ガン・ファイター The Last Sunset (1961) 4/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

殺人犯を追う保安官とかつての恋人を訪ねたその犯人、男女の微妙な三角関係と決着をつけなくてはならない男達の生き様を描く、監督ロバート・アルドリッチ、脚本ダルトン・トランボ、主演ロック・ハドソンカーク・ダグラスドロシー・マローンキャロル・リンレイジョセフ・コットン他共演の西部劇。


西部劇


スタッフ キャスト ■

ラッド・フルトン監督:ロバート・アルドリッチ
製作
ユージン・フレンキ

エドワード・ルイス
原作:ハワード・リグスビー”Sundown at Crazy Horse”
脚本:ダルトン・トランボ

撮影:アーネスト・ラズロ
編集:マイケル・ルチアーノ
音楽:アーネスト・ゴールド

出演
ダナ・ストリブリング:ロック・ハドソン

ブレンダン”ブレン”オマリー:カーク・ダグラス
ベル・ブレッケンリッジ:ドロシー・マローン
メリッサ”ミッシー”ブレッケンリッジ:キャロル・リンレイ
ジョン・ブレッケンリッジ:ジョセフ・コットン
エド・ホッブス:ジャック・イーラム
フランク・ホッブス:ネヴィル・ブランド
ジュルスバーグ・キッド:ラッド・フルトン
ミルトン・ウィング:レジス・トゥーミー

アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ

1961年製作 112分
公開
北米:1961年6月7日
日本:1961年9月9日


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

メキシコ
保安官のダナ・ストリブリング(ロック・ハドソン)は、殺人犯のブレンダン”ブレン”オマリー(カーク・ダグラス)を捜す旅を続けていた。

メキシコ国境。
オマリーは、牧場主ジョン・ブレッケンリッジ(ジョセフ・コットン)の牧場を訪れ、留守だった主人に代わり、妻ベル(ドロシー・マローン)や娘メリッサ(キャロル・リンレイ)の歓迎を受け、紳士的に挨拶して宿泊を許される。

牧童頭のミルトン・ウィング(レジス・トゥーミー)は、町で人を捜していた男がいたことをオマリーに伝え、彼はその男を知っている素振りを見せる。

夜も深まり、実は、かつてベルと愛し合う仲だったオマリーは、彼女との思い出を語り抱き寄せるが、ベルはそれを受け入れようとする自分を抑える。

翌日、ジョンが牧場に戻り、オマリーに会った彼は、1000頭の牛を、国境を越えてテキサスに運ぶ人手を探していることを伝える。

オマリーは、牛の1/5と妻を頂くという条件をジョンに出し、それを本気だと思わない彼は、その”賭け”を受けることにする。

その後、仕事を始めたオマリーは、現われたストリブリングと対面し、自分に逮捕状が出ていることを知らされる。

この場では、自分が逮捕されないことを知るオマリーは余裕を見せて、テキサスに連行すると言うストリブリングを、牛追いに同行させようとする。

ストリブリングは、ジョンが考えている牛追いの困難を伝え、さらにベルには、オマリーが殺人犯である、危険人物だと言って警戒させる。

ベルの前で侮辱されたオマリーは苛立つが、ストリブリングは、彼が殺した男の妻が、自分の妹だということを伝える。

翌日、ジョンら一行は牧場を出発し、途中ジョンは、物騒な町であるトレス・サントスに向かう。

ストリブリングは、帰りの遅いジョンの様子を見に、オマリーを伴い町に向かう。

二人は、共に戦った南軍兵に、酒場で侮辱されるジョンを助けようとするが、彼は銃撃されて死亡する。

ジョンを埋葬した一行は旅を続け、妹を不幸にしたことで自分を恨むストリブリングに、オマリーは彼女の不貞を話して聞かせる。

それを聞いたストリブリングはオマリーに襲い掛かり、二人は激しい殴り合いとなるが、ベルがそれを制止する。

そしてストリブリングは、オマリーが男を殺した後、妹が首を吊って自殺したことを伝える。

ベルに心を寄せるようになっていたストリブリングは、自分を頼って欲しいことを彼女に告げる。

翌日、一行を襲うことを考える、フランク・ホッブス(ネヴィル・ブランド)とエド(ジャック・イーラム)の兄弟、ジュルスバーグ・キッド(ラッド・フルトン)の三人が、ジョンに雇われたと言って現われる。

ストリブリングは三人を仲間に入れ、オマリーは、ベルに近づこうとするキッドに脅しをかける。

その夜、オマリーはベルへの変わらぬ愛を語り、それを見たストリブリングは、彼女に結婚を迫る。

翌日、オマリーが、現われた先住民を射殺してしまい、一行は襲撃に備える。

しかし、遺体を運んだストリブリングは、先住民にオマリーの受け取る分の牛を渡すことで話をつける。

その後、ストリブリングが流砂にはまってしまい、オマリーが彼を助けている隙に、ホッブス兄弟らがベルとメリッサに襲い掛かる。

ストリブリングとオマリーは、兄弟とキッドを倒して二人を助ける。

しかし、ベルを助けたストリブリングが、彼女の愛を手に入れたかに見えたオマリーは、心穏やかでなくなる。

目的地のクレージー・ホースが近づき、その夜、一行は野営地でパーティーを開くことになる。

かつてベルが着た、思い出のドレスに身をまとったメリッサを見たオマリーは驚いてしまう。

メリッサはオマリーに愛を告げるが、彼女がベルの面影にしか思えなかったオマリーも、その愛を受け入れようとする。

翌日、クレージー・ホースに向かうストリブリングとオマリーは、仕事を終えた後、夕暮れに決着をつけることで話がまとまる。

ベルは、オマリーを逃がすように、彼への憎しみも薄らいでいたストリブリングを説得しようとする。

オマリーとベルの関係を気にするストリブリングは、彼女から、かつて二人が愛し合っていたことを知らされる。

ストリブリングの考えが変わらないことで、ベルはオマリーに逃げるように説得する。

メリッサを連れて行こうとするオマリーに、ベルはメリッサが彼の娘だということを告げる。

ショックを受けて動揺するオマリーは、それを信じることができずに、怒りのあまりベルに手を出してしまう、

メリッサの元に向かったオマリーは、彼女と将来のことを語り、父親ほど年が違う自分が逝った後は、他の男性との愛を育てるよう伝える。

そしてオマリーは、夕陽が沈んだ後、二人で旅立つために戻ることをメリッサに告げる。

決闘の場所に向かったストリブリングとオマリーは相対するが、それに気づいたベルはその場に向かう。

銃声を聞いたメリッサもその場に向かい、オマリーを倒したストリブリングは、彼の愛用していたデリンジャーに弾が入っていなかったことを確認する。

ストリブリングは、現われたベルにそれを伝え、オマリーの死を知ったメリッサは彼に寄り添う。

メリッサは、牧童頭のミルトンから、オマリーに預かったと言って、約束してあった桜草を渡され、彼を思い涙する。


解説 評価 感想 ■

1957年に発表された、ハワード・リグスビーの小説”Sundown at Crazy Horse”を基に製作された作品。

*(簡略ストー リー)

殺人犯ブレンダン・オマリーを追う保安官のダナ・ストリブリングは、彼を追いメキシコ入りする。
同じく国境を越えていたオマリーは、かつての恋人ベルの牧場を訪れる。
ベルは、牧場主ジョン・ブレッケンリッジと結婚して、娘のメリッサと暮らしていた。
かつて愛し合っていたオマリーとベルだったが、彼女は、突然現われたオマリーの愛を受け入れる気持ちを抑える。
ジョンは、牛1000頭をテキサスに運ぶためにオマリーを雇い、出発の準備を始めさせる。
そこに現われたストリブリングだったが、この地では逮捕できないことを知るオマリーは、彼を牛追いの旅に同行させ、テキサスに向かい決着をつけようとする。
その後、旅を始めた一行だったが、その途中、ジョンが銃弾に倒れて命を落とす。
そして、ストリブリングは美しいベルに惹かれて彼女に愛をつげ、二人の関係を気にしながら、オマリーは旅を続けるのだが・・・。
__________

前年の「スパルタカス」(1960)で、”赤狩り”による追放から名誉を回復したとも言えるダルトン・トランボが、再びカーク・ダグラスと組んで脚本を担当している。

微妙な三角関係と、かつての恋人同士に隠された意外な真実、牛追いの迫力や、ラストで見せるスマートな決闘、西部劇の醍醐味などを含め、肉親、そして恋の敵として相手と闘わなければならない男達の、友情に近い描写など、ロバート・アルドリッチらしい演出が楽しめる、忘れ難い作品に仕上がっている。

ロック・ハドソンの主演作ではあるが、役柄や風貌などを含めて、カーク・ダグラスの個性が際立っている。

軽快な身のこなし、殺人犯として登場するものの、その人間味のあるキャラクター、歌を口ずさんだりもするユーモアを含めた演技、哀愁漂うラストも印象深い、正に主演の活躍をしている。

ややカーク・ダグラスに押され気味ではあるが、長身で統率力もあり、ヒロインとの愛も手に入れる保安官役のロック・ハドソン、西部の地で一段と映える美しいドロシー・マローン、中盤以降に重要な役を演ずるその娘役キャロル・リンレイ、旅の途中で命を落とす牧場主役で名優のジョセフ・コットン、途中から旅に加わる悪党役の三人ジャック・イーラムネヴィル・ブランド、ラッド・フルトン、牧童頭役レジス・トゥーミーなど、豪華共演者も注目だ。


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