007/リビング・デイライツ The Living Daylights (1987) 4/5 (4)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

007シリーズ、第15作。
1966年に発表された、
イアン・フレミング同名短編小説を基に製作された作品で、ジェームズ・ボンド役がロジャー・ムーアからティモシー・ダルトンに代わった。
監督ジョン・グレンマリアム・ダボジョー・ドン・ベイカージョン・リス=デイヴィス共演。


007シリーズ


スタッフ キャスト ■

監督:ジョン・グレン
製作
マイケル・G・ウィルソン

アルバート・R・ブロッコリ
原作:イアン・フレミング
脚本
リチャード・メイボーム

マイケル・G・ウィルソン
撮影:アレック・ミルズ
編集
ジョン・グローヴァー

ピーター・デイヴィス
メインタイトル・デザイン:モーリス・ビンダー
音楽:ジョン・バリー
主題歌:a-ha
モンティ・ノーマン:ジェームズ・ボンドのテーマ

出演
ジェームズ・ボンド:ティモシー・ダルトン
カーラ・ミロヴィ:マリアム・ダボ
ゲオルギ・コスコフ:ジェローン・クラッベ
ブラッド・ウィティカー:ジョー・ドン・ベイカー
レオニード・プーシキン:ジョン・リス=デイヴィス
ネクロス:アンドレアス・ウィズニュースキー
サウンダース:トーマス・ウィートリー
カムラン・シャー:アート・マリク
M:ロバート・ブラウン
Q:デスモンド・リュウェリン
フレデリック・グレイ国防大臣:ジェフリー・キーン
マネーペニー:キャロライン・ブリス
アナトール・ゴゴール将軍:ウォルター・ゴテル

イギリス/アメリカ 映画
配給
MGM/ユナイテッド・アーティスツ

1987年製作 130分
公開
北米:1987年7月31日
日本:1987年12月19日
製作費 $30,000,000
北米興行収入 $50,096,813
世界 $191,200,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

ロック・オブ・ジブラルタル”の特殊訓練に参加した、イギリス諜報員007ことジェームズ・ボンド(ティモシー・ダルトン)は、同じ訓練に参加した002が、004を殺害したことに気づき、002の襲撃を逃れて命を奪い帰還する。

東西冷戦下ソ連の将軍ゲオルギ・コスコフ(ジェローン・クラッペ)が亡命を望んでることを知り、ボンドはチェコスロバキア(当時)のブラチスラヴァに飛ぶ。

コスコフの亡命を阻止しようとしたチェリストのカーラ・ミロヴィ(マリアム・ダボ)だったが、ボンドは彼女の銃を銃撃して、それを妨害する。

ボンドは、別の諜報員ソンダース(トーマス・ウィートリー)の協力で、コスコフをパイプラインのポッドに入れて西側に送り込み、待ち構えていたQ(デスモンド・リュウェリン)の助けで彼の亡命は無事成功する。

イギリス側に保護されたコスコフは、フレデリック・グレイ国防大臣(ジェフリー・キーン)やボンドの上司M(ロバート・ブラウン)に、米英諜報員の暗殺計画の情報を提供する。

ロンドンに向かったボンドらだったが、コスコフは、殺し屋ネクロス(アンドレアス・ウィズニュースキー)に拉致されてしまう。

ボンドは、KGB側を指揮するレオニード・プーシキン(ジョン・リス=デイヴィス)殺害をMに命じられる。

Qに”アストンマーチン・V8”を支給されたボンドは、その後、マネーペニー(キャロライン・ブリス)にカーラの情報を渡されブラチスラヴァに向かう。

現地に着いたボンドは、カーラを尾行し、彼女がプーシキンに連れ去られのを目撃する。

カーラが路面電車に置き去りにした、チェロケースの中の銃を確認して、住所を知ったたボンドは、彼女をアパートで待つ。

KGBに釈放されたカーラに接触したボンドは、彼女の銃の弾丸が空砲だったことに気づき、カーラとコスコフが愛し合っていることを知る。

そして、KGBの尾行をまいたボンドは、カーラを連れてウィーンに向かう。

アストンマーチンを駆使し、検問や危機を突破したボンドは、雪山で車を自爆させて、チェロケースを利用して山を下り国境を突破しオーストリア入りする。

その頃、タンジールでは、KGBのプーシキンが、武器商人のブラッド・ウィティカー(ジョー・ドン・ベイカー)との商談をキャンセルしようとしていた。

コスコフは、実はウィティカーと通じていて、ネクロスに拉致されたのではなく、ウィティカーの武器を使った”世界革命計画”に加担していたのだった。

ウィーンに着いたボンドとカーラだったが、山を滑り降りた際に銃弾を受けたチェロが”ストラディヴァリウス”であり、ボンドは、それがコスコフから贈られたものと知り驚いてしまう。

オペラ会場で諜報員ソンダースに接触したボンドは、カーラに”ストラディヴァリウス”を買ったコスコフの、金の出所を探らせる。

ボンドは、プラーター公園の大観覧のカフェでソンダースと待ち合わせ、カーラのチェロが、ウィティカーからコスコフに渡ったことを知る。

しかし、ソンダースは、カフェから出たところをネクロスに爆殺され、ボンドは、ウィティカーらのいるタンジールに向かう。

プーシキンを襲ったボンドは、彼を脅してコスコフの件を追求して、公金を横領した彼を、KGBも捜していることを知る。

同僚二人を殺されたボンドは、プーシキンに銃を向けて仇を討とうとするが、彼は諜報員暗殺指令を否定する。

プーシキンを殺そうとしていたネクロスの前で、ボンドは芝居を打ち,プーシキンを射殺する。

その後ボンドはCIAと接触し、カーラに、コスコフを追っている諜報員だということを告白して、コスコフが、祖国とイギリスを裏切ったことを知らせる。

しかし、既に再会していたカーラとコスコフは、ボンドに睡眠薬を飲ませ、プーシキン殺害犯として当局に引き渡そうとする。

アフガニスタンソ連空軍基地に到着したコスコフは、ボンドとカーラを拘束する。

ボンドは、神経ガスを噴射するキーホルダーで、看守を混乱させて脱出し、投獄されていたムジャーヒディーンの副司令官カムラン・シャー(アート・マリク)も逃がす。

基地から脱出したボンドとカーラは、シャーに救われ彼らのアジトへ向かう。

ボンドを罠にはめたカーラは、彼がブラチスラヴァで、わざと狙撃弾を外したことを知り謝罪して、そして二人は愛し合う。

シャーらと行動を共にしたボンドは、コスコフが公金を利用して、アヘンの密売で大金を手に入れていることを知る。

ソ連アヘン運搬トラックに忍び込んだボンドをカーラが追い、仕方なくシャーもそれに続く。

基地内に戻ったボンドは、アヘンの輸送機に爆弾を仕掛けるが、コスコフに見つかってしまう。

しかし、シャーの援護で輸送機を奪ったボンドは、追いついたカーラを乗せて滑走路を飛び立つ。

機内に侵入していた、ネクロスに襲われたボンドは、彼を輸送機から突き落とし、仕掛けた爆薬の時限装置を止める。

ボンドは、地上でシャーらがソ連軍に追われているのに気づき、橋に爆弾を投下して彼らを救う。

輸送機の燃料が切れ、墜落寸前にボンドとカーラは機内のジープで脱出し、パキスタンカラチに向かう。

タンジールに戻ったボンドはウィティカーを倒し、プーシキンと協力してコスコフを捕らえる。

ロンドンでのカーラのリサイタルは大成功に終わり、彼女は、引退したKGB長官ゴゴール将軍(ウォルター・ゴテル)から祝福を受ける。

シャーも会場に現れるが、ボンドの姿が見えないカーラは、落胆して楽屋に戻る。

しかし、そこには人目を避けたボンドがカーラを待っていた。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

東西冷戦下ソ連の将軍コスコフが亡命を望んでいることを知り、イギリス諜報員ジェームズ・ボンドは、チェコスロバキア(当時)のブラチスラヴァに向かう。
コスコフの亡命を阻止しようとした、
チェリストのカーラは、ボンドにそれを妨害される。
その後ボンドは、パイプラインのポッドにコスコフを入れて西側に移送し、彼の亡命を成功させる。
イギリス側に保護されたコスコフは、グレイ国防大臣やボンドの上司Mに、米英諜報員の暗殺計画の情報を提供するが、彼は殺し屋ネクロスに拉致されてしまう。
ボンドは、
KGBのプーシキンの殺害をMに命じられ、カーラの情報を仕入れて再びブラチスラヴァに向かう。
現地でプーシキンに連れ去られ、その後、解放されたカーラの銃をを調べたボンドは、彼女の銃の弾丸が空砲だったことに気づき、カーラとコスコフが愛し合っていることを知る・・・。
__________

4代目ボンドの起用は難航し、サム・ニールに決まりかけたのだが、プロデューサーのアルバート・R・ブロッコリが反対、5代目のピアース・ブロスナンもスケジュールが合わず、結局、ティモシー・ダルトンに決まり、その話題ばかりが先行した作品でもある。

彼は、第6作「女王陛下の007」(1969)の時に既に候補に上がっていたが、若過ぎるという理由で却下された。

その期待もあってか、興行収入は、前作「美しき獲物たち」(1985)を上回る約1億9100万ドルの健闘をみせた。(全世界)

制作費 $30,000,000
北米興行収入 $50,096,813

7作続いたロジャー・ムーアが万人受けし、一つのイメージを作り上げていた直後ということで、賛否両論あったものの、ティモシー・ダルトンはボンドを無難にこなしたというところだろうか。

個人的には、ルックスは悪くはないが、頼りないとは言わないまでも、何となく自信のない雰囲気や表情が気になる。

完全無欠で、さらに野生味や傲慢さが一つの魅力でもあるボンドのを期待している者にとっては、そのあ辺りがやや物足りない気はする。

派手なアクションや、「ロシアより愛をこめて」(1963)を意識したスパイ劇としては、まずまず見応えはある。

a-haの主題かも印象に残るが、北米では発売されなかった。

質素で控えめな美しさが際立つ、ヒロインのマリアム・ダボ、祖国を裏切るソ連の将軍ジェローン・クラッベ、武器商人ジョー・ドン・ベイカーKGBの高官ジョン・リス=デイヴィス、殺し屋アンドレアス・ウィズニュースキームジャーヒディーンのリーダー、アート・マリク、M役のロバート・ブラウン、Qのデスモンド・リュウェリン、国防大臣ジェフリー・キーンらが共演している。

ジョン・リス=デイヴィスが演ずるソ連の高官は、シリーズの常連であるウォルター・ゴテルが演ずる予定だったが、彼の病気で変更されてしまうものの、ゴテルはクライマックスで顔を出す。
残念ながら、これが彼の最後のシリーズ登場となる。

残念と言えば、マネーペニー役がキャロライン・ブリスに代わってしまったしまったことだ。
やはりマネーペニーは
ロイス・マクスウェルの役だと再認識した。


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