ペリカン文書 The Pelican Brief (1993) 3/5 (25)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

1992年に発表された、ジョン・グリシャムのベストセラー同名小説の映画化。
ペリカンの生息地の環境問題訴訟に絡む、判事殺害の仮説レポート”ペリカン文書”を巡る陰謀に巻き込まれた学生と新聞記者の闘いを描く、製作、監督、脚本アラン・J・パクラ、主演ジュリア・ロバーツデンゼル・ワシントンサム・シェパードジョン・リスゴー他共演のリーガル・スリラー


ドラマ(サスペンス/犯罪)

デンゼル・ワシントン / Denzel Washington 作品一覧


スタッフ キャスト ■

監督:アラン・J・パクラ
製作
アラン・J・パクラ
ピーター・ヤン・ブルッジ

原作:ジョン・グリシャム
脚本:アラン・J・パクラ
撮影:スティーヴン・ゴールドブラット

編集
トム・ロルフ
トゥルーディ・シップ
音楽:ジェームズ・ホーナー

出演
ダービー・ショウ:ジュリア・ロバーツ
グレイ・グランサム:デンゼル・ワシントン
トーマス・キャラハン教授:サム・シェパード
ギャヴィン・ヴァーヒーク:ジョン・ハード
スミス・キーン:ジョン・リスゴー
フレッチャー・コール大統領補佐官:トニー・ゴールドウィン
カーメル”サム”:スタンリー・トゥッチ
大統領:ロバート・カルプ
デントン・ヴォイルズFBI長官:ジェームズ・シッキング
ボブ・グミンスキーCIA長官:ウィリアム・アサートン
アリス・スターク:シンシア・ニクソン
ローゼンバーグ判事:ヒューム・クローニン
本人:エドウィン・ニューマン

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1993年製作 141分
公開
北米:1993年12月17日
日本:1994年4月
製作費 $16,600,000
北米興行収入 $100,768,056
世界 $195,000,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

ワシントンD.C.
最高裁のローゼンバーグ判事(ヒューム・クローニン)ら2人が、暗殺者カーメル”サム”(スタンリー・トゥッチ)に殺される。

大統領(ロバート・カルプ)と補佐官フレッチャー・コール(トニー・ゴールドウィン)は、この殺人がCIAや政府組織が関与しているかを懸念する。

ニューオリンズ
法学部学生ダービー・ショウ(ジュリア・ロバーツ)は、恋人である大学教授トーマス・キャラハン(サム・シェパード)の恩師でもある、ローゼンバーグの死に興味を持ち、事件に関するレポートを書き上げる。

それをダービーから受け取ったキャラハンは、同期生でFBIの法律顧問ギャヴィン・ヴァーヒーク(ジョン・ハード) にレポートを読ませる。

この事件を追う、”ワシントン・ヘラルド”の敏腕記者グレイ・グランサム(デンゼル・ワシントン)は、ある人物から犯人を知っているという連絡を受ける。

電話を逆探知したグランサムは、その男を見つけて後を追うが取り逃がしてしまう。

大統領補佐官コールは、判事殺害直後に、暗殺者カーメルが空港で目撃されたという報告を受ける。

そしてコールは、大統領や自分達を巻き込みかねない、ダービーの仮説を手に入れ、FBIが動き出していることを大統領に知らせる。

そんなこととは知らず、キャラハンと食事を楽しんでいたダービーは、酔った彼が車のキーを渡さないのを見て歩いて帰ろうとする。

しかし、酔ったまま車で帰宅しようとしたキャラハンは、ダービーの目の前で車に仕掛けられた爆弾により爆死する。

呆然とするダービーに、歩み寄って名前を聞いた警官が、警察には存在しない人物だと知った彼女は、自分の命が
狙われていることを察知する。

”ペリカン文書”と名づけられたレポートが、誰の手に渡ったかをヴァーヒークに尋ねたダービーだったが、FBIのデントン・ヴォイルズ長官(ジェームズ・シッキング)以外にも、文書を見た者がいることを知らされる。

変装して街に出たダービーは、カーメルに追われるが、何とか逃げ延びて、キャラハンの葬儀でヴァーヒークと会うことになる。

ダービーを監視させていたCIA長官ボブ・グミンスキー(ウィリアム・アサートン)は、仮説が正しかったことと、彼女が間もなく殺されるであろうことを予測し、コールに連絡を入れる。

ダービーはグランサムに電話をかけ、自分の置かれている状況を説明し、彼に大統領の献金者リストを手に入れさせる。

同期生アリス・スターク(シンシア・ニクソン)に、自分の行動をカモフラージュする手助けを頼んだダービーは、その直後も何者かに追われるものの逃げ延びる。

キャラハンの葬儀に参列したヴァーヒークの、部屋の電話に盗聴器を仕掛けたカーメルは、彼を殺し、ダービーとの待ち合わせ場所を知る。

カーメルは、ダービーの指示通りに変装してヴァーヒークに扮し、彼女との待ち合わせ場所に向かう。

そして、雑踏の中、カーメルを見つけたダービーだったが、彼女の目の前でカーメルは狙撃されてしまう。

グランサムに会うため、彼に連絡してニューヨークに向かったダービーは、湿原保護の訴訟に興味を持ち、その弁護士の自殺事件に疑問を持ったのが、文書を書くきっかけだということをグランサムに話す。

湿原地に生息する象徴的存在のペリカンが、絶滅寸前の危機に見舞われ、一帯の開発をめぐる訴訟で開発者側が勝訴、原告側は最高裁に上告を予定し自然保護派の判事2人が殺されたという仮説だった。

ダービーは、グランサムを信じたのは、キャラハンがファンだったためと伝え、彼にアパートに泊まってもらう。

グランサムは、勝訴した男が大統領への最大の献金者で、ダービーの文書が世間に知れると大統領の再選がなくなることをダービーに伝える。

情報源やダービーが姿を消し、取材の中止を編集長のスミス・キーン(ジョン・リスゴー)に命ぜられたグランサムは、必死にキーン食い下がり、納得する証拠を掴むことを条件に取材を続ける。

敵を欺くために姿を消していたダービーは、グランサムの元に現れて協力を申し出る。

窮地に立たされかけた大統領に、コーンは湿原の開発者を敗訴させるよう、自然保護派の判事を指名し、FBIの捜査を再開させて、文書をリークさせるという方法を提案する。

ダービーとグランサムは、ジョージタウン大学の学生の協力で、ある法律事務所の男が、グランサムに犯人を知っていると連絡してきた男だということを突き止める。

しかし、その男は既に殺されていて、男の妻から、ある銀行の貸し金庫の鍵をグランサムは預かる。

ダービーは銀行の貸し金庫から、テープと証拠書類を取り出して逃走しようとするが、車に仕掛けられた爆弾に気づき、その場から逃走しキーン編集長の元に向かう。

ビデオと書類を確認したキーンは、グランサムに事件の記事を書く指示を出す。

グランサムは、法律事務所、政府、FBIなど各方面に”ペリカン文書”を公表することを伝える。

ダービーはグランサムを伴い、ヴォイルズFBI長官と取引し、国外出国と身の安全を保障される。

ある国に到着したダービーは、グランサムを固く抱きしめて別れを告げる。

エドウィン・ニューマンのニュース・ショーに出演したグランサムは、判事殺しのスクープ記事の件と、謎の人物で、”ペリカン文書”を書いた”ダービー・ショウ”について質問される。

ダービーについて、まともに答えないグランサムに対し、
ニューマンは、ダービーがグランサムの想像上の人物ではないかという質問に至る。

その頃、南の国に滞在していたダービーは、その番組を見ながらほくそ笑むのだった。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

ニューオリンズ
法学部学生ダービー・ショウは、恋人である大学教授キャラハンの恩師で、最高裁判事のローゼンバーグの死に興味を持ち、事件に関するレポートを書き上げる。
キャラハンは、同期生であるFBIの法律顧問ヴァーヒークにダービーのレポートを読ませる。
事件を追っていた”ワシントン・ヘラルド”敏腕記者グレイ・グランサムは、ある人物から犯人を知っているという連絡を受ける。
大統領補佐官コールは、判事殺害直後に、暗殺者カーメルが目撃されたという報告を受け、大統領を巻き込みかねない、ダービーの仮説を手に入れる。
FBIが動き出していることもを大統領に報告したコールだったが、そんなことも知らずにいたダービーは、目の前でキャラハンを殺され、自分の命も狙われていることを察知する。
ペリカン文書と名付けられたレポートの行方を探すダービーは、その後、グランサムに協力を求めるのだが・・・。
__________

アラン・J・パクラのテンポが良い演出と、様々な方向に展開していくストーリーは面白味はあるが、2時間20分を超す上映時間の後半は、敏腕記者として貫禄さえ感じるデンゼル・ワシントンに支えられた作品と言える作品であり、彼に頼った内容で、ジュリア・ロバーツは影が薄い。

本作は、「プリティー・ウーマン」(1990)でブレイクしたジュリア・ロバーツが、若くして頂点を極めていた絶頂期を迎える頃の作品で、既にその実力を高く評価されていたデンゼル・ワシントンが、ハリウッド一の演技派として認められるに相応しい演技を見せてくれる。

この頃のジュリア・ロバーツは、最も美しく感じ、茶目っ気のある笑顔も実に愛らしい。

一方、スマートであり颯爽としたデンゼル・ワシントンは、上品で清潔感のあるタフガイを熱演している。

意外にアッサリ死んでしまうレポートの発掘者サム・シェパード、その同期生で同じく暗殺されるFBIの法律顧問ジョン・ハード、部下(D・ワシントン)を厳しくも支える編集長ジョン・リスゴー、強かな大統領補佐官のトニー・ゴールドウィン、暗殺者スタンリー・トゥッチ、大統領のロバート・カルプFBI長官ジェームズ・シッキングCIA長官ウィリアム・アサートン、ダービー(J・ロバーツ)の友人シンシア・ニクソン、殺される判事ヒューム・クローニン、そして著名なジャーナリストのエドウィン・ニューマンが、本人役で登場している。

ジェームズ・ホーナーの音楽は、4年後に公開されるの「タイタニック」(1997)にやや似ているところがある。


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