コットンクラブ The Cotton Club (1984) 4/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

実在の大物ギャングを登場させ、二組のカップルのロマンスとニューヨークの”コットン・クラブ”を舞台に繰り広げられる抗争を描く、監督、原案、脚本フランシス・フォード・コッポラ、原案マリオ・プーゾ、主演リチャード・ギアダイアン・レイングレゴリー・ハインズボブ・ホスキンスニコラス・ケイジローレンス・フィッシュバーン他共演の犯罪ドラマ。


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト ■

監督:フランシス・フォード・コッポラ
製作総指揮:ダイソン・ラヴェル
製作
ロバート・エヴァンス

シルヴィオ・タベット
原案
ウィリアム・J・ケネディ

フランシス・フォード・コッポラ
マリオ・プーゾ
脚本
ウィリアム・J・ケネディ

フランシス・フォード・コッポラ
撮影:スティーヴン・ゴールドブラット
編集
ロバート・Q・ロヴェット

バリー・マルキン
美術
リチャード・シルバート

ジョージ・ゲインズ
音楽:ジョン・バリー

出演
マイケル”ディクシー”ドワイアー:リチャード・ギア

ヴェラ・シセロ:ダイアン・レイン
デルバート”サンドマン”ウィリアムズ:グレゴリー・ハインズ
ライラ・ローズ・オリヴァー:ロネット・マッキー
オウニー・マドゥンボブ・ホスキンス
ダッチ・シュルツジェームズ・レマー
ヴィンセント・ドワイヤー:ニコラス・ケイジ
アバダバ・バーマン:アレン・ガーフィールド
フレンチー・デマンジ:フレッド・グウィン
ティッシュ・ドワイヤー:グウェン・ヴァードン
クレイ・ウィリアムズ:モーリス・ハインズ
ラッキー・ルチアーノジョー・ダレッサンドロ
ソル・ワインシュタイン:ジュリアン・ベック
パッツィー・ドワイヤー:ジェニファー・グレイ
フランセス・フレゲンハイマー:リサ・ジェーン・パースキー
アーヴィング・スターク:トム・ウェイツ
グロリア・スワンソンダイアン・ヴェノーラ
ホームズ:ウディ・ストロード
バンピー・ローデス:ローレンス・フィッシュバーン
ジョー・フリン:ジョン・P・ライアン
モンク:エド・オロス
バンピー・ローデスの手下:ジャンカルロ・エスポジート
ダンサー:マリオ・ヴァン・ピーブルズ
リンゴを売る子供:ソフィア・コッポラ

アメリカ 映画
配給 オライオン・ピク チャーズ

1984年製作 129分
公開
北米:1984年12月14日
日本:1985年3月23日
製作費 $58,000,000
北米興行収入 $25,928,721


アカデミー賞 ■

第57回アカデミー賞
・ノミネート
美術・編集賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

1928年、ニューヨークハーレム
あるクラブで、警官に扮したギャングの襲撃に遭った、街の顔役ダッチ・シュルツ(ジェームズ・レマー)は、コルネット奏者のディクシー・ドワイアー(リチャード・ギア)に命を救われる。

その場にいた歌手ヴェラ・シセロ(ダイアン・レイン)が酔っていたため、ディクシーは彼女を部屋に連れて行き眠らせる。

シュルツを救ったディクシーは、一夜にして英雄となり、弟のヴィンセント(ニコラス・ケイジ)は、その組織に入れると高をくくる。

そんなヴィンセントは、パッツィー(ジェニファー・グレイ)と結婚したことをディクシーに知らせる。

ディクシーの隣人サンドマン・ウィリアムズ(グレゴリー・ハインズ)は、憧れの”コットン・クラブ”のオーディションに受かり興奮する。

ある夜ディクシーは、シュルツに呼ばれパーティーでピアノ演奏をすることになる。

その会場となるホテルに、シュルツに雇われたという弟のヴィンセントがいたため、ディクシーは驚いてしまう。

会場には、アイルランド系ギャングの大物オウニー・マドゥン(ボブ・ホスキンス)などもいたが、そこにヴェラも現れ、彼女はディクシーと再会する。

別室では、マドゥンやフレンチー・デマンジ(フレッド・グウィン)、シュルツと彼を襲ったジョー・フリン(ジョン・P・ライアン)が和平についてを話し合っていた。

シュルツとフリンは、マドゥンの仲裁で仕方なく休戦協定を結ぶことになる。

しかし、フリンにユダヤ系であることを侮辱されたシュルツは、彼をその場で刺し殺してしまう。

シュルツを連れ出すことを指示されたディクシーは、 人が殺されたことをなんとも思わないヴェラを見て、生きる世界が違う女だということを知り彼女の誘いを断る。

ヴィンセント夫婦や、母ティッシュ(グウェン・ヴァードン)を伴いコットン・クラブのショーを楽しんでいたディクシーは、母からクラブの経営者マドゥンを紹介される。

クラブに雇われたサンドマンと兄のクレイ(モーリス・ハインズ)は、見事なタップを披露して喝采を浴びる。

その後、シュルツに呼ばれたディクシーは、彼に雇われることになるもののそれを渋る。

ギャングの手先になることを嫌ったディクシーだったが、単なる音楽家だと言っても聞き入れられる相手ではなかった。

ステージを成功させたサンドマンは、ダンサーのライラ・ローズ・オリヴァー(ロネット・マッキー)に惹かれ、彼女とデートの約束をする。

ディクシーは、クラブにいた女優グロリア・スワンソン(ダイアン・ヴェノーラ)に声をかけられ、スタジオに誘われて気分をよくする。

数日後、教会にライラを迎えに行ったサンドマンは、彼女がブロードウェイを目指しているという夢を聞く。

そんなサンドマンは、ライラを馴染みのタップ・クラブに連れて行き、仲間達と楽しみ二人は心を通わせる。

シュルツとヴェラの、付き人のような存在だったディクシーは、彼女との行動を、ソル・ワインシュタイン(ジュリアン・ベック)に始終監視されていることに腹を立てる。

やがて、ディクシーとヴェラは、いがみ合いながらも愛し合うようになる。

マドゥンに呼ばれていたディクシーは、自分がシュルツのことで悩んでいることを見抜かる。

そして、シュルツを厄介者呼ばわりするマドゥンは、グロリア・スワンソンの話を発展させた上で、ディクシーに自分の息のかかる西海岸を任せることを考える。

コットン・クラブでは、サンドマンがソロのステージに立つことになり、 兄クレイはそれを妬み、二人は仲違いしてしまう。

その頃、シュルツハーレムの黒人が支配するナンバーズ賭博を乗っ取る計画を進めていたため、ヴィンセントが抗争に巻き込まれ怪我を負ってしまう。

そんなことも気にかけながら、ディクシーはマドゥンの推薦で、ハリウッドのカメラテストを受けたことをシュルツに伝える。

ハーレムのナンバーズを仕切る、ステファニー・セント・クレア/マダム・クイーン側とシュルツの抗争は激化する。

ライラが、クラブの方針でサンドマンと付き合うことを避けたために、脅された彼は憤慨するが、マダム・クイーンの部下バンピー・ローデス(ローレンス・フィッシュバーン)になだめられる。

ハリウッドでディクシーが活躍し始めた頃、株価が暴落して大恐慌が始まる。

1930年、ブロードウェイ
オープンしたヴェラのクラブに、ハリウッドで活躍し始めたディクシーがマドゥンに伴われて現れる。

その場にシュルツもいたが、手下のヴィンセントが、金絡みで彼に不満を訴えるために現れる。

ヴィンセントは、 シュルツの話に納得がいかず、彼を罵倒してその場を去る。

クラブに、白人歌手として出演していたライラを呼び出したサンドマンは、彼女との再会を喜びホテルに向かう。

白人との混血で肌の白いライラは、黒人としての誇りを捨て、全てのことが順調に進む白人としての生活を選んでいた。

仲間をソルに殺されたヴィンセントは、彼を路上で殺害するが、その場でリンゴを売っていた子供(ソフィア・コッポラ)達が巻き添えになってしまう。

懸賞金がかけられた、凶悪犯として扱われたヴィンセントは、デマンジを誘拐してマドゥンに身代金を要求したために、ディクシーがそれを届けることになる。

ローデスの店にライラを伴い現れたサンドマンは、出演しているクレイと和解し、二人で歌い踊る。

ヴィンセントに金を届けたディクシーは、大物気取りの弟に命を狙われていることを伝え、デマンジを連れ帰る。

そして、その後ヴィンセントは、マドゥンの手下に殺される。

1931年。
ディクシーは人気スターとなり、サンドマンもコットン・クラブのトップダンサーになっていた。

マドゥンは、検事トーマス・E・デューイが、ギャングの一斉検挙に動き出す前にシュルツを始末する必要があるため、街を支配するラッキー・ルチアーノ(ジョー・ダレッサンドロ)と話し合う。

自分の人生を切り開いたディクシーは、シュルツの奴隷のようなヴェラを何とか解放してあげようとする。

ヴェラとディクシーの関係に嫉妬し激怒した、店内にいたシュルツは騒ぎを起こし追い払われる。

それを一部始終見ていたルチアーノは、シュルツ殺害命令を出し、マドゥンやデマンジらと酒を酌み交わす。

そして、シュルツは暗殺され、仮釈放違反で刑務所入りするマドゥンは、足を洗うことをルチアーノに告げる。

ディクシーとヴェラは、シュルツが殺されたことを知らないまま別れる。

しかし、シュルツから解放されヴェラは、ディクシーを駅のホームでを待ち、二人はハリウッドに向かう。


解説 評価 感想 ■

フランシス・フォード・コッポラが、自身が監督した「ゴッドファーザー」(1972)の原作者マリオ・プーゾウィリアム・J・ケネディとで構想を練った作品。

*(簡略ストー リー)

コルネット奏者ディクシーは、出演していたクラブで、ギャングのダッチ・シュルツの命を助ける。
それがきっかけでシュルツに気に入られたディクシーは、本位ではないまま彼に雇われる。
その後ディクシーは、シュルツの愛人ヴェラに心を寄せるが、それをどうすることも出来ずに悶々とした日々を送る。
そんな時、コットン・クラブの経営者でありギャングのオウニー・マドゥンが、厄介者のシュルツを排除するためにディクシーに接近する・・・。
___________

有名な、ダッチ・シュルツハーレムのナンバーズを支配する、ステファニー・セント・クレアの抗争も絡めた、暗黒街の揉め事に巻き込まれる音楽家青年が主人公のドラマ。

コットン・クラブがその舞台のため、トップ・ダンサーのグレゴリー・ハインズの恋愛と成功物語も同時に描き、人気急上昇中のリチャード・ギアを主演に置くという、多くを網羅した、やや欲張り過ぎの感じは否めず、コッポラらしい奥深さも感じられない。

第57回アカデミー賞では、美術、編集賞にノミネートされた。

5800万ドルをかけた大作であり、そのセットや衣装などはなかなか見応えあるが、批評家、一般の受けは非常に悪く、北米興行収入は、約2600万ドルという結果に終わってしまった。

人気だけで主演に抜擢されたという雰囲気の、いまいち物足りない主人公を演ずるリチャード・ギア、作品中のセリフではないが、撮影当時18歳とは思えない大人びて風格もあるダイアン・レイン、見事なタップを披露してくれるダンサーのグレゴリー・ハインズ、その恋人役ロネット・マッキー、ドラマでも兄を演ずる実兄モーリス・ハインズアイルランド系ギャングのオウニー・マドゥンボブ・ホスキンスダッチ・シュルツジェームズ・レマー、ギャングのフレッド・グウィンシュルツと敵対するジョン・P・ライアン、主人公の弟を魅力的に演ずるまだ10代のニコラス・ケイジシュルツの右腕アレン・ガーフィールドジュリアン・ベック、主人公の母親役グウェン・ヴァードン、その息子(N・ケイジ)の妻ジェニファー・グレイコットン・クラブのマネージャー役のトム・ウェイツセント・クレアの部下ローレンス・フィッシュバーンラッキー・ルチアーノジョー・ダレッサンドロ、その他リサ・ジェーン・パースキー、女優グロリア・スワンソンダイアン・ヴェノーラウディ・ストロードエド・オロスジャンカルロ・エスポジート、更にダンサーでマリオ・ヴァン・ピーブルズ、そしてリンゴを売る少女でコッポラの娘ソフィア・コッポラも出演している。


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