ゲッタウェイ The Getaway (1972) 4.34/5 (35)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

1959年に発表された、ジム・トンプスン同名小説を基に製作された作品。
銀行強盗実行を条件に釈放された服役囚が、仲間の裏切りに遭いながらの逃亡を描く、監督サム・ペキンパー、脚本ウォルター・ヒル、音楽クインシー・ジョーンズ、主演スティーヴ・マックィーンアリ・マッグローベン・ジョンソン他共演の犯罪アクション。


アクション/アドベンチャー

スティーヴ・マックイーン / Steve McQueen 作品一覧


スタッフ キャスト ■
監督:サム・ペキンパー
製作
デヴィッド・フォスター

ミッチェル・ブロウアー
原作:ジム・トンプスンThe Getaway
脚本 ウォルター・ヒル

撮影:ルシアン・バラード
編集
ロバート・L・ウォルフ

ロジャー・スポッティスウッド
音楽:クインシー・ジョーンズ

出演
カーター”ドク”マッコイ:スティーヴ・マックィーン

キャロル・エインズリー・マッコイ:アリ・マッグロー
ジャック・ベニヨン:ベン・ジョンソン
ルディ・バトラー:アル・レッティエリ
ハロルド・クリントン:サリー・ストラザーズ
カリー:ロイ・ジェンソン
ラフリン:ダブ・テイラー
カウボーイ:スリム・ピケンズ
列車の盗人:リチャード・ブライト
ハロルド・クリントン:ジャック・ダドスン
フランク・ジャクスン:ボー・ホプキンス

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ

1972年製作 122分
公開
北米:1972年12月13日
日本:1973年3月
製作費 $3,352,250
北米興行収入 $26,987,160


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
銀行強盗犯として服役中のカーター”ドク”マッコイ(スティーヴ・マックィーン)は、仮釈放も延期され、刑務所生活に疲れ果ててしまう。

ドクは、面会に来た妻のキャロル(アリ・マッグロー)に、サンアントニオの実力者であるジャック・ベニヨン(ベン・ジョンソン)に仕事を受けることを伝えるよう告げ、その後、出所することができる。

精神的に辛かった刑務所生活から解放されたドクは、再び訪れたキャロルとの幸せな生活を満喫する。

ベニヨンに呼び出されたドクは、出所の見返りに再び銀行を襲い、現金50万ドルを山分けする計画を聞かされる。

ドクは、仲間となる殺し屋のルディ・バトラー(アル・レッティエリ)と相棒のフランク・ジャクスン(ボー・ホプキンス)を紹介される。

銀行強盗を軽く見るルディとフランクを警戒しながら、ドクは綿密な計画を立て、ベニヨンの弟カリー(ロイ・ジェンソン)に監視されながら犯行当日を迎える。

銀行前のマンホール上に、事故を装い車を止めたドクは、地下に降り送電線を切断しtr付近を停電させる。

ルディとフランクが銀行に押し入り、裏口からドクを侵入させて現金を奪う。

しかし、フランクが警備員を撃つ失態を犯し、逃走中にルディに射殺されてしまう。

時限爆弾で爆発を起こし警察を混乱させ、ドクとキャロル、そしてルディは首尾よく逃走して郊外で待ち合わせる。

裏切ろうとしたルディより、一瞬早くドクの銃弾が彼を貫くものの、ルディは防弾チョッキを着ていて命拾いをする。

ドクとキャロルは検問を無事通過し、ルディは傷の手当てをして二人を追う。

ベニヨンの元に向ったドクは、奪った現金が50万ドルのはずが、75万ドルと報道されたことを知る。

銀行の理事である、ベニヨンの弟カリーが使い込みをして、ドクらはその尻拭いをさせられたのだ。

更にベニヨンが、ドクを釈放させるためにキャロルの体を奪ったことを仄めかした瞬間、現れた彼女がベニヨンを撃ち殺してしまう。

ドクはキャロルを責めるが、怒りを抑え彼女を車に押し込めて先を急ぐ。

一方、ルディは、獣医のハロルド・クリントン(ジャック・ダドスン)に傷の手当てをさせる。

カリーも兄ベニヨンの死体を見つけて、ドクかルディが現金を持ち逃げして、エル・パソに向かったと考える。

駅で、エル・パソ行きの切符を買ったキャロルは、コインロッカーに現金を預けるが、手を貸してくれた男(リチャード・ブライト)に現金を奪われてしまう。

それを知ったドクは、男を見つけて後を追い、列車に乗り込む。

男はバッグの中の大金に驚き、ドクをまいたものと思い込むが、ドクは男を見つけて痛めつけ、現金を奪い返す。

ルディは、クリントンを脅して、彼の運転する車で妻フラン(サリー・ストラザーズ)と共に、ドクを追いエル・パソに向かう。

キャロルの元に戻ったドクは、エル・パソ行きの列車に乗り込むが、男は意識を取り戻して警察に連行され、事情聴取を受ける。

ドクは危険を感じて列車を降り、車でエル・パソに向かうが、身元が判明して指名手配されているのを知る。

ショットガンを手に入れたドクは、駆けつけた警官を威嚇して逃走し、バスに乗りこむ。

ハンバーガー・ショップで、ドクとキャロルは警察に通報され、現れたパトカーに発砲しながら逃亡し、ゴミ収集車に隠れて難を逃れる。

ベニヨンのことに、こいつまでもだわるドクとキャロルの間に亀裂が入りかけるが、愛を確かめ合った二人はエル・パソに向かう。

その頃、ルディに妻フランを取られたクリントンは、思い余って自殺してしまう。

エル・パソのホテルに着いたルディは、ドクが現れたら知らせるよう、主人のラフリン(ダブ・テイラー)を脅すものの、カリーの手下もホテルを見張っていた。

ドクとキャロルもエル・パソに着き、ラフリンに連絡を取ってホテルに向かい、メキシコに逃れる準備を始める。

カーリーも連絡を受けて、手下を連れてホテルに向かう。

いつもと違うホテルの様子に気づいたドクは、その場を出ようとする。

ルディは、ラフリンからの連絡でドクの部屋に行くが、彼はそれに気づく。

ドクは、隣の部屋からルディの背後に回り、彼とフランを殴り倒す。

ルディが生きていたことに驚くドクは、彼を殺そうとするが、それを思い止まり逃走しようとする。

ロビーで待ち構えていたカーリー達を、ドクは彼らをショットガンで倒す。

意識を取り戻したルディは、非常階段から逃げようとするドクとキャロルを銃撃する。

反撃したドクはルディを射殺してホテルから逃れ、通りに居合わせたカウボーイ(スリム・ピケンズ)の車に同乗して国境に向かう。

三人はメキシコに入り、ドクとキャロルは、3万ドルで、カウボーイのオンボロのピックアップカーを買取る。

そして、ドクとキャロルは、ついに自由を手に入る。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
服役中の銀行強盗”ドク”マッコイは、実力者であるベニヨンの仕事を請負う見返りに、仮出所が許される。
妻キャロルや殺し屋エディらと、銀行から50万ドルを奪ったドクは、裏切ろうとしたエディを殺害して逃走する。
ベニヨンにはめられ、出所するためキャロルの体まで奪われたことを知ったドクは、ベニヨンを殺したキャロルと共に更に逃亡を続ける。
しかし、殺したはずのエディは一命を取り留め、ドクと現金を追いエル・パソに向かう・・・。
__________

ブリット」(1968)で、ついに人気爆発したスティーヴ・マックィーンだが、その後、地味な作品に出演し、同年、本作の監督サム・ペキンパーとコンビを組んだ「ジュニア・ボナー」(1972)に続き出演した作品。

マックィーンの銃器の扱いの見事さもさることながら、サム・ペキンパー得意のスローモーションを駆使したバイオレンス・アクションシーンの迫力は見応え十分。

殺人まで犯した銀行強盗犯が、結局は逃亡に成功するという、当時としては驚きの結末が話題になった。

1994年にアレック・ボールドウィンキム・ベイシンガー夫妻(当時)でリメイクもされた。

マックィーンの希望で、急遽担当となったクインシー・ジョーンズの、粋な音楽もアクション作品にしては異色で、ドラマの結末と共に心地良ささえ感じる。

8年後にこの世を去るマックィーンが、これ以後の数年間、ハリウッドの頂点を極めた時期の作品で、野性味溢れる彼の勇姿と、無駄のない機敏な身のこなしなど、その魅力が存分に生かされた作品でもある。

ヒロインのアリ・マッグローは、前作「ある愛の詩」(1970)で人気が急上昇し、洗練された都会的な彼女が、マックィーンとの共演で田舎臭くなってしまうのではと心配されたが、ワイルドな逃亡者の妻を好演し、その結果、翌年マックィーンと結婚することになる。

マックィーンの遺作「ハンター」(1980)にも出演するベン・ジョンソンは、前半で殺され姿を消してしまうのだが、銀行強盗の黒幕役を貫禄十分に演じている。

悪役面No.1のアル・レッティエリの、極悪非道の殺し屋役も見逃せない。

彼の情婦と化してしまう獣医の妻サリー・ストラザーズ、その夫役ジャック・ダドスン、黒幕ベニヨン(B・ジョンソン)の弟ロイ・ジェンソン、ホテルの主人ダブ・テイラー、現金を奪う列車の男リチャード・ブライト、車を3万ドルで売るラッキーなカウボーイ、スリム・ピケンズ、そして銀行強盗の一人で、あえなく殺されるボー・ホプキンスなどが共演している。


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