特攻大作戦 The Dirty Dozen (1967) 4/5 (3)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

第二次世界大戦下、札付きの凶悪犯が恩赦を条件に命懸けの任務に挑む姿を描く、監督ロバート・アルドリッチリー・マーヴィンアーネスト・ボーグナインチャールズ・ブロンソンジョン・カサヴェテスジム・ブラウンロバート・ライアンテリー・サヴァラスジョージ・ケネディドナルド・サザーランド他共演のアクション。


アクション/アドベンチャー


スタッフ キャスト ■

監督:ロバート・アルドリッチ
製作:ケネス・ハイマン
原作:E・M・ネイサンソン
脚本
ナナリー・ジョンソン
ルーカス・ヘラー
撮影:エドワード・スケイフ

編集:マイケル・ルチアーノ
音楽:フランク・デ・ヴォール

出演
リー・マーヴィン:ジョン・ライズマン少佐
アーネスト・ボーグナイン:ウォーデン少将
チャールズ・ブロンソン:ジョセフ・T・ウラディスロー
ジム・ブラウン:ロバート・T・ジェファーソン
ジョン・カサヴェテス:ヴィクター・R・フランコ
リチャード・ジャッケル:クライド・バウレン軍曹
ロバート・ライアン:エヴェレット・ダッシャー・ブリード大佐
クリント・ウォーカー:サムソン・ポウジー
テリー・サヴァラス:アーチャー・J・マゴット
ジョージ・ケネディ:マックス・アンブラスター少佐
ラルフ・ミーカー:スチュアート・キンダー大尉
ドナルド・サザーランド:ヴァーノン・L・ピンクリー
ロバート・ウェッバー:デントン准将
トリニ・ロペス:ペドロ・ヒメネス
トム・バスビー:ミロ・ヴラデク
ベン・カルーザス:グレン・ギルピン
スチュアート・クーパー:ロスコー・リーヴァー
コリン・メイトランド:セス・K・ソーヤー
アル・マンシーニ :ソス・R・ブラヴォス

アメリカ 映画
配給 MGM
1967年製作 149分
公開
北米:1967年6月15日
日本:1967年10月21日
北米興行収入 $45,300,000


アカデミー賞 ■

第40回アカデミー賞
・受賞
音響効果賞
・ノミネート
助演男優(ジョン・カサヴェテス)
編集・録音賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

1944年、春、第二次世界大戦下のイギリスロンドン
ノルマンディー上陸作戦を控えて、アメリカ陸軍のジョン・ライズマン少佐(リー・マーヴィン)は、ウォーデン少将アーネスト・ボーグナイン)、デントン准将(ロバート・ウェッバー)、マックス・アンブラスター少佐(ジョージ・ケネディ)らの待つ司令部に呼ばれる。

ライズマンは、”大赦作戦”という、実刑の決まった札付きの凶悪犯12名で編成したコマンド部隊の指揮を任される。

そして、フランスレンヌにある、ドイツ軍士官の集結する別荘を襲い、上陸作戦を成功に導くためのゲリラ作戦を命ぜられる。

部隊への報酬はなく、厄介者を利用とする軍上層部のやり方を批判したライズマンは、ウォーデン少将から、功績のあった囚人の釈放などの約束を得る。

作戦に選ばれた、長期刑か死刑を宣告されていた元兵士極悪犯12人は、ジョセフ・T・ウラディスロー(チャールズ・ブロンソン)、ロバート・T・ジェファーソン(ジム・ブラウン)、ヴィクター・R・フランコ(ジョン・カサヴェテス)、サムソン・ポウジー(クリント・ウォーカー)、アーチャー・J・マゴット(テリー・サヴァラス)、ヴァーノン・L・ピンクリー(ドナルド・サザーランド)、ペドロ・ヒメネス(トリニ・ロペス)、ミロ・ヴラデク(トム・バスビー)、グレン・ギルピン(ベン・カルーザス)、ロスコー・リーヴァー(スチュアート・クーパー)、セス・K・ソーヤー(コリン・メイトランド)、タソス・R・ブラヴォス(アル・マンシーニ)を、早速ライズマンは基礎教練に向かわせる。

クライド・バウレン曹長(リチャード・ジャッケル)の号令の下、行進させられる囚人達だったが、フランコが、一人反抗して隊列を崩し、ライズマンに叩きのめされる。

ライズマンは囚人を順番に回り、まず2日後に死刑が決まったフランコに、作戦に参加すれば、命を助けることを約束する。

次にウラディスロー、マゴットなどと面接したライズマンは、結局は、死刑や終身刑などより任務を選んだ12人を前に、その厳しい条件を伝えて、連帯責任の重要性を叩き込む。

訓練地に向かった囚人部隊は、まず自分達の住む宿舎の建造をライズマンに命令される。

床も窓もない宿舎に、不満を訴えるフランコだったが、ライズマンは、何食わぬ顔で、彼らに早朝から作業を続けさせる。

作業中にワイヤー・カッターを盗んだフランコは、就寝後に逃亡しようとするが、集団責任を恐れたウラディスローとジェファーソンに強引に止められる。

同時に訓練も始まり、ライズマンは、ポウジーに自分をナイフで刺すよう命じて挑発する。

ポウジーは動揺してライズマンに襲い掛かるものの、彼に簡単に押さえ込まれて観念する。

平行して囚人達は、スチュアート・キンダー大尉(ラルフ・ミーカー)のカウンセリングを受ける。

キンダーは、反社会的な異常者集団の中で、マゴットに注意するようライズマンに忠告する。

その後、水でヒゲをそることに、フランコがまたしても不満をぶつけた為、ライズマンはそれに同調する者がいるかを問い、全員がフランコを支持したため、ヒゲ剃りが禁止になってしまう。

ライズマンは遂に12人が団結したことを喜び、キンダーと祝杯をあげる。

訓練も仕上げに入り、降下訓練のため空軍基地に忍び込もうとしたライズマンは、基地責任者で、反りの合わないエヴェレット・ブリード大佐(ロバート・ライアン)を騙そうとする。

将軍が閲兵するということにして、間抜け面のピンクリーを将軍に仕立てたライズマンは、基地内に侵入する。

しかし、それを怪しんだブリードは、部下に部隊を探らせて、ウラディスローを痛めつける。

何も口にしなかったウラディスローは、ポウジーらに助けられるが、それがライズマンの仕業だと思い込む。

降下訓練も無事終了し、ライズマンは、訓練終了の褒美として、囚人達に酒と女を与える。

翌日、キャンプにブリード大佐が現れ、ウラディスローは、自分が痛めつけられたのが、大佐の部下だということを知る。

ブリードはライズマンを陥れるために、極秘で進む作戦について、探りを入れようとする。

しかし、キャンプに戻ったライズマンは、機関銃でブリードを威嚇し、彼の部隊を武装解除してしまい大恥をかかせる。

司令部のデントン准将はブリードの報告を受けて、部隊を解散し囚人を戻して、処刑する決断をウォーデン少将に迫る。

ライズマンは、優秀な部隊に育った部下を擁護し、それを証明しようとする。

そして、師団の対抗訓練で、ブリードの部隊と対戦させる案をアンブラスター少佐が提案して了承される。

相手を嘲り笑うブリードだったが、対抗戦でウラディスローが指揮する囚人部隊は、ルールを無視した巧みな作戦に出る。

囚人部隊は敵軍に扮し、ブリードの本部近くで事故を装い、偽の負傷兵を連れて本部に侵入し、彼に顔が知れているフランコは、別の場所で救急車を奪う。

オブザーバーのアンブラスター少佐は、その状況を監視するが、作戦に干渉せずに囚人部隊と行動を共にする。

ブリードの本部に視察に来ていたウォーデン少将は、囚人達の行動を察知するが、苦笑いしながら、それを見過ごして本部を後にする。

アンブラスター少佐は、フランコらに救急車から振り落とされるが、最高の結末を見逃さないために、ブリードの本部に急ぐ。

そして、救急車は到着し、ブリードの本部はあえなく囚人部隊に占拠されてしまう。

それを目撃できたアンブラスターは、囚人達と共に大爆笑する。

ライズマンは、囚人達に使命感や連帯感を植えつけることに成功し、いよいよ実戦の舞台に向かうことになる。

準備は整い作戦は決行され、部隊はパラシュート降下で目的地に向かう。

降下時にヒメネスが木に引っかかり、首の骨を折って死亡したため、ライズマンは部隊の気を引き締める。

ライズマンと、ドイツ語の話せるウラディスローは検問所の兵士を殺し、ドイツ兵に扮装して先陣を切り、目標の別荘に侵入する。

各人位置についた部隊は、ライズマン達の合図で行動を開始し、マゴットやジェファーソンらも別荘に侵入する。

しかし、マゴットが、ドイツ将校との逢引のために現れた女を刺殺して機関銃を乱射してしまう。

別荘内は騒然となり、ドイツ将校らは地下壕に避難する。

見張りのピンクリーが射殺され、ジェファーソンが、計画を無視したマゴットを、已む無く撃ち殺す。

ライズマンとウラディスローが、爆薬保管庫でもある地下にドイツ将校達を閉じ込めて、地下の換気口に手榴弾とガソリンを投入しようとするが、敵の抵抗で部隊に死傷者が出る。

フランコが装甲車両を奪い、ジェファーソンが、換気口に手榴弾を投げ込みながら、ライズマン達の車両に向かう。

地下壕と別荘の爆破には成功するが、ジェファーソンは敵の銃弾に倒れる。

部隊は作戦を成功させて別荘を脱出するものの、結局、生き残ったのはライズマン、ウラディスロー、バウレンの3人だけだった。

ウォーデン少将は、”ダーティ・ダズン”と呼ばれたこの部隊を賞賛する。

生き残ったウラディスローは、元の階級に戻り軍隊に復帰することになる。

そして戦死した11人は、ウォーデン少将により名誉の戦死者となることが報告される。


解説 評価 感想 ■

1965年に発表された、E・M・ネイサンソンのベストセラー小説を基に製作された作品。

*(簡略ストー リー)

1944年、第二次世界大戦下。
ノルマンディー上陸作戦を控え、アメリカ陸軍のジョン・ライズマン少佐は、ウォーデン少将らの待つ司令部に呼ばれ、”大赦作戦”という、実刑の決まった、札付きの凶悪犯12名で編成したコマンド部隊の指揮を任される。
ライズマンは、フランスレンヌにあるドイツ軍士官の別荘を襲う、ゲリラ作戦を命ぜられる。
報酬もなく、厄介者を利用する軍上層部を批判したライズマンだったが、功績により囚人らが釈放されることを約束され、その役目を受けることになる。
そしてライズマンは、極悪犯の元兵士12人を基礎教練に向かわせ、一筋縄ではいかない一癖ある男達の、軍人としての再教育を始めるのだが・・・。
__________

ロバート・アルドリッチらしい男臭さとアクション、さらにはユーモアを交えた痛快な演出は、娯楽作として見応え十分だ。

第40回アカデミー賞では、音響効果賞を受賞した。
・ノミネート
助演男優(ジョン・カサヴェテス)
編集・録音賞

豪華キャストの中では、主演のリー・マーヴィンと生き残るチャールズ・ブロンソン、そして、やや呆気なく死んでしまう、アカデミー助演賞にノミネートされた、監督でもある性格俳優ジョン・カサヴェテス、異常な殺人鬼のようなテリー・サヴァラスが印象に残る。

本作では、三枚目に徹するロバート・ライアンをはじめ、皆、軍服が実によく似合う。

また、作戦を指揮するアーネスト・ボーグナインやその参謀のジョージ・ケネディ、茶目っ気のあるドナルド・サザーランドらが笑い誘い、大いに楽しませてくれる。

いつもは目立たず、少し気になる存在程度の小柄なリチャード・ジャッケルが、囚人部隊を鍛えるリー・マーヴィンの部下役で、好演している。
NFLのス-パースター、ジム・ブラウン、巨漢クリント・ウォーカー、軍のカウンセラー、ラルフ・ミーカー、司令部の准将ロバート・ウェッバーなども共演している。

戦争映画とはいえ、ドイツ軍兵士の他、別荘に居合わせた人々なども、地下に閉じこめて殺してしまうところなどは残忍な気もする。


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