ち着かせて眠らせるのだが、ターミネーターが警察署を襲撃する。

ターミネーターは警官を次々と殺し、拘束を逃れたカイルがサラを助けて逃亡する。

ガソリンが切れ、カイルとサラは車を捨てて野宿をしようとする。

カイルが負傷したことを知ったサラは、彼の傷を治療する。

その姿を見たカイルは、彼女がただのウェイトレスに終わらない女性だということを確信する。

翌朝、ヒッチハイクで、ある町にたどり着いたカイルとサラは、モーテルの部屋を取る。

ターミネーターは、サラの母親の住所を調べて殺害し、そこに電話をかけてきたサラとの会話で、母親に成りすまし、彼女の居場所を突き止める。

カイルは物資を調達して武器を作り、サラは、未来で戦いに明け暮れ、辛い人生を歩んでいる彼を愛しく思い、そして二人は愛し合う。

その後、モーテルのカイルとサラにターミネーターが襲い掛かり、二人は逃走するものの、カイルは撃たれてしまう。

二人の車は横転し、ターミネーターはタンクローリーに轢かれる。

しかし、ターミネーターは負傷しながらも、タンクローリーで二人の車に突っ込もうとする。

サラはカイルを車から引きずり出し、彼がタンクローリーに手製の爆弾を投げ入れて爆破させる。

サラは、ターミネーターの死を確信してカイルと抱き合うが、炎の中から、金属の骨組みだけになったターミネーターが現れ二人を襲う。

二人は近くの工場に逃げ込み、瀕死のカイルはサラを逃がし、爆弾でターミネーターを爆破する。

カイルは息絶えるが、ターミネーターは、残った上半身だけでサラに襲い掛かる。

サラはプレス機にターミネーターを誘い込み、スイッチを入れてターミネーターを押し潰し、息の根を止める。

半年後、メキシコ
カイルの子を身篭ったサラは、生まれてくる息子(ジョン)に宛てた言葉をテープに吹き込みながら、立ち寄ったガソリンスタンドで、少年に写真を撮られる。

そしてサラは、嵐の予感を感じながら旅を続ける。


解説 評価 感想 ■

参考:
・「ターミネーター」(1984)
・「ターミネーター2」(1991)
・「ターミネーター3」(2003)
・「ターミネーター4」(2009)
・「ターミネーター:新起動/ジェニシス」(2015)

*(簡略ストー リー)

2029年の、核戦争後の”マシーン”が支配する時代から、現代に送り込まれた究極の殺人兵器”ターミネーター”は、人類の生き残りである抵抗軍のリーダー、ジョン・コナーの母親となる女性サラ・コナーを抹殺しようとする。
抵抗軍は、それを阻止するために戦士カイル・リースを送り込み、サラと接触させる。
無抵抗なサラを、簡単に抹殺できるはずだったターミネーターは、カイルの抵抗に遭いながらも、執拗に二人に襲い掛かる。
その後、ターミネーターは二人を追い詰めるものの、カイルに胴体を破壊さてしまう。
しかし、ターミネーターは、上半身だけになりながらも、サラを抹殺しようとする・・・。
__________

近未来と現代のタイムスリップが絡むSF超大作とする予定が、予算がなく、キャメロンはじめスタッフの工夫と努力で何とか完成させた作品。

皮膚が焼け、爆破分解されてもしぶとく獲物を狙う、感情を持たない、人間に酷似した殺人ロボットが主役という、ジェームズ・キャメロンの斬新なアイデアが、まず素晴しい。

わずか640万ドルの予算で作られたとは思えない当時としては見事な特撮は、上記のように、製作者の工夫と努力の賜物と言える。

公開前の評判は低かったものの、その後、徐々に話題は広がり、予想を上回るヒットとなった作品。

北米興行収入 $38,371,200
世界 $78,371,200

待望された続編の「ターミネーター2」(1991)が登場するまでには7年を費やし、遥かに進歩して費用をかけたCGが話題を呼び、社会現象に近い騒ぎにまでなった。

ブラッド・フィーデルの、勇ましくも哀愁漂う主題曲も印象に残る。

主演のアーノルド・シュワルツェネッガーは、はち切れんばかりの逞しい肉体を披露し、本作で彼の肉体派アクション・スターのイメージは確立されることになり、ハリウッドのトップ・スターの地位を築くきっかけになった作品。

当初、シュワルツェネッガーはカイル役だったが、この殺人兵器についての、有益な意見を持っていたため、急遽、彼が主演になったという裏話もある。

後にジェームズ・キャメロン夫人となるリンダ・ハミルトンは、中盤までは弱々しい役柄として描写されるが、ウェイトレスでは終わらない戦士の母親になる運命と分かってからは、逞しさを発揮していく女性を見事に演じている。

ジェームズ・キャメロンとは、「エイリアン2」(1986)や「アビス」(1989)でもコンビを組むマイケル・ビーンも、勇敢な戦士を熱演しているが、一度はこの役を落とされかけたらしい。

人のよさそうな警部補ポール・ウィンフィールドキャメロン作品の常連ランス・ヘンリクセンも刑事役で登場するが、実は当初のターミネーター役は彼が予定されていた。

ターミネーター2」(1991)「ターミネーター3」(2003)にも登場する、医師役のアール・ボーエン、こちらもキャメロン作品の常連ビル・パクストンも、街の不良役で登場する。


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