ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝 The Mummy: Tomb of the Dragon Emperor (2008) 3.1/5 (30)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

アクション・アドベンチャー”ハムナプトラ”シリーズの第三作。
古代中国の皇帝の呪いに立ち向かう冒険家の戦いを描く、製作スティーヴン・ソマーズ、監督ロブ・コーエン、主演ブレンダン・フレイザーマリア・ベロジェット・リージョン・ハナーミシェル・ヨー他共演のアクション・アドベンチャー大作。


アクション/アドベンチャー


スタッフ キャスト
監督:ロブ・コーエン
製作総指揮:クリス・ブリガム
製作
スティーヴン・ソマーズ
ショーン・ダニエル
ボブ・ダクセイ
脚本
マイルズ・ミラー
アルフレッド・ガフ
撮影:サイモン・ダガン
編集
ケリー・マツモト
ジョエル・ネグロン
音楽:ランディ・エデルマン

出演
リチャード”リック”オコーネル:ブレンダン・フレイザー
エヴリン”エヴィー”カナハン・オコーネル:マリア・ベロ
皇帝・ハン:ジェット・リー
ジョナサン・カナハン:ジョン・ハナー
ツイ・ユアン:ミシェル・ヨー
アレックス・オコーネル:ルーク・フォード
ミン将軍:ラッセル・ウォン
リン:イザベラ・リョン
ヤン将軍:アンソニー・ウォン
マッド・ドッグ/マグワイア:リーアム・カニンガム
ロジャー・ウィルソン:デヴィッド・カルダー

アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
2008年製作 114分
公開
北米:2008年8月1日
日本:2008年8月16日
製作費 $145,000,000
北米興行収入 $102,176,170
世界 $401,126,430


アカデミー賞
第72回アカデミー賞

・ノミネート
録音賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
戦乱の中国、漢皇帝(ジェット・リー)は、強大な武力で中国全土を制圧し、抵抗する者を弾圧した。

捕虜は奴隷となり万里の長城を築き、死体や弱った者はその下に埋められた。

霊媒師から五元要素”火、水、土、木、金”の術を学び万能の力を得た皇帝は、手に入れられない不死の力を求める。

不老不死の秘法に通じている妖術師ツイ・ユアン(ミシェル・ヨー)の噂を聞いた皇帝は、信頼するミン・グオ将軍(ラッセル・ウォン)に彼女を探すよう命ずる。

連れてこられたツイ・アンが気に入った皇帝は、彼女に手を出すことをミン将軍に禁じ、不老不死の秘法を見つけるよう二人に命ずる。

トゥルファン僧院。
膨大な書籍が保管されている書庫に向かったミン将軍とツイ・ユアンは、不死の魔術を見つける。

やがて、ツイ・ユアンとミンは愛し合う仲になってしまう。

皇帝の元に戻ったツイ・アンは褒美を与えると言われたため、ミン将軍と生涯、結ばれることを望む。

それを許されたツイ・アンは、持ち帰ったサンスクリット語で書かれた書の呪いを読み、皇帝は不死の力を得る。

その後、処刑場のミン将軍を前に、妃になれば彼の命は助けると言われたツイ・アンはそれを拒む。

ミン将軍は処刑され、ツイ・ユアンは皇帝に刺されてしまう。

皇帝と全ての臣下に呪いをかけたツイ・ユアンは、傷を追いながら姿を消す。

その呪いが解けた場合は、皇帝は甦り、全人類に暴挙の限りを尽くし、暗黒の世界から人々を救う者はいない・・・。
__________

2000年後、1946年、イングランドオックスフォードシャー
冒険家リチャード”リック”オコーネル(ブレンダン・フレイザー)と妻のエヴリン(マリア・ベロ)は、第二次大戦後、静かな生活を送っていた。

戦時中、スパイ活動で手柄をあげていたリックの毎日は、 魚釣りに悪戦苦闘する平凡な日々だった。

エヴリンは、エジプトで二度ミイラと戦ったことを基に小説を発表して成功していた。

中国寧夏
その頃、アメリカ留学中だったリックとエヴリンの息子アレックス(ルーク・フォード)は、協力者である博物館の教授ロジャー・ウィルソン(デヴィッド・カルダー)に励まされながら発掘を続けていた。

そんなアレックスは、ウィルソンと共に2000年前の皇帝陵を発掘することに成功する。

風水の羅針盤を見つけたアレックスはそれを動かし、皇帝の石棺を発見する偉業を成し遂げる。

ウィルソンは何者かに殴られ、アレックスも襲われるものの抵抗する。

相手が女(イザベラ・リョン)であることを確認したアレックスは、相手に逃げられる。

その頃リックは、外務省から新たな任務を依頼される。

それは、“シャングリラの眼”という、持ち主を不死の泉へ導くと言われるブルーダイヤを、上海の博物館に戻すとい任務だった。

博物館の友人であるウィルソンや、エヴリンの兄ジョナサン(ジョン・ハナー)も上海にいることもあり、リックとエヴリンは、久しぶりの冒険旅行が出来るために興奮し、その仕事を引き受けることにする。

1947年、旧正月。
上海に着いたリックとエヴリンは、ジョナサンが経営するナイトクラブ”イムホテップ”に向かう。

二人を歓迎したジョナサンだったが、大学を中退して発掘を続けるアレックスが店にいたために焦ってしまう。

その時、アレックスが喧嘩をして騒ぎを起こし、リックは息子を助けようとするものの、相手が外人部隊時代の友人マッド・ドッグ/マグワイア(リーアム・カニンガム)だったために驚く。

再会を喜んだリックは、アレックスがマッド・ドッグの女に手を出したことを知る。

無謀な行動が気になるアレックスとの接し方で悩むリックとエヴリンは、その件で話し合おうとする。

中国西部。
基地に戻ったヤン将軍(アンソニー・ウォン)は、リックとエヴリンが、”シャングリラの眼”を持参して上海入りしたことを知り、皇帝を甦らせるための戦いが始まることを兵士に伝える。

博物館に向かったリックとエヴリンは、アレックスが発見した皇帝の石棺を見せられ、息子の偉業を誇らしく思う。

ウィルソンと再会したリックは、”シャングリラの眼”を彼に渡す。

そこに現れたヤン将軍とウィルソンが手を組んでいることを知ったリックとエヴリンは、”不死の泉”の霊水が入っている”シャングリラの眼”を使い、二人が皇帝を甦らそうとしていることに気づく。

石棺を開けるよう強要されたリックとエヴリンは、仕方なくそれに従う。

その場に現れた、発掘現場で自分を襲ったリン(イザベラ・リョン)から、両親の心配をするようにと言われたアレックスは、二人を助けようとする。

石棺を開けたリックは殺されそうになるが、アレックスがそれを阻止し、“シャングリラの眼”の霊水は、皇帝の銅像にかかってしまう。

石棺のミイラに、母親が呪いをかけた龍剣を突き刺したリンは、それが皇帝ではないことに気づき、銅像の中から陶器でできた皇帝のミイラが現れる。

ヤン将軍と共に逃げようとする皇帝はウィルソンを殺し、馬車で博物館から脱出する。

アレックスとリンは、逃亡する馬車にしがみつく。

トラックを手に入れたリックとエヴリンは、ジョナサンを乗せて馬車を追う。

馬車に追いつき馬を奪ったリックは、しがみついていたアレックスを助けようとする。

ヤン将軍は荷車を外し、石棺に乗っていたアレックスとリンは、そのまま放り出される。

エヴリンとジョナサンは、荷車に衝突する直前でトラックから飛び降りる。

無事だった皆と共にクラブに戻ったリックは、無謀な行動をするアレックスを責める。

エヴリンは、2000年もの間、皇帝陵を守ってきた一族の末裔であるリンから、皇帝の息の根を断つことができる龍剣を見せられる。

皇帝が霊水を飲めば誰も軍団を止められなくなると話すリンは、シャングリラの入口はヒマラヤであることをリックらに知らせる。

黄金の塔の先端にダイヤを置くとシャングリラを示すため、ヤン将軍と皇帝はその場に向かおうとしているのだった。

リンが道案内をすることになり、リックは、マッド・ドッグの飛行機でヒマラヤに向かう。

マッド・ドッグの操縦する飛行機は、崖下に落下する寸前で何とか着陸に成功する。

ヤン将軍は、手に入れたダイヤが霊水のある場所を示してくれることを皇帝に伝える。

シャングリラを目指すリックは、ヤン将軍が到着したことをマッド・ドッグから知らされ、日が暮れたために野営をする。

アレックスがリンに惹かれていることに気づいたエヴリンは、二人の関係を心配する。

翌日、シャングリラの入り口に着いたリックは武器を用意し、リンは信用できないと言ってアレックスと口論になる。

その場に着いたヤン将軍は皇帝にダイヤを渡し、リックらと銃撃戦になる。

リンが山に向かって叫び、現れた雪男イエティの助けを借りたリックらだったが、皇帝がそれを追い払う。

塔に仕掛けてあったダイナマイトにジョナサンが点火するが、皇帝が導火線の火を消してしまう。

塔に登った皇帝は、ダイヤを使いシャングリラの位置を確認する。

アレックスは、ダイナマイトを投げて皇帝を倒そうとする。

しかし、皇帝が放った剣がアレックスを狙い、彼をかばおうとしたリックに刺さる。

更に雪崩が起きるが、イエティがリックらに覆いかぶさり身を守る。

イエティのお陰で皆は助かり、エヴリンは、シャングリラに行けばリックは助かると話す。

シャングリラに着いたリンは、2000年をその場で生きた母親ツイ・ユアンに、アレックスの父リックが死にかけていることを伝える。

ツイ・ユアンの治療でリックの傷は完治し、エヴリンは彼女に感謝する。

シャングリラの素晴らしい景色に魅了されたジョナサンは、ビジネスチャンスがあると考える。

リンの父親である恋人が皇帝に殺されたツイ・ユアンは、自分も刺されるもののイエティに助けられ、不死の泉に連れて来られたことをアレックスに話す。

ツイ・ユアンが2000年以上も生きていることに驚くアレックスは、皇帝が泉の霊水を飲めば、軍団も甦ることを知らされる。

そうなれば、皇帝は不死となり、恐ろしい怪物と化すとツイ・ユアンは話す。

永遠に生き続けるリンは、必ず死が訪れるアレックスとは付き合えないと伝えるが、彼はそれを気にしなかった。

リックの意識が戻り、自分にとっての英雄だと言って父を理解したアレックスは、エヴリンと共に三人で抱き合う。

皇帝との戦いを控え、犠牲を払うことをリンに了解させたツイ・ユアンは、自分と共に不死の命を捨ててほしいと伝える。

そこに現れた皇帝はツイ・ユアンとリンに攻撃を加え、三頭龍に姿を変える。

リンを浚った皇帝は、ヤン将軍と共にその場から飛び立つ。

マッド・ドッグの飛行機で皇帝を追ったリックらは、ヒマラヤを離れる。

着陸したツイ・ユアンは、万里の長城を越える前なら勝てるとエヴリンに伝える。

それを築く際に敵を埋めて永遠の呪いをかけたため、甦らせれば皇帝と戦うはずだと、ツイ・ユアンはリックらに話す。

皇帝陵。
皇帝が到着したことを確認したリックは、アレックスがリンを救いに行ったことに気づく。

竜から人間に姿を変えた皇帝は、軍を甦えらせて、世界支配に向けて戦いに備える。

ツイ・ユアンも、皇帝に埋められた者達の魂に自由を与える呪文を唱える。

ミン将軍ら葬られた者達のミイラは地中から現れ、リックらと共に皇帝軍と戦い、アレックスはリンを救い出す。

皇帝と剣を交えたツイ・アンは、傷を負いながら皇帝の龍剣を奪う。

リックとエヴリンは苦戦するが、マッド・ドッグの飛行機で現れたジョナサンが加勢する。

ツイ・ユアンは、龍剣をリンに渡して息を引き取り、エヴリンはそれをリックに渡す。

五元要素の術を操ろうとした皇帝は、その力でミン将軍らを地中に戻そうとするものの、アレックスに阻止される。

野獣に姿を変えた皇帝はアレックスに襲い掛かり、リックがその場に現れるるが、龍剣が折れてしまう。

エヴリンとリンは、襲い掛かってきたヤン将軍を倒す。

リックとアレックスは、折れた龍剣の両端で皇帝の心臓を突き刺す。

滅びた皇帝と共に軍は砂漠へと消え去り、ミン将軍らも土に戻る。

その後、アレックスとリンは愛し合うようになり、上海のクラブ”イムホテプ”はマッド・ドッグに譲られ、目的を達成したリックとエヴリンは楽しい時を過ごしていた。

そして、ミイラ嫌いのジョナサンは、”シャングリアの眼”を持って南米に旅立ち、その直後にペルーでミイラが発見される。


解説 評価 感想

参考:
・「ハムナプトラ/失われた砂漠の都」(1999)
・「ハムナプトラ2/黄金のピラミッド」(2001)
・「ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝」(2008)

*(簡略ストー リー)
1946年、イギリス
第二次大戦も終わり、冒険家のリチャード”リック”オコーネルと妻エヴリンは、静かな生活を送っていた。
ある日リックは、持ち主を不死の泉へ導くというブルーダイヤ“シャングリラの眼”を、上海の博物館に戻すとい任務を外務省から依頼される。
リックとエヴリンは、兄ジョナサンも上海にいることから、それを引き受けて旅立つ。
上海に着いたリックとエヴリンは、ジョナサンが経営するナイトクラブで、2000年前の皇帝陵を発掘した息子アレックスと出くわす。
アレックスがアメリカ留学中のはずであったため驚くリックは、彼の発掘したミイラを見るために訪れた博物館で、世界を制覇するため、漢皇帝復活を企むヤン将軍らに”シャングリラの眼”を奪われてしまう。
甦った皇帝は、ヤン将軍を従えてその場から逃走し、リックらはそれを追うのだが・・・。
__________

前2作の監督スティーヴン・ソマーズが製作に専念して、ロブ・コーエンがメガホンを握り、主人公を演ずるブレンダン・フレイザーの妻役はマリア・ベロに代わり、中国が舞台ということでジェット・リーミシェル・ヨーの出演も注目のアクション大作。

インディアナ・ジョーンズ」シリーズの亜流などと言われながらも人気はあるのだが、本作は、アメリカでの批評家の評価は最悪に近いのもとなってしまった。

作品ごとに伸ばしてきた興行成績も、前作に比べて北米では半減するが、全世界で4億ドルを超す大ヒットとなった。

製作費 $145,000,000

レイチェル・ワイズの降板でエヴリン役を演じた実力派のマリア・ベロは、母親としてはレイチェル・ワイズよりも適役と言えるが、インパクトに乏しく、22歳の息子がいる”父親”に見えないブレンダン・フレイザーも、前2作に比べるとやや精彩に欠ける。

それに加え、北京オリンピックに合わせて舞台を中国にしたのは宣伝効果として納得いくものの、ジェット・リーの悪役皇帝は完全にミスキャスト、主人公の息子アレックス役のルーク・フォードも印象が薄い。

ミシェル・ヨーのみが、彼女らしい聡明な美しい中国女性という役柄を、いつもながら華麗に演じている。

全く関係のない、”ハムナプトラ”というタイトルをそのまま付ける無神経さにも呆れるばかりだが、原題が”The Mummy”(ミイラ)では、日本語で表現するのも難しいだろう。

秦始皇帝陵の兵馬俑坑をモチーフにした、終盤の大スペクタクルはなかなか見応えがあり、ミイラの映像も見事だ。

次回作は南米が舞台という布石を残し、息子の存在を含め益々「インディアナ・ジョーンズ」シリーズに似てきた感じだ。

商才を発揮し始めたエヴリン(マリア・ベロ)の兄ジョン・ハナー、皇帝に葬られた将軍役ラッセル・ウォン、彼とツイ・ユアン(ミシェル・ヨー)の娘イザベラ・リョン、皇帝復活を企む将軍のアンソニー・ウォン、リック(ブレンダン・フレイザー)の外人部隊時代の友人リーアム・カニンガム、友人だった主人公を裏切る博物館の教授デヴィッド・カルダーなどが共演している。


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