THE ICEMAN The Iceman (2013) 3.25/5 (4)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

冷酷非情な殺し屋リチャード・ククリンスキーが、それを隠しながら家族のためだけを考えて生きた半生を描く、製作、監督、脚本アリエル・ヴロメン、主演マイケル・シャノンウィノナ・ライダークリス・エヴァンスレイ・リオッタジェームズ・フランコ他共演の実録犯罪ドラマ。


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト ■

監督:アリエル・ヴロメン
製作
アリエル・ヴロメン

エフード・ブライベルグ
製作総指揮
レネ・ベッソン
ボアズ・デヴィッドソン

ダニー・ディムボート
ラティ・グロブマン

アヴィ・ラーナー
ローラ・リスター
トレヴァー・ショート
原作:アンソニー・ブルーノ
”The Iceman: The True Story of a Cold-Blooded Killer”
脚本
モーガン・ランド
アリエル・ヴロメン

撮影:ボビー・ブコウスキー
編集:ダニー・ラフィック
音楽:ハイム・メイザー

出演
リチャード・ククリンスキーマイケル・シャノン
デボラ・ペリコッティ:ウィノナ・ライダー
ロバート”Mr.フリージー”プロンギ:クリス・エヴァンス
ロイ・デメイオレイ・リオッタ
マーティ・フリーマン:ジェームズ・フランコ
ジョシュ・ローゼンタール:デヴィッド・シュワイマー
レオナルド・マークス:ロバート・デヴィ
ジョセフ・ククリンスキー:スティーヴン・ドーフ
エレン:エリン・カミングス
リヴィ:ヴェロニカ・ロサティ
ミッキー・シコーリ:ジョン・ヴェンティミリア
アデル:クリスタ・キャンベル
ドミニク:ジェイ・ジャンノーネ
JC:ヴィンセント・フエンテス

アメリカ 映画
配給 ミレニアム・フィルムズ
2013年製作 105分
公開
北米:2013年5月3日
日本:2013年11月9日
製作費 $10,000,000
北米興行収入 $1,939,441


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

1964年4月29日。ニュージャージー州、ジャージーシティ
ポーランド系のリチャード・ククリンスキー(マイケル・シャノン)は、思いを寄せるデボラ・ペリコッティ(ウィノナ・ライダー)と食事をする。

その後、バーでデボラのことを侮辱されたククリンスキーは、相手の喉を切り殺害する。

1965年9月14日、ニュージャージー州、エルマー。
デボラと結婚していたククリンスキーは子供も生まれ、平穏な日々を送っていた。

ポルノ映画のコピーをする仕事をしていたククリンスキーは、それを仕切るギャングのロイ・デメイオ(レイ・リオッタ)に度胸のよさを買われ、いくらでも稼げるという裏社会に誘われる。

ククリンスキーは、警護と取り立てそしてメッセンジャーとして、デメイオの部下である、ジョシュ・ローゼンタール(デヴィッド・シュワイマー)とミッキー・シコーリ(ジョン・ヴェンティミリア)からの連絡を受けて仕事をすることになる。

その後、ククリンスキーは手際よく仕事をこなし、生活は豊かになる。

1975年5月5日、ニュージャージー州、デュモン
郊外の一軒家に住むようになったククリンスキーは、デボラやカトリック系の学校に通う娘達と共に、為替ディーラーということを表向きにして豊かな生活を送る。

1976年2月13日、マンハッタンローワー・イーストサイド
ジョシュは、麻薬取引現場で相手を射殺してその場を逃れる。

デメイオは、ガンビーノ・ファミリーの幹部レオナルド・マークス(ロバート・デヴィ)から、ジョシュがコカイン50万ドル分を奪い運び屋を殺したために、自分が命を狙われる危険性を知らされる。

マークスから、ジョシュと彼の居所を言いふらしているマーティ・フリーマン(ジェームズ・フランコ)を殺すよう指示されたデメイオは、それをククリンスキーに命ずる。

マーティの部屋に押し入ったククリンスキーは、彼を殺すものの、その場に隠れていた少女を逃がしてしまう。

現場を爆破されたククリンスキーは、念のために雇われたアイスクリーム屋を装う別の殺し屋ロバート”Mr.フリージー”プロンギ(クリス・エヴァンス)の車に乗せられる。

プロンギが逃げる少女を殺そうとしたため、ククリンスキーは銃を向けてそれを阻止する。

その件でデメイオに責められたククリンスキーは、手を切られてしまう。

少女を殺し受刑中の弟ジョセフ(スティーヴン・ドーフ)に呼ばれたククリンスキーは、面会した彼から弁護料の援助を求められる。

ククリンスキーは、家族に過去を知られたくないために、それを断りジョセフを見捨てる。

家にいるようになったククリンスキーが、失業したのではないかと考えるデボラはそれを心配する。

ククリンスキーは、街で言いがかりをつけられた男を車で追い、家族を危険な目に遭わせてしまう。

その件をデボラに責められたククリンスキーは苛立ち取り乱すものの、なだめる彼女と娘だけが自分の人生だと語る。

プロンギに接触したククリンスキーは、彼と手を組み殺しを請け負い、殺害した死体を冷凍する。

その後、ククリンスキーと家族の生活は元に戻る。

デメイオは、マークスからの警告で仕方なくジョシュを殺す。

マークスは、それを邪魔しようとしたシコーリ殺害をプロンギに依頼し、ククリンスキーが、”シアン化物”を使いクラブで彼を毒殺する。

娘の誕生パーティーを楽しんでいたククリンスキーは、現れたデメイオの車に呼ばれ、プロンギと組んだ今回の件を問われて脅される。

家族を殺されるとまで言われたククリンスキーは追い詰められ、仕事をよこさないマークスに軽くあしらわれたため、彼を殺害して金品を奪う。

長女が轢き逃げされたという連絡を受けたククリンスキーは病院に向かい、故意に狙われたことをデボラから知らされ、犯人を捜そうとする。

マークスの件もあり危険を感じるククリンスキーは、プロンギから、足手まといとなったお互いの家族を殺すことを提案される。

プロンギを殺したククリンスキーは、ある麻薬取引を受けるものの、罠にはめられてATF(アルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局)に逮捕される。

殺害した死体を冷凍したことで”アイスマン”と呼ばれた殺人犯ククリンスキーの公判は始まり、家族を苦しめた彼は後悔する。
__________

リチャード・ククリンスキーには終身刑2回の判決が下され、弟ジョセフと同じ独房棟に収監され、家族とは二度と会うことはなかった。

2006年にリチャード・ククリンスキーは獄中で死亡したが、ガンビーノ・ファミリーの裁判で証言する直前であり、他殺の疑いもあった。

ククリンスキーは、100人以上を殺害したと考えられている。


解説 評価 感想 ■

アンソニー・ブルーノの著書”The Iceman: The True Story of a Cold-Blooded Killer”を基に製作された作品。

*(簡略ストー リー)

1964年、ニュージャージー州。
ポーランド系のリチャード・ククリンスキーは、思いを寄せる女性デボラと結婚する。
翌年、子供も生まれたククリンスキーは、ポルノ映画のコピーをしていたが、それを仕切るギャングのボス、デメイオに度胸を買われ裏社会で稼ぐようになる。
殺しもこなすククリンスキーは、それを家族には隠しながら、為替ディーラーを装い大金を稼ぎ生活は豊かになる。
麻薬取引のトラブルで命を狙われる危険性を指摘されたデメイオは、ガンビーノ・ファミリーから、関わった部下を殺害するよう指示される。
デメイオから殺しを命ぜられたククリンスキーだったが、彼は殺人の目撃者の少女を見逃してしまう。
ククリンスキーは、その件をデメイオに責められて手を切られてしまい、職を失った彼は窮地に陥る・・・。
__________

20年間で約100人以上を殺害したと言われる男リチャード・ククリンスキーの、殺し屋としての闇の顔と家族を思う夫そして父としての、その凄まじい二面性を持つ生き様を描くドラマ。

こんな殺し屋が存在したのか・・・的な宣伝がされた作品だが、犯罪映画にはよく登場する、外でも家庭内でも変わらない悪党は小者であり、プロの殺し屋は、本作の主人公のように二面性を持ち合わせるのがその資質だ。

主演のマイケル・シャノンをはじめ、豪華キャストが注目の作品ではあるが、拡大公開もされず商業的には成功しなかった。

鬼気迫る主人公を演ずるマイケル・シャノンは、最近の活躍に裏付けられる熱演を見せ、実在の殺し屋のリチャード・ククリンスキーを好演している。

主人公の妻を演ずるウィノナ・ライダー、同業の殺し屋クリス・エヴァンス、ギャングのボス、ロイ・デメイオレイ・リオッタ、その部下デヴィッド・シュワイマージョン・ヴェンティミリアガンビーノ・ファミリーの幹部ロバート・デヴィ、主人公に殺害される男ジェームズ・フランコ、主人公の弟役スティーヴン・ドーフ、主人公夫妻の友人エリン・カミングスヴェロニカ・ロサティクリスタ・キャンベルなどが共演している。


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