無頼の群 The Bravados (1958) まだ評価されていません。


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

妻を惨殺された牧場主の執念の復讐を描く、監督ヘンリー・キング、主演グレゴリー・ペックジョーン・コリンズスティーヴン・ボイド他共演による正統派西部劇の佳作。


西部劇


スタッフ キャスト ■

監督:ヘンリー・キング
製作:ハーバート・B・スウォーブJr.
原作:フランク・オローク
脚本:フィリップ・ヨルダン
撮影:レオン・シャムロイ
編集:ウィリアム・メイス
音楽
ライオネル・ニューマン

アルフレッド・ニューマン
ヒューゴー・フリードホーファー

出演
ジム・ダグラス:グレゴリー・ペック

ジョセファ・ヴェラルデ:ジョーン・コリンズ
ビル・ザカリー:スティーヴン・ボイド
エド・テイラー:アルバート・サルミ
カルロ・ルーファン:ヘンリー・シルヴァ
アルフォンソ・パラル:リー・ヴァン・クリーフ
ガス・スタインメッツ:ジョージ・ヴォスコヴェック
トム:バリー・コー
エマ・スタインメッツ:キャサリーン・ギャラント
エロイ・サンチェス保安官:ハーバート・ラドリー
神父:アンドリュー・ドューガン
ジョン・バトラー:ジーン・エヴァンス
シムズ:ジョー・デリータ

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX

1958年製作 98分
公開
北米:1958年6月25日
日本:1958年9月


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

牧場主ジム・ダグラス(グレゴリー・ペック)は、リオ・アリバの町の死刑執行を見届けに現れる。

ダグラスが、150キロもの遠方から来たことを知ったエロイ・サンチェス保安官(ハーバート・ラドリー)は、彼が面倒を起こさないように銃を預かる。

その後、ダグラスは、処刑される4人が銀行強盗の現行犯で捕まったことを知る。

町の人々は、よそ者のダグラスが、犯人の脱獄の手助けに来たのではないかと警戒する。

ホテルに部屋を取ったダグラスは、かつての恋人ジョセファ・ヴェラルデ(ジョーン・コリンズ)と再会する。

二人は簡単な会話をして一旦別れ、やがて死刑執行官のシムズ(ジョー・デリータ)が町に現れ、ダグラスと挨拶を交わす。

囚人らと面識のないダグラスは、保安官に、彼らを半年の間追っていたことを伝え会うことを許される。

そしてダグラスは、犯人ビル・ザカリー(スティーヴン・ボイド)、エド・テイラー(アルバート・サルミ)、カルロ・ルーファン(ヘンリー・シルヴァ)、アルフォンソ・パラル(リー・ヴァン・クリーフ)らを前に、こみ上げる怒りを抑える。

夜になり、教会のミサに人々が集まり始めた頃、実は犯人一味だったシムズが4人に合図を送る。

教会にジョセファを送ったダグラスは、妻が死んだことを伝え、信心深くない彼はホテルに戻ろうとするが、思い留まりミサに参加する。

町に人影がなくなったことを確認したシムズは、サンチェス保安官に囚人達に面会することを告げる。

牢屋に向かったシムズは、保安官の背中をナイフで刺すが、彼に発砲され命を落とす。

4人は牢屋の鍵を奪って脱走し、商人のガス・スタインメッツ(ジョージ・ヴォスコヴェック)の娘エマ(キャサリーン・ギャラント)を人質に取り逃亡する。

ミサの最中、瀕死のサンチェス保安官が教会に助けを求めて現われる。

町は騒然となり、男達は即刻4人を追おうとするが、ダグラスは長く過酷な追跡となると判断し、ホテルに戻り朝まで休むことをジョセファに告げる。

翌朝、捜索隊に追いついたダグラスは、ジョセファの安全を考え彼女を町に帰す。

ダグラスは、一行を指揮して夜を待ち谷に向かい、本物のシムズの遺体を見つける。

4人が夜の谷を移動しないと考えたダグラスは、定期的に銃声を響かせ、彼らを威嚇するよう指示を出す。

追跡隊の行動が町民の考えに思えない4人は、牢屋に来たダグラスが指揮しているのに気づく。

ダグラスの目的を知らない4人だったが、パラルが、彼を殺せば追っ手は引き返すと意見する。

それを任されたパラルは捜索隊を待ち伏せするが、ダグラスは彼を捕らえる。

そして、ダグラスはパラルに妻の写真を見せ、彼女の殺害を否定し命乞いをする彼を射殺する。

その頃、町に戻っていたジョセファは、ダグラスの妻が、4人組に殺されたということを神父(アンドリュー・ドューガン)から知らされる。

ダグラスが、4人の囚人を犯人だと確信してこの町に現れたのだろうということも聞いたジョセファは、彼の牧場に向かう。

その後、三人はダグラスが近づいてきたことに気づき、テイラーが待ち構える。

ダグラスはテイラーを難なく倒し追跡を続け、彼の遺体を捜索隊が見つける。

ザカリーとルーファンは、エマを連れてジョン・バトラー(ジーン・エヴァンス)の家にたどり着き食事を取る。

金塊を持って逃げたバトラーは射殺され、それを手に入れたルーファンと、エマに乱暴したザカリーは、人が近づくのに気づき逃走する。

ジョセファがバトラーの家に到着しようとする頃、ダグラスもその場に現れる。

ダグラスは、隣人のバトラーの遺体と乱暴されたエマを発見し、直後に捜索隊も到着する。

囚人が犯人だという確証があるのか尋ね、ダグラスに追跡を止めさせようとしていたジョセファだったが、乱暴されたエマの姿を見た彼女は、ダグラスに犯人を追い殺すよう伝える。

自分の牧場に戻り、娘をジョセファに託したダグラスは、馬を代えて追跡を続ける。

国境を越えメキシコに入ったダグラスは、ザカリーとルーファンの情報を入手し後を追う。

ある町に着いたダグラスはザカリーを見つけ、妻の写真を見ても知らないと言い張る彼を射殺する。

ダグラスは、逃走したルーファンを追い、妻子の待つ家に着いた彼を殺そうとする。

しかしダグラスは、病気の息子を看病していたルーファンの妻に殴られ意識を失う。

意識が戻ったダグラスは、妻の写真を見ても動揺しない、子煩悩なルーファンの態度に驚いてしまう。

そしてダグラスは、妻殺害と犯人の人相などを知らせた、バトラーが犯人だったことに気づき愕然とする。

ルーファンの話を信じたダグラスは神に赦しを請い、その後、リオ・アリバに向かう。

町に着いたダグラスは教会に直行し、信心深くなかった自分を恥じながら、神父に罪を告白する。

その苦しみにより、普通の人間を超えたと神父に言われたダグラスは、彼を英雄として迎える町の人々に感謝される。

そして、それを受け入れたダグラスは、信仰心を胸にジョセファと娘と共に新しい人生を歩み始める。


解説 評価 感想 ■

フランク・オロークの同名小説を基に製作された作品。

*(簡略ストー リー)

妻を4人組に殺された牧場主ジム・ダグラスは、銀行強盗で捕まり、絞首刑になる彼らの刑執行を見届けに現れる。
犯人らと面識はなかったものの、人相などから4人が犯人だと確信していたダグラスは、彼らに面会が赦されて怒りを堪える。
しかし、死刑執行官に扮した仲間の手助けで、4人は脱獄して商人の娘を人質に逃走する。
捜索隊を編成した人々は4人を追跡して、復讐を誓ったダグラスも、満を持して彼らを追うのだが・・・。
__________

愛する者を殺された主人公の、怒りの復讐劇と言えばありがちなストーリーなのだが、冷静な主人公がどこか先走る行動に、アクシデントの予感を感じさせる、ヘンリー・キングの、心憎い演出が見所の作品でもある。

犯人と思われる4人組を、容赦なく殺害していく主人公を待ち受ける事実、それを知った主人公の苦悩と新たな希望が入り混じるクライマックスも衝撃的な、異色作に仕上がっている。

アルフレッドのサポートを得て音楽はライオネル・ニューマンが、そして撮影はレオン・シャムロイが担当している。

共同音楽担当
ヒューゴー・フリードホーファー(クレジットなし)

悲しみと怒りを抑えながら、感情を表さずに淡々と行動する終盤までの主人公が、罪を認め神に赦しを請う場面での豊かな表情の対比が印象的なグレゴリー・ペックの好演も光る。

元恋人で、主人公を支え新たな人生を共に歩むことになる、総天然色シネマスコープの画面に美しさも映えるジョーン・コリンズ、翌年「ベン・ハー」(1959)公開を控える、4人組の一人スティーヴン・ボイド、他アルバート・サルミヘンリー・シルヴァリー・ヴァン・クリーフ、商人ジョージ・ヴォスコヴェック、人質に取られるその娘役キャサリーン・ギャラント、彼女の婚約者役バリー・コー、保安官ハーバート・ラドリー、神父役のアンドリュー・ドューガン、真犯人のジーン・エヴァンス、死刑執行官に扮するジョー・デリータなどが共演する。


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