最高の人生のはじめ方 The Magic of Belle Isle (2012) 3.17/5 (6)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

妻の死で創作意欲を失った老作家と隣人の母子一家の交流を描く、製作、監督ロブ・ライナー、主演モーガン・フリーマンヴァージニア・マドセンケヴィン・ポラック他共演による心温まる感動のドラマ。


ドラマ

WebSite(E)


スタッフ キャスト ■

監督:ロブ・ライナー
製作
ロブ・ライナー

アラン・グライスマン
サリ・ニューマン
デヴィッド・ヴァルデス
リル・マクレアリー
脚本:ガイ・トーマス
撮影:リード・ロマノ
編集:ドリアン・ハリス
音楽:マーク・シェイマン

出演
モンテ・ワイルドホーン:モーガン・フリーマン

シャーロット・オニール:ヴァージニア・マドセン
ヘンリー:キーナン・トンプソン
ジョー・ヴィオラ:ケヴィン・ポラック
ウィロー・オニール:マデリン・キャロル
フィネガン”フィン”オニール:エマ・フールマン
フローラ・オニール:ニコレット・ピエリーニ
アル・カイザー:フレッド・ウィラード
カレン・ループ:ジェシカ・ヘクト
カール・ループ:アシュ・クリスチャン
ルーク・フォード:ボイド・ホルブルック

アメリカ 映画
配給 マグノリア・ピクチャーズ

2012年製作 109分
公開
北米:2012年7月6日
日本:未公開
製作費 $5,000,000
北米興行収入 $102,388


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

著名なウエスタン・ノベリストのモンテ・ワイルドホーン(モーガン・フリーマン)は、妻が亡くなって以来酒に溺れ、創作意欲を失っていた。

そんなモンテを気遣う甥のヘンリーは、夏の間、湖の畔の家で暮らすことを彼に提案する。

隣人のシングル・マザー、シャーロット・オニール(ヴァージニア・マドセン)は、ウィロー(マデリン・キャロル)、フィネガン”フィン”(エマ・フールマン)、フローラ(ニコレット・ピエリーニ)の、三人の娘と共に暮らしていた。

シャーロットらは、引っ越してきた車いす生活をしているモンテに気づき、フィンが彼のことを気にする。

モンテは、早速ヘンリーに酒を要求し、全てのことに対して不満をぶつける。

翌日、モンテは、送迎サービスを使い買い物に出かけて戻り、シャーロットと出くわして挨拶する。

シャーロットが、親切心からであるが、無断で飼い犬のスポットを散歩に連れ出したことに気分を害したモンテは、そのことを彼女に率直に伝える。

その後モンテは、現れた隣人のアル・カイザー(フレッド・ウィラード)から、前日に急死した隣人の追悼会に誘われてしまう。

シャーロットもサラダを作り、それをフィンに届けさせようとする。

知り合いではないものの、仕方なく追悼会に顔を出したモンテは、その場に現れたフィンの前で、ビールを何本も飲み干す。

フィンは、ニューヨークに住んでいたが、両親の離婚でここに住むことになったことなどをモンテに語る。

モンテは、アルに頼まれて、故人に贈る弔辞を読むことになってしまい、それを無難に務める。

その帰り道、会に出席していたカレン・ループ(ジェシカ・ヘクト)と親交を持ったモンテは、障害を持つ彼女の息子カール(アシュ・クリスチャン)に気軽に声をかける。

汚い言葉を口にしたために、母シャーロットから言葉を3つ覚えるようにと言われたフィンは、モンテを訪ねて協力を求める。

フィンは、なぜ歩けないのかをモンテに尋ねるが、彼は、保険金を騙し取るために、車いすで暮らしていることを伝える。

それがばれないようにするため、フィンは見張りをすると言い出し、その見返りに、モンテに話の作り方を教えて欲しいと頼む。

モンテは、既にそれを教えたと言って、自分は歩けないことをフィンに伝える。

フィンは、それを非難するものの、話の作り方を理解できたような気もする。

翌日フィンは、最後のページが破れている、モンテの代表作”ジューバルの冒険”を古書店で手に入れて、彼に再び話の作り方のヒントをもらい食事に招待する。

気が進まないモンテだったが、女性だけの家族だということで、鏡を持参してシャーロットらに歓迎される。

フィンは、モンテの著書”ジューバルの冒険”に興味を持ち、彼はそれについて語り、楽しい夕べを過ごして歌まで披露する。

シャーロットのピアノも聴けたモンテは、心地よい気分でその場を去ろうとする。

モンテは、筆を置いた理由をシャーロットに聞かれ、愛する者を失ったことが理由だと答える。

翌日、現れたフィンから”報酬”を受取り、想像力を使うよう助言したモンテだったが、彼女はなかなかその意味を理解できない。

酒が切れたことに気づいたモンテは、カールを誘って町に向かい、ケースでウィスキーを仕入れて帰宅する。

モンテが酒を飲んでいる場に現れたフィンは、見事な物語を想像し、彼に褒められて喜ぶ。

その後、タイプを打ってみる気になったモンテは、時間が経つのを忘れて物語を創作する。

フローラの誕生会に招かれたモンテは、父親が来れなくなり落胆する彼女と話をする。

モンテは、フローラのために書いた、彼女が好きな像が登場する物語をプレゼントする。

余興に呼ばれた、ピエロの傲慢な態度に憤慨したモンテは、拳銃を手にして彼を脅し追い払う。

その夜、フローラに像の話を読んであげたシャーロットは、その像が、自分を好きだと気づき微笑む。

翌日モンテは、湖に浮かぶ小島”ベル・アイル”に行こうとしているフィンのために、いかだを仕上げているシャーロットに話しかける。

モンテは、像の話が気に入ったフローラが、続きを知りたがっていることを知り、その要望に答えることを約束する。

フィンは、完成したいかだで、カールと共に”ベル・アイル”に向かい、シャーロットの指示で、ウィローもそれに同行する。

島で見つけたランチ・ボックスを持ち帰ったフィンは、それをウィローとフローラに見せて、中に入っていたシャーロットの子供時代の日記などを確認する。

ニューヨークに戻り、父親と住みたいことなどを許されずに、シャーロットに反発ばかりするウィローは、その日記を読む。

翌日、モンテは、フローラのための物語をシャーロットに渡すが、それを知ったフィンは彼の元に向かう。

著書の中の主人公”ジューバル”に救われたというモンテが、像の物語を書いたことが裏切りだというフィンは、彼を罵り、その場を立ち去る。

ウィローは、フィンが、モンテのことを特別な存在と考えていることを伝え、それを否定するなら、彼女とは友として付き合えないと彼に告げる。

その夜、出版社のジョー・ヴィオラ(ケヴィン・ポラック)が、”ジューバルの冒険”の映画化権を買いたいというルーク・フォード(ボイド・ホルブルック)を伴って現れる。

モンテはそれを断り、シャーロットの弾くピアノを聴きながら、彼女と語り合い、月明りでダンスを踊る夢を見る。

翌日、シャーロットが、離婚のための話合いで弁護士に会うため、モンテは子供達を預かることになる。

フィンは、当然それを迷惑に思い、シャーロットを理解し始めていたウィローは、出かける母親に愛を伝える。

モンテは、かつてマイナーリーグで活躍したことをフィンに語り、メジャーでの登板の機会を前に、交通事故に遭い、車いす生活になったことを話す。

離婚を覚悟したモンテだったが、妻が自分を見捨てなかったことも伝えたモンテは、6年前に妻が亡くなり、著書の主人公”ジューバル”も死に、心が固く閉ざされたことをフィンに伝える。

そしてモンテは、フィンが、その心のドアを開けてくれたことを告げる。

子供達に携帯電話の使い方などを習ったモンテは、夜になり彼女らを寝かして、戻って来たシャーロットと語り合う。

モンテは、シャーロットも、やり残したことがあると言って、自分と同じ、月明りで踊りたかったことを知り、彼女にキスをされる。

翌朝、家に戻った子供達は、シャーロットにランチ・ボックスを渡し、彼女はそれに驚いて感激する。

買った酒を返品したモンテは、付き合ってくれたカールに、テンガロン・ハットをプレゼントする。

ウィローは、日記を読んだことをシャーロットに話し、彼女の辛さが分かったことを伝えて、二人は理解し合う。

顔を出したフィンに”授業料”を返して、”ジューバルの冒険”の最後のページをタイプして彼女に渡す。

モンテは、そこにない物を探し求めるようフィンに約束させて、翌日旅立つことを伝えて別れを告げる。

二人は固く抱き合い、フィンは涙をこらえて家に戻る。

翌日、ヘンリーの迎えで旅立つモンテは、シャーロットと子供達に別れを告げる。

その後、シャーロットの携帯電話に、モンテからのメールが届く。

執筆を再開する気になったモンテは、映画化権を売り、最高の場所を見つけたということだった。

飼い犬を預かっていたシャーロットは、それが吠えたために、モンテが戻ったことを察して、テラスにたたずむ彼に微笑みかける。

そして、モンテに気づいた子供達も喜び、彼を歓迎する。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

著名なウエスタン・ノベリストのモンテ・ワイルドホーンは、6年前に最愛の妻を亡くし、酒に溺れ、創作意欲を失っていた。
甥のヘンリーの勧めで、湖畔の家を借りて夏の間暮らすことになったモンテは、シングル・マザー、シャーロットとその娘ウィロー、フィン、フローラらの隣人となる。
想像力を養いたいフィンは、車いす生活を送るモンテに興味を持ち彼を訪ねる。
話の作り方を教えてもらうことになったフィンは、想像を膨らませることの難しさに気づきながらも、彼との親交を深める。
シャーロットは、離婚調停中の夫との問題を抱えるものの、娘達を甘やかすことなく、また、温かく見守りながらの日々を続ける。
そして、心を閉ざしていたモンテは、シャーロットや子供達との触れ合いで、酒の量も減り、タイプに向かう気にもなるのだが・・・。
__________

ハリウッドを代表するベテランの実力派モーガン・フリーマンと、彼とは「最高の人生の見つけ方」(2007)でもコンビを組んだロブ・ライナーの、落ち着いた雰囲気で描かれた感動作。

ビッグ・ネームの顔合わせにも拘らず、商業的な考えを排除している。
このような作品も製作する、映画を文化として愛する国民性は羨ましい。

何の変哲もない地味な物語なのだが、セリフを噛みしめるように発し、落ち着いた物腰のモーガン・フリーマンは、ユーモアを交えた、説得力のある確かな演技を見せてくれる。
”想像”のテクニシャンである老作家が、本音かどうかが不明な言動を描写する映像など、ロブ・ライナーがクレジットなしで加わっている脚本も、なかなか凝っている。

問題を抱えながらも、子供達の幸せを願う母親を好演するヴァージニア・マドセン、娘達マデリン・キャロルエマ・フールマン、ニコレット・ピエリーニ、主人公の甥キーナン・トンプソン、編集者ケヴィン・ポラック、隣人フレッド・ウィラードジェシカ・ヘクト、その息子アシュ・クリスチャン、主人公の著書の映画化権を買うボイド・ホルブルックなどが共演する。


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