ボーン・アルティメイタム The Bourne Ultimatum (2007) 4/5 (5)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

1990年に発表された、ロバート・ラドラムの小説”The Bourne Ultimatum”(日本題「最後の暗殺者」)を基に製作された作品で、小説”ジェイソン・ボーン”3部作の3作目。
監督ポール・グリーングラス、主演マット・デイモンジョアン・アレンデヴィッド・ストラザーンスコット・グレンアルバート・フィニージュリア・スタイルズ共演。


ドラマ(サスペンス/犯罪)

マット・デイモン / Matt Damon 作品一覧


スタッフ キャスト ■

監督:ポール・グリーングラス
製作総指揮
ダグ・リーマン
ヘンリー・モリソン

製作
フランク・マーシャル
ポール・サンドバーグ

原作:ロバート・ラドラム
脚本
トニー・ギルロイ
ブライアン・ヘルゲランド
スコット・Z・バーンズ

ジョージ・ノルフィ
撮影:オリヴァー・ウッド
編集:クリストファー・ラウズ
音楽:ジョン・パウエル

出演
ジェイソン・ボーン:マット・デイモン
パメラ・ランディ:ジョアン・アレン
ノア・ヴォーゼン:デヴィッド・ストラザーン
ニコレット・パーソンズ:ジュリア・スタイルズ
エズラ・クレイマーCIA長官:スコット・グレン
アルバート・ハーシュ博士:アルバート・フィニー
サイモン・ロス:パディ・コンシダイン
ニール・ダニエルズ:コリン・スティントン
レイ・ウィリス:コーリイ・ジョンソン
トム・クローニン:トム・ギャロップ
パズ:エドガー・ラミレス
マーティン・クルーツ:ダニエル・ブリュール

アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
2007年製作 111分
公開
北米:2007年8月3日
日本:2007年11月10日
製作費 $110,000,000
北米興行収入 $227,137,090
世界 $442,822,415


アカデミー賞 ■

第80回アカデミー賞
・受賞
編集・録音・音響編集賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

モスクワ
ロシア連邦保安庁の殺し屋キリルに銃撃され傷を負ったジェイソン・ボーン(マット・デイモン)は、街角の診療所に忍び込み、自らの手で応急治療をする。

ボーンは、警察に踏み込まれるものの、銃と無線機を奪って逃走し、その間に再び任務の記憶が断片的に戻る。

6週間後、ヴァージニアCIA本部。
エズラ・クレイマー長官(スコット・グレン)は、ボーンが記憶を辿るために行動しているという、パメラ・ランディ(ジョアン・アレン)の報告に対し、脅威となる重要人物として捜索を続る指示を出す。

イタリアトリノ
イギリスの新聞”ガーディアン” の保安専門記者サイモン・ロス(パディ・コンシダイン)は、CIAマドリード支局長である ニール・ダニエルズ(コリン・スティントン)に”トレッドストーン” とボーンの関係を追求し、”ブラックブライアー”という計画の存在を知る。

パリ
ボーンは、マリーの兄マーティン・クルーツ(ダニエル・ブリュール)に彼女の死を知らせ、背後にいる黒幕を捜し出すと言い残して姿を消す。

CIAの対テロ極秘調査局長ノア・ヴォーゼン(デヴィッド・ストラザーン)は、”ガーディアン”にボーンに関する記事を載せたロスが、”ブラックブライアー”のことを嗅ぎつけたことを知る。

ヴォーゼンは、直ちにロスを洗いざらい調べ上げ、彼の情報源を探り出す命令を出す。

ロンドン
ロスの記事を読んだボーンは、彼をのウォータールー駅に呼び出し、ロスの動きを監視するヴォーゼンらを混乱させる。

しかし、ヴォーゼンは、ボーンがロスを誘導していることを知り、殺し屋パズ(エドガー・ラミレス)に、二人の抹殺命令を出す。

バズはロスを射殺してその場を立ち去り、ボーンはそれを追うが取り逃がしてしまう。

ボーンは、ロスのバッグから奪ったメモから、マドリードに情報源があることを知る。

ヴォーゼンは、クレイマー長官の命令を受けて、ランディとボーン及び、”ブラックブライアー”に関しての捜査を任されることになる。

そして、ロスの情報源が、マドリード支局長ダニエルズかもしれないことをヴォーゼンは突き止める。

ランディとヴォーゼンは、ダニエルズのオフィスに部下を派遣するが、既に侵入していたボーンは、ある写真を見つけて再び記憶が戻りかける。

しかし、ボーンは、押し入ってきたヴォーゼンの部下二人と格闘になり、彼らを倒す。

そこに、マドリードに赴任していた”トレッドストーン”の後方支援員ニコレット・パーソンズ(ジュリア・スタイルズ)が現れ、彼女はボーンの指示に従い逃亡を助ける。

”ブラックブライアー”の真相を知ったランディは、ボーンの目的は、それを暴露することではないと考える。

しかしヴォーゼンは、今では危険人物となった、ボーンとダニエルズの抹殺を主張する。

モロッコタンジール
ヴォーゼンは、パーソンズが殺し屋を誘導していることを察知し、ボーンが彼女といると確信する。

ダニエルズを含めた、三人の抹殺を指示するヴォーゼンだったが、ランディはそれに反対する。

結局、ダニエルズは爆殺され、殺し屋を追っていたボーンも巻き込まれて負傷する。

ボーンは、危険が迫るパーソンズを救い、殺し屋の携帯電話から、自分達が抹殺されたということを司令部に伝える。

ヴォーゼンは、ボーンらの死亡を黒幕クレイマー長官に報告する。

ボーンの資料を調べたランディは、トレッドストーン研究所の訓練監督官がダニエルズで、アルバート・ハーシュ博士(アルバート・フィニー)という医師の存在を知る。

ダニエルズの遺品から、CIA対テロ極秘調査局の住所を知ったボーンは、ニューヨークに向かう。

偽名を使って入国した、ボーンの行動をランディは察知し、わざと目立つ動きをしている彼が、自分と連絡を取りたがっていることに気づく。

ボーンは、CIA支局を監視しながらランディに連絡を取り、彼女から自分の本名が”デヴィッド・ウェブ”だということと誕生日を知らされる。

ランディは、さらに詳しい情報を提供しようとするのだが、ボーンは、近くにいることを彼女に知らせて、姿を隠してしまう。

ヴォーゼンはその会話を傍受し、ボーンを捕らえる指令を出し、ランディに尾行をつける。

ボーンは、ヴォーゼンに電話をかけ、彼のオフィスに侵入していることを知らせるが、その間に、金庫から”トレッドストーン”のアップグレード計画”ブラックブライアー”の資料を盗み出す。

追っ手から逃れようとするボーンは、パトカーを奪い、殺し屋パズの追跡をかわす。

ボーンは、ランディから教えられた自分の誕生日の日付が、”トレッドストーン”の訓練施設の住所だと気づき、現場に向かう。

現地でランディに会ったボーンは、彼女にヴォーゼンの資料を渡し、訓練施設に侵入する。

その後ランディは、資料を本部にファックスし、それを見たヴォーゼンは愕然とする。

ボーンは施設内で記憶を取り戻し、現れたハーシュ博士から、志願して、”デヴィッド・ウェブ”から”ジェイソン・ボーン” になったことを聞かされ、そして全てを思い出す。

そこにパズが乱入し、ボーンは屋上に逃れるものの追い詰められる。

しかしパズは、訓練で何をされ何のために殺人を強いられたかをボーンに問われ、銃を降ろす。

現れたヴォーゼンがボーンを銃撃し、彼は屋上から川に転落する。

公聴会のランディの証言で、クレイマー長官は司法当局の 事情聴取を受け、ヴォーゼンとハーシュ博士は逮捕される。

ボーンの死体の捜索は続くものの、遺体は発見されず、そのテレビ報道を見たパーソンズは苦笑いする。


解説 評価 感想 ■

参照:
・「ボーン・アイデンティティー
」(2002)
・「ボーン・スプレマシー
」(2004)
・「ボーン・アルティメイタム
」(2007)
・「ボーン・レガシー
」(2012)

*(簡略ストー リー)

モスクワで、殺し屋キリルの銃弾を受けたジェイソン・ボーンは、自らの手で応急治療をして逃亡を続け、その間、再び任務の記憶が断片的に戻る。
CIAのクレイマー長官は、ボーンが記憶を辿るために行動しているというランディの報告に対し、彼を、脅威となる重要人物として捜索を続かさせる。
その後、対テロ極秘調査局長ヴォーゼンは、ボーンに関する記事が、イギリスの新聞”ガーディアン”に載ったことで、記者のロスが、”ブラックブライアー”計画のことを嗅ぎつけたことを知り、その情報源を探り出す命令を出す。
ロスの記事を読んだボーンは、ロスの動きを監視するヴォーゼンらを混乱させる。
しかし、ヴォーゼンは、ボーンとロスの抹殺命令を、殺し屋パズに出す。
バズはロスを射殺して、ボーンはマドリードに情報源があることを知る。
情報源が、CIAマドリード支局長ダニエルズだと考えられ、ランディとヴォーゼンは、彼のオフィスに部下を派遣する。
既にそこに侵入していたボーンは、ある写真を見つけて、再び記憶が戻りかける。
ボーンは、ヴォーゼンの部下二人を倒し、そして彼は、現地に赴任していた”トレッドストーン”の後方支援員パーソンズに再会し、彼女の協力を得られるのだが・・・。
__________

本作でロバート・ラドラムの3部作は終了し、これが完結編だというシリーズだが、公開する度に増える興行収入は、3作目でついに約4億4300万ドルとなり(全世界)、1作目の2倍以上となったことなどから、4作目「ボーン・レガシー」(2012)が公開された。

製作費 $110,000,000
北米興行収入 $227,137,090
世界 $442,822,415

本作のラストを見れば、主人公の活躍は続くのが当然という感じもするし、2作目で死亡したマリーの存在とだぶる、全作に登場するパーソンズとの思わせぶりな関係が気になるところだ。

第80回アカデミー賞では、編集、録音、音響編集賞を受賞した。

とにかく、益々エスカレートするスピード感と、スリリングなストーリー展開に絡み合うCIA上層部の画策が、前2作と見事に合致する筋立ての面白さは抜群だ。

ついに”ジェイソン・ボーン”誕生の秘話が明らかになり、ヨーロッパからアメリカに戻ったボーンが、CIAの黒幕を暴こうとする緊迫感は見ものであり、シリーズのお楽しみとも言える見せ場のカーチェイスも、タンジールではバイク、ニューヨークでの凄まじいクラッシュ・シーンと、その迫力は圧巻だ。

記憶が徐々に戻っていくだけで、1作目から同じイメージで通す主人公を演ずるマット・デイモンの、ニヒルなタフガイぶりは見もので、演技派の彼が、アクション・スターとしても一級ということを証明することになる。

2作目に続き、ボーンを危険人物扱いせず、鋭い眼力でCIA内部の不正を暴く高官ジョアン・アレン、”トレッドストーン”から新プロジェクトを受け継ぎ、ボーンを陥れるデヴィッド・ストラザーン、作品ごとに重要さが増し、ボーンとの過去の関係を匂わせるジュリア・スタイルズ、全ての黒幕、CIA長官の
スコット・グレン、ボーンを作り上げた博士アルバート・フィニー、”ガーディアン”の記者パディ・コンシダインCIAマドリード支局長コリン・スティントン、殺し屋エドガー・ラミレスなど、個性派やベテランが脇を固めている。


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