ザ・インターネット The Net (1995) 3.76/5 (29)


■ 作品情報へ ■
スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

コンピューター・プログラムを利用した国家を危機に陥れる陰謀に巻き込まれたシステム・アナリストの命を懸けた戦いを描く、製作、監督アーウィン・ウィンクラーサンドラ・ブロックジェレミー・ノーサム他共演のサスペンス。


ドラマ(サスペンス/犯罪)

サンドラ・ブロック / Sandra Bullock 作品一覧


スタッフ キャスト ■
監督:アーウィン・ウィンクラー
製作
アーウィン・ウィンクラー

ロブ・コーワン
脚本
ジョン・ブランカート

マイケル・フェリス
撮影:ジャック・N・グリーン
編集:リチャード・ハルシー
音楽
マーク・アイシャム

ジェフ・ロナ

出演
アンジェラ・ベネット:サンドラ・ブロック

ジャック・デヴリン:ジェレミー・ノーサム
アラン・チャンピオン:デニス・ミラー
ベネット夫人:ダイアン・ベーカー
デイル・ヘスマン:レイ・マッキノン
ルース・マークス:ウェンディ・ガゼル
マイケル・バーグストロム:ケン・ハワード
ベン・フィリップス:ロバート・ゴセット

アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ

1995年製作 114分
公開
北米:1995年7月28日
日本:1996年1月13日
製作費 $22,000,000
北米興行収入 $46,564,880
世界 $110,627,970


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
国防総省次官マイケル・バーグストロム(ケン・ハワード)は、検査の結果HIV感染が明らかになり、それを苦にして自殺する。

カリフォルニア州、ヴェニス
システム・アナリストのアンジェラ・ベネット(サンドラ・ブロック)は、休暇に出かけるために、アルツハイマー病で療養所生活を送る母(ダイアン・ベーカー)の様子を見に行く。

旅行の予約を済ませたアンジェラは、サンフランシスコの”カシードラル・ソフトウェア”のデイル・ヘスマン(レイ・マッキノン)からフロッピー・ディスクを受け取る。

デイルに連絡したアンジェラは、ディスクの中のシステム上の”π”のマークをクリックすることで、鉄道や病院のメイン・コンピューターにアクセスできてしまったことを知らされる。

アンジェラは、旅行を控えながら仕方なくデイルに会うことになり、彼は軽飛行機で飛び立つ。

翌朝、デイルが現れないためカシードラル社に連絡を入れたアンジェラは、彼が飛行機墜落事故で死亡したことを知らされる。

予定通り、メキシココスメルに旅立とうと、空港に向かったアンジェラだったが、コンピューターの故障でターミナルが混乱していた。

フライトは遅れたものの、コスメルに着いたアンジェラは、ビーチでジャック・デヴリン(ジェレミー・ノーサム)という男性に声をかけられる。

二人は惹かれ合い食事を共にして一日を過ごすが、夜の浜辺で、アンジェラは引ったくりに遭ってしまう。

デヴリンはそれを追うのだが、実は彼は、アンジェラのフロッピー・ディスクを手に入れようとしていたのだった。

ディスクを見つけたデヴリンは引ったくりを殺し、襲われたような振りをしてアンジェラの元に戻る。

デヴリンは、アンジェラを殺すために、洋上に誘い彼女と愛し合う。

その後、アンジェラはデヴリンの銃を見つけ、それを問い詰めるのだが、彼は、以前からコンタクトを取っていたチャットの相手”アイスマン”だった。

デヴリンはアンジェラを射殺しようとするが、弾を抜いてあった彼女は抵抗し、ディスクを見つけて彼の財布を盗みゴムボートで逃れる。

岸に激突したアンジェラは意識を失い、病院に運ばれ、回復した彼女は痛んだディスクを受け取ってホテルに戻る。

コンピューターのシステムの故障で、ウォール街が混乱して株価が暴落したことを知ったアンジェラは、自分が既にチェック・アウトしていることを知らされる。

その後、クレジット・カードが無効になり、自分が”ルース・マークス”という名前となり、個人情報がすり替えられたことを知ったアンジェラは、帰国して自宅に戻る。

家は売りに出され、家財は当然なくなり、ほとんど人付き合いもないアンジェラは、現れた警官に身元も証明できずに困惑する。

さらに、アンジェラを監視していたデヴリンが、彼女に犯罪歴があることなどを警察のデータベースに入力する。

その場を逃れたアンジェラは、以前付き合ったことのある、精神科医アラン・チャンピオン(デニス・ミラー)の助けを借りてホテルに向かい、彼が友人のFBI捜査官に連絡することで気を落ち着かせる。

翌日、パソコンで、デヴリンの財布の中にあったコードを利用して海軍病院にアクセスしたアンジェラは、例の”π”マークをクリックして極秘事項を知る。

それは、国防次官のHIV感染が、検死結果で誤診だったという報告だった。

デヴリンはアンジェラの居場所を探るが、インターネットへのアクセス先を、彼女が何箇所も変えているためにそれが容易にできない。

”アイスマン”と名乗ったデヴリンの情報を、チャット仲間の”サイバーボブ”から得られることになったアンジェラはサンタモニカに向かう。

彼女の身を案ずるアランが同行するが、飲んだ薬によるアレルギーで、彼は運転中に発作を起こしてしまう。

病院に運ばれたアランは回復するが、アンジェラが出て行った後、医療データを替えられてインシュリンを投与される。

パシフィック・パーク”。
アンジェラは、”サイバーボブ”を捜すが、先回りして彼を殺していたデヴリンが現れる。

デヴリンに脅されたアンジェラだったが、隙を見てその場を逃れ、病院でアランが亡くなったことを知りショックを受ける。

アランの車で一夜を過ごしたアンジェラは、デヴリンからの電話を受け、彼が母親に近づこうとしていることを知る。

盗難車として登録されていたアランの車をパトカーが追い、アンジェラは逃げ切れずに逮捕されてしまう。

弁護士に面会したアンジェラは、警察のデータを守るために導入された、プログラム”ゲイトキーパー”のことを知らされ、それが今回の事件の鍵だと気づく。

翌日アンジェラは、アランの連絡で動き出した、FBI捜査官ベン・フィリップス(ロバート・ゴセット)により釈放され、自分を追うデヴリンが、サイバーテロリストだということを知らされる。

フィリップスがデヴリンの仲間だと気づいたアンジェラは、事故を起こしてその場を逃れる。

デヴリンの追跡を振り切ったアンジェラは、モーテルに部屋を取り、政府が”ゲイトキーパー”導入を発表する中、自殺した国防次官が、それに反対していたということをニュースで知る。

さらにアンジェラは、自分がフィリップス殺害容疑で指名手配されたことも知り、サンフランシスコのカシードラル社に向かう。

社内に侵入したアンジェラは、自分に成りすましている社員のルース・マークス(ウェンディ・ガゼル)を確認し、防災システムを操作して火災警報を作動させる。

社員が避難した後、マークスのコンピューターで黒幕である”プレトリアン”の正体を突き止めたアンジェラは、プログラムをディスクにコピーしてウィルスを手に入れてその場を離れる。

マークスはデヴリンに連絡し、彼は、人ごみに紛れてその場を逃れようとするアンジェラを見つけて後を追う。

モスコーニ・センター”。
コンピューター見本市が開かれている、カシードラル社のブースに向かったアンジェラは、FBI宛てに黒幕の証拠となるファイルをEメールで送信する。

アンジェラを見つけたデヴリンは、それを阻止しようとするが、彼女はカシードラル社のメイン・コンピューターをウィルス感染させ、”ゲイトキーパー”を破壊する。

隙を見てアンジェラは逃走し、デヴリンは、彼女と間違えてマークスを射殺してしまう。

アンジェラは、襲いかかろうとするデヴリンを殺して、”ルース・マークス”のデータが消滅したことを確認する。

その後、サイバーテロの黒幕は逮捕され、コンピューター見本市で、”ルース・マークス”と身元不明の男性の死体が発見される。

そして、アンジェラは母親を引き取り、二人は平穏な暮らしを始める。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
システム・アナリストのアンジェラ・ベネットは、長年の付き合いがある、”カシードラル社”のデイルからフロッピー・ディスクを受け取る。
デイルに連絡を入れながら、そのプログラムを開いたアンジェラは、右下隅の”π”のマークをクリックすることで、病院などのメイン・コンピューターにアクセスできてしまうことを知らされる。
アンジェラは、緊急にデイルに会うことになるが、彼が飛行機事故で死んだことを知り予定していたメキシコ旅行に向かう。
アンジェラは、ビーチで魅力的な男性デヴリンに出会い意気投合して愛し合う。
しかしデヴリンは、アンジェラのディスクを狙い彼女を抹殺しようとする。
それを逃れたアンジェラだったが、自分の身元が他人とすり替えられていることに気づく。
帰国したアンジェラは、自分に前科があるというデータも入力され、デヴリン、そして警察からも追われることになるのだが・・・。
__________

ロッキー」(1976)シリーズの製作者として知られるアーウィン・ウィンクラーの、細部にまでこだわった演出は興味深い。

しかし、 今一メリハリが足りないドラマ展開など緊迫感に欠けている。

当時、広まり始めていたコンピューター及びインターネットを利用した国家規模の犯罪を扱った作品であるため、主演のサンドラ・ブロックは厳しい指導を受け、その専門家として見事に役をこなし、体を張ったアクション場面なども含め熱演している。

本作のような作品は、登場するハードや機材の進歩が激しいため、時が経つにつれ古臭く感じてしまうものだが、”フロッピー・ディスク”を含め、意外にもその古風さを受け入れてしまえる。

主人公を追うサイバー・テロリストのジェレミー・ノーサム、同じく身元をすり替えるウェンディ・ガゼル、主人公の協力者で精神科医のデニス・ミラー、主人公の母ダイアン・ベーカー、主人公に不審なプログラムを送るレイ・マッキノン、自殺する国防次官ケン・ハワード、偽FBI捜査官ロバート・ゴセットなどが共演している。


スポンサードリンク
ウェブ・ムービー・シアター

ウェブ・ムービー・シアター