ダイアナの選択 The Life Before Her Eyes (2008) 3/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

理想と現実を見つめながら生きる、銃乱射事件に巻き込まれた高校生の死の瞬間までを描く、ユマ・サーマンエヴァン・レイチェル・ウッド他共演、製作、監督ヴァディム・パールマンによるミステリー・ドラマ。


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト ■

監督:ヴァディム・パールマン
製作総指揮
トッド・ワグナー

マーク・キューバン
マーク・バタン
製作
ヴァディム・パールマン

エイメ・ペロンネ
アンソニー・カタガス
原作:ローラ・カジシュキー
脚本:エミール・スターン
撮影:パヴェル・エデルマン
編集:デヴィッド・バクスター
音楽:ジェームズ・ホーナー

出演
ダイアナ・マクフィー:ユマ・サーマン

ダイアナ(少女期):エヴァン・レイチェル・ウッド
モーリーン:エヴァ・アムリ
マーカス:オスカー・アイザック
エマ・マクフィー:ガブリエル・ブレナン
ポール・マクフィー:ブレット・カレン
マクロード:ジャック・ギルピン
マイケル・パトリック:ジョン・マガロ
ダイアナの母:モリー・プライス
アマンダ(少女期):ナタリー・ポールディング
アマンダ:マギー・レイシー

アメリカ 映画
配給 マグノリア・ピクチャーズ

2008年製作 89分
公開
北米:2008年4月18日
日本:2009年3月14日
製作費 $8,000,000
北米興行収入 $303,439
世界 $7,248,490


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

コネチカット州。
高校生のダイアナ・マクフィー(エヴァン・レイチェル・ウッド)は、周囲に対して反抗的な態度を取り、問題ばかり起こす少女だった。

そんなダイアナは、乱れた生活を送る自分とは対照的な、信仰も厚いクラスメイトのモーリーン(エヴァ・アムリ)には心を許していた。

1年後。
校内のトイレにいたダイアナとモーリーンは、銃の乱射事件が起きたのに気づく。

多数の死者を出した高校はパニックとなり、周囲は警察に包囲される。
__________

15年後・・・。
哲学教授のポール・マクフィー(ブレット・カレン)と結婚し、美術史の教授になっていたダイアナ(ユマ・サーマン)は、娘エマ(ガブリエル・ブレナン)と共に幸せな日々を送っていた。

惨劇から15年目の当日、事件のあった高校で式典が開かれることを知っていたダイアナは、同窓生のアマンダ(マギー・レイシー)に会い、あの頃のことを思い出す。

ダイアナは、ミッション・スクールで問題ばかり起こして、過激なテレビ番組を見るエマの行動に神経過敏になる。

そんなダイアナは、銃乱射事件の犯人で、クラスメイトのマイケル・パトリック(ジョン・マガロ)に、自分かモーリーンのどちらかを殺すと、銃を突きつけられた時のことを思い起こす・・・。
_______

ドラッグやセックス、好き勝手な日々を送るダイアナは、相変わらずモーリーンとの親交を深めていた。

ある日、ダイアナは、生物の教師マクロード(ジャック・ギルピン)の授業での言葉に感銘を受けて、彼から哲学者ポール・マクフィーの講演に行くことを勧められレポートを書くよう言われる。

ダイアナは、自分の態度のことに意見したモーリーンと言い争いになり仲違いしてしまうが、二人はたちまち仲直りをする。
__________

・・・銃を突きつけられ、自分を殺してと犯人のマイケルに言う、モーリーンの手を離そうとした時のことを考えるダイアナは、人間として生きる資格がないと思い悩む。

学校でトラブルを起こしたエマを迎えに行ったダイアナは、彼女の聞き分けのない態度に憤慨する。

その時、街角で夫ポールが若い女性と寄り添う姿を目撃してしまい、動揺して道路に出たダイアナは車に轢かれそうになる。

道路に倒れ込むダイアナに気づいたポールだったが、彼女は幸い軽傷で済む。

帰宅後、ポールを責めるダイアナだったが、なぜか彼は自分の納得いく答えを返さない・・・。
__________

ダイアナは、妊娠してしまい中絶することになるが、恋人マーカス(オスカー・アイザック)とは、それがきっかけで別れることになる。

その後、ダイアナはポールの講演を聞き、彼に心を寄せるようになる。
__________

・・・高校の追悼式典に向ったダイアナは、入り口で生存者かと聞かれそれを否定する。

その後、ダイアナは教室などに花を手向け、トイレに入ろうとする。

そこに、エマが行方不明になったとの電話が入り、ダイアナは学校に急行する。

森でエマを見かけたという通報があり、ダイアナは雨の中、娘を探し回る。

エマを見つけたダイアナだったが、次の瞬間、彼女は消え去ってしまう・・・。
__________

登校途中のダイアナは、生まれてこなかった子供達の墓で、”エマ”という名前が刻まれた十字架を見つける。

その後、銃乱射事件は起き、ダイアナはモーリーンの手を握り締めながら、ポールの講演で聞いた言葉、”良心とは、神と自然と人間の心の声・・・”を思い出す。

ダイアナは”自分を撃って”と答え、彼女はマイケルに銃撃される。

そして、ダイアナは、ポールが夫になり娘に恵まれ平穏に暮らす理想の生活を思い描きながら、息を引き取る。


解説 評価 感想 ■

2002年に発表されたローラ・カジシュキーの同名小説を基に製作された作品。

*(簡略ストー リー)

周囲に反抗的で、奔放な毎日を送る高校生ダイアナ・マクフィーには、モーリーンという心の友がいた。
二人はある日、校内で起きた銃乱射事件に巻き込まれ、犯人に銃を突きつけられながら、”どちらを殺すか”の選択を迫られる。
乱れた生活の中で、理想の生活を思い描いていたダイアナは、自分を信じてその決断を下す・・・。
__________

過去と現実が目まぐるしく入れ替わる場面展開、はっきりと見えてこない”死の決断”の意味、監督ヴァディム・パールマンが、何をどのように訴えようとしているのか混乱してくる中で、随所に多くのヒントを残して、衝撃のクライマックスとラストを迎える。

見終わった後も、一瞬、腑に落ちない思いでいた方は多かったはずだ。

結局は、”悲劇の過去と現実”と思い込ませるストーリーのトリックを、どの次点で”現実と理想の未来”と見抜くかがポイントで、それに気づかないままエンドロールを迎えると混乱してしまうという、実に凝った仕上がりの作品。

”過去の惨劇と罪悪感”に悩まされながら毎日を送る、”現実ではない”主人公を演ずるユマ・サーマン、夫ブレット・カレン、娘のガブリエル・ブレナンユマ・サーマンを凌ぐ存在感で高校生時代のダイアナを演ずるエヴァン・レイチェル・ウッド、彼女のただ一人の友人で”死の選択”を迫られるエヴァ・アムリ、ダイアナ(E・R・ウッド)の恋人オスカー・アイザック、母モリー・プライス、彼女に理解を示す生物教師のジャック・ギルピン、銃乱射犯人ジョン・マガロなどが共演している。


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