ザ・フライ2 二世誕生 The Fly II (1989) 2.52/5 (25)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★☆☆☆

1957年に雑誌”プレイボーイ”に掲載されたジョルジュ・ランジュラン”のThe Fly”を基に、1958年に公開された傑作恐怖映画「ハエ男の恐怖」のリメイク作品「ザ・フライ」(1986)の続編。
ハエと結合してしまった科学者の遺伝子を受けついだ息子の苦悩を描く、製作メル・ブルックス、脚本フランク・ダラボン他、主演エリック・ストルツダフネ・ズニーガリー・リチャードソン他共演、監督クリス・ウェイラスによるホラー。


スリラー/ホラー


スタッフ キャスト ■

監督:クリス・ウェイラス
製作
スティーヴン=チャールズ・ジャッフェ

メル・ブルックス
製作総指揮:スチュアート・コーンフェルド
原作:ジョルジュ・ランジュランThe Fly
脚本
ミック・ギャリス

ジム・ウィート
ケン・ウィート

フランク・ダラボン
撮影:ロビン・ヴィジョン
音楽:クリストファー・ヤング

出演
マーティン・ブランドル:エリック・ストルツ

ベス・ローガン:ダフネ・ズニーガ
アントン・バートック:リー・リチャードソン
ステイシス・ボランズ:ジョン・ゲッツ
スコービー:ゲイリー・チョーク
ジェインウェイ:アン・マリー・リー
ノーマン・シェパード:フランク・C・ターナー

トリンブル:ウィリアム・S・テイラー
シムズ:ジェリー・ワッサーマン

女性:ロリーナ・ゲイル
ベロニカ・ロニー・クエイフ:サフロン・ヘンダーソン
セス・ブランドル(映像):ジェフ・ゴールドブラム

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX

1989年製作 105分
公開
北米:1989年2月10日
日本:1989年5月3日
北米興行収入 $20,021,322
世界 $38,903,179


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

”バートック産業”。
社長アントン・バートック(リー・リチャードソン)が見守る中、ベロニカ・ロニー・クエイフ(サフロン・ヘンダーソン)が幼虫の様なものを出産し、その中から赤ん坊が取り出される。

バードックは、ジェインウェイ博士(アン・マリー・リー)をリーダーとした特別チームを組み、生れた子供を育てようとする。

子供の成長は普通児とは比べ物にならない速さで進み、特別異変の染色体遺伝子が休眠中であることを、ジェインウェイはバートックに報告する。

バートックは、学習能力も高く睡眠もとらないというマーティンに初めて会い愛情を注ぐ。

その後、10歳児ほどに成長したマーティンは、セキュリティーを解除し、気になっていた研究所内の第4区画に侵入し、その場で大量のハエがサンプルとして収集されていることを知る。

様々な動物もいる中で、ある犬が気に入ったマーティンは、翌日の夕食を持ってその場に向かう。

犬が檻の中にいなかったため、それを捜したマーティンは、ある実験室に向かう。

二つの装置の片方に入れられた犬は、起動したその場から消え去り、もう一方の装置に移ったことが確認される。

ところが、狂暴になった犬は研究員に噛みつき、マーティンは驚いて叫び声をあげる。

その場にいたバートックとジェインウェイがマーティンに気づく。

バートックは、マーティンを抱き寄せて落ち着かせる。

5歳の誕生日、既に成人に成長していたマーティン(エリック・ストルツ)は、バートックに外出することを許され、初めて研究所を出て家を与えられる。

マーティンは、能力を生かし研究員としての職業に就くことを提案さる。

例の装置のことを説明されたマーティンは、それを造った父親が、未完成のまま死んでしまったことをバートックから知らされる。

バートックは、父と同じ天才であるマーティンに、この研究を任せようとする。

マーティンは犬のことが忘れられずに気が進まないが、自由に研究することを許され、渡された父セス(ジェフ・ゴールドブラム)のインタビュー映像を見る。

その後、マーティンはプログラムを打ち直して、電話機を移動させることに成功する。

そんなマーティンは、コンピューター・プログラマーのベス・ローガン(ダフネ・ズニーガ)と知り合うが、話しが噛み合わない。

マーティンは、その場にあったサボテンを持って実験室に向かい、それを転送させる実験をベスに見せる。

失敗してしまったマーティンだったが、べスはそんな彼が気に入る。

友達がいないマーティンもべスに惹かれ、研究を手伝ってもらおうとする。

マーティンは、警備員のスコービー(ゲイリー・チョーク)にべスとのことをからかわれる。

その後、マーティンとべスは共同で研究を続けながら親交を深める。

べスの部署のパーティーに招待されたマーティンは、ある部屋で、転送に失敗しておぞましい姿になった犬が、実験材料のために保管されていることを知る。

ショックを受けたマーティンは、べスにもう二度と会いたくないと伝えて立ち去る。

保管場所向かったマーティンは、犬を気の毒に思い安楽死させる。

自分の体の分解コードを調べたマーティンは、バートックから犬のことを聞かれるものの知らないと答える。

バートックはそれを嘘と知りながら、マーティンが大人になったことに気づく。

その後、マーティンはべスに謝罪して子猫を渡し、それの転送が成功する実験を見せて、二人は愛を確かめ合う。

転送による異常変のDNAを除去するのは死を意味することを知ったマーティンは、正常な遺伝子であれば、それを交換することが可能であると確認する。

ジェインウェイが失敗した注射の傷が悪化していることに気づいたマーティンは、それをノーマン・シェパード博士(フランク・C・ターナー)に相談しするものの、心配いらないと言われる。

ジェインウェイは、変異初期の兆候がマーティンに現れ始めたことをバートックに知らせる。

猛烈な速さでそれが進むことも伝えたジェインウェイは、予定の準備を進めるようバートックに指示される。

プログラム室に入れなくなったべスは、別の部署に転属になったことと、マーティンと愛し合った映像を録画してあるとスコービーに言われテープを渡される。

連絡がとれなくなったベスに何とか電話をしたマーティンは、彼女に体の異変を伝える。

ビデオのことを知らされたマーティンは、部屋のカメラを探し、それはバートックに報告される。

マーティンは記録室に押し入り、自分が生れた時から全てを監視されていたことを知る。

そしてマーティンは、父セスが、装置に入ったハエと遺伝子が結合してしまい、醜い姿になった映像も確認する。

そこに現れたバートックは、直に体が変化していくことをマーティンに伝え、それが誰にも止められないことを伝える。

それを待っていたのかを聞かれたバートックは、全生物を制御するという研究計画を語る。

マーティンは憤慨し、それが生れた時から決まっていたことを知らされる。

バートックを”父”と思い愛していたことを伝えたマーティンは、その場から逃走しスコービーを叩きのめして建物から脱出する。

スコービ-は、マーティンを必ず連れ戻すようバートックに命ぜられる。

トリンブル(ウィリアム・S・テイラー)は、パスワードが不明なため、転送装置が起動できないことをバートックに伝える。

現れたマーティンの容姿の変化に驚くベスだったが、進行は止められないことを知らされて協力を求められる。

母ヴェロニカの元恋人で、雑誌社の編集長だった今では家に引き籠るステイシス・ボランズ(ジョン・ゲッツ)に会ったマーティンは、父セスに恨みを持つ彼の協力は得られなかった。

ボランズから車を渡されたマーティンとベスは、装置を利用する唯一の手段を実行することもできず苦悩する。

二人はモーテルで夜を明かし、容姿が激変して症状が悪化した様に見えるマーティンだったが、彼は漲るパワーを感じて改善しているとベスに語る。

その様子を見て恐ろしくなったベスは、バートックに連絡してしまう。

現れたバートックは、マーティンから装置のパスワードを聞き出すことができない。

研究所に移送されたマーティンは蛹のような状態になり、バートックは、拘束したベスにもパスワードを教えるように迫る。

ジェインウェイは、さなぎから出たおぞましい姿のマーティンに襲われる。

シェパードは殺されたジェインウェイを発見し、それをスコービ-に知らせる。

スコービ-からジェインウェイのことを聞いたバートックは、マーティンを生け捕りにする指示を出す。

マーティンはシェパードを殺し、彼のセキュリティー・カードで実験室に入ろうとするが、寸前でその場が封鎖されてしまう。

警備員をマーティンが殺害したため、トリンブルとスコービ-は、彼を始末するべきだとバートックに意見する。

バートックは、犠牲を払ってもマーティンを生け捕りにしようとする。

電源を気りその場に侵入したマーティンを、スコービーは銃撃する。

ベスの前に姿を現したマーティンは、彼女には手出しをせず、スコービーに襲い掛かって殺す。

スコービーの銃を手にしたバートックは、マーティンを銃撃して近づく。

マーティンはバートックに襲い掛かり、羽交い絞めにしながら、パスワードの”DAD/パパ”を入力して装置に入る。

ベスは、マーティンに装置のスイッチを入れるよう指示されてそれに従う。

転送は成功し、ベスは、マーティンが元の姿に戻ったことを確認する。

遺伝子結合で醜い姿となったバートックは、隔離室に入れられ、変異した犬と同じように実験材料にされる。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

科学研究施設社長のバートックは、異様な状態で産まれた子供マーティンを監視しながら育てる。
マーティンは5歳で成人に成長し、並外れた頭脳を生かし、瞬間移動装置の研究に従事する。
コンピューター・プログラマーのベスと親交を深めながら実験を続けたマーティンは、体の異変に気づき始める。
その後マーティンは、天才科学者であった父セスが、装置の完成前に死んでしまったことをバートックから知らさる。
父の果たせなかった実験を完成させるため、それに利用されていることに気づいたマーティンは苦悩し、研究所から脱出するのだが・・・。
__________

1958年の傑作恐怖映画「ハエ男の恐怖」と、同じく秀作と言えるリメイク「ザ・フライ」(1986)の続編ということで期待され話題にもなった作品。

しかし、前2作とは比較にならないほどの内容、単なるB級ホラー・ムービーとしか思えないおぞましい描写などは酷評されてしまった。

天才少年の成長過程を描く序盤までは興味深く見れるが、外見が好青年風のエリック・ストルツがおぞましい姿に変わる後半から、更に”怪物”に変身するクライマックスに至っては、観るに堪えないという内容だ。

後半は姿が変わってしまうため普通の容姿でいる時間は短い、天才としての才能と異変遺伝子を受け継いでしまう主人公エリック・ストルツ、彼に協力するダフネ・ズニーガ、研究所の社長リー・リチャードソン、前作にも登場した元雑誌編集長を演ずるジョン・ゲッツ、警備主任ゲイリー・チョーク、科学者アン・マリー・リー、フランク・C・ターナー、ウィリアム・S・テイラー、職員ジェリー・ワッサーマン、主人公の母親サフロン・ヘンダーソン、そして、主人公の父、ジェフ・ゴールドブラムが映像だけで登場する。


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