タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密 The Adventures of Tintin (2011) 3.5/5 (2)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

ベルギーの漫画家エルジェによるバンド・デシネ作品”タンタンの冒険旅行”シリーズの、”なぞのユニコーン号”、”レッド・ラッカムの宝”、”金のはさみのカニ”を原作にしたアニメーション作品。
ハリウッドのヒットメイカー、スティーヴン・スピルバーグピーター・ジャクソンが組んだ、3D作品として大きな話題となった。
少年記者タンタンが、偶然、手に入れた帆船の模型に隠された秘密と、財宝を巡る陰謀を描いたアクション・アドベンチャー大作。


アクション/アドベンチャー

スティーヴン・スピルバーグ / Steven Spielberg 作品一覧


スタッフ キャスト ■

監督:スティーヴン・スピルバーグ
製作総指揮
ケン・カミンズ
ニック・ロッドウェル
ステファーヌ・スペリ
製作
スティーヴン・スピルバーグ
ピーター・ジャクソン
キャスリーン・ケネディ
原作:エルジェタンタンの冒険旅行”-
脚本
スティーヴン・モファット
エドガー・ライト
ジョー・コーニッシュ
撮影:ヤヌス・カミンスキー
編集:マイケル・カーン
音楽:ジョン・ウィリアムズ

出演
タンタン:ジェイミー・ベル
アーチボルド・ハドック船長/フランソワ・ド・アドック:アンディ・サーキス
イワン・イワノヴィッチ・サッカリン/レッド・ラッカム:ダニエル・クレイグ
デュポン/トンプソン:サイモン・ペグ
デュボン/トムソン:ニック・フロスト
アリスティデス・シルク:トビー・ジョーンズ
デラクール中尉:トニー・カラン
バーナビー・ドーズ:ジョー・スター
ネストル/クラブツリー:エン・リーテル
ビアンカ・キャスタフィオーレ:キム・ステンゲル
オマル・ビン・サラード:ガッド・エルマレ
トム:マッケンジー・クルック
アラン:ダニエル・メイズ
パイロット:ケイリー・エルウィス
パイロット:フィリップ・リス
ユニコーンの船員:ロン・ボッティータ
蚤の市の似顔絵描き:ネイサン・マイスター

アメリカ/ニュージーランド 映画
配給
パラマウント・ピクチャーズ
コロンビア・ピクチャーズ
2011年製作 107分
公開
北米:2011年12月21日
ニュージーランド:2011年12月26日
日本:2011年12月1日
製作費 $130,000,000
北米興行収入 $77,591,831
世界 $373,993,951


アカデミー賞 ■

第84回アカデミー賞
・ノミネート
作曲賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

ヨーロッパのある町。
少年記者タンタン(
ジェイミー・ベル)と愛犬スノーウィは、蚤の市楽しんでいた。

似顔絵を描いて見らっていたタンタンは、ある帆船の模型が目に留まる。

タンタンは、17世紀に、忽然と姿を消したいわれる伝説の帆船“ユニコーン”の模型を手に入れる。

その直後、見知らぬ男バーナビー・ドーズ(ジョー・スター)が現われ、タンタンの支払った倍額で模型を買おうとする。

それを断るタンタンに、バーナビーは危険を知らせ、その船を手放すようにとタンタンに警告する。

更に、怪しげな男イワン・イワノヴィッチ・サッカリン(ダニエル・クレイグ)がタンタンに近づく。

サッカリンは、模型が、最近購入したムーランサール城にあった物だと言って買い取ろうとするが、タンタンはそれを断り自宅に戻る。

部屋に侵入した猫を追い払おうとしたタンタンだったが、帆船が床に落ち、マストが折れてしまう。

マストから、パイプのようなものが落ちて机の下に入ってしまい、スノーウィはそれを見ていたが、タンタンは気づかなかった。

皆が欲しがる帆船の秘密を探ろうと、タンタンはスノーウィと共に図書館に向う。

ユニコーンは海賊に襲われ、その最後の船長フランソワ・ド・アドック卿のみが生残り、”家名が呪われた”と語り継がれたという。

秘密の積荷があったことも分かるが、それは、船長の子孫が謎を解くということだった。

帰宅したタンタンは、帆船がなくなっていることに気づき、昼間の男サッカリンを疑い、彼の住居ムーランサール城に向う。

タンタンは、そこがアドック家の城だと気づき、内部に侵入して帆船を見つける。

そこに、サッカリンと、城の執事ネストル(エン・リーテル)が現われ、タンタンは、その帆船のマストが折れていないために、それが自分のものでないことが分かる。

タンタンは、帆船の模型が二つあることを知るが、謎が解けないまま屋敷を去ろうとする。

帰り際にタンタンは、ネストルに”折れたマストをよく探すように”と、意味ありげな言葉をかけられる。

自宅の部屋は荒らされていたが、タンタンは、マストから落ちた、金属ケースに入った羊皮紙を見つける。

謎の言葉と記号を確認したタンタンは、それが、サッカリンが目的として探しているものだと気づく。

それを財布にしまったタンタンだったが、昼間、警告された男バーナビーが玄関に現われ、何者かに銃撃される。

瀕死のバーナビーは、新聞の文字に血で印をつけて息絶える。

翌日、インターポールのデュポン/トンプソン:英(サイモン・ペグ)とデュボン/トムソン:英(ニック・フロスト)が現われ、同僚だったバーナビーが、今回の件を捜査していたことをタンタンに伝える。

タンタンは、バーナビーが示した文字で”カラブジャン”という言葉を知るのだが、通りでスリのアリスティデス・シルク(トビー・ジョーンズ)に財布を盗まれてしまう。

その後、何者かに捕らえたてたタンタンは、大型貨物船”カラブジャン”に運ばれ、現われたサッカリンに、羊皮紙を持っていないことで脅される。

追ってきたスノーウィと共に部屋に閉じ込められたタンタンは、窓から上の部屋に移り、そこで、監禁されていた船長アーチボルド・ハドック船長(アンディ・サーキス)に出会う。

タンタンは、ハドックがアドックの子孫で、彼の話が羊皮紙の内容と一致し、三人の息子に、それぞれ模型を作ったことに気づく。

タンタンは、無線室で”バグハル君主国”の情報を掴み、救命ボートを奪い、ハドックとスノーウィと共に目的地に向う。

バグハルの豪商オマル・ビン・サラード(ガッド・エルマレ)が3つ目の帆船を持っているため、サッカリンがそれを盗もうとしていることをタンタンは知る。

最終的にはハドックがいなければ、その目的が達成できないのだが、彼には思い当たることが何もなかった。

その頃、町でシルクを見かけたデュポンとデュボンは、彼の部屋で大量の財布を目の前にしながら、それが盗品だと気づかないまま、タンタンの財布を見つける。

漂流していたタンタンとハドックは、カラブジャンから飛び立った水上機に、銃弾を浴びせて着水させる。

パイロット(ケイリー・エルウィス/フィリップ・リス)を脅したタンタンは水上機を奪い、マニュアルを見ながら操縦し、”カラブジャン”を追い越して目的地に急ぐ。

嵐の中に突入し、燃料が切れた機体は、北アフリカの砂漠に不時着する。

アル中のハドックは、渇きに耐え切れず、海賊に襲撃されたユニコーンの幻覚を見てしまうが、鍵となることは思い出せなかった。

その夜、タンタンとハドックは、外人部隊のデラクール中尉(トニー・カラン)の部下に救出される。

その後も何も思い出せないでいたハドックだったが、スノーウィが、彼に薬用アルコールを飲ませる。

ハドックは、祖父から聞いた話を思い出し、アドック(アンディ・サーキス)が、海賊レッド・ラッカム(ダニエル・クレイグ)に捕らえられ、ユニコーンに隠されていた財宝の存在を知らせ、部下を殺されということを思い出す。

そしてハドックは、ラッカムに財宝を渡さずに船を爆破して沈めてしまい、彼の子孫がサッカリンで、ユニコーンが沈んだ場所を探すために、3つ目のヒントを得ようとしていたのだ。

タンタンとハドックはバグハルに向かい、既にカラブジャンが到着していることを知る。

二人は町で、船から送ったタンタンのメッセージを受け取った、デュポンとデュボンに出くわす。

タンタンは取り戻した財布を渡され、羊皮紙が無事だったことを確認する。

その場では、サッカリンの”武器”となる世界的オペラ歌手ビアンカ・キャスタフィオーレ(キム・ステンゲル)の公演が開かれる準備が進んでいた。

ビン・サラードの屋敷での公演に忍び込んだタンタンだったが、ハドックがサッカリンの部下に羊皮紙を奪われる。

タンタンはサッカリンの存在を確認し、ビアンカの美声で帆船の模型の防弾ガラスが割れてしまう。

サッカリンはハヤブサを飛ばして、模型のマストのケースを奪い船に戻ろうとする。

タンタンとハドックはそれを追い、タンタンがハヤブサを捕らえて、重なり合った羊皮紙の文字が意味を成していることに気づくが、それが何かは分からない。

サッカリンはハドックとスノーウィを捕らえ、タンタンを脅して羊皮紙を取り戻し、”カラブジャン”に向かい出航する。

タンタンは、”カラブジャン”からインターポールに発信した信号で船の目的地を調べ、先回りしてサッカリンを港で捕らえる。

しかしタンタンは、ユニコーンの沈没場所を知るサッカリンが、なぜ港に戻ったのか疑問に思う。

サッカリンは抵抗し、埠頭のクレーンでハドックとの対決となるが、タンタンが羊皮紙を奪う。

ハドックに叩きのめされたサッカリンは、デュポンとデュボンに逮捕される。

改めて羊皮紙を重ね合わせたタンタンとハドックは、記号が座標軸だということに気づく。

その場所はなんとムーランサール城で、二人は、アドックの子息が現われるのを待っていた、執事ネストルに迎えられる。

タンタンとハドックは、地下室の壁の奥の部屋にあった地球儀の中から、アドックの帽子に詰まった金貨を見つける。

意外に少なかった財宝でも満足したハドックだったが、タンタンが、地球儀の中の手掛かりを見つけて、200キロの金銀財宝が、海底に眠っていることを知らされる。

タンタンの新たな冒険の提案に、ハドックは喜んでそれに合意する。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

少年記者タンタンは、蚤の市で帆船”ユニコーン”の模型を手に入れるが、次々とそれを買取ろうとする者が現われる。
タンタンは、17世紀に姿を消したユニコーンに、何かが隠されていたことを知るが、帆船は盗まれてしまう。
それを手に入れようと、蚤の市で近づいてきた男サッカリンの住居の城に向ったタンタンは、その場にも同じ模型があることを知る。
城の執事ネストルの言葉で、模型の折れたマストに何かが隠されていたことを知ったタンタンは、愛犬スノーウィが場所を知っていた、ケースに入った羊皮紙見をつけるある言葉と記号を確認したタンタンだったが、蚤の市で声をかけてきたインターポールのバーナビーが、家に現われた直後、目の前で殺される。
タンタンは、インターポールのデュポンとデュボンから、バーナビーがこの件を捜査していたことを知らされるのだが、羊皮紙を財布ごとスリに盗まれてしまう。
その後タンタンは、サッカリンに誘拐され、貨物船”カラブジャン”に監禁される。
そしてタンタンは、監禁されえていた、ユニコーンの船長アドック卿の子孫ハドック船長と共に、3つあった帆船の模型を探すため、サッカリンの目的地を知り、貨物船を脱出するのだが・・・。
__________

スティーヴン・スピルバーグが、長年温めていた企画だけに、彼自身初となるフル・デジタル3D他の最先端の技術を駆使した迫力映像と、奇想天外なファンタジックなストーリーを大いに楽しめる。

当然ながら、原作のキャラクター・イメージがあるので、登場人物を俳優に似せているわけでもなく声だけの出演となっている。

実写でも作れそうな雰囲気もあるが、アニメーションでしか表現できない映像や、個性溢れる多くの登場人物、一人一人の描写も実に細かく表現されていて、あらゆる年齢層が楽しめる、一級の作品に仕上がっている。

撮影のヤヌス・カミンスキー、編集マイケル・カーン、音楽ジョン・ウィリアムズ、そして製作のキャスリーン・ケネディなど、スピルバーグの盟友達が顔を揃えている。

第84回アカデミー賞では、作曲賞にノミネートされた。

意外だったのが北米興行収入で、これだけの話題作にも拘らず、約7600万ドルと平凡な結果に終わった。
しかし、全世界では、約3億7400万ドルのヒットとなった。

快活な少年記者タンタン(英語発音ではティンティン)ジェイミー・ベル、大活躍する、人間味溢れるハドック船長とアドック卿のアンディ・サーキス、その宿敵であるサッカリンとラッカムのダニエル・クレイグインターポールの二人デュポン/トンプソン(英語名)のサイモン・ペグとデュボン/トムソン(英語名)ニック・フロスト、スリのトビー・ジョーンズ、外人部隊の指揮官トニー・カラン、殺されてしまうインターポールのジョー・スター、アドック卿の城の執事アストルとユニコーンの船員のエン・リーテル、オペラ歌手キム・ステンゲル、アラブの豪商ガッド・エルマレ、貨物船”カラブジャン”の船員役マッケンジー・クルックダニエル・メイズ、貨物船の水上機パイロット、ケイリー・エルウィスフィリップ・リス、ユニコーンの船員ロン・ボッティータ、蚤の市の似顔絵描きネイサン・マイスターなどが共演している。


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