荒野の七人 真昼の決闘 The Magnificent Seven Ride! (1972) 3.38/5 (29)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

黒澤明の「七人の侍」(1954)を西部劇としてリメイクした傑作「荒野の七人」(1960)を受け継いだ第4作。
妻を悪党に殺された連邦保安官がその復讐のため、悪党が加わった山賊集団を倒す目的で仲間を集め襲われた町の平和を取り戻すまでを描く、主演リー・ヴァン・クリーフステファニー・パワーズ他共演、監督ジョージ・マッコーワンによる西部劇。


西部劇


スタッフ キャスト ■

監督:ジョージ・マッコーワン
製作:ウィリアム・A・カリハム
脚本:アーサー・ロウ

撮影:フレッド・コーネカンプ
編集:ウォルター・A・トンプソン
音楽:エルマー・バーンスタイン

出演
クリス・アダムス:リー・ヴァン・クリーフ

ノア・フォーブス:マイケル・カラン
マーク・スキナー:ルーク・アスキュー
ローリー・ガン:ステファニー・パワーズ
アリラ・アダムス:マリエット・ハートレイ
ペペ・キャラル:ペドロ・アルメンダリスJr.
ジム・マッケイ:ラルフ・ウェイト
マッジ・ブキャナン:メリッサ・マーフィ
ウォルト・ドラモンド:ウィリアム・ラッキング
アンディ・ヘイズ大尉:ジェームズ・シッキング
スコット・エリオット:エド・ローター
ドノヴァン夫人:アリン・アン・マクレリー
ハンク・アラン:ゲイリー・ビジー
シェリー・ドノヴァン:ダレル・ラーソン
ボブ・アラン:ロバート・ジャッフェ

アメ リカ 映画
配給 ユナイテッド・アーティスツ

1972年製作 100分
公開
北米:1972年4月1日
日本:1972年10月


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

アリゾナ準州
かつて、メキシコの貧しい農民を助けたガンマン、クリス・アダムス(リー・ヴァン・クリーフ)は、ある町で連邦保安官をしていた。

ある日、町外れで元相棒のジム・マッケイ(ラルフ・ウェイト)の命を助けたクリスは、その後、記者のノア・フォーブス(マイケル・カラン)の訪問を受け、自分の武勇伝を記事にすることを依頼され、彼はそれを承諾する。

その後、現われたジムは、国境付近の町で保安官をしているのだが、メキシコの山賊デ・トーロの悪事による惨状をクリスに語り、彼に協力を求める。

しかし、クリスは頑なに協力を拒み、ジムは仕方なくその場を去る。

その夜、妻アリラ(マリエット・ハートレイ)に、投獄されている犯罪を犯した少年シェリー・ドノヴァン(ダレル・ラーソン)を釈放するよう頼まれたクリスは、仕方なくそれを承知する。

クリスは、刑務所送りにした、強盗のペペ・キャラル(ペドロ・アルメンダリスJr.)やウォルト・ドラモンド(ウィリアム・ラッキング)、マーク・スキナー(ルーク・アスキュー)らに恨まれる。

その後、シェリーはハンク・アラン(ゲイリー・ビジー)らと再び強盗を犯し、クリスは銃弾を受けアリラは彼らに連れ去られてしまう。

シェリーの母親(アリン・アン・マクレリー)の介抱で回復したクリスは、アリラが連れ去られたことを知り、ノアと共に彼女の消息を追う。

しかし、アリラは暴行された上で殺されてしまい、それを知ったクリスは怒りに燃え、見つけたハンクと弟ボブ(ロバート・ジャッフェ)を射殺する。

メキシコに向かったというシェリーを追ったクリスは、途中、デ・トーロを警戒するジムに出くわし、情報を入手して先を急ごうとする。

暫くすると、クリスは、シェリーがデ・トーロ一味に加わり、ジムらを襲っていることに気づき引き返す。

ジムの姿はなかったが、警備隊は皆殺しにされていたため、クリスは、デ・トーロが襲っているはずの町に向かう。

残されていた女達、ローリー・ガン(ステファニー・パワーズ)やマッジ・ブキャナン(メリッサ・マーフィ)は乱暴され、クリスは、町に戻って来るだろうデ・トーロを迎え撃つために人を集めようとする。

ローリーに必ず戻ることを約束したクリスは、トゥーソンの刑務所に向かい、途中、シェリーを仕留めたジムも殺されているのを知り、彼に恩を返そうとする。

刑務所に着いたクリスは所長を説得し、ぺぺ、ウォルト、スキナー、元軍人のアンディ・ヘイズ大尉(ジェームズ・シッキング)、スコット・エリオット(エド・ローター)ら囚人を、危険を承知の上で仮釈放させ、ノアを合わせ7人でメキシコに向かう。

敵のアジトに侵入した7人は攻撃を仕掛け、デ・トーロの女を捕らえて人質にとり、武器弾薬を奪って町に戻る。

クリスは、仲間達の名前をデ・トーロの手下に伝え、彼らが寝返ることができないようにして、自分のために働くしかないように仕向ける。

各人が女と組み、彼女はらは7人の補佐や身の回りの世話をすることになる。

7人は、女達と力を合わせて敵を迎え撃つ準備を始め、お互い愛するものを亡くしたクリスとローリーは、親交を深め惹かれ合うようになる。

翌日、町外れで、現われたデ・トーロ一味に攻撃を仕掛けたクリスらだったが、ウォルト、ヘイズ、エリオットが命を落とす。

町に戻ったクリスらは一味を迎え撃ち、ぺぺが銃弾に倒れ、ローリーが逃がしてしまった女をデ・トーロが射殺してしまう。

クリスがデ・トーロを撃ち殺し、残った手下は撤退し、町に平和が戻る。

特赦状をスキナーに渡したクリスは、彼に町の保安官になるよう勧める。

そして、クリスもローリーのために町に残ることを決め、スキナーを助手にすることを伝える。


解説 評価 感想 ■

参考:
・「荒野の七人」(1960)
・「続・荒野の七人」(1966)
・「新・荒野の七人」(1969)
・「荒野の七人 真昼の決闘」(1972)

*(簡略ストー リー)

かつて、メキシコの貧しい農民などを助けた伝説のガンマン、クリス・アダムスは、連邦保安官であった。
クリスは妻アリラに頼まれ、犯罪者の少年を釈放するが、彼は再び強盗をし犯す。
アリラは彼らに連れ去られ殺されてしまい、怒りに燃えたクリスは、自分の武勇伝を記事にするという記者ノアと犯人を追跡する。
犯人が、国境付近で暴れまわるデ・トーロ一味に加わったことを知ったクリスは、保安官で旧友のジムから情報を得て先を急ぐ。
ジムの町の女達は、一味に襲われて暴行を受け、再び戻ってくる彼らを迎え撃つために必要な加勢を集めるため、クリスにある考えが浮かぶ。
そしてクリスは、自分に恨みを持つ囚人5人をあえて釈放させて、町を守るために協力をさせようとする・・・。
_________

もはや、かつて主人公が、貧しい農民などを助けるために戦ったという伝説のみが余韻として残り、エルマー・バーンスタインのお馴染みの音楽さえも、画面にマッチしないようにも思える、不思議な雰囲気で始まる。

悪く言えば、どれだけつまらなくなってしまったのだろうと、意地の悪いことを考えながら観た作品でもある。

しかし、前作同様、1、2作を意識し過ぎていない内容は、単純ではあるが意外にも見所が多く楽しめる作品になっている。

完全B級になりかけているところを、個性派のリー・ヴァン・クリーフの見栄えのする主人公の存在がフォローし、彼に恨みを持つ囚人を、強引に仲間に引き入れるアイデアや敵を迎え撃つ数々の仕掛け、女性達が奮闘する姿なども面白い。

また、小さな町に残されたその女性達を含め、登場する女優が皆、美しいことが印象に残る。

伝説のガンマンである主人公(リー・ヴァン・クリーフ)の、武勇伝を記事にしようとする記者で勇敢に悪党と戦うマイケル・カラン、加勢する囚人役のルーク・アスキューペドロ・アルメンダリスJr.ウィリアム・ラッキングジェームズ・シッキング、この後に活躍を始めるエド・ローター、主人公と惹かれ合うことになる町の美しい未亡人役のステファニー・パワーズ、主人公の妻役マリエット・ハートレイ、主人公の旧友ラルフ・ウェイト、町の女性役メリッサ・マーフィ、犯罪少年ダレル・ラーソン、その母アリン・アン・マクレリー、そして、若き日のゲイリー・ビジー、その弟役ロバート・ジャッフェなどが共演している。


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