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ザ・バッド The Maiden Heist (2009)


3.07/5 (28)

■ 作品情報へ ■
スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

移転が決まった美術品をそれに魅了されていた警備員が強奪しようとする騒動を描く、主演モーガン・フリーマンクリストファー・ウォーケンウィリアム・H・メイシーマーシャ・ゲイ・ハーデン他共演、監督ピーター・ヒューイットによる犯罪コメディ。


コメディ


スタッフ キャスト ■

監督:ピーター・ヒューイット
製作総指揮:モーガン・フリーマン
製作
ロブ・パリス

ロリー・マックレアリー
ボブ・ヤーリ
脚本:マイケル・ルシュール
撮影:ウェリ・スタイガー
編集:キャロル・クラヴェッツ
音楽:ルパート・グレッグソン=ウィリアムズ

出演
チャールズ・ピーターソン:モーガン・フリーマン

ロジャー・バーロウ:クリストファー・ウォーケン
ジョージ・マクレンドン:ウィリアム・H・メイシー
ローズ・バーロウ:マーシャ・ゲイ・ハーデン
画家:ブレッキン・メイヤー
ガイド:ウィン・エヴェレット
リード・ヴィライン:ジョゼフ・マッケンナ

アメリカ 映画
配給 ヤーリ・フィルム・グループ

2009年製作 90分
公開
北米:2009年10月27日(DVD)
日本:未公開
製作費 $20,000,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

ボストン
美術館のベテラン警備員ロジャー・バーロウ(クリストファー・ウォーケン)は、展示作品”孤独な少女”を愛し魅了されながら日々を送っていた。

ロジャーの妻ローズ(マーシャ・ゲイ・ハーデン)は、フロリダに旅行する考えで資金を貯めていた。

ある日ロジャーは、キュレーターが館内の作品を刷新して、”孤独な少女”を含めた展示品を移転する考えを知る。

展示品がコペンハーゲンに移されることを知ったロジャーは、それをキュレーターに確認するものの、既に決定事項だった。

ローズに不満をぶつけるロジャーは、彼女に引退を勧められるのだが、そんな気になれるはずはなかった。

そんな時ロジャーは、同僚警備員チャールズ・ピーターソン(モーガン・フリーマン)も、絵の移転を残念に思っていることを知る。

デンマークに移住するわけにもいかない悲しむチャールズは、絵を自分達の物にしようとして、盗むことをロジャーに提案する。

強盗になる気のないロジャーはそれに同意できなかったが、彼はその件で眠れぬ夜を過ごす。

翌日、ロジャーは、考えが少し変わったことをチャールズに伝え、同僚警備員のジョージ・マクレンドン(ウィリアム・H・メイシー)が、展示彫刻を偏愛していることを知らされる。

二人はジョージに声をかけて、強盗を実行することで合意して、早速、計画を練りトレーニングを始める。

ロジャーは、引退してデンマークに移住することをローズに提案するが、彼女は同意するはずがなかった。

館長室に忍び込み、移転計画書を見たロジャーは、移転作業中に作品を盗み出すことを考える。

チャールズは、作品がなくなれば騒動になることを心配するが、ジョージは、三作品の贋作を作り移転作業中にすり替えることを提案する。

彫刻はジョージが手配し、絵はチャールズが描くことになるが、”孤独な少女”の出来栄えが悪いために、ロジャーは納得できない。

仕方なくロジャーは、売れない画家(ブレッキン・メイヤー)に目を付けて絵を描くよう依頼する。

画家はそれを承諾して1000ドルを要求し、ロジャーは、ローズが貯めていたフロリダ行き資金を使ってしまう。

移転作業員に志願していた三人は、館長からその手順と行動内容を知らされる。

ローズに金を盗んだことがバレて責められたロジャーは、結婚記念日に合わせて旅行代理店に行き、フロリダ行きを決めたことを伝えて彼女を喜ばせる。

しかし、移転作業のためにそれを延期しなければならないと言われたローズは、再び気分を害してしまう。

翌日、ローズは館長を訪れて、フロリダ行きの予定があることを伝える。

それを知った館長は、移転作業は志願であるため、無理に参加する必要がないことを伝え、ロジャーは、それから外れることになる。

チャールズとジョージに、今更、計画は変更できないと言われたロジャーは心を決める。

ロジャーとチャールズは、完成した贋作を前に、物足りないことを指摘する。

しかしジョージは、作品を見続けている自分達がそう思うだけで、一般人には区別がつかないと言って、計画の成功だけを考えるよう伝える。

作業当日。
展示品は一旦、倉庫に運ばれ、ジョージが収納箱に潜み待機する。

夜になり箱から出たジョージは、贋作と本物を入れ替えるのだ、予定より早く警備員が見回りを始める。

彫刻を前に裸になっていたジョージは、チャールズからの連絡を受けて焦るものの、何んとかそれを切り抜ける。

翌日、ロジャーはジョージの箱が分からなくなり、無線でそれを彼に確認し、美術品輸送業者に扮したチャールズの車に乗せる。

輸送車数台は移動を始めるが、ロジャーが箱を間違えてしまったことが分かりジョージは驚く。

仕方なく自宅に向かったロジャーは、予定通りフロリダに向かうことをローズに伝えて、準備のできていた彼女を車に乗せて空港に向かう。

空港の貨物用倉庫に着き、ジョージの箱を運び出そうとするロジャーだったが、係員に許可されない。

ローズは、ロジャーの行動を不審に思い車を降りるが、フロリダには必ず行くと言う彼に追い払われる。

ロジャーは、係員を何んとか説得して、ジョージの箱を運び出すことに成功する。

ところが、車を止めた場所で、ジョージが裸で箱から出て来たため、ローズは驚いてしまう。

フロリダ
約束を果たしたロジャーは、海岸にたたずむローズが、”孤独な少女”のように見える。

ローズに近づいたロジャーはキスをし、二人は愛を確かめる。

ボストンに戻ったロジャーは、チャールズのアパートの屋上にある部屋で、”孤独な少女”と対面する。

絵を前に、以前のような気持ちになれないロジャーは、海岸のローズを想いだしその場を去る。

コペンハーゲン
移転された”孤独の少女”を見た警備員は、その絵に魅了される。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

美術館のベテラン警備員ロジャーは、愛する絵画”孤独な少女”が、コペンハーゲンに移転されることを知る。
妻ローズがフロリダ旅行を計画する中、それどころではなくなったロジャーは、同僚の警備員チャールズも、今回の件で心を痛めていることに気づく。
チャールズは、絵を自分達の物にするために、盗み出すことを提案し、ロジャーも仕方なくそれに同意する。
彫刻を偏愛するジョージも仲間に引き入れて、三人は美術品の強奪計画を進める。
三人は、移転作業に志願して、贋作を用意し、本物とすり替えることを考えるのだが・・・。
__________

ベテランの実力派スターが顔を揃えた作品で、このキャスティングだけでも見る価値がある。

しかし、2007年に撮影された作品は、ヤーリ・フィルム・グループの倒産により公開が遅れ、結局、北米で劇場公開されることはなく、DVDリリースとなった。
もちろん日本でも劇場未公開。

ファースト・クレジットはモーガン・フリーマンなのだが、主人公は明らかにクリストファー・ウォーケンで、60代も半ばの彼は、いい雰囲気で熱演し楽しませてくれる。

モーガン・フリーマンにしては、やや深みのない役柄なのだが、純然たるコメディということで納得できる演技で、存在感を示している。

二人とは違い、”変質者”に近い一風変わった同僚を演ずるウィリアム・H・メイシーが、作品にアクセントを加える役で好演している。

主人公の妻を演じている、愚痴ばかりこぼすマーシャ・ゲイ・ハーデンが、女神のような存在になるクライマックスも実に微笑ましい。

贋作を依頼される貧しい画家のブレッキン・メイヤー、美術館ガイド、ウィン・エヴェレット、主人公の幻想で登場する襲撃犯ジョゼフ・マッケンナなどが共演している。


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