ラスト・ボーイスカウト The Last Boy Scout (1991) 5/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

世間から見放された私立探偵と元プロ・フットボーラーが手を組み巨悪に立ち向かう姿を描く、監督トニー・スコット、主演ブルース・ウィリスデイモン・ウェイアンズ他共演のサスペンス・ハードアクション。


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト ■

監督:トニー・スコット
製作総指揮
シェーン・ブラック
バリー・ジョセフソン
製作
ジョエル・シルバー
マイケル・レヴィー
原案
シェーン・ブラック
グレッグ・ヒックス
脚本:シェーン・ブラック
撮影:ウォード・T・ラッセル
編集:マーク・ゴールドブラット
音楽:マイケル・ケイメン

出演
ジョー・ハレンベック:ブルース・ウィリス
ジェームズ・アレクサンダー”ジミー””デンジャラス”ディックス:デイモン・ウェイアンズ
カルヴィン・ベイナード上院議員:チェルシー・ロス
シェルドン・マルコン:ノーブル・ウィリンガム
ダリアン・ハレンベック:ダニエル・ハリス
サラ・ハレンベック:チェルシー・フィールド
マイロ:テイラー・ネグロン
コリー:ハル・ベリー
マイク・マシューズ:ブルース・マッギル
ベンジャミン・バッサーロ:ジョー・サントス
ビリー・コール:ビリー・ブランクス

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1991年製作 105分
公開
北米:1991年12月13日
日本:1991年12月
北米興行収入 $59,509,925


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

雨の中のプロ・フットボールの試合、ロサンゼルス・チームのスター選手で、ランニングバック、ビリー・コール(ビリー・ブランクス)は、ハーフタイムに電話を受ける。

電話の主マイロ(テイラー・ネグロン)は、大金のかかった試合でビリーにタッチダウンを迫り、手段を選ばぬ方法でそれを実行するよう強要する。

負けているロサンゼルスのオーナー、シェルドン・マルコン(ノーブル・ウィリンガム)は、終盤のビリーの奮起に期待をかける。

最後のプレイ、ボールを受けたビリーは、立ちはだかる相手選手になんと銃を発砲し、自らフィールドにしゃがみ込み自殺する。

シークレット・サービスを辞職し、今は落ちぶれた私立探偵に成り下がっているジョー・ハレンベック(ブルース・ウィリス)は、仕事仲間のマイク・マシューズ(ブルース・マッギル)から仕事を回される。

ジョーは、別れた妻サラ(チェルシー・フィールド)の元に向かい、彼女と浮気して隠れていたマイクを見つける。

裏切ったマイクに、拳の一撃を食らわせたジョーは、彼から紹介されたストリッパー、コリー(ハル・ベリー)の警護を始めようとするが、その直後、マイクは車ごと爆殺される。

ジョーはコリーに接触し、彼女の恋人で元プロフットボーラーのジミー・ディックス(デイモン・ウェイアンズ)に、言いがかりを付けられる。

ジミーの賭博と麻薬絡みの経歴を語り、彼を軽くあしらったジョーは、店の外で何者かに襲われるが、殺される寸前で相手を倒す。

店を出たコリーは、ジョーがいないことに気づきながら車で走り去るが、後ろから車を追突され、交差点で射殺されてしまう。

ジョーとジミーが、銃撃犯に襲い掛かり全滅させるが、ジミーは大きなショックを受けてしまう。

ビバリーヒルズ警察に連行されたジョーは、コリーの仕事に危険を感じたマイクが、自分にそれを回したという考えをジミーに語る。

妻サラと浮気をしているマイクは、ジョーが死ねば都合が良かった訳だ。

釈放された二人はコリーの家に向かい、荒らされていた部屋を物色し、事件にフットボール・チームのオーナー、マルコンや、ジョーが、かつて警護していた上院議員のカルヴィン・ベイナード(チェルシー・ロス)が絡んでいることを知る。

コリーが二人の秘密を掴んでいたことに気づいたジョーは、ジミーがコリーの車に乗りエンジンをかける寸前で、仕掛けられた爆弾の爆破を阻止する。

コリーの証拠品を奪われそうになったジョーとジミーは、外した爆弾で車を爆破し何とか逃れる。

警察のベンジャミン・バッサーロ刑事(ジョー・サントス)は、カーター大統領を救った男ジョーを擁護してきたが、騒ぎを起してばかりの彼を見限ってしまう。

自宅に帰ったジョーは、娘ダリアン(ダニエル・ハリス)から父親の資格がないと言って罵倒される。

ジョーは、自宅に連れて来たジミーが、麻薬をやろうとしているのを見て憤慨し、彼を追い出そうとする。

ジミーは、試合の重責や事故で妻子を亡くして苦しんだ末に、麻薬に走ったことをジョーに伝え、さらに自分達が賭けに利用されていたことを訴えて立ち去る。

帰り際にジミーは、ダリアンから、ジョーが自分のファンだったことを聞き、彼女には、父親はいい奴だという意味の言葉を添えたサインを贈る。

翌日、ジミーは何者かに橋から落とされてしまうが命は助かる。

バッサーロ刑事は、マイクとジョーの妻サラの浮気を知り、ジョーがマイクを殺したものと思い込む。

自宅にいたジョーも、何者かに気絶させられて拉致され、その際に現れた警官は、ジョーの銃で射殺されてしまう。

ジョーはマルコンの元に連れて行かれて、同じ頃ジミーはバッサーロに尋問され、警察に呼ばれたサラはジョーのことを庇う。

マルコンは、高額報酬を要求するようになった選手達と、人気が落ちて収益が減ったリーグの新たな収入源として、政治家を利用し、スポーツ賭博を仕切っていたのだ。

政治家を買収したマルコンだったが、ベイナードだけが金額が少ないと言ってきたため、彼を殺害する計画だということをジョーに知らせる。

ジョーは、かつてベイナードを殴ったために辞職に追い込まれた恨みがあるため、殺害の犯人に仕立て上げられることになっていたのだ。

ベイナードの居場所を突き止めたジミーは、賄賂の取引に向かう手下の車を尾行しようとするが、ダリアンが付いて来てしまう。

取引された鞄は爆弾入りの物と摩り替えられ、それがベイナードの元に運ばれる。

それを手渡したジョーの写真が、ベイナードの死後に警察に届けられることになっていた。

ベイナードに恨みを持つジョーの犯行で、事件は解決する手はずが整えられる。

その頃、ジミーはマルコンの手下に捕まってしまうが、そこにダリアンが現れる。

ダリアンは何食わぬ顔で指人形をジョーに渡し、隠されていた銃でマルコンの手下を銃撃し、彼らは逃亡する。

民家の車を奪ったジョーとジミーは、ダリアンを置いてフットボールの観戦に向かったベイナードの元に急ぐ。

爆弾を持った車が”ロサンゼルス・メモリアル・コロシアム”に向かうのを阻止したジョーとジミーだったが、ダリアンがマルコンの右腕マイロに捕らえられてしまう。

それを知ったジョーとジミーは、コロシアムのマルコンの元に向かう。

マルコンはダリアンを連れて現れ、ジミーの手を銃で撃ち抜き、ジョーを始末しようとする。

しかし、ジョーはマイロの車から奪った600万ドルと、証拠となるベイナードの会話テープを、マフィアに渡すと言ってマルコンを脅す。

ジミーの機転で隙を見て脱出したジョー達は、ベイナードを狙撃しようとしているマイロを捜す。

マルコンは、現金が入っていると思われる鞄を奪い、コロシアムから逃亡する。

ジョーは照明塔にいるマイロを追い、ジミーがフィールドに下りてベイナードに向かってボールを投げ、マイロの狙撃を阻止する。

銃を乱射し始めたマイロにを見つけたジョーは、ナイフで足を刺されながらも彼に殴りかかる。

そして、警察に狙撃されたマイロは、ヘリコプターのローターに落下する。

命を助けたバイヤードが、自分に罵声を浴びせたため、ジョーは彼を殴り倒す。

ダリアンの信頼を取り戻し、サラの謝罪を受け入れたジョーは、マルコンが鞄を間違えて、自分の仕掛けた爆弾で爆死したことを知る。

その後、家族との生活を取り戻したジョーは、ジミーを相棒にして探偵業を続ける。


解説 評価 感想 ■

シェーン・ブラックとグレッグ・ヒックスの原案を基に、ブラック自身が脚本を担当した作品。

*(簡略ストー リー)

シークレット・サービスの落ちぶれた私立探偵ジョー・ハレンベックは、仕事仲間のマイクからストリッパー、コリーの警護の仕事を回される。
妻サラがマイクと浮気していることに気づいたジョーは、彼を懲らしめるものの、マイクは車で爆殺されてしまう。
その後、ジョーはコリーの恋人で元プロ・フットボーラーのジミーに因縁をつけられる。
それを軽くかわしたジョーは、何者かに襲われるもののそれを逃れてコリーの元に向かう。
しかし、コリーはジョーとジミーの目の前で射殺されてしまい、ジミーはショックを受ける。
やがて二人は、プロ・フットボール界の大物と政治家の陰謀に巻き込まれる。
妻子からも軽蔑される落ちぶれた探偵ジョーと、賭博と麻薬絡みでフットボール界から追放されたジミーは、巨悪に立ち向かうため手を組むことになるのだが・・・。
__________

主人公の生き様に”正道”という文字は無く、現代に現れた非社会的なアウトローという雰囲気故に、原題の”・・Boy Scout”という意味(正義漢)が奥深い。

正義漢というより、荒っぽいとてつもないタフガイという意味の方が近いようにも思える。
それは、主演のブルース・ウィリスのヒット・シリーズである「ダイ・ハード」シリーズの主人公”ジョン・マクレーン”に通じるところもあり、当時キャラクターに新鮮味がなかったことが災いしたのか、彼の主演作にしては興行的に成功した作品とは言えない。

北米興行収入 $59,509,925

しかし、彼のイメージをリセットして観直してみると世間に背を向けたタフなヒーロー像は受け入れることができる。

ヒットメイカーであるトニー・スコットの、派手さだけでない歯切れのいい軽快な演出も見応えがある。

元スター選手ではあるが、完全無欠ではなく弱みを見せるところなどが、ブルース・ウィリス演ずる主人公とバランスが取れているデイモン・ウェイアンズも好演している。

スポーツ界の賭博事業のため賄賂を要求する政治家役のチェルシー・ロス、黒幕のノーブル・ウィリンガム、主人公の娘ダニエル・ハリス、妻チェルシー・フィールド、黒幕の右腕テイラー・ネグロン、殺害されるダンサーのハル・ベリー、探偵仲間のブルース・マッギル、刑事のジョー・サントス、そしてスター選手として冒頭で登場するのは、日本で有名になった”ビリーズブートキャンプ”のビリー・ブランクスだ。


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