スノーホワイト/氷の王国 The Huntsman: Winter’s War (2016) 2.92/5 (13)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

グリム兄弟の”白雪姫”を基に2012年に公開された「スノーホワイト」の続編。
氷の女王となった妹を利用する、滅んだはずの女王による陰謀に立ち向かう戦士達の戦いを描く、セドリック・ニコラス=トロイアン、主演クリス・ヘムズワースシャーリーズ・セロンエミリー・ブラントジェシカ・チャステイン他共演のファンタジー・アドベンチャー大作。


ファンタジー

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スタッフ キャスト
監督:セドリック・ニコラス=トロイアン

製作:ジョー・ロス
製作総指揮
サラ・ブラッドショー
パラック・パテル
原作:グリム兄弟白雪姫
キャラクター創造:エヴァン・ドーハティ
脚本
クレイグ・メイジン
エヴァン・スピリオトプロス
撮影:フェドン・パパマイケル
編集:コンラッド・バフ
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード

出演
エリック:クリス・ヘムズワース
ラヴェンナ:シャーリーズ・セロン
フレイヤ:エミリー・ブラント
サラ:ジェシカ・チャステイン
ニオン:ニック・フロスト
グリフ:ロブ・ブライドン
ブロムウィン夫人:シェリダン・スミス
ドリーナ:アレクサンドラ・ローチ
タル:ソープ・ディリス
リーファ:サム・ヘイゼルダイン
ウィリアム王:サム・クラフリン
ピッパ:ソフィ・クックソン
エリック(幼少期):コンラッド・カーン
サラ(幼少期):ニーヴ・ウォルター
タル(幼少期):ナナ・アジェマン=ベディアコ
ピッパ(幼少期):アメリア・クラウチ
鏡男:フレッド・タタショア
ブラックウッド公爵:コリン・モーガン
エリックの母親:マデリン・ウォーラル
スノーホワイト:クリステン・スチュワート
ナレーター:リーアム・ニーソン

アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
2016年製作 114分
公開
北米:2016年4月22日
日本:2016年5月27日
製作費 $115,000,000
北米興行収入 $47,952,000
世界 $164,602,160


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
スノーホワイトは、邪悪な女王ラヴェンナを倒し王座を奪い返したが、それより昔もう一つの物語があった。

魔法の鏡を手に入れた王妃ラヴェンナ(シャーリーズ・セロン)は、妹のフレイヤ(エミリー・ブラント)を従えて、次々と王国を滅ぼす。

婚約者がいる貴族アンドリューの子を身籠ってしまったフレイヤは、それをラヴェンナに知られる。

ラヴェンナの忠告を聞かずに女の子を出産したフレイヤは、アンドリューに娘を殺されてしまう。

怒りが氷のパワーとなったフレイヤは、アンドリューを殺してしまう。

悲しみと怒りを胸に抱き、フレイヤは、自分の王国を築くために北の地に向かう。

フレイヤは氷の王国を築き、要塞を作って王女となった。

子供を浚ったフレイヤは、親を恋しがる子供達に愛を捨て去ることを強要する。

家族や愛と言う言葉は禁句となり、子供達は忠誠を誓わされる。

子供達を鍛えたフレイヤは、精鋭部隊の”ハンツマンを作った。

子供達は逞しく成長して最強の戦士となり、フレイヤは、その中のエリック(コンラッド・カーン)とサラ(ニーヴ・ウォルター)に目を付ける。

時は流れ、エリック(クリス・ヘムズワース)とサラ(ジェシカ・チャステイン)、そしてタル(ソープ・ディリス)らは、領土を増やそうとする、フレイヤの戦いの勝利に貢献した。

そんなエリックとサラは愛し合うようになり、密かに結婚する。

逃げることを考えた二人だったが、それをフレイヤに知られてしまう。

それを許さないフレイヤは、氷の壁で二人を引き離す。

サラがタルに殺されるのを目撃したエリックは痛めつけられ、川に捨てられる。

時は流れ、フレイヤの王国は繁栄し、ラヴェンナはスノーホワイトに倒されたが、悪の勢力は滅びていなかった。

7年後。
スノーホワイトと共にラヴェンナを倒したエリックは、現れたウィリアム王(サム・クラフリン)から、あることを頼まれる。

ラヴェンナが滅びていないと言うウィリアムは、鏡の魔力が強くなっていることをエリックに伝え、スノーホワイトが、聖域に鏡を移したと話す。

その遠征部隊が戻ってこないと言うウィリアムは、鏡を捜して聖域に安置することを、スノーホワイトが望んでいることをエリックに伝える。

それを監視していたフレイヤの氷のフクロウを殺したエリックは、北の国の国境に兵士を派遣するようウィリアムに指示する。

監視しているフレイヤに鏡を奪われた場合、全てが氷に閉ざされてしまうと言うエリックは、ドワーフのニオン(ニック・フロスト)とグリフ(ロブ・ブライドン)と共に鏡を捜すために旅立つ。

最後の拠点が陥落して全土を手に入れたフレイヤは、更にスノーホワイトの国を制圧しようとする。

広大な南の国への侵略は無理だと意見するタルだったが、エリックが生きているとフレイヤから知らされる。

間違いなく川に捨てたと言うタルに、気が変わったと伝えたフライヤは、鏡を手に入れることを考える。

強大なパワーで全ての子供達が救えると言うフレイヤは、それで最強の軍隊を作ることをタルに伝える。

ニオンとグリフが役立たずだと言って相手にしないエリックは、全滅している部隊を発見する。

兵士達が自分達の矢と剣で殺されていることに気づいたエリックは、同士討ちだと考える。

鏡があったと思われる場に倒れていた兵士に刺さった矢が自分達のものではないことを知ったエリックは、その持ち主が鏡を奪ったと確信する。

ダイヤの矢を持ち、剣に付いたタールを確認したエリックは、最寄りの町に向かう。

酒場で情報を仕入れようとしたエリックは、現れた男達に絡まれて格闘になり、叩きのめされる。

何者かに助けられたエリックは、それがサラダと分かるものの、殴られて意識を失う。

気がついたエリックは、ニオンとグリフと共に拘束されていることに気づき、死んだはずのサラが生きていたために幽霊だと思う。

生きても死んでも離れないと誓ったエリックが、自分を見捨てて逃げたことを恨んでいたサラは、その時のことを話す。

氷の壁を隔てて目の前で逃げたと言われたエリックはそれを否定し、タルに殺されるサラの姿を見たことを伝える。

逃げたのを確かに見たと言うサラは、城の地下牢に7年間も幽閉され、エリックを見つけるために逃げたと話す。

殺し合うことだけは止めたエリックとサラは、鏡を手に入れて暴挙に出ると思われるフレイヤの企みを阻止しようとする。

鏡を聖域に戻し永遠に別れると言うサラは、エリックが持っていたダイヤの矢について話す。

一向に心を開こうとしないサラに、フレイヤが氷の壁を作り、自分達に違う光景を見せたと話すエリックだったが、彼女は理解しようとしない。

その後、森を行くエリックらは、ドワーフの罠にかかってしまう。

現れたブロムウィン夫人(シェリダン・スミス)に脅されたエリックは、ダイヤの矢を見せて解放される。

盗みの名人であるゴブリンの矢だとブロムウィンに言われたエリックとサラは、彼らが、聖域の北西の禁断の森にいることを知らされる。

ブロムウィンの親友ドリーナ(アレクサンドラ・ローチ)は、ゴブリンが、森に金銀財宝などを隠していることを話す。

休戦して道案内をすることを引き受けたブロムウィンとドリーナは、エリックとサラは鏡を、自分達は財宝を手に入れると言って、邪魔なニオンとグリフを始末しようとする。

仕方なくエリックは、ニオンとグリフが好きだと言って二人を助ける。

川を下ったエリックらは森に入り、ゴブリンの血液であるタールを確認する。

エリックらは鏡を見つけるものの、ゴブリンに襲われる。

ゴブリンに対抗しエリックとサラが戦っている隙に、ニオンらが鏡を運ぶ。

ゴブリンを倒したサラは、エリックが思い出のペンダントを持ち続けていたことに気づき、彼に心を許そうとする。

そこにゴブリンの大群が現れたため、エリックとサラはその場から逃げる。

サラを逃がそうとしたエリックは、鏡を聖域に運ぶよう指示して吊り橋を落す。

戦うエリックを見守りながら、ゴブリンの矢を奪い先にタールを塗り火を点けたサラは、矢を放ちゴブリンを倒す。

エリックも火に包まれたため涙するサラだったが、無事だった彼は姿を見せる。

夜は危険だと判断したエリックらは、翌朝、出発することになる。

ニオンとドリーナは、惹かれ合う仲になる。

自分の気持ちを伝えるエリックだったが、昔とは違うと言うサラは愛せないと伝える。

互いに多くの者を殺し罪深いことは承知だが、自分達のために生きられると言う、エリックの言葉に心を動かされたサラは、彼を受け入れて愛し合う。

翌朝、鏡の魔力に惑わされそうになったエリックは、サラが信頼できることを確認するが、そこに、フレイヤとハンツマンが現れる。

送り込んだサラを鏡まで導いてくれたとエリックに伝えるフレイヤは、ニオンとドリーナを凍らせてしまう。

どんなことがあろうとも愛は勝つと言うエリックを殺すようにと、フレイヤから命ぜられたサラは、彼に矢を放つ。
フレイヤとサラはその場を去り、グリフが矢を抜いた瞬間にエリックは息を吹き返し、ペンダントに矢が当たったことに気づく。

サラがわざとペンダントを狙ったと言うエリックは、彼女は裏切り者だと考えるブロムウィンに、自分は信じると伝える。

氷の国に向い戦う覚悟を決めたエリックは、ブロムウィンとグリフと共に北に向かう。

城に戻り、運び込んだ鏡に向い、この世で最も美しい者は誰かと尋ねたフレイヤは、復活したラヴェンナの姿に驚く。

フレイヤの軍で自分の王国を取り戻すと言うラヴェンナは、スノーホワイトを跪かせることを誓う。

ハンツマンを出撃させる考えのラヴェンナは、国は統治させるが、城壁の外は自分のものだとフレイヤに伝え、逆らうことを許さない。

子供に紛れて城壁内に入ろうとしたグリフとブロムウィンは、衛兵に見つかるものの、相手を叩きのめす。

崖を登ったエリックは、城の屋根に飛び移り内部に侵入し、ハンツマンを出撃させようとしていたフレイヤに矢を放つ。

ラヴェンナが矢を掴み、サラがフライヤに襲い掛かろうとするが、氷で妨害される。

罰を与えるようにとラヴェンナから言われたフレイヤは、拘束したエリックとサラを殺すことを指示される。

愛を思い出すようハンツマン達に話しかけるエリックは、兄弟として強い絆で結ばれていたはずだとタルに伝える。

サラはエリックと共に死を覚悟するが、タルが二人の鎖を切る。

ラヴェンナはハンツマンに攻撃を始めるが、氷の壁を作ったフレイヤは、自分の兵士が殺されるのを阻止する。

弱さを追い払い強くしたとラヴェンナから言われたフレイヤは、自分に何をしたのかを問う。

ラヴェンナに近づいたフレイヤは、彼女の心を読む。

フレイヤの娘が成長し、自分よりも美しくなることを鏡男(フレッド・タタショア)から知らされたラヴェンナが、アンドリューに魔法をかけて娘を殺させたのだった。

ラヴェンナはフレイヤを痛めつけ、壁を乗り越えて来たエリックらにも攻撃を加える。

抱きついて自分を凍らせようとするフレイヤを傷つけたラヴェンナは、愛を信じ抵抗しようとするエリックと戦う。

瀕死のフレイヤは鏡を凍らせて、エリックの放った剣がそれに突き刺さり、ラヴェンナと共に砕け散る。

エリックとサラは無事だったことを確認し、幸運な子らだったと二人に伝えたフレイヤは息を引き取る。

グリフとブロムウィンは、氷が溶けたニオンとドリーナが無事だったために喜ぶ。

子供達は解放され、エリックとサラ、ニオンとドリーナ、グリフとブロムウィンは、それぞれ愛を確かめる。

北の国は解放され、スノーホワイトの王国の危機も去った。


解説 評価 感想

参考:
・「スノーホワイト」(2012)
・「スノーホワイト/氷の王国」(2016)

*(簡略ストー リー)
スノーホワイトが邪悪な女王ラヴェンナを滅ぼす前の物語。
魔法の鏡を手に入れて次々と王国を滅ぼすラヴェンナは、妹のフレイヤが貴族アンドリューの子を身籠ったことを知る。
ラヴェンナの忠告を聞かずに女の子を出産したフレイヤだったが、アンドリューが子供を殺してしまう。
怒りが氷のパワーとなったフレイヤはアンドリューを殺し、自分の王国を築くために北の地に向かう。
王国を築いたフレイヤはエリックやサラら子供達を浚い、鍛えて精鋭部隊を作り、更に領土を広げる。
戦士となったエリックとサラは愛し合うようになり密かに結婚して逃げようとするものの捕えられる。
サラを目の前で殺されたエリックは痛めつけられ、川に捨てられる。
九死に一生を得たエリックは、その後、スノーホワイトと共にラヴェンナを滅ぼし、聖域に移動させる途中で奪われた可能性がある鏡を捜すよう、ウィリアム王から指示されて旅立つのだが・・・。
__________

世界中で愛されるグリム兄弟の民話”白雪姫”を基に、2012年に公開され大ヒットした「スノーホワイト」の続編。

一作目を上回る豪華キャストであり、前作から4年、満を持して製作されたものの酷評され、当初は三部作の予定だったが、三作目が製作されるかは怪しい状況になった。

前作では、全世界で4億ドルに迫る大ヒットとなったが、本作は、北米興行収入は前作の1/3足らずの約4800万ドル、全世界では約1億6500万ドルという結果に終わってしまった。
製作費が1億1500万ドルなので、赤字にはならなかったが・・・。

文化レベルの低い日本特有の邦題は大問題で、本作は”スノーホワイト”の物語ではない。
それを期待して劇場に足を運んだファンは、失望しただろう。

邪悪な女王ラヴェンナの陰謀に利用される妹の氷の女王と、それに立ち向かう戦士を描く物語なのだが、ビジュアル的な完成度の高さを生かせない、焦点のボケた内容は平凡そのものだ。

容姿も含め力感溢れる演技ができる主演のクリス・ヘムズワースも主人公とは言えないような役柄で、愛し合う女戦士ジェシカ・チャステインの方が、美しく凛々しく存在感がある。

邪悪な女王ラヴェンナ役のシャーリーズ・セロンが、冒頭とクライマックスのみ登場というのも寂しい。

その妹で、ラヴェンナに利用される悲劇の氷の女王エミリー・ブラント、主人公に協力するドワーフのニック・フロストロブ・ブライドン、彼らと親交を深めるシェリダン・スミスアレクサンドラ・ローチ、主人公と共に育ちハンツマンとなるソープ・ディリスサム・ヘイゼルダインソフィ・クックソン、ウィリアム王のサム・クラフリン、鏡男のフレッド・タタショア、公爵のコリン・モーガン、主人公の母親マデリン・ウォーラル、他、スノーホワイトのクリステン・スチュワートが映像だけで登場し、リーアム・ニーソンがナレーターを担当している。


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