ザ・レッジ The Ledge (2011) 5/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

ビルの屋上から投身自殺を図ろうとする男には、意外な真実が隠されていた・・・。
人妻との愛の代償として、信念を持った死を迫られる男の運命と関る者達を描く、チャーリー・ハナムリヴ・タイラーパトリック・ウィルソンテレンス・ハワードマシュー・チャップマン他共演、製作、監督、脚本マシュー・チャップマンによるドラマ。


ドラマ


スタッフ キャスト ■

監督:マシュー・チャップマン
製作総指揮:モシュ・ディアマント
製作
マシュー・チャップマン

マイケル・メイラー
マーク・デイモン
脚本:マシュー・チャップマン
撮影:ボビー・ブコウスキー
編集
アレックス・ホール

アン・マクケイブ
音楽:ネイサン・バー

出演
ギャヴィン・ニコルス:チャーリー・ハナム

シェーナ・ハリス:リヴ・タイラー
ジョー・ハリス:パトリック・ウィルソン
ホリス・ルセティ:テレンス・ハワード
クリス:クリストファー・ゴーラム
アンジェラ・ルセティ:ジャクリーン・フレミング

アメリカ 映画
配給 Foresight Unlimited
2011年製作 101分
公開
北米:2011年7月8日
日本:2012年2月18日
製作費 $10,000,000
北米興行収入 $9,216
世界 $610,986


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

刑事のホリス・ルセティ(テレンス・ハワード)は、自分が、子供が作れない体だと医師に言われショックを受ける。

その後ホリスは、ビルの屋上から自殺を図ろうとする、ギャヴィン・ニコルス(チャーリー・ハナム)の元に向う。

ホリスは、説得ではなく、ギャヴィンと何気ない話を始める。

ギャヴィンは、正午にこの場から飛び降りないと、他の者が死ぬと言って、その理由を語り始める。
__________

ある日ギャヴィンは、同じアパートに越してきたジョー・ハリス(パトリック・ウィルソン)とシェーナ(リヴ・タイラー)を気にしながら、副支配人を勤めるホテルに向う。

バスでもシェーナと一緒になったギャヴィンは、偶然にも、彼女が自分のホテルに面接に来たことに驚く。

それを、ルームメイトのクリス(クリストファー・ゴーラム)に伝えたギャヴィンは、その後、彼女とジョーに夕食に誘われる。

ところが、ギャヴィンとクリスを招いた、キリスト教原理主義者のジョーは二人をゲイと疑い、二人は食事をしただけで、気分を害してその場を去る。

シェーナが、帰り際に謝ったということをクリスから聞き、手紙を受取ったギャヴィンは、彼女をランチに誘う。

ジョーの態度に怒ったことについては、謝罪する気のないことをシェーナに伝えたギャヴィンは、簡単なランチをとりながら、心和む時間を過ごし、彼女に惹かれている自分に気づく。
__________

ギャヴィンは、ジョーからシェーナを解放することを考え始めたのだとホリスに伝える。

そこに、妻アンジェラ(ジャクリーン・フレミング)から電話があったホリスだったが、彼は、二人の子供が誰の子だと言って彼女を責めたことを思い出し、電話には出なかった。

ホリスの様子がおかしいことを気遣ったギャヴィンは、再び話し始める。
__________

朝アパートを出たギャヴィンは、追ってきたジョーから、ゲイの件を謝罪されて、再び回心のことで誘われる。

シェーナとバスに乗ったギャヴィンは、一度結婚に失敗したことなどを話す。

数日後、ジョーに招かれたギャヴィンだったが、神の存在を信じようとしないことで会話は平行線をたどり、彼は再び憤慨して出て行ってしまう。

シェーナに誘われたギャヴィンは、彼女が10代でドラッグを始め、その金欲しさに体まで売り、相手に暴力を振るわれて教会に行った時に、ジョーと出会った恩人だという話を聞く。

ギャヴィンに魅力を感じながらも、自分やジョーを苦しめている彼に、近づかないようにと伝えて、シェーナはその場を去る。

距離を置いて約3週間、アパートの屋上にいたギャヴィンの前に現われたシェーナは、彼から、無数の星が輝く空に勝る救い主はいないこと言われる。

そしてギャヴィンは、愛されたいと言うシェーナにキスするが、彼女は動揺して立ち去る。

その後、信仰のために全てを捧げるジョーの考えに耐え切れなくなったシェーナは、ギャヴィンの元に向かいキスする。

逢引の場所をホテルに決めたギャヴィンは、シェーナにメールでそれを知らせるが、ジョーがそれを見てしまう。

ジョーはホテルの裏口に向かい、シェーナが男と抱き合っていることを確認する。

翌朝シェーナは、ジョーが気づいたことを察し、それをギャヴィンに伝えて動揺する。
__________

アンジェラからの電話を受けたホリスは、彼女が自分のためを思い人工授精したことを知らされるが、取り込み中だと言って切ってしまう。
__________

ギャヴィンの部屋に向ったシェーナは彼と愛し合い、それに気づいたジョーは大きなショックを受ける。

シェーナはギャヴィンから、2年前に自分のせいで事故死した幼い娘の話を聞き、それがきっかけで、彼は妻とは離婚したことを知る。

ギャヴィンは、このまま一緒にいられれば、幸せになれるかを問うシェーナを、同じ思いで抱きしめる。
__________

本気になるとは思わなかったというギャヴィンに、妻への愛を聞かれたホリスは、裏切られたと言って、辛い胸の内を話し始める。

ホリスは、子供が自分の子でないことを知りショックを受け、弟に頼んで妻が人工授精したことをギャヴィンに伝える。

そこに同僚が現われ、同居人のクリスの話で、ジョーが今回の事件に絡んでいるのではないかという情報がホリスに入る。

ジョーとシェーナに連絡がつかないということだったが、ホリスは、ギャヴィンが飛び降りると思うことを上司に伝える。
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ギャヴィンはジョーに話をしようとしたが、シェーナは、彼が自殺でもしないかという不安があった。

シェーナに、幸せにできるという証明をすることを約束したジョーは、ホテルに行く提案をする。

恩人であるジョーを見捨てることのできないシェーナは、ギャヴィンにそれを伝える。

拳銃を用意してホテルの部屋を予約したジョーは、部屋に現われたシェーナを迎える。

翌朝、ギャヴィンを部屋に招いたジョーは、酒やドラッグ、そして女に溺れ、先妻との子供を失った自分が、神に救われたことを話す。

そして今回も、愛するシェーナをギャヴィンに奪われて失いかけていることを語ったジョーは拳銃を手にする。

自分には死ぬ勇気があると言って、ギャヴィンに、”隣人の妻と関係した男は、女と死ななければならない”という聖書の一節を読ませたジョーは、彼が信念のためには死ねないと言って部屋を出るよう指示する。
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ホリスは、ホテルの部屋にジョーがいて自殺を考えている可能性を同僚に伝えて、自殺が自分の意思ではないというギャヴィンを、何とか説得しようとする。
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ギャヴィンに電話をしたジョーは、聖書の言葉には妥協することにして、目の前のシェーナに銃を向けながら、ビルの屋上から正午に飛び降りなければ、彼女を撃つことを伝える。
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ホリスは、ジョーが必ずシェーナを殺すとは限らないと、ギャヴィンに思い留まるよう尚も説得する。

しかし、ジョーが信念を持ち行動を起こすと信じていたギャヴィンは、ホリスに礼を言い、シェーナへの愛を伝えて飛び降りる。

ジョーは警官に取り押さえられ、シェーナは解放されて、ホリスは彼女に、ギャヴィンからの”愛している”という伝言を伝える。

牢屋に入れられたジョーには何も語らず、シェーナは、ギャヴィンの部屋に向かい、クリスに抱き寄せられて涙する。

ホリスは、ギャヴィンとの一件で、妻が家族のことを思いしたことだったことを理解することができたため、帰る気のなかった自宅に戻る。

事件のことを、アンジェラから労われたホリスは、祈りを捧げようとする彼女を制止して食事を始める。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

ホテルの支配人であるギャヴィン・ニコルズは、ビルの屋上から投身自殺を図る。
自分が子供を作れない体だと知り、子供達が実の子ではないことも分かり、ショックを受けた刑事ホリスは、ギャヴィンを説得するため現場に向う。
正午に飛び降りなければ、別の者が死ぬことになると言うギャヴィンは、ホリスにその理由を語り始める。
同じアパートに越してきた、ジョーとシェーナ夫妻が気になるギャヴィンは、ホテルの就職面談に彼女が現われたために採用する。
その後、ギャヴィンとルームメイとのクリスは、ジョーとシェーナから食事の招待を受ける。
ところが、キリスト教原理主義者のジョーは、ギャヴィンとクリスをゲイだと決め付けて、彼らを傷つけてしまう。
それを謝罪したシェーナは、恵まれない身の上と、自分を救ってくれた恩人ジョーのことをギャヴィンに伝え、それをきっかけに、二人は親交を深めるのだが・・・。
__________

見た目が普通の若者のようなので、軽い感じに思える主人公が、家族を失い心に傷を負った人物であったという設定がポイントで、神の存在は信ずることはなくても、自分の考えを持つ、哲学的な持論も語るところなどが興味深い。

自殺をしなければならない若者、それを思い止めさせようと説得する刑事、自殺のきっかけを作る夫婦の関係、それぞれの心の重荷を深く掘り下げて描く、脚本家としても知られるマシュー・チャップマンの演出手腕が見ものだ。

人気スターが顔を揃える作品ではあるが、北米公開は、わずか2館の上映に留まった。

愛する人を救うための、厳しい選択を迫られる主人公チャーリー・ハナム、彼に身を捧げて全てを失うヒロインのリヴ・タイラー、その夫で、狂信的なクリスチャンパトリック・ウィルソン、夫婦間の衝撃の秘密を知りながら、主人公を何とか救おうとする刑事、その妻役のジャクリーン・フレミング、主人公のルームメイト、ジャクリーン・フレミングなどが共演している。


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