キラー・インサイド・ミー The Killer Inside Me (2010) 3/5 (3)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

1952年に発表された、ジム・トンプスンの傑作ノワール小説内なる殺人者”を基に製作された作品。
人望もある温厚な青年保安官補が、あることをきっかけに内に秘めた殺人願望が目覚めそれを実行していく姿を描く、主演ケイシー・アフレックケイト・ハドソンジェシカ・アルバビル・プルマンネッド・ビーティイライアス・コティーズサイモン・ベイカー共演、監督マイケル・ウィンターボトムによる戦慄の犯罪ドラマ。


ドラマ(サスペンス/犯罪)

WebSite(E)


スタッフ キャスト ■

監督:マイケル・ウィンターボトム
製作総指揮
リリー・ブライト

チャド・バリス
ジョーダン・ガートナー
ランディ・メンデルソーン
フェルナンド・サリシン
製作
アンドリュー・イートン

クリス・ハンレイ
ブラッドフォード・シュレイ
原作:ジム・トンプスン内なる殺人者
脚本:ジョン・カラン

撮影:マルセル・ザイスキンド
編集:マグス・アーノルド
音楽
メリッサ・パーメンター

ジョエル・キャドバリー

出演
ルー・フォード:ケイシー・アフレック

エイミー・スタントン:ケイト・ハドソン
ジョイス・レイクランド:ジェシカ・アルバ
ビリー・ボーイ・ウォーカー:ビル・プルマン
チェスター・コンウェイ:ネッド・ビーティ
ジョー・ロスマン:イライアス・コティーズ
ボブ・マプルズ:トム・バウアー
ハワード・ヘンドリックス:サイモン・ベイカー
たかり屋/旅人/訪問者:ブレント・ブリスコー
ジェフ・プラマー:マシュー・マー
ジョニー・パパス:リアム・エイケン
エルマー・コンウェイ:ジェイ・R・ファーガソン

アメリカ 映画
配給 IFC Films

2000年製作 109分
公開
北米:2010年6月18日
日本:2011年4月16日
製作費 $13,000,000
北米興行収入 $217,277
世界 $3,977,192


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

1950年代、テキサス西部、セントラルシティ。
保安官補のルー・フォード(ケイシー・アフレック)は、保安官のボブ・マプルズ(トム・バウアー)から、娼婦であるジョイス・レイクランド(ジェシカ・アルバ)に対する、市民からの苦情処理を任される。

温厚な29歳の青年ルーは、ジョイスの家を訪ね、彼女に事務的に町を出るよう伝える。

しかし、ジョイスはルーを罵り、憤慨した彼は折檻を始める。

冷静になったルーはジョイスに謝罪するが、その後、二人は愛し合ってしまう。

翌日からルーは、連日ジョイスの元に向かうようになり、彼女は、建築業を営む町の有力者チェスター・コンウェイ(ネッド・ビーティ)の息子エルマー(ジェイ・R・ファーガソン)を騙す計画があることを話す。

建設労働組合長ジョー・ロスマン(イライアス・コティーズ)に呼び出されたルーは、彼の義兄をチェスターが殺害した可能性があることを告げられる。

ルーは、恋人で教師のエイミー・スタントン(ケイト・ハドソン)とも順調な交際を続けていたが、相変わらずジョイスの家に通う。

ある日、ルーを呼んだチェスターは、息子のエルマーが二度とジョイスに合わないよう手を打たせるために、彼女への手切れ金1万ドルを用意する。

ルーは大物のチェスターに対し、法の執行官に脅迫をさせ酔うとする彼の行為を非難する。

チェスターはそれに納得し、エルマーを捜しルーの元に行かせることを約束する。

同級生でもあるエルマーに会ったルーは、彼が手切れ金の1万ドルを手に入れ、ジョイスと駆け落ちする考えを知る。

 

エルマーから小遣い程度の金を受け取ったルーは、その夜、彼との待ち合わせの前に、ジョイスの家の近くで車のタイヤをパンクさせ、彼女の家に歩いて向かい愛し合う。

その後、突然ジョイスを殴り始めたルーは、現れたエルマーを彼女の銃で射殺する。

その銃をジョイスの手に握らせたルーは車に戻り、出くわしたチェスターと共に彼女の家に戻る。

現場の惨状を確認したチェスターは、まだ息のあるジョイスを徹底的に追求することを考える。

署に戻ったルーは、マプルズ保安官と郡検事ハワード・ヘンドリックス(サイモン・ベイカー)に事情を説明する。

自宅への帰り道、普段から世話をしているジョニー・パパス(リアム・エイケン)の様子を見に行ったルーは、ガソリンスタンドで働く彼に金を渡す。

その後、エイミーの元に向かったルーは、今回の件を話し愛し合おうとする。

自分がジョイスと寝たことに気づき、憤慨するエイミーをなだめたルーは、彼女に求婚し気を落ち着かせる。

マプルズと共にヘンドリックスに呼ばれたルーは、自分を疑う彼に昨夜のことなどを聞かれ、パンクした現場で質問される。

チェスターの意見で、医療設備の整ったフォートワースに、意識不明のジョイスは移送されるため、ルーとマプルズがそれに同行する。

フォートワース
ホテルのチェスターの部屋で待機していたルーは、病院経由で現れたマプルズに、ジョイスが意識不明のまま死亡したことを知らされる。

セントラルシティに戻ったルーは、ロスマンの訪問を受け、自分がジョイスを殺したと疑う彼に、チェスターの手切れ金と、エルマーが彼女との駆け落ちを考えていたことを話す。

ヘンドリックスからの連絡を受けたルーは、ジョニーが所持していた金が、印をしてあったチェスターの金だったために、彼がジョイスとエルマーの殺人の容疑者として逮捕されたことを知る。

ジョニーに会ったルーは、それが自分が渡した金であることをばらされないように、ジョイスとエルマーを殺したことを彼に話す。

死は突然に訪れるともルーはジョニーに語り、その後、彼は留置場で首を吊り自殺してしまう。

ルーに会ったロスマンは、ジョニーがジョイスとエルマー殺しの犯人だと言う、 ルーの考えの矛盾点をつく。

ある夜ルーは、以前、侮辱した男から、自分を監視していた時に、ジョイスの家に向かったのを目撃したことを告げられ、5000ドルを要求される。

そんなルーは、エイミーを殺したい衝動に駆られ、何をしていてもそれが頭から離れなくなる。

そして、エイミーと駆け落ちする日、彼女を殺したルーは、金を受け取りにきた男を犯人に仕立て殺そうとする。

男に逃げられたルーは、路上を逃げる彼を、エイミーを殺したと言って追う。

そして男は、それを目撃した保安官補のジェフ・プラマー(マシュー・マー)に射殺され、ルーは息のない彼を殴り続ける。

その後、事件は解決するが、ルーはマプルズが拳銃自殺したことを知らされる。

ヘンドリックスは、短期間に起きた殺人とマプルズの死まで、全てルーが絡んだことだと彼を追及する。

さらにヘンドリックスは、エイミーがルーの真意が理解できないと嘆いた、渡す予定だった手紙の存在で、彼が犯人だと確信する。

その後、留置場に入れられたルーは、かえって気持ちが落ち着くものの、予想外の精神科病棟に移されてしまう。

やがて、弁護士ビリー・ボーイ・ウォーカー(ビル・プルマン)が現れ、ロスマンに派遣されルーを釈放させる。

ルーは、ロスマンが彼自身の身を案じていることに気づき、ウォーカーに全ての殺人を告白する。

自宅に戻ったルーは、家中にガソリンなどを撒き、現れるであろう警官達を待つ。

ルーは、実は生きていたジョイスや、ヘンドリックス、さらにチェスターらを迎える。

ジョイスは、何も話していないと言ってルーに近づくが、彼手にしたナイフでジョイスを刺し殺し、保安官補ジェフらが彼を射殺する。

そして、銃弾がガソリンに引火し、ルーの家は炎に包まれてしまう。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

1950年代、テキサス西部。
人当たりのよい保安官補のルー・フォードは、保安官マプルズから、娼婦ジョイスに対する市民から苦情の処理を命ぜられる。
ジョイスの家を訪れ、事務的に事を済ませようとしたルーだったが、罵声を浴びせられて彼女を痛めつけ、その後、二人は愛し合ってしまう。
ジョイスの虜になってしまったルーは、翌日から彼女の家に通い続けながら、恋人エイミーとの交際も順調だった。
そんな時ジョイスは、自分に付きまとう、町の有力者チェスターの息子、エルマーを騙す計画をルーに話す。
ルーを呼び出したチェスターは、エルマーがジョイスに会わないよう、手切れ金の1万ドルを彼に渡し、この件を解決させようとする。
しかし、エルマーとは同級生でもあるルーは、彼がジョイスと駆け落ちする気があることを知り、ある計画を実行しようとする・・・。
__________

今でこそ、ノワール小説の巨匠と言われるようになったジム・トンプスンだが、その名が知られるようになったのは、比較的最近だというのが興味深い。

温厚で平凡な青年に隠された体験が、あることがきっかけで、殺人鬼に変貌させるという、人間の持つ恐ろしい一面を、見事に描写したマイケル・ウィンターボトムの演出も注目だ。

北米では公開されたとは言えない、最高でわずか14館での上映に終わった。
内容的に刺激が強過ぎたせいか、魅力的なキャスティングにも拘らず、その後も拡大公開はされなかった。

製作費 $13,000,000
北米興行収入 $217,277
世界 $3,977,192

好青年から一転、得体の知れない不気味な男に変貌する保安官補ケイシー・アフレック、その恋人で、いつもとはイメージの違う、体を張った演技のケイト・ハドソン、お馴染みであるラジー賞を受賞してしまった娼婦役ジェシカ・アルバ、ラスト10分でようやく登場する風変わりな弁護士のビル・プルマン、町の有力者ネッド・ビーティ、彼と対立する労働組合長役イライアス・コティーズ、保安官トム・バウアー、郡検事サイモン・ベイカー、主人公に侮辱され、後に脅迫する男ブレント・ブリスコー、保安官補マシュー・マー、容疑者となる不良少年リアム・エイケン、主人公に殺される有力者の息子役ジェイ・R・ファーガソンなどが共演している。


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