男の出発 The Culpepper Cattle Co. (1972) 3.34/5 (29)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

カウボーイに憧れた少年が牛追いの旅で様々な経験をしながら成長していく姿を描く、製作助手ジェリー・ブラッカイマー、原案、監督ディック・リチャーズ、主演ゲイリー・グライムズビリー”グリーン”ブッシュジェフリー・ルイスボー・ホプキンス他共演の西部劇。


西部劇


スタッフ キャスト
監督:ディック・リチャーズ

製作
ポール・A・ヘルミック
ジェリー・ブラッカイマー
原案:ディック・リチャーズ
脚本
エリック・バーコヴィッチ
グレゴリー・プレンティス
撮影
ローレンス・エドワード・ウィリアムズ
ラルフ・ウールジー
編集:ジョン・F・バーネット
音楽
トム・スコット
ジェリー・ゴールドスミス

出演
ベン・モックリッジ:ゲイリー・グライムズ
フランク・カルペッパー:ビリー”グリーン”ブッシュ
ルーク:ルーク・アスキュー
ディキシー・ブリック:ボー・ホプキンス
ラス・コールドウェル:ジェフリー・ルイス
ミズーラ:ウェイン・サザーリン
ソートン・ピアース:ジョン・マクライアム
ピート:マット・クラーク
コック:レイモンド・ガス
ナサニエル:アンソニー・ジェームズ
牛泥棒:ローヤル・ダーノ
ティム・スレイター:チャールズ・マーティン・スミス
バージェス:ハル・ニーダム
医師:アーサー・マレット
馬泥棒:グレゴリー・シエラ
バーテンダー:ウィリアム・オコンネル

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
1972年製作 92分
公開
北米:1972年4月16日
日本:1973年3月17日
製作費 $1,000,000
北米興行収入 $1,250,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
少年ベン・モックリッジ(ゲイリー・グライムズ)は、4ドルで手に入れた拳銃を友人のティム・スレイター(チャールズ・マーティン・スミス)に見せる。

フランク・カルペッパー(ビリー”グリーン”ブッシュ)が牛をコロラドのフォートルイス運ぶため、牧童として雇ってもらうことをベンはティムに話す。

カルペッパーに会ったベンは、カウボーイになることが夢だと言って、同行させてほしいと伝える。

コック(レイモンド・ガス)の助手になることを許されたベンは、母親にその件を伝えて旅立つ。

希望に燃えるベンだったが、カウボーイが厳しい仕事だとコックは語る。

初日の移動を終えて野営をしたカルペッパーらだったが、夜中に牛泥棒(ローヤル・ダーノ)が牛を暴走させる。

カルペッパーはら何んとかそれを止めるものの、仲間の一人が命を落とす。

仲間を葬ったカルペッパーは、逃げた約200頭の牛と犯人を追う。

待ち構えていた牛泥棒は、自分達が暴走した牛を止めて集めたとカルペッパーに伝え、買い取ってほしいと伝える。

それを拒んだカルペッパーは銃撃戦となり、牛泥棒ら4人を倒すものの、仲間も犠牲になる。

人手が足りないと考えたカルペッパーは、ベンをカスティーゴに向かわせて、ラス・コールドウェル(ジェフリー・ルイス)に助けを求めようとする。

ベンは馬で出発するが、二人組に拳銃と馬を奪われてしまう。

カスティーゴ。
歩いて町に着いたベンは、酒場でコールドウェルに会い、カルペッパーが助けを求めていることを伝える。

コールドウェルは、仲間のルーク(ルーク・アスキュー)とディキシー・ブリック(ボー・ホプキンス)、ミズーラ(ウエィン・サザーリン)と共に、ベンを連れてカルペッパーの元に向かう。

ベンから銃と馬を奪った猟師の二人を殺したコールドウェルらは、カルペッパーの元に着く。

報酬を上げさせようとしたコールドウェルだったが、カルペッパーから不満なら雇わないと言われ、仕方なくそれに従う。

その夜、志願して見張りを任されたベンは、現れた片目の男(グレゴリー・シエラ)と仲間に襲われる。

全ての馬が奪われてしまい、怪我をして倒れていたベンに話を聞いたカルペッパーは、抵抗して撃たなかった彼を非難する。

付近で馬を手に入れようとしたカルペッパーは、コールドウェルらと共に町に向い、役に立たないベンを駅馬車に乗せて親元に帰そうとする。

ベンを医師(アーサー・マレット)に診せたカルペッパーは、仲間達と共に酒場に向かう。

その場に馬泥棒がいることをベンから知らされたカルペッパーらは、その男に近づく。

見張っていたバーテンダーが銃を手にしたためベンが発砲し、銃撃戦が始まり、カルペッパーらは馬泥棒達を殺す。

馬の隠し場所を知ったカルペッパーは、その場に向かおうとする。

初めて人を殺してしまったベンは動揺する。

馬を取り戻したカルペッパーらは、仲間達の元に戻る。

銃をおもちゃのように扱っていたベンを殴り倒したコールドウェルは、ピート(マット・クラーク)にその行為を非難され、決闘すると言い出す。

ピートはそれを拒むが、侮辱されたと言うコールドウェルは納得しない。

コールドウェルがピートを追い払ってしまい、仲間を失ったカルペッパーは、調子に乗るコールドウェルを黙らせる。

悪気はなかったと言って謝罪するベンに、カルペッパーは、今後は大人しくしていろと忠告する。

牛に水と草を与えていたカルペッパーは、土地の所有者に襲われることを恐れ、話をつけに行こうとする。

それに同行するベンは、コックから食料の買い出しを頼まれる。

ピアースタウン。
酒場のバーテンダー(ウィリアム・オコンネル)から、一帯の土地の所有者がソートン・ピアース(ジョン・マクライアム)だと言われたカルペッパーは、会いたいことを伝える。

息子にピアースを呼びに行かせている間に、バーテンダーは、コールドウェルらに女と楽しむことを提案する。

女を確かめたコールドウェルらは、ベンを最初に部屋に入れる。

そこにピアースが現れ、挨拶したカルペッパーだったが、牛が勝手に水を飲み草を食べていると言われる。

金は払うと伝えたカルペッパーだったが、1日1頭30セントで、迷惑料の200ドルをピアースから要求され、銃を構える部下に囲まれてしまう。

銃を床に置いて仕方なく金を払ったカルペッパーらはその場から追い払われ、牛を移動させるために抵抗せずに戻る。

納得いかないコールドウェルだったが、指示に従うしかなかった。

仲間達の元に戻ったカルペッパーらは移動を始め、開拓者がいる土地に向かう。

開拓者のナサニエル(アンソニー・ジェームズ)らに挨拶したカルペッパーは、信心深い彼らから誰でも歓迎すると言われる。

そこに現れたピアースは、カルペッパーらと開拓者に、この場から出て行くようにと警告する。

土地の所有者だという証明をしろとカルペッパーから言われたピアースは、彼らを銃で脅し話を聞こうとしない。

1時間で出て行くようにと言うピアースに、ここは神の土地で自由に住む権利があると伝えたナサニエルだったが、話は聞き入れられない。

ピアースは、開拓者を脅すよう部下に命じてその場を去る。

カルペッパーが抵抗しないことを非難するコールドウェルだったが、牛をフォードルイスに運ぶことが先決だと言われる。

ベンは、助けを求めている開拓者と共に残ることをカルペッパーに伝え、出発した彼らを見守る。

銃を手にしたコールドウェルと仲間三人は、開拓者の元に戻り、ピアースに復讐しようとする。

現れたピアースらを迎え撃つコールドウェルらは、激しい銃撃戦の末に全滅する。

それに加わったベンに歩み寄るピアースは、息のあったルークにナイフで刺殺される。

共に旅して戦ったコールドウェルらの死に涙するベンは、血で汚れたこの地には住めないとナサニエルから言われる。

永遠の地を求めるために自分達が試されたと言うナサニエルは、死者を埋葬するべきだと考えるベンに、神が旅立つよう指示していると伝える。

ナサニエルに銃を向けて埋葬するよう命じたベンは、コールドウェルらを葬る。

そして、銃を捨てたベンは、馬に乗り走り去る。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
カウボーイになることを夢見る少年ベン・モックリッジは、コロラドのフォートルイスに牛を運ぶカルペッパーに会い、コックの助手として雇われる。
旅立ったカルペッパーらだったが、牛泥棒に仲間を殺され、人員を補充するためにベンを町に向かわせる。
コールドウェルと仲間3人を連れて戻ったベンは、その後、馬泥棒に痛めつけられてしまう。
ベンが役に立たないと判断したカルペッパーは、馬を手に入れるついでに寄った町で、ベンを駅馬車に乗せて親元に帰そうとする・・・。
__________

写真家として活躍していたディック・リチャーズが、自らの原案により念願だった西部劇を撮った意欲作で、ジェリー・ブラッカイマーが製作に加わっている。

カウボーイに憧れる少年の、様々な体験による成長を描くドラマはキャトルドライブと共に進行し、厳しい環境下での旅、牛や馬泥棒、悪党との銃撃戦や開拓者との親交など、西部劇の娯楽の要素を網羅した内容となっている。

前年の「おもいでの夏」(1971)で注目された、期待の新人ゲイリー・グライムズの主演作として話題になった作品でもある。

その後、目立ったキャリアを残せなかったゲイリー・グライムズの、瞬間的ではあったが、当時の人気を確かめるためにも貴重な作品。

また、当時活躍していた、映画ファンには懐かしいスター達の顔ぶれも嬉しい。

写真家としての才能を生かしたディック・リチャーズの映像表現や、ノスタルジックな雰囲気を伝える、ジェリー・ゴールドスミスの落ち着いた音楽が印象的だ。

カウボーイになる夢に一歩近づき、現実の厳しさを経験しながら成長していく少年ゲイリー・グライムズ、彼を雇うキャトルドライブのリーダー、ビリー”グリーン”ブッシュ、彼に手を貸すルーク・アスキュー、その仲間のボー・ホプキンスジェフリー・ルイス、ウェイン・サザーリン、彼らを敵視する土地の所有者ジョン・マクライアム、カウボーイのマット・クラーク、コックのレイモンド・ガス、開拓者のリーダー、アンソニー・ジェームズ、牛泥棒のローヤル・ダーノ、主人公の友人チャールズ・マーティン・スミス、医師のアーサー・マレット、馬泥棒のグレゴリー・シエラ、バーテンダーのウィリアム・オコンネル、そしてハル・ニーダムも端役出演している。


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