ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 The Lord of the Rings: The Return of the King (2003) 5/5 (30)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
5star

ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ、三部作の完結作。
指輪を葬る旅も終わりを迎え、その強力な魔力とゴラムの陰謀に苦しみながら、”滅びの山”に向かう主人公フロドとサム、サルマン軍を滅ぼしたローハンとアラゴルンの軍が、いよいよサウロン軍と戦い、フロドを援護する仲間達の友情、そして、王の継承者アラゴルンとエルフのアルウェンの愛の物語を描いたシリーズの最終話。
監督ピーター・ジャクソンヴィゴ・モーテンセンイライジャ・ウッドショーン・アスティンイアン・マッケランオーランド・ブルーム他共演のファンタジジー超大作。


ファンタジー

WebSite(E)


スタッフ キャスト ■

監督:ピーター・ジャクソン
製作総指揮
マーク・オーデスキー
ロバート・シェイ
マイケル・リン
製作
ピーター・ジャクソン
バリー・M・オズボーン
ティム・サンダース
フラン・ウォルシュ
原作:J・R・R・トールキン
脚本
フラン・ウォルシュ
フィリパ・ボウエン
ピーター・ジャクソン
撮影:アンドリュー・レスニー
編集
ジェイミー・セルカーク
アニー・コリンズ
美術・装置
グラント・メジャー
ダン・ヘナ
アラン・リー
音楽:ハワード・ショア
主題歌:アニー・レノックスInto The West

出演
フロド・バギンズ:イライジャ・ウッド
アラゴルン:ヴィゴ・モーテンセン
ガンダルフ:イアン・マッケラン
サムワイズ・ギャムジー(サム):ショーン・アスティン
ペレグリン・トゥック(ピピン):ビリー・ボイド
メリアドク・ブランディバック(メリー):ドミニク・モナハン
ギムリ:ジョン・リス=デイヴィス
レゴラス:オーランド・ブルーム
ゴラム/スメアゴル:アンディ・サーキス
ガラドリエル:ケイト・ブランシェット
セオデン:バーナード・ヒル
デネソール:ジョン・ノーブル
エオウィン:ミランダ・オットー
エオメル:カール・アーバン
エルロンド卿:ヒューゴ・ウィーヴィング
アルウェン:リヴ・タイラー
ボロミア:ショーン・ビーン
ビルボ・バギンズ:イアン・ホルム
イシルドゥア:ハリー・シンクレア
サルマン:クリストファー・リー
グリマ:ブラッド・ドゥーリフ
エント:ジョン・リス=デイヴィス
ファラミア:デビッド・ウェナム

アメリカ/ニュージーランド 映画
配給 ニュー・ライン・シネマ
2003年製作 200分(特別編252)
公開
ニュージーランド:2003年12月1日
北米:2003年12月17日
日本:2004年2月14日
製作費 $94,000,000
北米興行収入 $377,027,325
世界 $1,118,888,979


アカデミー賞 ■

第76回アカデミー賞
・受賞
作品・監督・脚色・編集・美術・衣装デザイン
メイクアップ・作曲・歌曲・音響賞・視覚効果賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

ゴラム(アンディ・サーキス)は、指輪を手に入れた時のことを思い出していた。

ホビットの支族ストゥア族のスメアゴルと呼ばれていたゴラムは、ある日、魚釣りをしていた仲間が指輪を見つけ、一目でその魅力にとり憑かれた。

スメアゴルは仲間を殺して指輪を手に入れ、その魔力で今のような姿になってしまったのだ。

フロドは相変わらず眠ることができず、目覚めたサムと共にゴラムに急かされて出発する。

アラゴルン(ヴィゴ・モーテンセン)、ガンダルフ(イアン・マッケラン)、レゴラン(オーランド・ブルーム)、ギムリ(ジョン・リス=デイヴィス)は、サルマンの砦アイゼンガルドでピピン(ビリー・ボイド)とメリー(ドミニク・モナハン)に再会する。

ピピンは。壊滅した砦内でサルマン(クリストファー・リー)の透視石パランティーアを見つけるが、石はガンダルフが保管することになる。

メドゥセルドの黄金館に戻ったアラゴルン一行は、セオデン王(バーナード・ヒル)やエオウィン(ミランダ・オットー)らと、ヘルム峡谷の戦いの勝利の祝杯をあげる。

一方、ゴラムは指輪を手に入れる方法を考え、それを聞いてしまったサムは彼を痛めつけようとする。

しかし、フロドはサムを制止し、ゴラムに道案内を続けさせる。

その頃ピピンは、ガンダルフが寝ている間にパランティーアを覗いてしまい、冥王サウロンに感づかれ、魔力で苦しめられる。

それをガンダルフが救い、彼は、サウロンがゴンドールを襲うことを知り、ピピンを連れてミナス・ティリスに向かう。

裂け谷のエルフ、エルロンド(ヒューゴ・ウィーヴィング)の娘アルウェン(リヴ・タイラー)は、父に従い森を抜け港に向っていたが、アラゴルンと息子の幻影を見て谷に戻る。

アルウェンは、父エルロンドに未来に希望はあると語り、エルロンドは、アラゴルンの祖先イシルドゥア(ハリー・シンクレア)の折れた剣を元通りにさせるものの、彼女の体は次第に衰弱していく。

ミナス・ティリスに着いたガンダルフとピピンは、ゴンドールの執政デネソール(ジョン・ノーブル)に会う。

ピピンは、自分を救って死んだボロミアに報いるために、デネソールに一生仕えることを伝える。

ガンダルフの、ローハンへの援軍要請に対しデネソールは、セオデンとアラゴルンがゴンドールを奪う企みだと言い放ちそれを拒否する。

ガンダルフはピピンに、ローハンに援助を求める狼煙を点火させ、それを見たセオデンはミナス・ティリスへ軍を率いて向かう。

その頃、デネソールの息子ファラミア(デビッド・ウェナム)は、オスギリアスの砦でオーク軍に破れ、ミナス・ティリスに撤退する。

ファラミアはガンダルフに、フロドとサムが”死の都”キリス・ウンゴルの峠に向かったことを知らせる。

デネソールは、息子ファラミアに再び砦を奪回するように命ずる。

ファラミアは、ボロミアの代わりに自分が死んだ方がよかったと言い放つ父に対し、戻った暁には、自分を受け入れてくれるよう告げて戦いに戻る。

しかしデネソールは、それは戦い方次第だと言って、彼を突き放す。

ゴラムはサムを陥れようとして、最後の食料レンバスを、彼が独り占めしたように見せかける。

フロドは、レバンスを食べないゴラムの企みに乗せられ、サムを疑い始め彼を置き去りにしてしまう。

ガンダルフは、デネソールの愛があることをファラミアに伝え彼を戦いに送り出す。

勝ち目のないファラミアの軍は、オークの一斉攻撃を受ける。

セオデンは、焦るアラゴルンの気持ちを抑え兵士を集めていたが、そこにエルロンドが現れ、彼にアルウェンの死が近いことを知らせる。

また、サウロンの終末に彼女の命がかかっていることと、別の兵がミナス・ティリスに向かっていることを伝える。

エルロンドは、サウロンから指輪を奪った剣アンドゥリルをアルゴルンに手渡す。

その剣を使いこなす者は、地上最高の軍を召集できることをエルロンドに告げられたアルゴルンは、レゴラスとギムリと共に”おぼろ林”に向かう。

そしてローハン軍は、できる限りの兵を集めサウロン軍が攻め込もうとする、ゴンドールのミナス・ティリスに向かう。

ローハンの兵士となったメリーは、戦闘参加を申し出るが、身体の小ささを指摘されてしまい、それが許されず落胆する。

しかし、兵士を装い戦闘に参加しようとするエオウィンに連れられ軍に同行する。

アラゴルンは”おぼろ林”で、アンドゥリルの剣をかざし、インシルドアの世継に従うよう死者の軍団に迫る。

ミナス・ティリスはオークの大軍の攻撃を受け、デネソールは、退避した瀕死の息子ファラミアが死んだと思い込み、血筋が途絶えてしまったことで錯乱状態になる。

デネソールは撤退を命ずるが、ガンダルフが彼から指揮権を奪い、サウロンの大軍に戦いを挑む。

失意のサムはその場を去ろうとするが、崖下に捨てられたレバンスを見つけ、ゴラムのたくらみを知りフロドの元に戻ろうとする。

フロドはゴラムの陰謀にはまり、大蜘蛛シェロブの巣に導かれ襲われそうになり、何とかそれを逃れ、ゴラムと争いになり、彼は崖下に落下する。

力尽きかけたフロドだったが、幻覚として現れたエルフの王女ガラドリエル(ケイト・ブランシェット)に力を与えられ目的地を目指す。

絶望したデネソールは、ファラミアと共に自らに火を放ち命を絶とうとする。

フロドは、大蜘蛛シェロブの毒針に刺されてしまうが、後を追ってきたサムがシェロブを追い払う。

死んだと思われたフロドは、現われたオークが息のあることを確認し連れ去る。

ピピンは、まだ息のあるファラミアを救おうと、ガンダルフを捜す。

ミナス・ティリスを目前にしたローハン軍は、ペレンノールの野原 でサウロン軍と激突しする。

城門は破られ、敵に戦いを挑んでいたガンダルフは、ピピンの知らせでファラミアを救うのだが、火を放ったデネソールは塔から身を投げる。

ナズグルの首領“アングマールの魔王”が、セオデン王に翼獣で襲いかかり、エオウィンが王を救おうとする。

しかし、魔王は、人間の男に自分は殺せないと言い放つ。

やがて、ペレンノールの港に船団が現れ、アルゴルンらと死者の軍団はオーク軍を蹴散らして前進する。

エオウィンは兜を取り、男ではないと言い返しメリーの加勢も受けて魔王を倒し、セオデンは彼女に微笑みながら息を引き取る。

ペレンノールの戦いは、ゴンドールとローハン両国軍の勝利に終わる。

アラゴルンは死者の軍団を解放し、ピピンは戦場で倒れていたメリーを見つけだし再会を喜ぶ。

フロドを連れ去ったオークを倒したサムは、隠し持っていた指輪を彼に返し、いよいよ”滅びの山”を目前にする。

フロド達が滅びの山にたどり着けるよう、軍隊を誘き出す作戦にでたアルゴルンは、モンドールの黒門を目指して兵を率い出発する。

黒門に着いたアラゴルンの軍は、サウロンの大軍を前に立ち竦む。

しかし、アラゴルンは、”フロドのために”と叫びながら敵に向かい一気に戦いを挑む。

サウロン軍が黒門に引き寄せられる間、フロドとサムは滅びの山に到達する。

フロドは、指輪の魔力でに歩くのも困難になり、サムが彼を背負い入り口をめざす。

その時、ゴラムが現れ、フロドから指輪を奪おうとするが、サムがそれを阻止して、フロドは火口へと向かう。

フロドは、火口を前にして指輪の魔力に屈し、それをはめてしまい姿を消すが、再びゴラムに襲われてしまう。

ゴラムは指輪ごとフロドの指を噛み切り、ついにそれを手に入れる。

フロドは最後の力を振り絞り、ゴラムを火口に突き落とし、指輪は葬り去られ、サウロンの魔力そして軍隊も滅びる。

サムは転落しかけたフロドを救い、使命を終えた二人は固く抱き合う。

フロドとサムはガンダルフに救い出され、”旅の仲間”との再会を喜ぶ。

アラゴルンは、再統一された国の王となり、エルロンドに伴われたアルウェンと再会し、フロド、サム、ピピン、メリーのホビット4人に感謝する。

こうして中つ国の第4紀が始まり、”旅の仲間”は、永遠の友情と愛に結ばれてはいるが解散する。

ガンダルフが、フロドらを旅に送り出してから13ヶ月、彼らは、ようやくシャイア(ホビット庄)に戻り、サムは結婚する。

フロドは、ビルボ(イアン・ホルム)が書き残した”ホビットの冒険”に、”指輪物語”(The Lord of the Rings)を書き足す。

その後、裂け谷に向かったフロドは、老いたビルボを連れ、人間の時代の到来を知り去って行くエルフ、エルロンドやガラドリエル(ケイト・ブランシェット)、 ガンダルフと共に旅立とうとする。

そして、目的を終えたフロドは、書をサムに託して、メリーとピピンらにも別れを告げ、ガンダルフらと共に旅立つ。


解説 評価 感想 ■

参考:
・「ロード・オブ・ザ・リング」旅の仲間(2001)
・「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」(2002)
・「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」(2003)

・「ホビット 思いがけない冒険」(2012)
・「ホビット 竜に奪われた王国」(2013)
・「ホビット 決戦のゆくえ」(2014)

*(簡略ストー リー)

サルマン軍を打ち破ったアラゴルン達だったが、冥王サウロンは、ゴンドールにさらなる大軍を送り込む。
ガンダルフとピピンは、都ミナス・ティリスへ向かい、ローハンに援軍を求める狼煙を上げ、それを見たセオデン王は、軍を率いて出撃する。
一方、指輪の魔力に苦しみながら、フロドは、サムと共にモンドールの”滅びの山”を目指していたが、ゴラムは二人を落とし入れようと企む。
兵士を集めようとするアラゴルンは、エルフのエルロンドから、愛するアルウェンの死が近いことと、彼女の命がサウロンの終末にかかっていることを知らされる。
そしてアラゴルンは、サウロンから指輪を奪った剣アンドゥリルをエルロンドから渡され、史上最高の軍を率い、レゴラスとギムリらと共に敵に立ち向かう・・・。
__________

前作でパワーアップされ、驚きの戦闘シーンなどが更にスケールアップされ、また各登場人物の描き方も深みが増し、別れと希望で締めくくるラストに向かい一気に盛り上がり、3時間20分の上映時間の長さを全く感じさせない。

最初から3部作全てを撮り終え、3作に分けて3年間で公開するという手法が見事に功を奏した結果になり、製作期間が空いてしまうがための、続編特有の問題点などはほとんど感じられない。

それは製作費にも現れ、このクラスの作品にしては、1作当たりの予算は低く抑えられている。

第76回アカデミー賞では、作品賞をはじめとして、ノミネートの11部門全てで受賞するという、 シリーズ続編の最終話が、作品賞を受賞したことと合わせ、「恋の手ほどき」(1958)、「ラストエンペラー」(1987)の9部門全ての受賞を上回る快挙を成し遂げた。
・受賞
作品・監督・脚色・編集・美術・衣装デザインメイクアップ・作曲・歌曲・音響賞・視覚効果賞

また、興行収入もシリーズ最高となる、全世界で11億ドルを超す驚異的な記録を打ち立てた。

製作費 $94,000,000
北米興行収入 $377,027,325
世界 $1,118,888,979

2作目ではやや控えめな役柄で通したイライジャ・ウッドは、指輪を葬り去る大役を、存在感抜群に演じ、それを援護するもう一人の主人公であるヴィゴ・モーテンセンの、勇気と愛の物語にも心打たれる。

怯むことなく戦いに挑む力強さで、軍と”旅の仲間”を指揮するイアン・マッケラン、物語の主役ホビットの美しい友情で結ばれるショーン・アスティンビリー・ボイドドミニク・モナハン、頼もしい”旅の仲間”ジョン・リス=デイヴィスオーランド・ブルーム、アラゴルンに命を捧げ、そして結ばれるエルフの姫リヴ・タイラー、彼女を見守る父ヒューゴ・ウィーヴィング、人間の時代の到来を知り旅立っていくエルフ女王 ケイト・ブランシェット、フロドを陥れ指輪を奪うが、指輪もろとも”滅びの山”の火口に落下死する、ゴラムとスメアゴルを演じたアンディ・サーキス、戦いで命を落とすセオデン王バーナード・ヒル、勇敢なローハンの戦士となる王の姪ミランダ・オットー、その兄のカール・アーバン、ゴンドールの執政ジョン・ノーブル、その息子デビッド・ウェナム、そしてエルフと共に旅立つイアン・ホルムなどが共演している。


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