ベティ・ペイジ The Notorious Bettie Page (2005) 3/5 (3)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

1940年代末から1950年代初頭にかけてピンナップ・ガールとなり、ボンデージ・モデルの草分け的存在として知られるベティ・ペイジの人世を描く、監督、脚本メアリー・ハロン、主演グレッチェン・モルクリス・バウアージャレッド・ハリスサラ・ポールソンカーラ・シーモアデヴィッド・ストラザーンリリ・テイラー他共演の伝記ドラマ。


ドラマ


スタッフ キャスト ■

監督:メアリー・ハロン
製作
クリスティーン・ヴェイコン

パメラ・コフラー
ケイティ・ルーメル
製作総指揮
メアリー・ハロン

ジョン・ウェルズ
グィネヴィア・ターナー
脚本
メアリー・ハロン

グィネヴィア・ターナー
撮影:W・モット・ハップフェル3世
編集:トリシア・クック
音楽:マーク・スォッゾ

出演
ベティ・ペイジグレッチェン・モル
アーヴィング・クロウクリス・バウアー
ジョン・ウィリージャレッド・ハリス
バニー・イェーガーサラ・ポールソン
マキシー・リー:カーラ・シーモア
エステス・キーフォーヴァーデヴィッド・ストラザーン
ポーラ・クロウ:リリ・テイラー
ビリー・ニール:ノーマン・リーダス
マーヴィン:ジョナサン・ウッドワード
エドナ・ペイジ:アン・ダウド
ジェリー・ティブス:ケヴィン・キャロル
牧師:ジョン・カラム

ハーバート・バーゴフオースティン・ペンドルトン
リトル・ジョン:ジェファーソン・メイ
スコッティ:ダラス・ロバーツ
伝道師:ヴィクター・スレザック
ジューン:タラ・サブコフ
ゴウハン:マイケル・ガストン
ギャンゲル:ピーター・マクロビー

アメリカ 映画
配給 ピクチャーハウス

2005年製作 91分
公開
北米:2006年4月14日
日本:2007年12月15日
北米興行収入 $1,415,080
世界 $1,778,006


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

1955年、ニューヨーク
あるアダルト雑誌店で特殊なものを探していた男性は、ボンデージ・モデルのベティ・ペイジグレッチェン・モル)の写真などを見せられる。

それが気に入った男性は、いきなり市警のバッジを見せる。

上院小委員会。
議長のエステス・キーフォーヴァーデヴィッド・ストラザーン)は、ポルノグラフィなどが青少年に与える悪影響を調査する考えを語る。

委員会に呼ばれたベティは待機し、その間に妹からの手紙を読む。

1936年、テネシー州、ナッシュビル
13歳のベティは、敬虔なクリスチャンである母アン(アン・ダウド)と共に教会に通い、牧師(ジョン・カラム)の話に耳を傾ける。

1942年。
美しく成長したベティは大学進学を諦め、母親からは男性との交際を禁じられていた。

ベティをデートに誘ったビリー・ニール(ノーマン・リーダス)は、彼女と結婚する決心をする。

ビリーと結婚したベティは幸せな日々を送るのだが、たちまち破局してしまう。

ある夜ベティは、青年スコッティ(ダラス・ロバーツ)に声をかけられて、ダンスに誘われる。

ところが、車で郊外に連れて行かれたベティは、複数の男の相手をさせられる。

その場から逃れたベティは教会に向い、町を出る決心をする。

1949年、ニューヨーク
アパート暮らしを始めたベティは、ビューティー・コンテストなどにも出場する。

散歩をしていたベティは、警官だと言うジェリー・ティブス(ケヴィン・キャロル)に声をかけられ、非番の時に写真を撮っている彼から、モデルになってほしいと言われる。

ジェリーと撮影は順調に進み、ベティの写真は雑誌に掲載される。

少々、過激なモデル・クラブの撮影も引き受けたベティは、演劇学校に通うようになり、ハーバート・バーゴフオースティン・ペンドルトン)の演技指導を受けることになる。

同じクラスのマーヴィン(ジョナサン・ウッドワード)に誘われたベティは、高校時代から演劇に興味を抱き、成績優秀だった自分が大学の奨学金を得られなかったことなどを話す。

オールヌード撮影にも応じたベティは、男性向け雑誌に写真が掲載されるようになる。

映画スターの写真などを販売する繁盛店”ムービー・スター・ニュース”を訪ねたベティは、モデル仲間のマキシー・リー(カーラ・シーモア)の紹介であることを、経営者のポーラ・クロウ(リリ・テイラー)に伝える。

ポーラの兄アーヴィング・クロウクリス・バウアー)に会ったベティは、変わった衣装を渡されて着替える。

ボンデージ・ファッションを好む社会的な地位の高い人々もいることを、ポーラから始めて知らされたベティは、楽しみながら撮影をする。

恋人になっていたマーヴィンに励まされながら、ベティは映画撮影のテストを受けるものの、緊張して思い通りにできない。

容姿を気に入ったプロデューサーから誘われたベティだったが、彼女はそれを断る。

ボンデージ・アーティストのジョン・ウィリージャレッド・ハリス)も加わり、法律家リトル・ジョン(ジェファーソン・メイ)を招いた特別撮影会を済ませたベティは、彼らやアーヴィングと共に食事に向かう。

郵政監視局の摘発を恐れるアーヴィングは、その件でリトル・ジョンに相談する。

ジョンに気に入られたベティは、マキシーらと映画に出演することになる。

完成した映画や写真を郵送で送ることが好ましくないと、監視局から指摘されたジョンは、暫く撮影を中止することをベティに伝え休暇をとるようにと提案する。

マイアミ・ビーチ
紹介された写真家バニー・イェーガーサラ・ポールソン)を訪ねたベティは、ボンデージではない自然な美しさを強調するヌード撮影をする。

ナッシュビル
久し振りに帰郷したベティは、ピンナップ・ガールだと思っている母や全てを知る妹との時間を楽しむ。

その後もベティは、演技を学びながらボンデージ写真を撮り続ける。

ある夜、ベティがボンデージ写真を撮らせていることを知ったマーヴィンはショックを受ける。

マーヴィンに写真が下劣だと言われたベティは、暫く考えるためにマイアミ・ビーチに向かう。

バニーと撮影を続けるベティは、政府がアーヴィングを調査するという話を聞く。

上院議員キーフォーヴァーの委員会は、わいせつ雑誌の調査を始め、青少年に与える悪影響を追及する。

委員会に呼ばれたアーヴィングは、権利に基づき証拠の提出を拒み、召喚の不当性を訴えるものの、キーフォーヴァーはそれを認めない。

ベティの写真に影響を受けて死亡した息子についてを証言する父親は、その死因が明らかに写真と関連性があることを語り、怒りを露わにする。

委員会での証言が必要なくなったと言われたベティは、その場を去る。

これ以上争うことを諦めたアーヴィングは、業界から手を引くことをポーラに伝える。

自分を軽蔑する周囲の視線に耐え切れなくなったベティは、マイアミ・ビーチに向かうものの気持は沈んだままだった。

浜辺を歩いていたベティは、教会の十字架に誘われてその場に向い、伝道師(ヴィクター・スレザック)の話を聞き、神に救いを求める。

素晴らしい気持ちになれたベティは信仰に目覚め、それを人々に伝える。

写真やフィルムを処分するようにアーヴィングに指示されていたポーラは、それを焼却する。

ポーラは、お気に入りのベティの写真やフィルムを、次世代のために残そうとする。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

テネシー州、ナッシュビル
敬虔なクリスチャンである母に育てられたベティ・ペイジは、演技に興味を持つものの大学進学を諦め、地元青年ビリーと結婚する。
たちまち破局してしまったベティは、町を出る決心をする。
1949年、ニューヨーク
一人暮らしを始めたベティは、知り合った警官のジェリーが趣味で撮影しているモデルになる。
演劇も学ぶようになったベティは、映画スターの写真などを販売する”ムービー・スター・ニュース”の経営者アーヴィングと妹のポーラを訪ねる。
その場で変わった衣装を渡されたベティは、ボンデージ・モデルとなり、ピンナップ・ガールとしての仕事も始め、雑誌に写真が掲載されるようになるのだが・・・。
__________

1940年代末から1950年代初頭にかけての、混沌とするアメリカ社会を背景にした物語は、その時代を生き抜いた一人の女性の成長も描く、ヒューマン・ドラマ的な要素もある。

ベティ・ペイジの考えの根底にあったショービジネスの世界への憧れから、その夢に近づくために、自分の才能を生かそうとしただけだという観点から描かれている内容だ。

ドラマでは、主人公が大学進学を諦めて結婚したことになっているが、実際は奨学金を得てカレッジに通い、卒業後には教師も経験していたらしい。

ボンデージ・モデル自体は確かに特殊な世界かもしれないが、ピンナップ・ガールを経験して世界的なスターになったマリリン・モンローの例などもある訳で、演劇学校の授業料を稼ぐためにモデルをした、ベティ・ペイジのような考えを持った女性は限りなくいたはずだ。

実力派スター多数競演が注目ではあるが、拡大公開もされず、商業ベースには載らなかった作品。

本編の大半はモノクロであり、その時代の雰囲気を伝える効果的な演出もされていて、マイアミ・ビーチの場面などはカラーが使われているところなども面白い。

大都会ニューヨークで演技を学び、生き抜くための手段としてモデルを始め、様々な苦難も経験するベティ・ペイジを好演するグレッチェン・モル、彼女をボンデージ・モデルにして撮影を続けるアーヴィング・クロウクリス・バウアー、その妹リリ・テイラー、ボンデージ・アーティスト、ジョン・ウィリージャレッド・ハリス、写真家バニー・イェーガーサラ・ポールソン、主人公のモデル仲間カーラ・シーモア、わいせつ雑誌などの社会に与える悪影響追及する上院議員エステス・キーフォーヴァーデヴィッド・ストラザーン、主人公と結婚する青年ノーマン・リーダス、主人公と同じ演劇クラスで学ぶ恋人のジョナサン・ウッドワード、主人公の母親アン・ダウド、主人公を写真のモデルにする警官ケヴィン・キャロル、ナッシュビルの牧師ジョン・カラム、主人公に演技指導をするハーバート・バーゴフオースティン・ペンドルトン、ボンデージ趣味の弁護士ジェファーソン・メイ、主人公をレイプする青年ダラス・ロバーツマイアミ・ビーチの伝道師ヴィクター・スレザックなどが共演している。


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