ザ・ヘラクレス The Legend of Hercules (2014) 2.63/5 (8)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★☆☆☆

ギリシャ神話の英雄ヘラクレスの運命を懸けた戦い描く、製作、監督レニー・ハーリン、主演ケラン・ラッツガイア・ワイススコット・アドキンスクサンヌ・マッキーリアム・ギャリガン他共演のファンタジー・アクション。


アクション/アドベンチャー


スタッフ キャスト
監督:レニー・ハーリン
製作
ダニー・ラーナー
レス・ウェルドン
ボアズ・デヴィッドソン
レニー・ハーリン
製作総指揮
アヴィ・ラーナー
トレヴァー・ショート
ジョン・トンプソン
撮影:サム・マッカーディ
編集:ヴァンサン・タベロン
脚本
ショーン・フッド
ダニエル・ジアト
音楽:トゥオマス・カンテリネン

出演
ヘラクレス/アルケイデスケラン・ラッツ
ヘベ姫:ガイア・ワイス
アンピトリュオン王:スコット・アドキンス
アルクメネ王妃:クサンヌ・マッキー
イピクレスリアム・ギャリガン
ソティリス:リアム・マッキンタイア
ケイロンラデ・シェルベッジア
タラク:ジョナサン・シェック
アガメムノンルーク・ニューベリー
カキアマライア・ゲイル
タラス王:ニコライ・ソティロフ
ルシウス:ケネス・クラナム
サフィラ:サライ・ギヴァティ

アメリカ 映画
配給 サミット・エンターテインメント
2014年製作 99分
公開
北米:2014年1月10日
日本:2014年9月6日
製作費 $70,000,000
北米興行収入 $18,848,540
世界 $61,279,450


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
紀元前1200年、古代ギリシャ
アルゴスを侵略したティリンスアンピトリュオン王(スコット・アドキンス)は、他国への圧政も強めていた。

王妃アルクメネクサンヌ・マッキー)は、そんなアンピトリュオンの考えを受け入れられず、助言者ケイロンラデ・シェルベッジア)に相談して女神ヘラに助けを求める。

現れたヘラマライア・ゲイル)は、それを聞き入れたことをアルクメネに伝え、救世主となる、全知全能の神ゼウスの息子を産むことを受け入れられるかを問う。

それを承知したアルクメネは、その子が”ヘラクレス/ヘラの贈り物”だと言われる。

その夜、アルクメネゼウスと愛し合い、現れたアンピトリュオンは、悶えている王妃を見て相手は誰だと言って激怒する。

やがて男子が誕生し、アンピトリュオンアルケイデスと名付け、第一子イピクレスと同等に扱うことは許さなかった。

アルクメネは、将来はヘラクレスになるとアルケイデスに話しかける。

20年後。
逞しく成長したアルケイデスは、クレタの王女ヘベガイア・ワイス)と恋に落ちていた。

ペンダントをヘベから受取ったアルケイデスは、ただの石だと言われるものの、金や宝石のような贈り物だと伝える。

そこに現れた異父兄イピクレスリアム・ギャリガン)が、無断で外出したヘベに捜索隊が出ていることをアルケイデスに伝える。

その夜の宴のため、ヘベを捜索隊と共に帰したアルケイデスイピクレスは、獅子に遭遇して戦いを挑む。

襲われたアルケイデスは獅子を絞め殺し、その毛皮をイピクレスが宮殿に持ち帰る。

イピクレスは、父王アンピトリュオンに自分が仕留めたと言って、獅子の毛皮と戦の傷を見せる。

アルクメネから、その時にアルケイデスが何をしていたかを訊かれたイピクレスは、逃げ去ったと答え、以前にも同じようなことがあったかをヘベに尋ねる。

ヘベは、アルケイデスが逃げたことは一度もなかったと答える。

アンピトリュオンは、クレタの王タラス(ニコライ・ソティロフ)に対し、自由貿易協定に加えて、更に親密な契約として、4か月後にイピクレスヘベの契りを結ぶことを提案する。

それを不満に思うヘベは退席して馬に乗って宮殿を去り、アルケイデスが彼女を追う。

ヘベの無礼を許せないアンピトリュオンは、何もしなかったイピクレスを批判する。

愛を確かめたアルケイデスヘベは、二人で逃げることを決意する。

追っ手から逃れようとしたアルケイデスは、川に落ちて流されるヘベを助けるものの、イピクレスに捕えられる。

その頃アンピトリュオンは、エジプト遠征軍の指揮官ソティリス(リアム・マッキンタイア)に対し、予定していた半数の兵士で出発するよう命ずる。

連行されたアルケイデスは、ヘリオポリスの反乱を鎮圧するため、ソティリスと共にエジプトに向かうよう指示される。

戻った場合は即座に殺すと、アルケイデスイピクレスに脅される。

アルクメネに別れを告げたアルケイデスは、”ヘラクレス”と呼ばれたため、母にその理由を尋ねる。

自分が王の子ではなく、ヘラから授かったゼウスの子で、名を”ヘラクレス”ということを知らされたアルケイデスは、大義へと導かれる運命だと言われる。

この件は他に誰も知らないことを、その場にいたケイロンに確認したアルケイデスは、ソティリスの部隊と共に出発する。

ヘベに声をかけられたアルケイデスは、心配いらないと伝えて、戻って結婚するため3か月以内に帰ることを約束する。

エジプト
他に戦いがないにもかかわらず戦力を半減させたアンピトリュオンの考えが理解できないまま、ソティリスはアルケイデスと部下と共に目的地に向かう。

斥候が戻らないまま、ある場所で野営したソティリスは、その場の洞窟を調べる。

暫くして斥候が殺されていることを知ったソティリスとアルケイデスらは、挟み撃ちされて生け捕りにされる。

アンピトリュオンの指示を受けていた指揮官タラク(ジョナサン・シェック)は、王子の兜を見つける。

王子が死んでいることをソティリスに確認したタラクは、それをアンピトリュオンに届けさせる。

ソティリスが殺されかけたため、アルケイデスは奴隷になることをタラクに伝え、名前を訊かれてヘラクレスと答える。

アルケイデスの兜が届けられ、魂を祀る儀式が行われ、ヘベアルクメネは悲しむ。

アンピトリュオンの陰謀を知り愕然とするソティリスは、なぜ生きようとしたのかをアルケイデスに尋ねる。

アルケイデスは、イピクレスヘベの婚礼までに必ず帰ることをソティリスに伝える。

二人は、何としても生き抜き、必ず帰ることを誓い合う。

アルケイデスの死を悲しむアルクメネは、ヘベが結婚を望んでいないため、愛し合ったのはほんの一瞬だった、自分とアンピトリュオンとの関係と同じになるとイピクレスに伝える。

剣闘士奴隷となったアルケイデスとソリティスは、奴隷商人ルシウス(ケネス・クラナム)に売られて、戦いの場に連れていかれる。

アルケイデスは、生き抜くためには戦って勝ち続けるしかないと言われる。

アンピトリュオンを呼び出したアルクメネは、アルケイデスの出生の秘密を伝え、暴政を終らせるためにゼウスの子を産んだことを伝える。

剣を手にしたアルクメネは、神々の王子を殺したと言いながら破滅だと伝えるものの、アンピトリュオンに刺し殺される。

それを目撃していたケイロンに、王妃は悲しみの末に自ら命を絶ったとアンピトリュオンは伝える。

無敵の強さを誇るアルケイデスは、アンピトリュオンの土地で戦わせれることをルシウスに要求し、大規模な剣闘大会が開かれ、想像できないほどの大金が稼げるとソティリスが口添えする。

アルケイデスとソティリスは、シケリアシチリア)での戦いで勝てばギリシャ行きを約束される。

シケリア
二人は狂暴な相手と対戦し、ソティリスが傷を負いながらも勝利する。

ソティリスを自由の身にしたアルケイデスは、自分が戦うと言ってギリシャに向かう。

先に戻っていたソティリスは、ヘリオポリスの派遣から生還したことをケイロンに伝え、もう一人はヘラクレスだと知らせる。

巨大闘技場に現れたヘラクレスは、自由を手にするために無敵の6人と闘うことになる。

ケイロンらをその場に案内したソティリスは、ヘラクレスアルケイデスであることを確かめさせようとする。

6人を難なく倒し観衆の声援に応えたヘラクレスは、ヘベから受け取ったペンダントを首にかける。

ケイロンと再会したヘラクレスは、ヘベに会えるよう手を尽くすと言われる。

王は信頼を失いかけているため、士官達に呼びかければ仲間に引き入れられるとソティリスに言われたヘラクレスは、イピクレスも同じ考えになるかをケイロンに問う。

イピクレスが王を上回る略奪者だとケイロンから言われたヘラクレスは、ヘベには自分のことを秘密にしておくよう伝える。

アルクメネが、自らの短剣でアンピトリュオンに命を奪われたことをケイロンから知らされたヘラクレスはショックを受けるが、軍と自分は味方だとソティリスに言われて励まされる。

救世主と言われるヘラクレスとソティリスが戻ったことを知ったアンピトリュオン、諸外国の援軍が到着すれば、二人はおろかゼウスまでも滅ぼせると考える。

隠れ家に着いたヘラクレスは、アルゴスから逃れて来たカキアマライア・ゲイル)からアルクメネの子かと訊かれ、名付けに立ち会ったと言われる。

自分の人生はが、愛とは程遠い大義へと導かれる運命だと言われたヘラクレスは、アルクメネとの別れの日にも言われた言葉だと伝える。

自らを素直に受け入れれば内に秘めた能力を、また、ゼウスを信じれば絶大な力が得られるとも言われたヘラクレスは、自分に問題があったために、救えなかったこともあると知らされる。

カキアは、能力を悪用しなければ、自分と仲間は守られるとヘラクレスに伝える。

心を開くようイピクレスに迫られたヘベは、愛していないため故郷に帰ることを望む。

2か月後に再び返事を訊くが、嫌なら命を絶てとヘベイピクレスに言われる。

耐え切れないヘベは命を絶とうとするが、ケイロンに止められて、希望を失うのは早いと言われる。

ヘベヘラクレスの元に案内され、そして二人は愛し合う。

ヘラクレスは、唯一の希望だったと言ってヘベにペンダントを見せる。

現れたタラクに、部隊の全滅を命じたはずなのになぜ生存者がいるのかを問うアンピトリュオンは、それがソティリスと救世主ヘラクレスだと伝える。

ヘラクレスが人々の希望となり、軍も仲間に引き入れていると言われ責任を追及されたタラクは、二人を必ず倒すことを約束する。

家に戻ったソティリスは、妻が殺されていることに気づき、イピクレスと共にその場で待ち構えていたタラクから、なぜ生き残れたのかを問われる。

希望だと答えたタラクは抵抗しようとするが、息子を殺されそうになり、仕方なくヘラクレスの居場所を知らせる。

捕えられ鞭打たれるヘラクレスを前に、救世主ではなく唯の人間だと民に伝えるアンピトリュオンは、ソティリスとケイロンを殺すようイピクレスに命ずる。

更にアンピトリュオンは、次の王であるイピクレスヘベと結婚させることを伝える。

ヘラクレスに制止されたイピクレスだったが、ケイロンを容赦なく殺害する。

ゼウスに助けを求めたヘラクレスは、強大なパワーを得て拘束を逃れ、その場の兵士達を倒す。

アンピトリュオンイピクレスは逃げ去り、ヘラクレスは、恩人であるケイロンの死を悼む。

ヘラクレスとソティリスは、兵士と民達と共に王国を自分達の手に取り戻すため宮殿に向かう。

ヘベと契りをかわそうとするイピクレスだったが、彼女はヘラクレスへの永遠の愛を誓う。

城壁の兵士を説得したヘラクレスは、彼らの協力を得て宮殿に攻め入る。

アンピトリュオンを呼び出し、一対一の勝負を望んだヘラクレスは、勝者が全てを手にする提案をする。

それを拒むアンピトリュオンに対し、ゼウスのパワーを手にしたヘラクレスは、タラクと兵士達を倒す。

ヘラクレスアンピトリュオンと剣を交えるが、ヘベを殺そうとするイピクレスが現れる。

ヘベは、向けられていた剣で自ら胸を刺し、背後にいたイピクレスを殺す。

怒りがこみ上げたヘラクレスアンピトリュオンに襲いかかり、母アルクメネの剣で彼を倒す。

ヘラクレスは、致命傷ではなかったヘベを抱き寄せる。

その後、結婚したヘラクレスヘベには男子が誕生する。

そしてヘラクレスは、平和が訪れた王国を見守る。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
紀元前1200年、古代ギリシャ
ティリンスアンピトリュオン王の暴政を止めようと考えた王妃アルクメネは、女神ヘラに助けを求め、救世主となる、全能の神ゼウスの子”ヘラクレス”を産み、アルケイデスと名付けられる。
20年後、王子イピクレスとは同等には扱われなかったアルケイデスだったが、逞しく成長してクレタの王女ヘベと恋に落ちる。
イピクレスとの政略結婚をアンピトリュオンに強要されたヘベは、それを拒みアルケイデスと共に逃亡する。
捕えられたアルケイデスは、遠征軍のソティリスと共にエジプトに向かわされ、アンピトリュオンの陰謀で殺されそうになる。
生かされて奴隷として売られたアルケイデスとソティリスは、剣闘士となりギリシャに戻る。
無敵の相手を倒したアルケイデスは、救世主”ヘラクレス”として民達の希望となり、ヘベの元に向かおうとするのだが・・・。
__________

ギリシャ神話の英雄ヘラクレスの出生、アンピトリュオン王の暴政から民達を守る戦い、そして王女ヘベとの恋を描く物語。

他の作品を連想させるような物語やアクションなどに新鮮味もなく、荘厳な雰囲気を映し出そうとする映像や、全体的にパンチに欠けるレニー・ハーリンの演出も平凡であり、酷評されてしまった作品。

ラジー賞では主要部門にノミネートされてしまい、北米興行成績は約1900万ドルという惨憺たる結果となり、全世界でも約6100万ドルに終わり、製作費の7000万ドルを回収することもできなかった。

体力的な見栄えはするものの、精悍、逞しさに欠ける表情が主人公ヘラクレスのイメージではないケラン・ラッツのキャスティングも失敗で、スーパーモデルのようではあり美しいが、今一、品格を感じないヒロインのヘベ役のガイア・ワイスとのマッチングも宜しくない。

暴君アンピトリュオン王のスコット・アドキンスヘラクレスの母アルクメネ王妃のクサンヌ・マッキー、王子イピクレスリアム・ギャリガン、主人公と共に戦う軍司令官リアム・マッキンタイア、主人公に協力する助言者ケイロンラデ・シェルベッジア、王の命令により行動する軍司令官ジョナサン・シェックミケーネの王アガメムノンルーク・ニューベリーカキアマライア・ゲイルクレタ王ニコライ・ソティロフ、奴隷商人のケネス・クラナムなどが共演している。


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