フレンチ・コネクション2 The French Connection II (1975) 4.33/5 (3)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

ハリウッド映画史上に残る、犯罪刑事ドラマの傑作、「フレンチ・コネクション」(1971)の続編。
宿敵シャルニエを追いマルセイユに向かったニューヨークの刑事ドイルの執念の捜査を描く、監督ジョン・フランケンハイマー、主演ジーン・ハックマンベルナール・フレッソンフェルナンド・レイ共演による刑事ドラマ。


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト ■

監督:ジョン・フランケンハイマー
製作:ロバート・L・ローゼン
脚本
ロバート・ディロン

ローリー・ディロン
アレクサンダー・ジェイコブス
撮影:クロード・ルノワール
編集:トム・ロルフ
音楽:ドン・エリス

出演
ジミー”ポパイ”ドイル刑事(ポパイ):ジーン・ハックマン

バルテルミー警部 :ベルナール・フレッソン
アラン・シャルニエ:フェルナンド・レイ
ラウール・ディロン:ジャン=ピエール・カスタルディ
ミレット:シャルル・ミロット
ジャック:フィリップ・レオタール
アメリカ陸軍大佐:エド・ローター
チャールニア夫人:キャスリーン・ネスビット

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX

1975年製作 119分
公開
北米:1975年5月18日
日本:1975年9月6日
北米興行収入 $12,484,444


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

マルセイユ
入港した怪しげな日本船がドック入りし、麻薬シンジケートの黒幕アラン・シャルニエ(フェルナンド・レイ)が、その連絡を受ける。

ニューヨーク市警麻薬捜査課のジミー”ポパイ”ドイル刑事(ジーン・ハックマン)が現地に派遣される。

かつて、ニューヨークで取り逃がしたシャルニエを捕らえるためだった。

地元警察のバルテルミー警部(ベルナール・フレッソン)の元に向かったドイルは、彼の部下ラウール・ディロン(ジャン=ピエール・カスタルディ)とミレット(シャルル・ミロット)を紹介される。

市場の魚に、麻薬が隠されているという報せで捜査していたバルテルミーは、”エイプリルフール”で騙されたと知り憤慨する。

協力を得られるはずだったドイルだったが、彼の経歴を調べたバルテルミーは、ドイルの存在を煙たがり、拳銃所持も認めない。

ある夜、組織の手入れに同行したドイルは、いつものごとく先走ってしまい、潜入捜査をしていた仲間が殺されてしまう。

ドイルは、激怒するバルテルミーを尻目に、スーツケースに隠し持ってきた拳銃を身につけ、独自の捜査を始めようとする。

アメリカで追われる身になったシャルニエは、警官を買収してマルセイユに戻り、あるアメリカ軍大佐(エド・ローター)と手を組み、最後の荷(ヘロイン)を精製してさばこうとしていた。

ドイルは、署内で町のチンピラを締め上げ、シャルニエの居場所を突き止めようとするが進展は見られない。

そんなドイルをマルセイユに送った、ニューヨーク市警の狙いは、彼を囮に使いシャルニエを誘き出す計画であり、ドイルには尾行がつけられた。

尾行に気づいたドイルは、バルテルミーにそれを抗議するが、シャルニエはドイルがマルセイユにいることを知り動揺する。

尾行をまいたドイルだったが、シャルニエの右腕ジャック(フィリップ・レオタール)らに拉致されてしまう。

ドイルを捜すバルテルミーは焦るが、シャルニエはドイルを監禁してヘロインを打ち始める。

やがて、完全にヘロイン中毒になったドイルは解放される。

その後、ドイルは、医師による懸命な処置を施されて意識を取り戻す。

バルテルミーは、ドイルを囮に使ったことを後悔し、彼の薬を抜くために、壮絶な隔離療法を始める。

やがて、シャルニエを捕まえる執念が、禁断症状に襲われるドイルを回復させる。

バルテルミーはドイルを連れて外出し、捕らえられていた場所を捜そうとする。

そしてドイルは、名前を覚えていた監禁先のホテルを、単独で発見する。

ドイルは、ホテルにガソリンを撒き火を放ち、ヘロインの取引き現場が港のドックだということを突き止める。

その後、マルセイユ警察とドイルは、麻薬の取引現場を押さえようとする。

取引を終えた現場にシャルニエの姿はなく、ドックに注水されて作戦は失敗に終わる。

ドイルは、バルテルミーにニューヨークに帰るよう言われ、仕方なくパスポートを預ける。

押収したヘロインに気づいたドイルは、それをホテルの床に撒き散らす。

港で、バルテルミーからパスポートを受け取ったドイルだったが、取引を終えていないシャルニエが、必ず現れるはずだと言い張る。

ドイルは、ドックの船の船長を泳がせるべきだと、貸しのあるバルテルミーを説得する。

ドイルとバルテルミーは船の監視を続け、動き出した船長に気づく。

船長と接触した、シャルニエの手下ジャックを尾行し、ドイルとバルテルミーらはヘロイン精製工場を突き止める。

しかし、シャルニエは逃亡し、ドイルはバスに乗って逃げる彼を、懸命に走って追う。

バスのシャルニエを見失ったドイルは、ヨットに乗り込もうとしている彼を見つけてそれを追う。

先回りしたドイルは、ヨットのシャルニエに向かって銃を構える。

そしてドイルは、ヨットの甲板に現れたシャルニエの名を呼びながら、拳銃の引き金を引く。

二発の弾丸はシャルニエに命中し、その瞬間、彼は甲板に崩れ落ちる。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

ニューヨーク市警麻薬捜査課のジミー”ポパイ”ドイル刑事は、取り逃がした麻薬シンジケートの黒幕シャルニエを追い、単身マルセイユに乗り込む。
ドイルを迎えた地元警察のバルテルミー警部は、彼の存在を煙たがる。
しかし、実はニューヨークも承知の上で、ドイルはシャルニエを誘き出す囮として派遣されたのだった。
ドイルには監視が付けられ、囮だと気づかないまま、彼はシャルニエに捕らえられ、ヘロイン中毒にされてしまう。
解放されたドイルは、バルテルミーの協力で全快し、そして、執念でシャルニエの居場所を突き止め、ついに彼を追い詰めて銃を構える・・・。
__________

無鉄砲な主人公が、現地警察との衝突や文化の違いに苦悩する設定が、なかなか面白い。

捜査を焦る粗野なドイルが、言葉が通じないために、不器用な振るまいばかりしている前半は、人間味のある彼の人物像を実にうまく表現している。
麻薬中毒にされる中盤から、一気に怒りが爆発するクライックスまで、鬼才ジョン・フランケンハイマーのシャープな演出は冴え渡る。

前作のニューヨークに続き、緊迫感を感じさせる、マルセイユのオールロケが効果を上げている。

大作の「ポセイドン・アドベンチャー」(1972)や「スケアクロウ」(1972)など、話題作への出演が相次いでいたジーン・ハックマンは、正に脂が乗り切った円熟の演技を見せてくれる。

特に、ヘロイン依存症を克服する場面は見応えがある。

子供のように好物のチョコレートを食べ、野球を知らないフランス人に、ヤンキースの話を泣きながらする哀れな姿は、回復後に爆発する、ドイルの怒りを一層際立たせている。

同じ役でのアカデミー賞連続受賞は考えられないものの、前作を上回るほどの熱演を見せて、彼は、ゴールデングローブ賞にノミネートされた。

ニューヨーク市警と手を組み、ドイルを囮に使うものの、ヘロイン中毒にされた彼を、必死に助けようとする地元警察のベルナール・フレッソン、本当に死んだのか?謎のまま終わるラストも衝撃的な、麻薬シンジケートの黒幕フェルナンド・レイの、前作に劣らない存在感ある演技も見ものだ。

他、アメリカ人俳優として、当時多くの作品に出演して活躍していた、エド・ローターの出演や、主人公がヘロイン中毒にされる場所で登場する老婦人役で、名女優キャスリーン・ネスビットもドラマにインパクトを与えている。

ファーストシーンに出てくる、麻薬の取引現場(後半わかる)のドックの日本船を見て、子供心にドキッとした初公開当時を思い出す。

シャルニエはドイルに撃たれるものの、前作同様、ドラマは突然終わってしまう。
心臓を撃たれたので、即死だとは思うが・・・。

確実にパート3が出来るだろうと期待しつつ、数十年が経ってしまった・・・。


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