11人のカウボーイ The Cowboys (1972) 4.13/5 (32)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

1500頭もの牛を運ぶため、少年達を雇いキャトル・ドライブに出発するという奇抜なアイデアと、それを率いるのが大スターのジョン・ウェインということで話題になった異色の西部劇。
監督マーク・ライデルロスコー・リー・ブラウンブルース・ダーンコリーン・デューハーストロバート・キャラダインリチャード・ファーンズワーススリム・ピケンズ共演。


西部劇

ジョン・ウェイン / John Wayne 作品一覧


スタッフ キャスト ■

監督:マーク・ライデル
製作:マーク・ライデル
原作:ウィリアム・デイル・ジェニングス
脚本
アーヴィング・ラヴェッチ

ハリエット・フランクJr.
ウィリアム・デイル・ジェニングス
撮影:ロバート・サーティース
編集
ロバート・スウィンク

ニール・トラヴィス
音楽:ジョン・ウィリアムズ

出演
ジョン・ウェイン:ウィル・アンダーセン
ロスコー・リー・ブラウン:ジェベダイア・ナイトリンガー
ブルース・ダーン:エイサ・ワッツ
コリーン・デューハースト:ケイト・コリングウッド
ロバート・キャラダイン:スリム・ハニーカット
マイク・パイト:ホーマー・ウィームズ
アルフレッド・バーカーJr.:クライド・ポッター/ファッツ
ニコラス・ビューヴィ:ダン
スティーヴ・ベネディクト:スティーヴ
スティーヴン・R・ヒューディス:チャーリー・シュワルツ
ノーマン・ハウェルJr.:ウィーディ
A・マルティネス:シマロン
ショーン・ケリー:ボブ・ウィルソン
クレイ・オブライエン:ハーディ・フィップス
ロニー・チャップマン:ホーマーの父
マット・クラーク:スマイリー
スリム・ピケンズ:アンス
サラ・カニンガム:アニー・アンダーセン
チャールズ・タイナー:墓石屋
リチャード・ファーンズワース:ヘンリー・ウィリアムズ

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1971年製作 130分
公開
北米:1972年1月13日
日本:1972年4月8日
製作費 $6,000,000
北米興行収入 $7,500,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

ゴールドラッシュも遠い昔の話ではあったが、新たな金脈が発見され、男達はカリフォルニアに向かう。

そのため、牧場主ウィル・アンダーセン(ジョン・ウェイン)は人手が足りずにいた。

1500頭の牛を400マイル離れたベル・フーシェに運ばなければならないアンダーセンは、酒場の主人アンス(スリム・ピケンズ)に、子供を雇ってみてはと言われ、学校に授業を見学に行く。

きつい労働の牛追いに、とても子供を使えないと判断したアンダーセンは、妻アニー(サラ・カニンガム)にどうにもならない胸の内を伝える。

数日後、アンスにアンダーセンの窮地を知らされた子供達が、彼の牧場に姿を現す。

自分達を雇ってほしいと言う子供達に、アンダーセンは荒馬を10秒間乗りこなせたら考えると伝え彼らを試す。

学校に行ってないシマロン(A・マルティネス)をはじめ、彼らのその意気込みを感じたアンダーセンは、 仕方なく少年達を雇うことにして、学校で彼らに覚悟を決め牧場に来るよう伝える。

シマロンも姿を現すが、彼はスリム・ハニーカット(ロバート・キャラダイン)とトラブルを起し、アンダーセンに追い出されてしまう。

そして、少年達の旅立つための準備が始まるが、刑務所帰りのエイサ・ワッツ(ブルース・ダーン)とヘンリー・ウィリアムズ(リチャード・ファーンズワース)らが、アンダーセンの元に現れ仕事を求める。

しかし、アンダーセンは、ワッツが嘘をついていることを見抜き、彼の頼みを断る。

息子達を若くして亡くしているアニーは、少年達を可愛がり、やがて、旅に同行することになる黒人のコックのジェベダイア・ナイトリンガー(ロスコー・リー・ブラウン)も牧場に到着する。

ナイトリンガーと少年達の共同生活は始まるが、黒人を見るのが初めての彼らは興味津々だった。

そして、少年達は親に別れを告げ、1500頭の牛を引き連れて旅立つが、一行をシマロンが追っていた。

キャンプにでも出かける気分で出発した少年達だったが、アンダーセンは厳しく接し彼を憎む者もいた。

その後、アンダーセンは、泳げないスリムを救ったシマロンを仲間に入れることにする。

アンダーセンは、スリムの事故でボブ・ウィルソン(ショーン・ケリー)を責めるが、それに反発して罵声を発した彼は吃音が治ってしまう。

ようやく旅にも慣れてきた頃、少年達は馬車に隠してあったは酒を盗んで回し飲みし、アンダーセンの悪口などを言い合いご機嫌になる。

それに気づいたアンダーセンとナイトリンガーは、何も言わずにそれを見過ごすが、翌朝、少年達は二日酔いで苦しむことになる。

その頃、ワッツは一団を尾行していたが、群れから外れた馬を追っていたダン(ニコラス・ビューヴィ)を見つけ、脅して自分達のことを口止めする。

怯えながら、夜の見張りをしていたダンは、牛の群れにメガネを落としてしまう。

それを拾おうとしたチャーリー・シュワルツ(スティーヴン・R・ヒューディス)が、暴走した牛の下敷になり命を落としてし、ついに犠牲者をだしてしまう。

チャーリーを埋葬したアンダーセンは旅を続け、騎兵隊の砦に向かい、スー族の様子を見てくることをシマロンに伝え群れを離れる。

その後、ケイト・コリングウッド(コリーン・デューハースト)ら娼婦達に出くわしたシマロンは、ナイトリンガーにその場を任せる。

シマロンは群れに戻り、ナイトリンガーは子供達には刺激が強すぎると、ケイトに礼儀正しく接して先を急ぐ。

何者かにつけられていることに気づいたアンダーセンは、ダンからそれがワッツだと知らされ警戒する。

野営をしている最中、ワッツと一味が現れ、彼がダンをからかったためアンダーセンがそれを止めようとして、二人は殴り合いになる。

アンダーセンはワッツを叩きのめすが、ワッツは卑怯にも背後からアンダーセンを銃撃して去って行く。

翌日、馬車の車輪を直して遅れていたナイトリンガーが追いつき、瀕死のアンダーセンは、彼に子供達を託し息絶える。

アンダーセンを埋葬した少年達は、ナイトリンガーを縛り上げて武器を手にし、仕事をやり遂げるため、奪われた牛を取り戻そうとする。

アンダーセンの行動力や勇気が、少年達を逞しく成長させていたのだった。

ナイトリンガーも協力し、ワッツの後を追った少年達は、一味を一人ずつ倒していく。

それに気づいたワッツは、ナイトリンガーを見つけ彼を吊るそうとする。

それが罠だと分かったワッツだったが、少年達に襲われて一味は全滅する。

牛を取り戻した少年達とナイトリンガーは、それを無事に目的地に運び終える。

少年達は、墓石屋(チャールズ・タイナー)にアンダーセンの墓石を注文し、彼の眠る場所にそれを立てる。

そして、アンダーセンの遺志を継ぎ、立派なカウボーイとなった少年達は、大人の男の仲間入りを果たす。


解説 評価 感想 ■

ウィリアム・デイル・ジェニングスの小説を基に製作された作品。

*(簡略ストー リー)

牧場主ウィル・アンダーセンは、人手がなくなり窮地に陥り、仕方なく子供達を雇い、1500頭の牛を連れて、400マイルを移動させようとする。
アンダーセンは、コックのナイトリンガーと少年達と共に出発するが、キャンプ気分の彼らはきつい牛追いに、早くも不満を漏らす。
アンダーセンは、そんな少年達に厳しく接するが、彼に雇ってもらえなかった悪党のワッツ一味が一行の後を追う。
その後、アンダーセンが鍛えたお陰で、徐々に逞しくなってきた少年達は、犠牲者も出しながら旅を続ける。
しかし、諦めないワッツら一味は、牛を奪うためにアンダーセンらの前に姿を現す・・・。
__________

マーク・ライデルの演出力によるところが大きいにしても、少年達がかなり確りとした演技を見せ、「ベン・ハー」(1959)なども担当した、ロバート・サーティースのスケール感のある撮影なども素晴しい。

ジョン・ウィリアムズの、勇ましく軽快な音楽も印象的だ。

個人的な意見としては、主人公であるジョン・ウェインは、彼らしくは描かれてはいるものの、少年達が主体の作品なので、ウェイン・ファンとしては今一物足りない気もする。

初老の牧場主という役柄と、少年達の成長をより強調するための手段として仕方ないが、ウェインが、あのような殺され方をするのは見たくないのも本音だ。

その”ジョン・ウェインを殺した男”として、当時、有名になったブルース・ダーンは、憎らしい役柄ながら、悪党を熱演している。

終盤は、少年達の心の支えともなるコックのロスコー・リー・ブラウン、売春婦達を仕切るコリーン・デューハースト、逞しく成長する少年達ロバート・キャラダイン、マイク・パイト、アルフレッド・バーカーJr.、ニコラス・ビューヴィ、スティーヴ・ベネディクト、スティーヴン・R・ヒューディス、ノーマン・ハウェルJr.、A・マルティネス、ショーン・ケリー、クレイ・オブライエン、主人公の妻役サラ・カニンガム、酒場の主人スリム・ピケンズ、主人公に雇われていた牧童のマット・クラーク、墓石屋のチャールズ・タイナー、悪党一味でリチャード・ファーンズワースも出演している。


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