顔のないスパイ The Double (2011) 3.04/5 (23)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

冷戦時に活動したCIA情報員が、復活した旧ソ連の伝説のスパイの謎を追いながら、自らが背負う暗い過去のために行動する姿を描く、主演リチャード・ギアトファー・グレイスマーティン・シーン他共演、監督、脚本マイケル・ブラントによるスパイ・サスペンス。


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト ■

監督:マイケル・ブラント
製作総指揮
モハメッド・カラフ・アル=マズルーイ

エド・ボーガーディン
製作
パトリック・アイエロ

アショク・アムリトラジ
アンドリュー・ディーン
デレク・ハース
脚本
マイケル・ブラント

デレク・ハース
撮影:ジェフリー・L・キンボール
編集:スティーブ・マーコビッチ
音楽:ジョン・デブニー

出演
ポール・シェファーソン:リチャード・ギア

ベン・ギアリー:トファー・グレイス
トム・ハイランド:マーティン・シーン
ヨハン・ボズロスキー:テイマー・ハッサン
ブルータス/イゴール・イヴァノヴィッチ・コザック:スティーヴン・モイヤー
オリヴァー:クリス・マークエット
ナタリー・ギアリー:オデット・アナブル
アンバー:スタナ・カティック
ウィーバー捜査官:ジェフリー・ピアーズ
モリー:ニコール・フォレスター
デニス・ダーデン上院議:エド・ケリー
バートン捜査官:ローレンス・ギリアードJr.
マーティン・ミラー:ランディ・フラグラー

アメリカ 映画
配給 Image Entertainment

2011年製作 98分
公開
北米:2011年10月28日
日本:2012年2月25日
世界 $3,696,232


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

メキシコソノーラ
国境を越えてアメリカ入りした一団の中に、ある男がいた。

男は、国境警備員を殺害して逃亡する。

6カ月後、ワシントンD.C.
ロシアと密接な関係を持つ、デニス・ダーデン上院議員(エド・ケリー)が殺害される。

ダーデンを監視していたFBIだったが、CIAも現場に駆け付けたことで混乱する。

そこに、CIA長官のトム・ハイランド(マーティン・シーン)が現れ、FBI長官の命令でウィーバー(ジェフリー・ピアーズ)とバートン(ローレンス・ギリアードJr.)の両捜査官は手を引く。

引退した元CIA情報員ポール・シェファーソン(リチャード・ギア)は、帰宅すると、その場にハイランドがいたために驚く。

ハイランドは、旧ソ連の伝説のスパイ “カシウス”が復活し、ダーデンを殺害したことをジェファーソンに伝える。

CIA本部。
FBI長官なども顔揃えた会議で、ハイランドは、ソ連の暗殺者集団”カシウス7”を追っていたジェファーソンに意見を求めるが、彼はカシウスの犯行を否定する。

カシウスが犯人だと断言する、FBIの若手捜査官ベン・ギアリー(トファー・グレイス)と組むように、ハイランドに指示されたジェファーソンは戸惑ってしまう。

ジェファーソンは、カシウスに会いもせずに、論文と調査で彼を語るギアリーを相手にせず、その場を去ろうとする。

それを引き止めたハイランドは、ジェファーソンが射殺したはずの、カシウスの部下のイゴール・イヴァノヴィッチ・コザック(スティーヴン・モイヤー)、通称ブルータスが、生存して刑務所にいることを伝える。

それを信じないまま、その場を引き上げたジェファーソンだったが、翌日、ハイランドに会い、カシウスが死んだことを証明するように命ぜられる。

ジェファーソンは仕方なくそれを受け入れて、ギアリーと共に、ブルータスの収監されている刑務所に向い彼に面会する。

ギアリーがブルータスから情報を聞き出し、カシウスが、暗殺者の掟を破り罰を受けたことを知るものの、それが嘘だと言って、ジェファーソンはその場を引き上げる。

その後ブルータスは、ギアリーから渡されたラジオの電池を飲み込み、病院に運ばれるものの逃亡しようとする。

しかし、実はカシウス本人だったジェファーソンに、ブルータスは殺害される。

ギアリーの命も狙ったジェファーソンだったが、彼に家族がいることを知り、それを諦めて自宅に戻る。

翌日ジェファーソンは、ギアリーを呼び出して危険を知らせ、手を引くように説得するが、彼は聞く耳を持たない。

ブルータス殺害を知らされたギアリーは、ジェファーソンと共に、現場から逃げ出した男を追う。

二人は男を取り逃がすが、ギアリーは、彼がカシウスではないことを指摘してその場を引き上げる。

ギアリーの家に招待されたジェファーソンは、妻ナタリー(オデット・アナブル)を紹介される。

食事を済ませたジェファーソンは、ギアリーが席を外している間に、恐ろしい暗殺者のカシウスが、夫の存在を知っていることをナタリーに伝える。

翌日、ロシア駐在の一等分析官マーティン・ミラー(ランディ・フラグラー)から、ジェファーソンとギアリーは、半年前の国境警備員殺害事件の報告を受ける。

奪われた車も発見され、犯人は特定されないままでいたが、車の監視カメラ映像で、ロシアのスパイがアメリカ入りしたことが分かる。

ジェファーソンは、その男を元”スペツナズ”でKGBのヨハン・ボズロスキー(テイマー・ハッサン)だと確認して彼がカシウスだと指摘する。

ジェファーソンは、ロシア人女アンバー(スタナ・カティック)の元に向かい、ボズロスキーの居所を聞き出そうと彼女に銃を向ける。

ギアリーがそれを制止し、アンバーに尋問を始めて、落ち着いた彼女は、現れた兄に、ボズロスキーの居場所を伝える。

ジェファーソンとギアリーは、ボズロスキーがいるという、ある工場に案内される。

ボズロスキーと顔を合わせ、アンバーの兄だという男に裏切られたジェファーソンだったが、自分がカシウスだと伝えて男を殺す。

ジェファーソンはボズロスキーに逃げられ、銃声を聞いて駆けつけたギアリーは、男がカシウスの手口で殺されていることを確認する。

ギアリーは、ジェファーソンの行動に疑問を抱き始め、同僚のオリヴァー(クリス・マークエット)に彼の調査をさせる。

ジェファーソンは、ギアリーが殺される危険性があることをナタリーに伝えて、事件から手を引く説得をさせようとする。

ギアリーは、オリヴァーが揃えた資料を基に分析して、ジェファーソンがカシウスであることを確信する。

帰宅したギアリーは、子供達やナタリーの顔を見て、家族が一番大切だと伝え、ジェファーソンの言葉は無視するようにと彼女に告げて仕事場に戻る。

車のワイパーに、ジェファーソンと妻子の写真が挟まっていたことに気づいたギアリーは、1988年にジュネーブで、ジェファーソンの妻子が殺された事件の資料の中の写真に、ボズロスキーが写っていることを確認する。

ジェファーソンは、暗殺者としての掟を破ったために、妻子を殺されてしまったのだった。

ギアリーは、ジェファーソンンの行動が全て復讐のためだったことに気づく。

ジェファーソンは、ボズロスキーを追い詰めながら車が横転して銃撃を受けるが、そこにギアリーが現れる。

しかし、ジェファーソンは、ギアリーが移民の子であり、ロシアの二重スパイだと見破る。

ギアリーは、議員を殺しカシウスも殺す命令を受け、その後に一人でモスクワに戻ることをジェファーソンに伝える。

しかし、ジェファーソンを殺す気になれないギアリーは、ボズロスキーを”カシウス”にすることを考えて二人は彼を追う。

監視カメラ映像で、ギアリーの危険を知ったジェファーソンは、ボズロスキーに銃撃されながらも彼を殺害して復讐を果たす。

ジェファーソンは、ギアリーに家に帰るようにと伝えて息を引き取る。

ギアリーは、駆けつけたハイランドに、ボズロスキーがカシウスだったことを伝え、情況を説明する。

ハイランドは、その場を去ろうとするギアリーに、CIAで働くことを考えておうよう言われる。

自宅前の車内で、ナタリーや子供達の姿を見たギアリーは家族の元に向かう。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

ワシントンD.C.。.
ロシアと密接な関係を持つ上院議員が殺害され、CIA長官のハイランドは、その手口から、旧ソ連の伝説のスパイ “カシウス”が復活したことを確信する。
ハイランドは、カシウスを追っていた元CIA情報員で引退したポール・シェファーソンに、この件への協力を求める。
カシウスを研究し尽くしていた、FBIの若手捜査官ギアリーは、カシウスの犯行をである理由を説明するが、ジェファーソンはそれを否定する。
しかし、自分が殺害したはずの、カシウスの部下ブルータスが、捕えられて収監されていることを知ったジェファーソンは、ギアリーと組むことになり刑務所に向かう。
そして二人は、カシウスが、暗殺者の掟を破ったために罰を受けたことなどを知るのだが・・・。
__________

3時10分、決断のとき」(2007)、「ウォンテッド」(2008)など、話題作の脚本で知られるマイケル・ブラントの初監督作品で、各ショットが意味を持つ、細やかな演出などは見応えあり。

早々に、キーパーソン”カシウス”の正体は観客は知ることになるのだが、終盤に向けて、更なる秘密が明かされる展開は、スパイ劇の醍醐味を感じさせてくれる。

見た目は相変わらず穏やかだが、問答無用のプロの暗殺者を演ずるリチャード・ギアの、奥深い演技も注目だ。

唯のエリートには見えない、何かを感じる人物像の描写、演出を注意していると、終盤で納得できる存在となるFBI捜査官を好演するトファー・グレイス、その妻オデット・アナブルCIA長官マーティン・シーン、殺人集団”カシウス7”のメンバー、スティーヴン・モイヤー、ギアリー(T・グレイス)の同僚クリス・マークエットロシア人の女スタナ・カティックFBI捜査官のジェフリー・ピアーズローレンス・ギリアード、殺される上院議員エド・ケリー、分析官ランディ・フラグラーなどが共演している。


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