イルマーレ The Lake House (2006) 3.61/5 (33)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

2000年に公開された、韓国映画「イルマーレ」のリメイク作品。
湖畔の家のポストに入れる手紙が時空を行き交う交際の手段だと知った男女のロマンスを描く、「スピード」(1994)以来の共演となるキアヌ・リーヴスサンドラ・ブロッククリストファー・プラマーディラン・ウォルシュショーレ・アグダシュルー他共演、監督アレハンドロ・アグレスティによるドラマ。


ドラマ(ロマンス)

サンドラ・ブロック / Sandra Bullock 作品一覧


スタッフ キャスト ■
監督:アレハンドロ・アグレスティ
製作総指揮
ブルース・バーマン
メリー・マクラグレン
アーウィン・ストッフ

ダナ・ゴールドバーグ
製作
ダグ・デイヴィソン

ロイ・リー
脚本:デヴィッド・オーバーン
撮影:アラー・キヴィロ

編集
アレハンドロ・ブロデルソン
リンジー・クリングマン

音楽:レイチェル・ポートマン

出演
キアヌ・リーヴス:アレックス・ワイラー
サンドラ・ブロック:ケイト・フォースター
クリストファー・プラマー:サイモン・ワイラー
ディラン・ウォルシュ:モーガン
ショーレ・アグダシュルー:アンナ・クラジンスキー
エボン・モス=バクラック:ヘンリー・ワイラー
ヴィレケ・ファン・アメローイ:フォースター夫人
リン・コリンズ:モナ

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2006年製作 99分
公開
北米:2006年6月16日
日本:2006年9月23日
製作費 $40,000,000
北米興行収入 $52,320,980
世界 $114,830,110


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
2006年、シカゴ
市内の病院に勤務することになった医学研修生ケイト・フォースター(サンドラ・ブロック)は、湖畔の家を引き払う際、一通の手紙をポストに入れて立ち去る。

その家を買ったアレックス・ワイラー(キアヌ・リーヴス)は、ポストに入っていた前住人(ケイト)の手紙を読む。

2月14日、暖かいバレンタイン・デー。
母親(ヴィレケ・ファン・アメローイ)と”デイリー・プラザ”で会っていたケイトは、通りの事故に気づき、怪我人の手当をするが、彼女は被害者を救えず、精神的にショックを受ける。

ケイトは同僚医師アンナ・クラジンスキー(ショーレ・アグダシュルー)の助言でシカゴを離れ、気晴らしに、湖畔の家を愛犬と訪ねる。

まだ入居者がいない、家のポストに入っていた手紙に気づいたケイトは、長い間、入居者のいるはずのない家の状況を指摘する、アレックスの文章を不思議に思う。

ケイトは、確かにその家に住んでいたという返事を書き、現住所を知らせてポストに入れる。

それを見たアレックスは、現在は2006年だという内容を見て、いたずらではないかと思う。

アレックスの父サイモン・ワイラー(クリストファー・プラマー)は著名な建築家で、弟ヘンリー(エボン・モス=バクラック)は父の元で働いていたが、家族を顧みず働き続けた父と子には、深い溝ができていた。

集合住宅の設計士に甘んじているアレックスは、ヘンリーと4年ぶりに再会したついでに、ケイトに手紙を届けようとする。

しかし、ケイトの知らせた住所には、建設中のアパートしかなかった。

仕方なくケイトに手紙を出したアレックスは、その事実を知らせるが、今は2004年だと主張する彼に、春の大雪が降ると警告しマフラーを送る。

手紙とマフラーを見て嘲り笑うアレックスだったが、本当に降った季節外れの雪に驚いてしまう。

アレックスは、”これをは現実か?”と綴った手紙をポストに入れるが、暫くして、ポストにケイトからの手紙が届いているのに気づき目を疑う。

ケイトも、アレックスがポストの前いるらしいことを知り、困惑してしまう。

二人はようやく、2年間の時空を超えて連絡し合っていることを理解し、お互い同じ犬を飼っていることにも気づく。

決して会えないと知りながら、二人は手紙の中で行動を共にし、次第に心通わせるようになる。

湖畔の家は、アレックスの父サイモンが建てたもので、そこで古い設計書を見つけた彼は、父にそれを渡し行くが、相変わらず親子の間はギクシャクしていた。

現実に満足しているというケイトだったが、ただ一つ、湖畔の家や木々が恋しいとアレックスに伝える。

アレックスは家の木を掘り起こし、2年後にケイトが住む予定のアパートの前に植える。

そしてケイトは、アレックスにあるゲームを提案してみる。

ケイトは、2年前に駅のホームのベンチに本を忘れたことをアレックスに知らせる。

アレックスは、ホームでケイトを一瞬目撃し、一目で彼女に惹かれてしまう。

自分に惹かれているモナ(リン・コリンズ)の様子に気づかずに逃げた愛犬を追ったアレックスは、モーガン(ディラン・ウォルシュ)という男性に出会う。

モーガンは、夜のパーティーにアレックスとモナを誘い、恋人が医学研修生で、名前が”ケイト”だということを知らせる。

その夜、ケイトの誕生パーティーに出席したアレックスは、ポーチで彼女に話しかける。

ケイトが駅のホームで忘れた、”ジェーン・オースティン”の小説”説得”を、アレックスは、読んだことがあるかを彼女に尋ねる。

的を得ない質問に、ケイトを前にして、真実を切り出せずに困惑するアレックスだったが、彼女からダンスに誘われて踊るうちに、二人はお互いを意識しキスしてしまう。

それをモーガンとモナに見られ、二人は気まずい雰囲気で、その日は別れる。

そのことを、2年後のケイトに知らせたアレックスは、お互いを責めて手紙の中で彼女とケンカしてしまう。

その後アレックスは、父サイモンが心臓発作で入院したとの連絡を受け、病院で担当医のアンナから、手術が必要なことを知らされる。

病床でも仕事を手離さなかったサイモンは、その後、息を引き取り、ケイトは彼の主治医がアンナだったことを知る。

ケイトはサイモンについて調べ始め、2年後に出版される彼の自伝をアレックスに送る。

それを見たアレックスは、父親が自分を愛していたことを知り涙する。

ケイトに会いたい気持ちを伝えたアレックスは、彼女の希望で、人気レストランの”イルマーレ”に、2年後の予約を入れる。

約束の日、”イルマーレ”でアレックスを待つケイトだったが、彼は現れなかった。

何か理由があったはずだという、アレックスの説得も聞かずに、ケイトはそろそろ現実と向き合うべきだと言って連絡を絶ってしまう。

そんな時、モーガンと再会したケイトは、彼との仲を取り戻そうとする。

失意のアレックスは湖畔の家を引き払い、モーガンに鍵を渡し、弟ヘンリーと暮らすことにする。

2年後、モーガンと暮らし始めたケイトは、新居の改築を依頼するために、ある建築事務所を訪ねる。

ケイトは、事務所の壁に飾られた湖畔の家の絵を見て、そこが、アレックスの弟ヘンリーの事務所だということを知る。

ケイトはヘンリーから、2年前の今日、2006年2月14日に、アレックスが交通事故で死んだことを知らされる。

2年前のその日、ケイトと会う約束をしていたアレックスは、彼女との約束の場所”デイリー・プラザ”に向かおうとする。

その日、自分が助けられなかった交通事故の被害者が、アレックスだと知ったケイトは湖畔の家に向かう。

ケイトは、それを知らせようとポストに伝言を入れ泣き崩れる。

そして約束の時間、母親と会っていたケイトを”デイリー・プラザ”の前で見つけたアレックスは、彼女の書き残したメモを見る。

ケイトはポストの前で泣き崩れていたが、彼女の元に、2年間、時を待ったアレックスが現れる。

そして、二人は何も語らず抱き合い、湖畔の家に向かう。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
2006年。
シカゴ市内の病院に勤務することになった医学研修生ケイト・フォースターは、湖畔の家を引き払う。
2004年。
その家を買ったアレックス・ワイラーは、ポストに入っていた前住人(ケイト)の手紙を読む。
2月14日、バレンタイン・デー。
母親と”デイリー・プラザ”で会っていたケイトは、通りの事故の怪我人の手当をするが、被害者は亡くなってしまう。
そのショックを癒すために、気晴らしに湖畔の家を訪ねたケイトは、未だ入居者がいない家のポストの手紙に気づく。
その差出人アレックスが、家の状況をよく知ることをケイトは不思議に思う。
ケイトは、その家に住んでいたという返事を書き、現住所を知らせてポストに入れる。
それを見たアレックスは、現在が2006年だというケイトの文章の内容に驚き、彼女の住んでいる住所のアパートは建設中だと知る。
やがて二人は、湖畔の家のポストを通して、時空を行き交う手紙での交際を始めるのだが・・・。
__________

注目は、大ヒット作「スピード」(1994)以来のキアヌ・リーヴスサンドラ・ブロック共演で、二人のラブ・ロマンス作品ということで、話題を集めた作品でもある。

作品の原題は”The Lake House”であり、物語のキーポイントとなる”湖畔の家”のことなのだが、邦題は、ドラマの中で登場するレストラン名”イルマーレ”で、全く意味を成さない。

ここで、自分のようにオリジナル作品の存在も知らなかった者は、どうして人気レストランの名前を邦題にしたのか、頭を傾げていたのだが、この記事を書いていて初めて、オリジナルの舞台となる”海辺の家”の名前だと気づくお粗末さだった。

時空を超えたストーリー展開にありがちな、辻褄の合わない場面はあるものの、細かいことを気にせず、かつて一世を風靡し、大スターになるきっかけを作った、主演者二人の再共演を楽しむことをお勧めする。

同じ歳のキアヌ・リーヴスサンドラ・ブロックは40歳を過ぎ、建築家と医師という役柄で落ち着いた演技を見せ、二人の接点となる”湖畔の家”の雰囲気も洗練されていて、大人のムードが漂う作品となっている。

悲しい結末で終わっても、仕方ないかと諦めていると、そこに幸せが訪れるという、予想はつくものの、クライマックスの展開には思わずホッと胸をなで下ろしてしまう。

上映開始40分でようやく一瞬すれ違い、その後パーティーでの短い出会い、そしてラストと、主演の二人が、殆ど接触しないロマンス映画というのも珍しい。

批評家の受けはあまり良くはなかった作品だが、全世界の興行収入は1億1000万ドルを超すヒットとなった。

親子の確執も死後の著書で解消するが、生前は仕事一筋頑固一徹という感じのベテラン、主人公(K・リーヴス)の父親クリストファー・プラマー、ケイト(S・ブロック)の恋人役ディラン・ウォルシュ、同僚医師ショーレ・アグダシュルー、主人公の弟エボン・モス=バクラック、ケイトの母ヴィレケ・ファン・アメローイ、主人公に心を寄せるリン・コリンズなどが共演している。


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