ボビーZ The Death and Life of Bobby Z (2007) 3/5 (24)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

伝説の麻薬ディーラーに似ていたため連邦捜査官の指示で替え玉にされた受刑者の逃亡と戦いを描く、監督ジョン・ハーツフェルド、主演ポール・ウォーカーローレンス・フィッシュバーンオリヴィア・ワイルドキース・キャラダインジェイソン・フレミングジョアキム・デ・アルメイダ他共演の犯罪アクション。


アクション/アドベンチャー


スタッフ キャスト
監督:ジョン・ハーツフェルド
製作
ピーター・シュレッセル
マット・ルーバー
製作総指揮:キース・サンプルズ
原作:ドン・ウィンズロウ”The Death and Life of Bobby Z”
脚本
ボブ・クラコワー
アレン・ローレンス
撮影:ジョン・ベイリー
編集
ブルース・キャノン
アラン・ジャクボヴィッツ
音楽:ティム・ジョーンズ

出演
ティム・カーニー:ポール・ウォーカー
タッド・クルーズ:ローレンス・フィッシュバーン
エリザベス:オリヴィア・ワイルド
ジョンソン:キース・キャラダイン
ブライアン・セルヴィエ:ジェイソン・フレミング
ドン・ワテロ:ジョアキム・デ・アルメイダ
キット:J・R・ビリャレアル
ボビーZ/ロバート・J・ザカライアス:ジェイソン・ルイス
モンク:ジョシュ・スチュワート
ブーン・ブーン:M・C・ゲイニー
マッドドッグ:チャック・リデル
デューク:マイケル・ボーウェン
メイシー:マーゴ・マーティンデイル
パーティーの客:ジョシュア・レナード
メキシコ人刑事:ジュリオ・オスカー・メチョソ
ホルヘ・エスコバル:ジェイコブ・ヴァルガス
ウェイン:デヴィッド・ラムゼイ
ワン・ウェイ:トレイシー・ウォルター
浮浪者:ブルース・ダーン

アメリカ 映画
配給
MGM
Millennium Films
2007年製作 97分
公開
北米:2007年9月4日(DVD)
日本:2007年11月17日
製作費 $22,000,000
世界 $413,450


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
ゴールド・コースト
海岸にいた浮浪者の老人(ブルース・ダーン)は、姿を消して6年になる、サーファーそして麻薬ディーラーである伝説の男”ボビーZ”が必ず戻って来ると語る。

カリフォルニア州、ロンポック、フンボルト刑務所。
連邦捜査官のタッド・クルーズ(ローレンス・フィッシュバーン)とホルヘ・エスコバル(ジェイコブ・ヴァルガス)は、子供時代からの札付きの悪で、家族もいない囚人ティム・カーニー(ポール・ウォーカー)に目をつける。

海兵隊員で服役中のティムは、終身犯のバイカー、マッドドッグ(チャック・リデル)に因縁をつけられ、襲われたために殺す。

ティムを呼んだタッドは、救いようのない犯罪歴の彼がボビーZ/ロバート・J・ザカライアス(ジェイソン・ルイス)に似ていることを確認する。

麻薬ディーラーとして天才的な才能を発揮したボビーZは、組織を作り大成功するが、商売敵に患部を殺され、忽然と姿を消したのだった。

しかし、完璧にシステム化された組織は健在で、ボビーZは、世界のどこかでそれを指揮していた。

ボビーZと組んでロサンゼルスに進出しようとしている、メキシコ北部を支配する麻薬王ドン・ワテロ(ジョアキム・デ・アルメイダ)に、相棒を人質にとられたことをタッドはティムに話す。

ワテロが相棒とボビーZの交換に応じたため、その身代わりとして、ティムがボビーZに成りすますことをタッドは考えた。

ボビーZを捜せとティムから言われたタッドは、タイの大使館に現れた彼は、毒虫に咬まれて心臓発作を起こし死んだことを伝える。

国境で相棒と交換すると言うタッドは、その後は自分次第だとティムに伝え、ワテロとボビーZは面識がないのでバレないと話す。

自由になるチャンスを得るか一生、獄中で過ごすかの選択を迫られたティムは、それを引き受けるしかなかった。

ボビーZになるための教育を受けたティムは、取引が行われる国境に向かう。

数学の天才であり、修道院でボビーZと一緒に育ったモンク(ジョシュ・スチュワート)が彼の右腕だと知らされたティムは、ホルヘが防弾チョッキを着たのを気にしながら相手を待つ。

相棒が連れてこられ、ティムは交換のために歩き始め、発砲したタッドはホルヘの頭部を撃ち抜く。

銃撃戦が始り、相棒は殺され、ティムが姿を消したことを確認したタッドはその場を去る。

草むらに隠れていたティムは、何者かに銃を向けられ、ボビーZかと言われる。

メキシコ、アドビ・グアダルーペ。
広大なブドウ畑の中にあるワテロの屋敷で目覚めたティムは、タッドから知らされていた、プールサイドにいたボビーZの元恋人エリザベス(オリヴィア・ワイルド)と側にいる子供のキット(J・R・ビリャレアル)に気づく。

ワテロの部下ブライアン・セルヴィエ(ジェイソン・フレミング)に呼ばれたティムは、ボスが週末には戻ると言われる。

大きな取引をワテロが希望しているとブライアンから言われたティムは、仲間のジョンソン(キース・キャラダイン)を紹介される。

キットが友人オリヴィアの息子だと知ったティムは、彼女はドラッグにより施設に入っていると言われる。

ティムは、キットとエリザベスの前で女といちゃつく男を痛めつける。

エリザベスに感謝されたティムは、キットが自分(ボビーZ)の子だと知らされる。

キットは、父ボビーZの写真を大切にしまってあった。

ロサンゼルスサンセット・ストリップ
マッドドッグの仲間でタトゥー・アーティストのブーン・ブーン(M・C・ゲイニー)の元に向かったタッドは、マッドドッグを殺したティムを捜していることを伝える。

ティムを部屋で待っていたエリザベスは、以前と変わったと言って牽制しながら、彼と愛し合う。

エリザベスと一夜を共にしたティムは、ワテロが自分を殺す気なので逃げるようにと彼女から言われる。

逃げようとしたティムは、連れて行ってほしいとキットから言われ、現れたジョンソンに銃を向けられる。

ジョンソンを銃撃したティムは、馬を奪いキットを乗せて逃走し、バイクと車の追跡かわす。

バイクと銃を奪ったティムは、キットと共に山に向かい、ガス欠になったために徒歩で先を急ぐ。

エリザベスを拘束したブライアンは、ボビーZ(ティム)の居場所を言わない彼女を鞭打つ。

砂漠で空から攻撃されたティムとキットは、岩陰に隠れる。

男達に襲われたティムは相手を倒して逃げるものの、ジョンソンに足を撃たれてしまう。

屋敷に戻ったワテロは、ブライアンの責任を追及する。

ボビーZの殺害計画をバラしたエリザベスと、追跡に失敗したジョンソンにも償いをしてもらうと言うワテロだったが、ボビーZを3日以内に連れて来れば許すと伝える。

痛めつけられたブライアンは車で引きずられ、エリザベスは屋敷を離れる。

ババ・メヒコ。
ゴミ埋め立て地でブライアンの死体が発見され、それを確認したタッドは、地元警察の刑事(ジュリオ・オスカー・メチョソ)から、ボビーZを見つけた場合の賄賂2万ドルを要求される。

タッドからの情報を得たブーン・ブーンは、マッドドッグの兄デューク(マイケル・ボーウェン)にそれを伝え、ボビーZを殺すよう指示される。

山間の町で宿を見つけたティムは、女主人のメイシー(マーゴ・マーティンデイル)から救急箱を借りて車を譲ってもらう。

キャビンも借りたティムは、自分を慕うキットと親交を深める。

モンクに電話をしたティムは、感じが違うと言われながら、パスポートと金が要ることを伝え、翌日、家に来るようにと指示される。

メイシーに金を渡したジョンソンは、キャビンにボビーZがいると言われる。

ボビーZ(ティム)のキャビンを監視していたブーン・ブーンは、その場に侵入したジョンソンに気づく。

ドアに爆弾を仕掛けたジョンソンは、銃を構えてボビーZを待つ。

戻ってきたティムは侵入者に気づき、キットと共に車の影に隠れる。

ドアを開けてしまったジョンソンは爆死し、ブーン・ブーンに発砲されたティムは、彼に襲い掛かり銃を奪う。

銃を向けられて怯えるブーン・ブーンからバイクのキーを奪ったティムは、キットと共にその場を去る。

ゴールド・コースト
モンクの家でタッドからの連絡を受けたエリザベスは、ボビーZの情報を求められ、何も知らないと答える。

ボビーZを渡せば自由にすると約束されたエリザベスは、現れたモンクから誰と話していたかを訊かれ、預けてあるキットからだと答えて、二人になりたかったと伝える。

今日、ボビーZから電話があったことを話したモンクは、彼が明日、来ると話す。

カリフォルニア州、ダナ・ポイント、エル・モロ・ビーチ。
エリザベスのキャビンで目覚めたティムは、モンクの家に向かう。

パーティーの招待客として家に入ろうとしたティムは、駐車係をしていた、かつての強盗仲間のウェイン(デヴィッド・ラムゼイ)から声をかけられる。

焦るティムは、ウェインに時計を渡して黙らせて、家の中に通される。

その場にいたエリザベスと話したティムは、キットはトキャビンにいることを伝える。

正体を訊かれたティムはバレていることを知り、寝れば分かるとエリザベスから言われる。

ボビーZが心臓発作で死んだことをエリザベスに話したティムは、本名を伝える。

モンクと話そうとしたティムは、まだシラフなのでやめた方がいいとエリザベスから言われる。

その場を監視していたタッドはデュークを呼び、ブーン・ブーンのバイクが止まっていることを知らせる。

今、騒ぎを起こすのは賢くないとデュークに伝えたタッドは、国境で若い警官が殺したため、その目撃者を全員殺す気だろうと言われる。

ティムを殺した後は自分の番だと言われたタッドは、受けて立つとデュークに伝える。

モンクからティムは何者だと訊かれたエリザベスは、ボビーZの替え玉だと答える。

ボビーZが死んだことを知らせたエリザベスは、ティムには手出しをせず高飛びするとモンクに伝える。

キットの元にエリザベスを連れて行ったティムは、その場にいたワテロに脅され、娘を弄び自殺に追い込んだと言われる。

手下にキットを殺すよう命ずるものの、自分の孫だとエリザベスから言われたワテロは、出産した娘がオリヴィアに子供を託し、母親失格だった彼女からキットを預かったということだった。

キットを連れて車で待てと手下に指示したワテロだったが、子供を話さなければ皆殺しにするとティムから言われる。

ティムから教わった護身術で、キットはワテロの手下を蹴る。

隙を見て手下達に襲い掛かったティムは、ワテロに銃を向けられるが、エリザベスが彼を射殺する。

実は生きていたボビーZ(ジェイソン・ルイス)の元に向かったタッドは、彼を死んだと思わせて大金を受け取る取引をしていたため、事態が混乱していることを責められる。

国境でティムを殺せなかったことも非難されたタッドは、早く始末するようボビーZから指示され、今夜エリザベスが殺すことを伝える。

必要ならばモンクも船で殺せると伝えたタッドは、子供がいることをボビーZに知らせる。

ダイナーでティムと共にキットの誕生日を祝っていたエリザベスは、ティムを裏切る気にはなれなかった。

金を持って船に向かったモンクはエリザベスに迎えられ、現れたティムに銃を向けられる。

大金の入ったバッグから札束を二つだけ取り出したティムは、これで十分だと言ってモンクを船から降ろす。

そこにデュークらが現れたため、一旦、船を降りたティムは、自分はボビーZだと伝える。

タッドに連れられてきたボビーZに気づいたティムは、彼がティム・カーニーだとデュークに伝えて車を指さす。

銃を向けられ車から降りるよう言われたタッドとボビーZは、仕方なく指示に従い、ティムはデュークらを混乱させる。

そこに船に乗ったキットが現れ、ティムのことを父親と呼ぶ。

ティムには子供がいないと言うデュークらは、タッドとボビーZを銃撃するものの相撃ちになる。

警察が近づき、海に飛び込んだティムは船に乗りキットと抱き合う。

ティムとエリザベス、そしてキットは、新たな人生を歩み始める。

浮浪者は、最悪な人生を送っていたティムが、ボビーZになり全てを手に入れた、それが”伝説”だと語る。


解説 評価 感想
1997年に発表された、ドン・ウィンズロウの著書”The Death and Life of Bobby Z”を基に製作された作品。

*(簡略ストー リー)
刑務所で度々、問題を起こす受刑者ティム・カーニーは、連邦捜査官のタッドに呼ばれる。
伝説の麻薬ディーラー”ボビーZ”に似ていたティムは、メキシコの麻薬王ワテロに捕らえられたタッドの相棒と交換するための取引に協力するよう強要される。
その後の自由を約束されたティムはそれに応ずるが、国境の取引現場でタッドに裏切られて逃亡しようとする。
ワテロの部下ライアンにボビーZとして捕らえられたティムは、ボビーZの元恋人だったエリザベスと彼の息子キットの存在を知る。
ワテロに殺されるとエリザベスから言われたティムは、キットと共に逃亡し、同じ頃、タッドも彼の捜索を始める・・・。
__________

札付きの悪党である受刑囚が、大物麻薬ディーラーに似ていたことで替え玉にさせられ、裏切られたことによる逃亡と組織との戦いを描く犯罪アクション。

ワイルド・スピード」シリーズのヒットでスターとなったポール・ウォーカー主演、ローレンス・フィッシュバーンら個性派が共演する注目作なのだが、日本他数か国で劇場公開されただけで、北米などはDVDリリースしかされなかった作品。

やや手抜きとも言える脚本は単調で、頭を傾げるシーンも多々ある。
例えば、足を銃で撃たれたにも拘らず、主人公は裸足で山を歩き町にたどり着き、靴を購入して履き替えただけで、その後は何事もなかったかのようにしている・・・、また、替え玉になる本人とは似ているかな?という程度であり、関係者であれば即バレてしまうはず、などなど・・・。

とは言え、話は単純明快で、腕っぷしの強い小悪党の囚人役の主演ポール・ウォーカーの個性を生かした軽快な展開が見所であり、キャスティングもいいので楽しめる作品には仕上がっている。

主人公を利用する連邦捜査官のローレンス・フィッシュバーン、麻薬組織に関わる女で主人公の協力者となるオリヴィア・ワイルド、組織の一員で主人公を追跡するキース・キャラダイン、同じくジェイソン・フレミング、麻薬組織のボス、ジョアキム・デ・アルメイダ、ボビーZ(ジェイソン・ルイス)の息子で主人公を慕う少年のJ・R・ビリャレアル、ボビーZと組む組織の幹部ジョシュ・スチュワート、バイカー・グループのM・C・ゲイニー、そのリーダー、マイケル・ボーウェン、その弟で、主人公に刑務所で殺されるチャック・リデル、貸しキャビンの女主人マーゴ・マーティンデイル、パーティーの客ジョシュア・レナードメキシコ人刑事のジュリオ・オスカー・メチョソ、連邦捜査官のジェイコブ・ヴァルガス、主人公の強盗仲間デヴィッド・ラムゼイ、ビーチでボビーZと主人公のことを語る浮浪者の老人ブルース・ダーン、他トレイシー・ウォルターなどが共演している。


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