フライト・オブ・フェニックス The Flight of the Phoenix (2004) 3.33/5 (30)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

1964年に発表された、イギリス人作家エルストン・トレヴァー同名小説を、その翌年に映画化した作品「飛べ!フェニックス」(1965)のリメイク。
砂漠に不時着した輸送機搭乗者の決死の脱出劇を描く、監督ジョン・ムーア、主演デニス・クエイドタイリース・ギブソンジョバンニ・リビシミランダ・オットートニー・カランヒュー・ローリー共演によるアドベンチャー・アクション。


アクション/アドベンチャー


スタッフ キャスト ■
監督:ジョン・ムーア
製作総指揮:リック・キドニー
製作
ウィリアム・オルドリッチ

ジョン・デイヴィス
アレックス・ブラム
ウィック・ゴッドフリー
原作:エルストン・トレヴァー
脚本
スコット・フランク

エドワード・バーンズ
撮影:ブレンダン・ガルヴィン
編集:ドン・ジマーマン
音楽:マルコ・ベルトラミ

出演
フランク・タウンズ:デニス・クエイド

AJ:タイリース・ギブソン
エリオット:ジョバンニ・リビシ
ケリー・ジョンソン:ミランダ・オットー
アレックス・ロドニー:トニー・カラン
イアン:ヒュー・ローリー
ジェームズ・リドル:スコット・マイケル・キャンベル
レイディ:ケヴォルク・マリキアン
サミ:ジェイコブ・バルガス
ジョン・デイヴィス:ジャレッド・パダレッキ
ジェレミー:カーク・ジョーンズ

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX

2004年製作 112分
公開
北米:2004年12月17日
日本:2005年4月9日
製作費 $45,000,000
北米興行収入 $21,009,200
世界 $34,586,270


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
モンゴル、タンサグ盆地、アマコア社、第19試掘油井。
現場監督のケリー・ジョンソン(ミランダ・オットー)は、油井が閉鎖されることを知り、責任者イアン(ヒュー・ローリー)に食って掛かる。

会社の方針だというイアンは、ケリーの話に耳を貸さない。

ケリーは、到着した撤収用の輸送機パイロットのフランク・タウンズ(デニス・クエイド)を追い払おうとするが、彼も自分の仕事をするだけで、彼女の考えなどどうでもよかった。

タウンズは、副操縦士のAJ(タイリース・ギブソン)と作業を進め、廃材と作業員、そして謎の男エリオット(ジョバンニ・リビシ)を乗せ飛び立つ。

しかし、輸送機はゴビ砂漠で大規模な砂嵐に遭いアンテナが吹き飛び、タウンズは急上昇しようとする。

エリオットが、操縦席のタウンズに重量オーバーを指摘するが時既に遅く、輸送機は砂漠に不時着してしまう。

救難信号は出したが、アンテナが壊れたため、それが届いたかは確認できず、一行は嵐が収まるのを待つことにする。

着陸時に二人が死亡し、彼らを埋葬した一行は食料や水を確認する。

世界旅行の途中、油井に居ついたというエリオットは、その間、機体の損傷状況などを入念にチャックする。

その場を脱出する意見も出るが、7月のゴビ砂漠は一年で最も暑く、この地は磁石も利かないことをレイディ(ケヴォルク・マリキアン)は指摘する。

その後、出発前に不吉な言葉を発し、イアンに責められたジョン・デイヴィス(ジャレッド・パダレッキ)が姿を消してしまう。

アレックス・ロドニー(トニー・カラン)がそれを追おうとするが、タウンズがそれを引き止める。

やがて会社側が捜索に来るというイアンに対し、自分達が必要でない存在だと気づいた者達は絶望する。

その時、”C-119 Flying Boxcar”の機体を調べたエリオットが、破損していない片方のブームを胴体にして、単発機に改造し飛ばすという提案をする。

エリオットは、自分が試験機の設計士だと言って自信を見せるが、タウンズはそれが不可能で体力を消耗するだけだと言い張る。

その夜、ジェームズ・リドル(スコット・マイケル・キャンベル)が姿を消し、彼を捜しに行くというケリーを制止してタウンズがリドルの捜索に向かう。

そしてタウンズは、輸送機から落下し、何者かに殺された作業員を見つけ、その後リドルに出くわす。

タウンズは、機体改造に同意するという条件でリドルを連れ戻す。

仲間達の元に戻ったタウンズは、機体の改造をその夜から始めることを皆に告げる。

灼熱の太陽が降り注ぐ昼間は休み、夜間の作業に励む一同に、やがて一体感が生まれる。

そんな時、液体燃料にバーナーの火が引火し爆破炎上してしまい、燃料に余裕がなくなってしまう。

しかし、昼間の作業効率の良さで改造期間が短縮できると考えた彼らは、気を取り戻し作業を続ける。

作業は順調に進み、無傷のブームを胴体から切り離し、左翼を合体させることに成功する。

その後、落雷を避けるためにタウンズがアースを張り、寸前で機体を救うのだが、彼は、アースのことも知らないエリオットの行動を不思議に思う。

そしてレイディが、機体に不死鳥”フェニックス”という名前を付ける。

しかし、エリオットが昼夜働いていることを理由に水を多く飲み、全員の反感を買ってしまい、彼は責められるものの、当然のことと正当性を主張する。

その後、武器商人か密輸業者が近づいていることが分かり、水などを提供してくれるか確かめることになる。

ロドニーとAJそしてイアンが現場に向かい、盗賊だった相手と交渉を始める。

タウンズとリドルが三人を援護するが、ロドニーが銃撃され死亡する。

捕らえた盗賊を連れ帰ったケリーらだったが、生かすか殺すかで意見が分かれる。

しかし、エリオットが盗賊を殺し、こんな事態になったのは全てタウンズに責任があると主張する。

タウンズはエリオットを殴り倒すが、憤慨した彼は作業続行を拒否してしまう。

エリオットの協力なくして助かる道はなく、タウンズを含めた全員がエリオットに従うことを約束する。

そして、ついにフェニックスが完成し、あとはタウンズの操縦の腕に全てを託すことになる。

だが、タウンズは、エリオットが模型飛行機の設計技師だということを知り、全員がショックを受ける。

その時、強風を受けたフェニックスが機体を浮かしたのを見て、機体が飛ぶことをエリオットは確信する。

その直後、砂嵐に襲われたフェニックスは砂に埋もれてしまう。

タウンズに励まされた全員は、フェニックスを掘り出し機体を牽引し平地に運ぶ。

エリオットはエンジン始動用の火薬をタウンズに渡し、二人は幸運を祈り握手を交わす。

タウンズは、5発の火薬をセットしてエンジン始動を試みるが、3発を失敗に終わる。

そして、1発をシリンダーの掃除に使い、最後の火薬に懸けたタウンズは、見事にエンジンを始動させる。

背後から盗賊が迫るのに気づいたタウンズは、全員を主翼に乗せ離陸しようとする。

絶壁で平地が終わるものの、タウンズは機体を制御し飛行に成功する。

その後、生還したフェニックスの生存者は、それぞれが各分野で活躍する。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
油井閉鎖に伴う、作業員と機材撤収用の輸送機が、砂嵐に巻き込まれ砂漠に不時着してしまう。
無線も壊れて、孤立状態のパイロットのフランク・タウンズら生存者は、ひたすら救助を待とうとする。
しかし、居合わせた試験機の設計技師エリオットが、機体の無傷の部分を組み合わせ、単発機を造る提案をする。
当然それに反対するタウンズだったが、食料や水に限界がある中、仕方なく機体改造に同意する。
困難を極めた作業の末、彼らの機”フェニックス”はついに完成するが、作業の指揮を執っていたエリオットが、模型飛行機の設計者とわかり、一同は絶望する・・・。
__________

舞台設定や女性の登場などは変わっているが、内容的には旧作とほぼ同じストーリー。
奇抜なアイデアと多彩な登場人物を描いた、興味深い作品であった旧作に比べると、斬新さやドラマチックな展開に欠けている。

但し、本作しか見ていない方は、結構楽しめる作品かもしれない。

興行的にも全く振るわず、全世界のトータルでも、製作費の4500万ドルの回収すらできなかった。

北米興行収入 $21,009,200
世界 $34,586,270

また、旧作の監督ロバート・アルドリッチの息子ウィリアム・オルドリッチが製作に参加している。

緊迫感や感動も、やや物足りなさを感じる中で、旧作で設計技師を演じたハーディ・クリューガーに似せた雰囲気で登場するジョバンニ・リビシの演技を見て、それを懐かしく思い出した方も多いはずだ。

旧作のジェームズ・ステュアートの役に比べると、やはり存在感や人間味に欠ける機長役デニス・クエイド、副操縦士タイリース・ギブソン、紅一点の油井現場監督のミランダ・オットー、責任者のヒュー・ローリー、作業員トニー・カランスコット・マイケル・キャンベルケヴォルク・マリキアンジャレッド・パダレッキ、コックのジェイコブ・バルガスなどが共演している。


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