ザ・ファン The Fan (1996) 3/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

ストーカー的偏執狂の男の暴挙と恐怖をスリリングなタッチで描く、監督トニー・スコット、主演ロバート・デ・ニーロウェズリー・スナイプスエレン・バーキンジョン・レグイザモベニチオ・デル・トロ他共演のサスペンス・スリラー。


スリラー/ホラー


スタッフ キャスト ■

監督:トニー・スコット
製作総指揮
バリー・M・オズボーン

ジェームズ・W・スコッチドープル
ビル・アンガー
製作:ウェンディ・ファイナーマン

原作:ピーター・エイブラハムズThe Fan
脚本:フォエフ・サットン
撮影:ダリウス・ウォルスキー
編集
クリスチャン・ワグナー

クレール・シンプソン
音楽:ハンス・ジマー

出演
ギル・レナード:ロバート・デ・ニーロ

ボビー・レイバーン:ウェズリー・スナイプス
ジュエル・スターン:エレン・バーキン
マニー:ジョン・レグイザモ
ホアン・プリモ:ベニチオ・デル・トロ
エレン・レナード:パティ・ダーバンヴィル
ティム:クリス・マルケイ
リッチー・レナード:アンドリュー・J・ファークランド
ショーン・レイバーン:ブランドン・ハモンド
クープ:チャールズ・ハラハン
店主:ジョン・キャロル・リンチ
ベイカー刑事:ウェイン・デュヴァル
放送技師:ジャック・ブラック
本人:アーロン・ネヴィル

アメリカ 映画
配給 トライスター・ピクチャーズ

1996年製作 116分
公開
北米:1996年8月16日
日本:1996年10月26日
製作費 $55,000,000
北米興行収入 $18,573,791


アカデミー賞 ■

 


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

サンフランシスコ、4月。
メジャーリーグの開幕を迎え、地元チーム”サンフランシスコ・ジャイアンツ”の熱狂的なファン、ギル・レナード(ロバート・デ・ニーロ)の心躍る季節がやって来た。

今年のチームは、”アトランタ・ブレーブス”から4000万ドルで強打者ボビー・レイバーン(ウェズリー・スナイプス)を獲得していた。

その価値を探る、ラジオのスポーツキャスター、ジュエル・スターン(エレン・バーキン)は、番組中に、球場に向かう途中のレイバーンを捉まえて鋭い質問を投げかける。

しかし、レイバーンの実力を高く評価するギルは、ラジオの番組に参加してレイバーンを擁護し、シーズンに大いに期待をかける。

ナイフのセールスマンのギルは、シーズン開幕を前に仕事どころではなかったのだが、会社側は、彼に成績を上げるように迫る。

背番号が”33”だと知ったレイバーンは、自分の希望は”11”だということをエージェントのマニー(ジョン・レグイザモ)に強く要望する。

しかし、チーム・メイトのホアン・プリモ(ベニチオ・デル・トロ)が既にその番号を付けていて、レイバーンはそれを50万ドルで譲るという提案をマニーを通じて打診される。

開幕が気になり、仕事もうまくいかないギルだったが、別れた妻のエレン(パティ・ダーバンヴィル)の元に現れ、息子のリッチーを誘い、予定通りジャイアンツの開幕戦に向かう。

キャンドルスティック・パーク”に着いたギルとリッチーの胸は高鳴り、アーロン・ネヴィル国歌斉唱後、いよいよ試合は始まる。

試合開始後、レイバーンとプリモが打球を追って激突してしまい、レイバーンが負傷してしまう。

その日に商談があるギルはそれが気になるが、試合から目が離せずにいた。

負傷を押して打席に立ったレイバーンは、見事ホームランを放つが、仕事の約束があるギルはリッチーを座席に残して商談に向かってしまう。

しかし、商談相手が、予定を変更して野球を見に行っていると聞いたギルは球場に戻る。

リッチーは、観客の老人夫婦が自宅に送り届けていたため、ギルは息子の元に向かう。

エレンは、現れたギルを罵倒して追い出そうとするが、彼は強引にリッチーの部屋に入り彼に謝る。

その後ギルは、成績不振を理由に、父親が創設した会社を解雇されてしまい、さらにリッチーへの接近禁止命令を受けてしまう。

リッチーの野球の練習に現れたギルは、息子に近づこうとして、エレンと恋人ティム(クリス・マルケイ)の、それを制止される。

5月末、レイバーンはスランプに陥り、観客は彼に罵声を浴びせる。

エージェントのマニーは、断り続けていたジュエルとのインタビューを受け入れることにする。

ジュエルは、完璧を求めるレイバーンに、少しは気を抜くことを勧める。

一方、好調を維持するプリモの背番号”11”を、レイバーンは奪おうとして暴力沙汰を起してしまう。

レイバーンが、背番号にこだわっていることを知ったギルは、ジュエルのラジオ番組を通じて、レイバーンの主張が正しいことを伝え、彼やジュエルの賛同を得る。

そして、プリモに接触したギルは、彼をナイフで刺殺してしまい、レイバーンは警察の事情聴取などを受け、プリモ殺害関与の疑惑を持たれる。

しかし、その後レイバーンは復活し、スランプを脱出してファンの期待通りのプレーをし始める。

レイバーンを監視し続けたギルは、ある日、海で溺れかけた彼の息子ショーン(ブランドン・ハモンド)の命を救う。

元野球選手と語り、礼をするというレイバーンにギルは、どうしてスランプを脱したかを尋ねる。

ギルは、ファンを第一に考えずに、たかが野球だと言い切るレイバーンを理解できず、ショーンを連れ出して車を奪い逃走する。

それに気づいたレイバーンは、車に電話をかけてギルと話をつけようとする。

しかしギルは、冷凍庫に、プリモの腕から剥ぎ取った”11”の刺青を残していることを伝えてレイバーンを脅す。

ギルは、子供時代にバッテリーを組んでいたクープ(チャールズ・ハラハン)の元に向かい、自分とショーンとの写真などを撮らせる。

レイバーンに連絡したギルは、自分のためにホームランを打つことと、電光掲示板にショーンとの写真を映し出すよう、ショーンの命と引き換えに要求する。

大事になるのを恐れたクープが、隙を見てショーンを逃がしたため、ギルは彼をバットで殴り殺す。

その後、ギルはショーンを捕まえて、雨の中、レイバーンの試合は始まる。

ジュエルは、番組に電話をかけてきたギルが、球場に来ていることを察知する。

ショーンの命を守るために、ホームランを打たなくてはならないレイバーンは凡退を続ける。

ギルが所持していたナイフが見つかり、彼の身元が判明するが、試合終盤、レイバーンは敬遠されそうになる。

レイバーンは、自分と勝負するよう相手のバッテリーに詰め寄るが、雨が激しくなり試合が中断される。

試合再開後、ピッチャーに勝負させたレイバーンは、土壇場でフェンス直撃の打球を放ち、彼はランニング・ホームランを狙いホームに滑り込む。

しかし、審判の判定はアウトとなり、レイバーンは猛抗議をするが、彼は審判がギルだと気づく。

ギルに飛び掛かったレイバーンは、ナイフで傷つけられながらも、息子ショーンの居場所を聞きだそうとする。

ナイフを握ったギルは、自分のベスト・ピッチングを見せたかったとレイバーンに伝え、マウンドに上がりナイフを投げようとする。

しかし、駆けつけた警察官が一斉にギルを銃撃して、彼はショーンの居場所を知らせずに息絶える。

ショーンは、ギルの身元を突き止めていた警察の捜索で、野球選手を夢見ていた彼のコレクションなどが集められた、”スカイ球場”の一室で無事に発見される。


解説 評価 感想 ■

1995年発表の、ピーター・エイブラハムズ同名小説の映画化。

*(簡略ストー リー)

野球選手になる夢が果たせなかった、熱狂的な野球ファンのギル・レナードは、地元の”サンフランシスコ・ジャイアンツ”に新加入した強打者、レイバーンの活躍に期待する。
ギルは、別れた妻エレンと暮らす息子を開幕戦に誘い、レイバーンが活躍した試合を楽しむ。
しかしギルは、仕事の商談に間に合わずに、息子を置いて取引先に向かってしまう。
息子は無事に家に送り届けられるが、エレンは憤慨して彼を追い払おうとする。
その後ギルは、父親が創設した会社を解雇され、さらに息子への接近禁止の裁判所命令を受けてしまう。
自暴自棄なったギルだったが、期待していたレイバーンもスランプに陥ってしまう。
そしてギルは、レイバーンの代わりに活躍し始めた選手プリモを殺害してしまう。
さらにギルは、レイバーンが野球を侮辱するような発言をしたため、彼の息子を誘拐して脅迫しようとする・・・。
__________

狂人にも思える、主人公が売りさばく鋭いエッジのナイフなどが、恐怖を煽る小道具として効果的に使われている。

撮影は「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズなど、この後に話題作目白押しとなるダリウス・ウォルスキー、音楽もお馴染みハンス・ジマーというビッグネームが担当している。

当時、ヒット作を連発のトニー・スコット、実力派ロバート・デ・ニーロ、アクション・スターとしての地位を築いていたウェズリー・スナイプスなど、魅力的なスタッフ、キャストが話題になった作品ではあるが、興行的には失敗に終わってしまった。

製作費 $55,000,000
北米興行収入 $18,573,791

どんな役を演じても、圧倒的な存在感を見せるロバート・デ・ニーロは、狂信的な野球ファンが殺人鬼と化す男を熱演している。

図抜けた才能のアスリートの雰囲気を、見事な肉体と共に見せてくれるウェズリー・スナイプス、ラジオのスポーツ・キャスター、エレン・バーキン、レイバーン(W・スナイプス)のエージェントのジョン・レグイザモ、ライバル選手で刺殺されるベニチオ・デル・トロ、主人公の妻役パティ・ダーバンヴィル、恋人役のクリス・マルケイ、息子のアンドリュー・J・ファークランド、レイバーンの息子役のブランドン・ハモンド、彼を逃がそうとする主人公の旧友役のチャールズ・ハラハン、他ジョン・キャロル・リンチジャック・ブラックなどが端役で出演し、人気歌手アーロン・ネヴィル国歌斉唱場面で登場する。


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