ナンバー23 The Number 23 (2007) 4/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
 ★★★☆☆

”23”という数字にとり憑かれた、何の変哲もない市民が、1冊の本の中のその数字の秘密に翻弄され、狂人と化していくという、ジョエル・シュマッカーとジム・キャリーが組んだサミステリー・スペンス。


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト ■
監督:ジョエル・シュマッカー
製作
ボー・フリン
トリップ・ヴィンソン
製作総指揮
リチャード・ブレナー
マイク・ドレイク
トビー・エメリッヒ
キース・ゴールドバーグ
イーライ・リッチバーグ
ブルックリン・ウィーヴァー
脚本:ファーンリー・フィリップス
撮影:マシュー・リバティーク
編集:マーク・スティーヴンス
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ

出演
ジム・キャリー:ウォルター・スパロウ/フィンガリング
ヴァージニア・マドセン:アガサ・スパロウ/ファブリツィア
ローガン・ラーマン:ロビン・スパロウ
ダニー・ヒューストン:アイザック・フレンチ/マイルズ・フェニックス
リン・コリンズ:ブロンドの女/ドブキンス夫人
ローナ・ミトラ:ローラ・トーリンズ
マーク・ペルグリノ:カイル・フィンチ
ポール・ブッチャー:ウォルター・スパロウ少年/フィンガリング少年
エド・ローター:セバスチャン神父

アメリカ 映画
配給 ニュー・ライン・シネマ
2007年製作 98分
公開
北米:2007年2月23日
日本:2007年11月23日
製作費 $32,000,000
北米興行収入 $33,917,402
世界 $77,566,815


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
2月3日
動物管理局に勤めるウォルター・スパロウ(
ジム・キャリー)は、自分の誕生日であるにも拘らず、終業直前に野良犬捕獲依頼の知らせを受けて現場に向かう。

ウォルターは、”ネッド”という犬を捕まえようとして、墓地に逃げられてしまい、帰りに妻アガサ(ヴァージニア・マドセン)を古書店で見かける。

そこでウォルターは、妄想小説家トプシー・クレッツの著書”ナンバー13”をアガサにプレゼントされる。

2月4日
ウォルターは、興味本位でその本を読んでみると、物語の主人公の刑事フィンガリング(ジム・キャリー)の子供時代が、自分に似ていることに気づく。

ウォルターはそのことをアガサに話すが、彼女は聞く耳を持たなかった。

2月5日
ウォルターは、さらに本を読み進め、フィンガリングの恋人のファブリッツィア(ヴァージニア・マドセン)の性的趣向が、脅されると快感を得られることだと分かる。

フィンガリングは、自殺願望のあるブロンドの女性(リン・コリンズ)に呼ばれ、”23”という数字に困惑していることを知らされる。

結局、彼女は自殺してしまうが、フィンガリングは”23”という数字が気になる。

ウォルターは、本の著者トプシー・クレッツについて調べるが、本は自費出版で作者も無名、この1冊しか著書はないようだった。

その後、自分の身の回りにある数字が、”23”になることに気づいたウォルターは、アガサにそれを話す。

アガサは、こじつけだと言い張るが、息子ロビン(ローガン・ラーマン)はウォルターに同調する。

”23”と本の内容が気になり、夜も眠れないウォルターは、夜中にアガサの靴を数えたりしてしまう。

2月6日
アガサは、ウォルターの手首に”アガサを殺せ”という字を見つけ、彼を、知人の大学教授アイザック・フレンチ(ダニー・ヒューストン)に会わせる。

アイザックは、”23”という数字は、世間一般的にどこにでも溢れていると、ウォルターを安心させる。

しかし、ウォルターはアイザックも疑い、その夜、アガサを殺してしまった幻覚を見てしまい、夜中に家を飛び出してしまう。

ウォルターは、街角でも”23”という数字ばかり目に付いてしまい、無意識のうちに、あるホテルに入り23号室の部屋を取り本を読み続ける。

ストーリーは、フィンガリングが、精神科医のフェニックス(ダニー・ヒューストン)と浮気をしていたファブリッツィアを、殺してしまうという悲惨な結末で終わっていた。

2月7日
部屋の外からの、犬のほえる声に気づいたウォルターは、それが逃げられた”ネッド”だと気づき、自分をこんな状態に追いつめた原因のネッドを追う。

ネッドを墓地に追いつめ、麻酔銃で眠らせたウォルターは、ネッドの名前も”23”に関係していることに気づく。

そこにセバスチャン神父(エド・ローター)と犬の持ち主が現れ、ネッドは、23歳の誕生日で死んだ”ローラ・トーリンズ”の墓の番人のような犬だということを、ウォルターは知る。

ローラ・トーリンズのことを調べたウォルターは、家に帰り、アガサやロビン、そして居合わせたアイザックに、ローラと犯人の関係が本の内容と一致して、その犯人カイル・フィンチ(マーク・ペルグリノ)こそが、本の著者のトプシー・クレッツだということを話して聞かせる。

2月8日
刑務所でフィンチに面会したウォルターは、彼からローラ殺しと本を書いたことを否定される。

ロビンが、本からトプシー・クレッツの私書箱を見つけて、その荷物を取りに来た男を問い詰めたウォルターだったが、男は自ら首を切って自殺してしまう。

アガサはウォルターをロビンと帰宅させ、男から、ある手がかりを聞き出し、廃墟となっている、精神科療養施設に侵入する。

本の文字を拾って、ある公園の住所に気づいたウォルターは、ロビンとその場所を掘り起こして人骨を見つける。

ウォルターは、警察に通報するが人骨は消えてしまい、アガサが彼らを迎えに来る。

アガサは二人の言うことを信じないが、ウォルターは、彼女が人骨を隠したことを知り問い詰める。

しかし、アガサは精神科療養施設で、私書箱の男の遺品を調べ、本を書いたのがウォルターだったことを突き止めていた。

気が動転し、再びホテルに戻ったウォルターは、部屋の壁紙の奥にあった本の最終”第23章”を見つける。

フィンガリングはウォルターで、ローラ(ローナ・ミトラ)を殺した犯人も彼だったのだ。

ホテルから飛び降りたウォルターは重傷を負い、記憶喪失になり精神科療養施設に入れられたことも知る。

ホテルにウォルターを迎えに来たアガサは、彼に過去を捨て去るよう説得する。

ウォルターは、自殺しようとして寸前で正気を取り戻し、警察に自首してフィンチを釈放させる。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
動物管理局に勤めるウォルター・スパロウは、自分の誕生日に”ネッド”という犬を捕まえようとして墓地で逃げられてしまう。
その帰りにウォルターは、妻アガサを古書店で見かけ、妄想小説家トプシー・クレッツの著書”ナンバー23”をプレゼントされる。
ウォルターは、興味本位でその本を読んでみると、物語の主人公の刑事フィンガリングの子供時代が、自分に似ていることに気づく。
そのことを、ウォルターはそれをアガサに信じてもらえないまま、さらに本を読み進める。
主人公フィンガリングが、自殺願望のある女性から聞かされた”23”という数字が気になるという物語なのだが、ウォルターは、自分の身の回りにある数字が、”23”なることに気づく。
アガサは、それをこじつけだと言い張るものの、息子ロビンはウォルターに同調する。
ウォルターの、”23”に対する思い入れは激しくなる一方で、大学教授アイザックの助言にも彼を疑う。
そして、ウォルターは、ついにアガサを殺す幻覚も見て、彼は、家を飛び出してしまう・・・。
__________

ベテランのジョエル・シュマッカーと、シリアスな演技に徹し、狂気の主人公を演ずるジム・キャリーの組み合わせが話題になった作品。

しかし、批評家の評価は最悪に近く、ジム・キャリー作品にしては、興行的にも失敗に終わった作品でもある。

北米興行収入 $33,917,402

世界 $77,566,815

オープニングで示される、世の中の出来事と”23”の関係は、こじつけにしか思えないが、ドラマが進むにつれ、それがどうでもよいことで、ある女性を殺した犯人を追及していくという、サスペンスに変わるところは面白味みがある。

”23”という数字がらみの実在するものを、よくこれだけ集めたもだと感心してしまう。現実と本の登場人物を演ずる俳優が同じなので、混乱するかと思いきや、凝った映像と演出で見事にそれをクリアにしている。

コメディアン以外の才能も、既に認められていた、ジム・キャリーの見せる狂気の演技は見ものではあるが、彼の持っているイメージは拭い切れないといった感じだろうか。

また、熱演しているにも拘らず、 周囲の予想通り、彼はラジー賞にノミネートされてしまう結果になった。

妻役のヴァージニア・マドセンは、大スターであるジム・キャリーに圧倒されるどころか、さすがに演技派らしく、存在感ある演技を見せてくれる。

主人公の息子ローガン・ラーマン、物語の中の女性リン・コリンズローナ・ミトラ、友人の大学教授ダニー・ヒューストン、1970年代に活躍したエド・ローターの出演は懐かしい。

 


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