サハラに舞う羽根 The Four Feathers (2002) 3/5 (1)


■ 作品情報へ ■
スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

1902年に発表された、A・E・W・マイソンの冒険小説”The Four Feathers”を基に製作された6度目の映画化作品。
祖国の戦いに疑問を感じ除隊したエリート士官が臆病者と判断され、苦しんだ末に向かった戦地での壮絶な戦いを描く、監督シェカール・カプール、主演ヒース・レジャーウェス・ベントレーケイト・ハドソンマイケル・シーンジャイモン・フンスー他共演のドラマ。


ドラマ


スタッフ キャスト ■

監督:シェカール・カプール
製作
ポール・フェルドシャー
ロバート・ジャッフェ
製作総指揮
ポール・フェルドシャー
アロン・ライヒ
ジュリー・ゴールドステイン
原作:A・E・W・マイソンThe Four Feathers
脚本
マイケル・シファー
ホセイン・アミニ

撮影:ロバート・リチャードソン
編集:スティーヴン・ローゼンブラム
音楽:ジェームズ・ホーナー

出演
ハリー・フェヴァーシャム:ヒース・レジャー

ジャック・ダランス:ウェス・ベントレー
エスネ・ユースタス:ケイト・ハドソン
ウィリアム・トレンチ:マイケル・シーン
トム・ウィロビー:ルパート・ペンリー=ジョーンズ
エドワード・キャッスルトン:クリス・マーシャル
アブー・ファトゥマ:ジャイモン・フンスー
ファヴァーシャム将軍:ティム・ピゴット=スミス
イザベル:ルーシー・ゴードン
グスタフ:ダニエル・カルタジローン
サッチ大佐:ジェームズ・コスモ
ハミルトン大佐:アレックス・ジェニングス
イドリス=エス=サイア:デオビア・オパレイ

アメリカ/イギリス 映画
配給
パラマウント・ピクチャーズ(北米)
ミラマックス(世界)
2002年製作 131分
公開
北米:2002年9月20日
イギリス:2003年7月18日
日本:2003年9月20日
製作費 $35,000,000
北米興行収入 $18,306,166
世界 $29,882,645


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

1884年。
イギリス陸軍は地球上の1/4を征服していた。

士官学校のハリー・フェヴァーシャム(ヒース・レジャー)は、将軍である父親(ティム・ピゴット=スミス)に輝かしい軍人としての将来を期待されていた。

ハリーは、恋人のエスネ・ユースタス(ケイト・ハドソン)や親友のジャック・ダランス(ウェス・ベントレー)と共に舞踏会に出席する。

スピーチしたフェヴァーシャム将軍は、国のために戦う尊さを説き、ハリーとエスネの婚約を発表する。

ある日の食事の際、現れた連隊司令官ハミルトン大佐(アレックス・ジェニングス)は、狂言的集団にスーダンイギリス陸軍基地が襲撃され、自軍が全滅したことを伝える。

1週間以内にスーダンに向かうことを知らされたジャックらは出撃を喜ぶが、ハリーは複雑な思いだった。

ハリーは、帝国が砂漠を手に入れる理由に疑問を持ち、死ぬかもしれないことをジャックに伝える。

死を否定しないジャックは、ハリーやウィリアム・トレンチ(マイケル・シーン)、エドワード・キャッスルトン(クリス・マーシャル)、トム・ウィロビー(ルパート・ペンリー=ジョーンズ)ら友人達が一緒だからだろうと、戦地に行く理由を語る。

自分のためなら命を捧げるとまでジャックに言われたハリーは悩み、一晩、考えた末に心を決めてハミルトン大佐の元に向かう。

除隊願を提出したハリーは、ハミルトンに出兵前には認めないと言われる。

父親である将軍に免じて今回の件を忘れると言うハミルトンに、ハリーは従おうとしない。

ハリーは除隊を認められ、それを知ったトムは、ジャックらにその件を伝える。

出兵前の除隊を臆病者と決めつけるトムは、自分達に相談もせずに去ったハリーを痛烈に非難するが、ジャックは必ず戻ると言ってハリーを信じる。

エスネに除隊したことを伝たハリーは、国外に1~2年も行かされるからだとその理由を伝える。

そこに、ハリー宛の郵便が届き、エドワード、ウィリアム、トムから、臆病者の証である白い羽が届く。

それをエスネに伝えたハリーは、昨日、連隊のスーダン行きが決まったことを知らせ、結婚するための除隊でないと語る。

ハリーは、父親のために軍に入り苦しみ続けていたことをエスネに伝えるが、彼女の理解は得られず、友人達と同じように臆病者と判断される。

出兵の日、連隊を見送る父に声をかけたハリーは無視されてしまう。

スーダン
ある村に到着したジャックらの部隊は、狙撃兵に狙われる。

狙撃兵を追い詰めたジャックは、相手が銃を捨てないために射殺する。

父の副官サッチ大佐(ジェームズ・コスモ)の訪問を受けたハリーは、過ぎたことだと言われながら、4つ目の羽がエスネからだと伝える。

悩んだハリーは、エスネに手紙を残してスーダンへと向かう。

ハミルトン大佐に呼ばれたジャックは、ロンドンに戻り議会と世論を動かすよう命ぜられる。

それを拒んだジャックだったが、英雄を死なすわけにはいかない上層部の考えであるため意見を却下される。

ハリーは、奴隷商人グスタフ(ダニエル・カルタジローン)と共に砂漠に向う。

グスタフは現地人に殺され、ハリーは置き去りにされる。

ロンドン
軍事作戦開始の必要性などを説くジャックは、後悔していると言うエスネに自分を責めるべきでないと言われる。

砂漠で行き倒れ寸前だったハリーは、奴隷部族のアブー・ファトゥマ(ジャイモン・フンスー)に救われ、イギリス軍駐屯地に運ばれる。

羽があることを確認したハリーはアラブ人に扮し、戻っていたジャックらを確認する。

ハリーは、荷運びとして軍に加わり、アブーにイギリス人だと知られてしま。

アブーにスパイだと言われて警告されたハリーは、兵士である自分が守ると彼に言われる。

エスネからの手紙を受け取っていたジャックは、彼女に結婚を申し込むことを仲間達に伝える。

脱走者であるスパイの行き先を知ろうとしたハリーは、アブーと共にそれを追う。

二人を撃とうとした兵士を言制止したエドワードは、その一人がハリーだと気づく。

スパイが野営することを確認したハリーは、出兵する直前に逃げたことをアブー伝える。

イギリス軍を助けたいと言うハリーは、なぜ自分を守るのかを尋ね、神が遣わしたと答えるアブーとは親交を深める。

翌日、二人は、スパイが向かったイギリス軍の砦が、マフディーの反乱軍に占拠されていることを知る。

ハリーは捕えられる際、イギリス軍に知らせるようアブーに伝える。

ハミルトン大佐の率いる部隊は、味方の兵士に野犬が群がる現場に遭遇し、遺体を回収して埋葬する。

そこに現れたアブーは、砦がマフディーの反乱軍に占拠され、遺体は罠だと知らせる。

イギリス人将校の使いだと言うアブーの話を信じないトムは、ジャックらがハミルトン大佐に報告するべきだという意見を聞き入れない。

その後、反乱軍の先遣部隊を全滅させたイギリス軍だったが、次の攻撃に備える。

エドワードは、アブーの言う将校がハリーであることを察し、彼の拘束を解く。

部隊は大挙して現れた敵迎え撃ち、周囲からの攻撃を受ける。

そこに味方の騎兵隊が現れ、反乱軍は撤退する。

反乱軍を追撃した部隊は、地中に隠れていた敵に襲われる。

味方だと思われた騎兵隊は変装した反乱軍で、それに加わっていたハリーは、部隊に向かい突進する。

追撃隊を退却させて、敵を攻撃するようハミルトン大佐から命令を受けたトムは、エドワードが取り残されたままで銃撃を命ずる。

エドワードは敵軍内のハリーを確認しながら、味方の銃弾を受ける。

ハミルトンは頭部を撃たれて死亡し、ジャックは銃が暴発して負傷する。

ハリーは反乱軍兵を倒し、目の見えないジャックを助ける。

イギリス軍は全滅し、生き残ったハリーは、ジャックを連れてアブーと共にその場を離れる。

ハリーは、ジャックが所持していた、エスネからの何通もの手紙を確認し、二人の関係を知りショックを受ける。

目が見えず混乱するジャックを見捨てようとしたハリーだったが、彼に歩み寄り手紙を渡す。

正体を明かさなかったハリーは姿を消し、ジャックは帰国するものの視力は回復しなかった。

ジャックに結婚を申し込まれたエスネは、フェヴァーシャム将軍に意見を求める。

ハリーのことを忘れられないエスネは後悔していることを伝え、フェヴァーシャムは、息子からの連絡はなく、二人の幸せを願っているだろうと言われる。

エスネに見守られながら日々を過ごしていたジャックは、帰還したトムから、スーダンでハリーに会ったと言われる。
__________

目の前に現れたハリーに驚くトムは、羽を見せられ、捕えられたウィリアムが収容所にいるだろうと伝える。

ハリーは、生きている可能性はないと言われるが、ウィリアムの救出に向かったのだった。

アブーに協力を求めるものの断られたハリーは、自ら捕えられて収容所に入りウィリアムと再会する。

ハリーは、このために来たと言ってウィリアムに羽を見せる。

看守のイドリス=エス=サイア(デオビア・オパレイ)に目をつけられて、食料を与えられないハリーは苦しむ。

ハリーは現れたアブーに食べ物をもらい、絶望するハリーに毒を渡したアブーは涙する。

ウィリアムの元に戻ったハリーは食べ物を与え、先が長くないことを悟っている彼と共に毒を飲む。

二人は死んだと判断されて穴に放り込まれるが、イドリスは、同時に二人が死んだことを不審に思う。

仮死状態になる毒を飲み目覚めた二人はアブーに助け出され、それを知ったイドリスは彼らを追う。

追手に気づき攻撃されたハリーは、ウィリアムを連れて逃げるようアブーに指示する。

アブーは追手の二人を倒し、ハリーはイドリスに襲われるものの、反撃して彼を殺す。

ハリーは、神の示す道に向かうと言うアブーに別れを告げて、ウィリアムと共に祖国に戻る。

エスネに再会したハリーは、返してほしいと言われた羽を渡そうとするが躊躇する。

この羽が自分を守ってくれたと言いいながら、ハリーはそれをエスネに渡す。

ジャックと自分のことを話したエスネは、二人が幸せならいいとハリーに言われる。

時が解決してくると言うエスネは、良き恋人が見つかると話すが、ハリーは夢物語だと答える。

エスネは、愛しているとハリーに伝えるものの、現状ではどうすることもできないことを伝える。

ハリーと再会したジャックは、結婚もエスネ次第だと伝える。

結婚するつもりのエスネを信じるよう伝えたハリーは、ジャックがテーブルから落とした手紙を拾う。

戦地のことを思い出したジャックは、自分を助けた男にしたようにハリーの顔に触れる。

ジャックはハリーの横に座り、命を落としたエドワードと仲間達にのめに乾杯する。

観衆の前で演習をしたことを話し始めたジャックは、エスネが常にハリーを見ていたことを話す。

いまでもそれは同じだと言うジャックは、エスネが美しいということでハリーと意見が一致する。

ジャックは、馬車で待っていたエスネの元に向い話をする。

その後、ハリーは父と和解し、戦死者追悼式典でスピーチしたジャックは、共に戦った戦友と過ごした輝ける日々の思いでは永遠に残ることを語る。

式典終了後、ハリーを待っていたエスネは、再度、自分のとった行動を謝罪する。

ハリーは、神の導きに従うと言って、エスネの手を取りほほ笑む。

一人、砂漠を行くアブーも同じ思いだった。


解説 評価 感想 ■

参考:
四枚の羽根」 The Four Feathers (1939)

*(簡略ストー リー)

1884年。
地球上の1/4を征服していたイギリス陸軍は、マフディーの反乱軍に対抗するためスーダンへの増兵を決定する。
士官学校のハリー・フェヴァーシャムや親友ジャックらの連隊にも出兵の命令が下る。
しかしハリーは、砂漠を手に入れるための戦争に疑問を抱き除隊を決意する。
婚約者エスネにそれを伝えていたハリーは、ジャック以外の親友3人から、臆病者の証である白い羽を受け取る。
将軍である父の指示で仕方なく軍人になったハリーだったが、その苦悩する姿を見たエスネまでが彼に羽を渡す。
そして仲間達は出兵し、苦しみ抜いたハリーは、危険を承知で単身スーダンへと向かうのだが・・・。
__________

イギリスの英雄チャールズ・ゴードン将軍によるスーダン派遣を題材にした歴史ドラマであり、三人の男女の恋愛関係や仲間達との友情も描く、シェカール・カプールらしい重厚な内容の作品。

直前の展開から極端に変わってしまうシーンなど、頭を傾げる場面展開が、意図的な脚本なのか理解できないところながある。

例えば、砦がマフディーの反乱軍に占拠されたことを知ったイギリス部隊の指揮官が、仲間達に司令官への報告をするべきだと意見されるもののそれを拒むが、その直後に、司令官は部隊の指揮を執っている・・・など、など。

それはともかく、青年将校達や現地人の勇者との友情と戦いに恋も絡めた、壮大なドラマを単純に楽しむことをお勧めします。

ジェームズ・ホーナーの勇壮な音楽も印象に残る。

信念を貫くものの、親友達の信頼と愛も失ってしまう、壮絶な運命をたどる主人公を熱演するヒース・レジャー、唯一人、彼を信ずる親友のウェス・ベントレー、主人公の恋人ケイト・ハドソン、主人公の親友マイケル・シーンルパート・ペンリー=ジョーンズクリス・マーシャル、正に適役、主人公と親交を深める現地人の勇士ジャイモン・フンスー、主人公の父親である将軍ティム・ピゴット=スミス、その副官ジェームズ・コスモ、ヒロインの友人ルーシー・ゴードン、奴隷商人ダニエル・カルタジローン、連隊司令官アレックス・ジェニングス、収容所の看守デオビア・オパレイなどが共演している。


スポンサードリンク
ウェブ・ムービー・シアター

ウェブ・ムービー・シアター