インベージョン The Invasion (2007) 3/5 (2)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

1955年に発表された、ジャック・フィニイの小説”盗まれた街(The Body Snatchers)”を基に製作されたボディ・スナッチャー/恐怖の街」(1956)の3度目のリメイク。
感情のない人格に変わってしまうという地球外ウィルスによる侵略に対し、我が子を命がけで守ろうとする精神科医の戦いを描く、監督オリヴァー・ヒルシュビーゲル、主演ニコール・キッドマンダニエル・クレイグジェレミー・ノーサムジェフリー・ライトヴェロニカ・カートライト他共演のSFサスペンス・ホラー。


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト ■

監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル
製作:ジョエル・シルヴァー
製作総指揮
ロイ・リー

スーザン・ダウニー
ブルース・バーマン
原作:ジャック・フィニイThe Body Snatchers
脚本
デヴィッド・カイガニック

ウォシャウスキー姉弟
撮影:ライナー・クラウスマン

編集
ハンス・フンク

ジョエル・ネグロン
音楽:ジョン・オットマン

出演
ニコール・キッドマン:キャロル・ベネル
ダニエル・クレイグ:ベン・ドリスコル
ジェレミー・ノーサム:タッカー・カウフマン
ジャクソン・ボンド:オリヴァー・ベネル
ジェフリー・ライト:スティーヴン・ガレアーノ
ヴェロニカ・カートライト:ウェンディ・レンク
アダム・ルフェーヴル:リチャード・レンク
ジョセフ・ソマー:ヘンリク・ベリチェク
セリア・ウェストン:リュドミラ・ベリチェク
ロジャー・リース:ヨリシュ・カゴニヴィッチ

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2007年製作 99分
公開
北米:2007年8月17日
日本:2007年10月20日
製作費 $80,000,000
北米興行収入 $15,071,514
世界 $40,170,558


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

爆破墜落したスペースシャトルの機体残骸から、地球外生物に汚染された物質が見つかる。

ワシントンD.C.
疫病対策センターのタッカー・カウフマン(ジェレミー・ノーサム)は、残骸の調査に呼び出される。

カウフマンは、それを拾った住民から残骸を渡され、触れた瞬間に痛みを感じ、就寝後に身体に異状をきたす。

精神科医キャロル・ベネル(ニコール・キッドマン)は、元夫のカウフマンから、突然、息子オリヴァー(ジャクソン・ボンド)に会いたいと言われて戸惑う。

オリヴァーをハロウィン・パーティーに向かわせたキャロルは、親友の医師ベン・ドリスコル(ダニエル・クレイグ)の車に乗りオフィスに向かう。

ベンは、スペースシャトル事故について報道がされないことに疑問を感じていた。

キャロルは、カウフマンから連絡があった件で戸惑っていることをベンに伝える。

オフィスに向かったキャロルは、患者のウェンディ・レンク(ヴェロニカ・カートライト)から、夫が異常な行動をとり飼い犬を殺し、まるで別人のようだという相談を受ける。

その夜、ハロウィンで家を回る子供達に付き添ったキャロルだったが、親友の子供が、犬に襲われる事件が起きる。

キャロルは、オリヴァーの手に正体不明の物体が張り付いていることに気づく。

翌日、キャロルはベンにその物体を渡し、彼の同僚であるスティーヴン・ガレアーノ(ジェフリー・ライト)に分析を依頼する。

街に向かったキャロルは、道端で倒れ発作を起こす男性を目撃する。

オフィスに向かったキャロルは、ウェンディの夫リチャード(アダム・ルフェーヴル)が待っていることを知る。

リチャードは、この場に来ると言うウェンディを迎えに来たことを伝え、キャロルは不審に思う。

ウェンディに電話をしたキャロルは、彼女がこの場に向かっているのを知りリチャードのことを伝える。

ウェンディは、妹の家に行くと言ってその場を離れ電話を切ってしまう。

オリヴァーをカウフマンの元に連れて行く途中、キャロルは、車の前に現れた女性に驚く。

女性は”やつらが来る”と叫びながら対向車線に向かい、車に轢かれてしまう。

車を降りたキャロルは、女性を轢いた男性や駆け付けた警官の態度を気にしながら、カウフマンの元に向かう。

オリヴァーと別れたキャロルは、ベンと共にパーティーに出席して、ロシア大使ヘンリク・ベリチェク(ジョセフ・ソマー)と夫人リュドミラ(セリア・ウェストン)を紹介される。

その頃オリヴァーは、父カウフマンの様子がおかしいことに気づく。

キャロルは、同席した外交官ヨリシュ・カゴニヴィッチ(ロジャー・リース)と議論する。

キャロルを家に送ったベンは、惹かれている気持ちを伝えようとするが、彼女は今の関係を維持したいと答える。

家に戻ったキャロルは、国勢調査員だという男に押し入られそうになるが、何とかそれを阻止する。

キャロルはベンに連絡して泊まってもらい、翌朝オフィスに向かう。

街の人々に見つめられたことやウェンディのことを気にしながら電話をしたキャロルは、彼女が不在だということを知る。

考えを巡らすキャロルは、ウェンディが口にした”別人”という言葉で、カウフマンや他の接した人々にもそれを感じたことを思い出す。

ベンに呼び出されたキャロルは、例の物体が知性を持つ生命体だということをスティーヴンから知らされる。

その生命体は、人体のDNAを統合して遺伝子を書き換えてしまい、既に世界中にその脅威が広がっていた。

リュドミラから連絡を受けたベンは、ヨリシュの様子がおかしいことを知らされてその場に向かう。

ベンは、キャロルとスティーヴンを伴いヨリシュの部屋に向かい、彼の顔などが何かに覆われている様子を確認する。

携帯電話で写真を撮ろうとしたキャロルにヨリシュが襲い掛かり、ベンらがそれを阻止する。

発作を起こすヨリシュを見たキャロルは、オリヴァーに危険が迫ることを察してカウフマンの家に向かう。

不在だったオリヴァーの荷物をまとめ、ワクチンを開発しているというカウフマンに何をしているのか、感情を露わに問い詰めるキャロルは彼に襲われる。

カウフマンが口から吐いた液体を顔面に受けたキャロルは、家を飛び出して車でその場を逃れる。

道を塞がれたキャロルは、車を降りて街に向かい、助けを求めるものの誰も手を貸そうとしない。

地下鉄に乗ったキャロルは、オリヴァーからの連絡で、彼がどこかに閉じ込められていることを知る。

キャロルは、正常な乗客に無表情なら気づかれないと言われる。

襲い掛かってきた者達から逃れたキャロルは地下鉄を降り、殆どの人々がウィルスに感染している中、無表情な感染者を装い、眠ってはいけないことを知りオリヴァーを捜す。

オリヴァーを見つけられずに家に戻ったキャロルは、ベンの元に向かう。

スティーヴンは、ウィルスが体液や注射を介して感染して、やはり眠らないことだと二人に指摘する。

キャロルはベンと共にオリヴァーを捜し、ウェンディが眠っても発病しなかったことを彼に伝え、オフィスに向かう。

ウェンディのカルテを調べた二人は、ADEM(急性散存性脳脊髄炎)を患ったことのある彼女に免疫があることに気づく。

ベンはスティーヴンに電話してその件を伝え、ワクチンを作れる可能性を語り合うのだが、街にいることは危険だと忠告される。

キャロルとベンは、その免疫があると思われるオリヴァーを捜すため、彼から届いたメールを頼りにボルチモアに向かおうとする。

自分がカウフマンからうつされ感染していることをベンに伝えたキャロルは、彼やオリヴァーを失うことを恐れる。

ベンと別れたキャロルは、列車に乗り睡魔に襲われながらボルチモアに着き、カウフマンに迎えられる。

キャロルは、ベンが到着するという連絡を受け、カウフマンに知られないように場所を教える。

オリバーを見つけたキャロルは、彼が眠っても感染しなかったことを確認し、カウフマンに気づかれながらもその場から逃走する。

カウフマンに襲われた二人は、それを振り切り薬局に向かい、ベンからの連絡を受けてその場で待機する。

キャロルは睡魔に襲われ、興奮剤を飲み何とか耐えていたがついに眠ってしまう。

オリヴァーがそれに気づき、キャロルに言われていた通り、用意してあった注射器を心臓に刺し彼女を目覚めさせる。

助けに来たベンも感染者だと気づいたキャロルは、彼がその場に入れた感染者達を射殺する。

キャロルはベンの足を撃ち逃走し、車を奪い妨害されながらも、ヘリコプターから連絡をしてきたスティーヴンの元に向かおうとする。

火炎瓶を投げつけられながら、スティーヴンの指示に従い駐車場に向かったキャロルとオリヴァーは、屋上に着いたヘリに救出される。

その後、免疫のある遺伝子が発見され、感染治療が可能になり、ワクチンは世界中に配布される。

1年後。
元の体に戻ったキャロルは、同じくワクチンで正気を取り戻したベンを見つめながら、今なお不安を隠せない。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

スペースシャトルが墜落し、残骸から地球外生物に汚染された物質が発見される。
精神科医キャロル・ベネルは、元夫のカウフマンが別人のようになったことを不審に思う。
その後キャロルは、周囲の人々の異変をに気づく。
キャロルは、息子オリヴァーの手に張り付いていた物体を、親友の医師ベンに渡し、彼はそれを同僚のスティーヴンに分析してもらう。
そして、キャロルとベンは、例の物体が、知性を持つ生命体だということを、スティーヴンから知らされるのだが・・・。
__________

「ヒトラー~最期の12日間~」で注目されたドイツ人監督オリヴァー・ヒルシュビーゲル、今を時めく大スター、ニコール・キッドマンダニエル・クレイグの共演、さらには巨額な製作費(8000万ドル)をかけて話題になった作品。

しかし、興行収入は、全世界を合計しても、製作費の半分を回収したにすぎず、商業的には大失敗に終わってしまった。

ニコール・キッドマンの美しさばかりが目立ち、そのような役柄ではないのだが、007シリーズのボンド役ダニエル・クレイグの活躍も物足りず、サスペンスとしての緊張感もそれほど感じない。

悪く言うと上記二人が出演していなければ、単なるB級ホラーとしか言えない作品とも言える。

とは言え、やはり映画というものは色々な見方があり、スクリーン上で輝くようなニコール・キッドマンや、ボンド役とはイメージが全く違うダニエル・クレイグの新鮮さを感じられるだけでも楽しめる。

二人は「ライラの冒険」(2007)で、D・クレイグは、ワクチンを開発するジェフリー・ライトとは、007シリーズで共演している。

感染しない免疫を持つ主人公の患者ヴェロニカ・カートライト、疫病対策センターの責任者であり、主人公の元夫役のジェレミー・ノーサムと息子のジャクソン・ボンド他、ウェンディ(V・カートライト)の夫アダム・ルフェーヴルロシア大使ジョセフ・ソマー、その妻役のセリア・ウェストン、外交官のロジャー・リースがなどが共演している。

ヴェロニカ・カートライトは、1978年バージョンの「SF/ボディ・スナッチャー」にも出演した。


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