サイダーハウス・ルール The Cider House Rules (1999) 3/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

ガープの世界」などのジョン・アーヴィングが、1985年に発表した同名小説を基に製作された作品。
外の世界を全く知らない、孤児院で育った青年と、彼を愛し育てた医師との親交や別れ、そして大人へと成長していく青年の心の動きを描く、監督ラッセ・ハルストレムトビー・マグワイアマイケル・ケインシャーリーズ・セロン共演の感動のドラマ。


ドラマ


スタッフ キャスト ■

監督:ラッセ・ハルストレム
製作:リチャード・N・グラッドスタイン
原作:ジョン・アーヴィング
脚本:ジョン・アーヴィング
撮影:オリヴァー・ステイプルトン
編集:リサ・ゼノ・チャージン
美術・装置
デヴィッド・グロップマン
ベス・A・ルビーノ
音楽:レイチェル・ポートマン

出演
トビー・マグワイア:ホーマー・ウェルズ
マイケル・ケイン:ウィルバー・ラーチ
シャーリーズ・セロン:キャンディ・ケンドール
デルロイ・リンド:アーサー・ローズ
ポール・ラッド:ウォリー・ワージントン
キャシー・ベイカー:アンジェラ
ジェーン・アレキサンダー:エドナ
エリカ・バドゥ:ローズ・ローズ
キーラン・カルキン:パスター
J・K・シモンズ:レイ・ケンドール

アメリカ 映画
配給 ミラマックス
1999年製作 125分
公開
北米:1999年12月10日
日本:2000年7月1日
製作費 $24,000,000
北米興行収入 $57,536,361
世界 $88,545,092


アカデミー賞 ■

第72回アカデミー賞
・受賞
助演男優(マイケル・ケイン)
脚色賞
・ノミネート
作品・監督・編集・作曲・美術賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

ニューイングランドメイン州、セント・クラウズ。
孤児院で生まれ育ったホーマー・ウェルズ(
トビー・マグワイア)は、引き取り先が見つからず、ウィルバー・ラーチ院長(マイケル・ケイン)が、彼の将来のために医術を教えてきた。

助産医のラーチは、恵まれない子供を救うために、禁止されていた堕胎を妊婦に勧めるが、ホーマーはその道を拒んだ。

1943年3月。
ホーマーは、堕胎手術のために訪ねて来たキャンディ・ケンドール(シャーリーズ・セロン)と、恋人のウォリー・ワージントン(ポール・ラッド)と共に孤児院を出る決意をするが、ラーチや子供達の失望は大きかった。

ホーマーは、ウォリーの紹介で、彼の母親のリンゴ園に仕事を見つけ、労働者の宿舎サイダーハウスで暮らし始める。

リンゴの収穫主任アーサー・ローズ (デルロイ・リンド)は、仕事には厳しいが人情味のある男で、ホーマーに丁寧に仕事を教え込む。

やがて軍人のウォリーは戦場に戻り、ホーマーは仕事にも慣れ、キャンディから実家の食事に招かれて、二人は親交を深める。

リンゴの収穫が終わったアーサーは、仲間を連れて次の収穫地に向かうが、ホーマーはリンゴ園に残ることにする。

キャンディは、夫ウォリーがいない寂しさを紛らすために、ホーマーと行動を共にする。

やがて、キャンディは純朴なホーマーに惹かれ、二人は恋に落ちる。

孤児院のラーチは、ホーマーが気になり便りを書くが、 その文面から、彼が大人になり巣立ったことを察する。

リンゴ園に再び収穫の時が訪れ、アーサー達が戻ってくるが、ホーマーは、彼の娘ローズ(エリカ・バドゥ)の様子がおかしいことに気づく。

ローズの妊娠を知ったホーマーは、彼女の力になろうとする。

しかし、ローズは心を閉ざしてしまい、キャンディが彼女の相談に乗り、相手が父アーサーだということを知る。

ウォリーが戦地で病気にかかり、下半身不随になった知らせが入り、ホーマーはキャンディを励ます。

ホーマーは、ラーチが偽造した資格証で医師と認められ、彼から届けられた医療器具を使い、ローズに堕胎手術を施して成功する。

しかしローズは、娘を気遣う父アーサーの行動を疑い、彼をナイフで刺して姿をけしてしまう。

アーサーは、娘のことを考え、自殺したことにしてくれとホーマーに言い残し、息を引き取る。

その後ホーマーは、帰国するウォリーとキャンディのために、彼女と別れる決心をする。

やがて、エーテル中毒だったラーチが死亡したという知らせが、孤児院からホーマーに届く。

ホーマーは孤児院に戻り、看護師アンジェラ(キャシー・ベイカー)とエドナ(ジェーン・アレキサンダー)から、ラーチがどれだけ自分のことを愛してくれていたかを知らされる。

そしてホーマーは、ラーチの遺志を継ぎ、孤児院や子供達に一生を捧げることを決心をする。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

孤児院で生まれ育ったホーマー・ウェルズは、引き取り先が見つからず、ラーチ院長が、彼の将来のために医術を教えてきた。
助産医のラーチは、恵まれない子供を救うため、妊婦に堕胎を勧めるのだが、ホーマーはその道を拒んだ。
その後ホーマーは、堕胎手術のため訪ねて来たキャンディと恋人ウォリーと共に、孤児院を出る決意をする。
ホーマーは、ウォリーの母親のリンゴ園で仕事をすることになり、宿舎のサイダーハウスで暮らし始める。
仕事には厳しいが、人情味のあるリンゴの収穫主任アーサーは、新入りのホーマーに仕事を教え込む。
軍人のウォリーは戦場に戻り、仕事にも慣れたホーマーは、キャンディと親交を深め、やがて愛し合うようになる・・・。
__________

スウェーデン出身のラッセ・ハルストレムの、 詩の朗読を聴いているかのような。繊細な演出は出色だ。

落ち着いた雰囲気のニューイングランドの風景と、美しいレイチェル・ポートマンのテーマ曲が、実に心地よい気分にさせてくれる作品。

第72回アカデミー賞では、助演男優(マイケル・ケイン)、脚色賞を受賞した。
・ノミネート
作品・監督・編集・作曲・美術賞

主演のトビー・マグワイアは、世間を知らずで、物静かだが、好奇心旺盛な青年役を見事に演じて、本作が彼の出世作となった。

子供達の未来を心配して、最も手をかけた主人公の青年が巣立ったのを知り、悲しい死を迎えるマイケル・ケインの、燻し銀の演技 も秀逸だ。

特に、心臓病の幼い子供を亡くした際、ドア越しに、子供達の話を聞きながら涙するシーンは印象に残る。

夫のいない寂しさと、新たな恋の狭間で揺れ動く女心を見事に演じている、美しさばかりがが目立つ派手なシャーリーズ・セロンだが、この後、演技派として活躍する、彼女の実力も窺える。

収穫労働者のリーダーで、仕事には厳しいが娘を傷つけてしまい、不運な死を遂げるデルロイ・リンド、キャンディ(C・セロン)の気のいい夫ポール・ラッド、孤児院で献身的に働く看護師キャシー・ベイカージェーン・アレキサンダー、父親(D・リンド)に傷つけられ、失意のうちに消息を絶つエリカ・バドゥなどが共演している。


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