プレステージ The Prestige (2006) 4.13/5 (30)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

ある事件をきっかけに、宿命のライバルとなった天才マジシャン二人の、壮絶な戦いを描く、製作、監督、脚本クリストファー・ノーランヒュー・ジャックマンクリスチャン・ベールマイケル・ケインスカーレット・ヨハンソン他共演のサスペンス。


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト ■

監督:クリストファー・ノーラン
製作総指揮
クリス・J・ボール
ヴァレリー・ディーン
チャールズ・J・D・シュリッセル
ウィリアム・タイラー
製作
クリストファー・ノーラン
アーロン・ライダー
エマ・トーマス
原作:クリストファー・プリーストThe Prestige
脚本
クリストファー・ノーラン
ジョナサン・ノーラン
撮影:ウォーリー・フィスター
編集:リー・スミス
美術・装置
ネイサン・クロウリー
ジュリー・オチピンティ
音楽:デヴィッド・ジュリアン

出演
ヒュー・ジャックマン:ロバート・アンジャー
クリスチャン・ベール:アルフレッド・ボーデン
マイケル・ケイン:ハリー・カッター
スカーレット・ヨハンソン:オリヴィア
デヴィッド・ボウイニコラ・テスラ
アンディ・サーキス:アリー
パイパー・ペラーボ:ジュリア
レベッカ・ホール:サラ

アメリカ/イギリス 映画
配給
タッチストーン・ピクチャーズ(北米)
ワーナー・ブラザーズ(世界)
2006年製作 130分
公開
北米:2006年10月20日
日本:2007年6月9日
製作費 $40,000,000
北米興行収入 $53,082,743
世界 $109,676,311


アカデミー賞 ■

第79回アカデミー賞
・ノミネート
撮影・美術賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

19世紀末、ロンドン
マジシャン志望で見習い中のロバート・アンジャー (
ヒュー・ジャックマン)とアルフレッド・ボーデン(クリスチャン・ベール)は、人気マジックで客を装い、芸のサクラをしながら一人前になる日を夢見ていた。

ステージのアシスタントで、アンジャーの妻ジュリア(パイパー・ペラーボ)は、両手足を縛られて水槽の中に落とされ脱出する芸を見せていた。

ボーデンが、いつもと違う結び方を、ジュリアも同意で試してしまい、彼女はロープを解くことができず溺死してしまう。

アンジャーはボーデンを憎み、お互い違う道を歩むことになる。

その後アンジャーは、トリック師ハリー・カッター(マイケル・ケイン)とアシスタントのオリヴィア(スカーレット・ヨハンソン)と共にステージに立つようになっていた。

一方、ボーデンはサラ(レベッカ・ホール)という女性と知り合い、やがて結婚する。

貧しい生活が続くボーデンは妻の妊娠もあり、稼ぐために、弾丸キャッチのマジックを考えて”プロフェッサー”と名乗り、ファロンというアシスタントを使い人気を集めるようになる。

ある日、ボーデンが、自分に銃を向ける役を客の中から選ぶと、彼は、それが変装したアンジャーだということに気づく。

アンジャーは、ジュリアを縛った結び目のことをボーデンに追求し、撃たれた彼は左手の中指と小指を失ってしまう。

ステージでアンジャーは、”偉大なるダントン”として、鳩を籠ごと潰して元に戻すという、カッターの新しいトリックを成功させていた。

そして、アンジャーのこの芸を手伝うために選ばれた客が変装したボーデンで、彼は鳩を籠ごと潰してしまい復讐をする。

その後、ボーデンは瞬間移動のマジックを始め、それを見たアンジャーは驚くが、カッターは、替え玉がいることを見破った。

アンジャーは自分と瓜二つの役者を使って、瞬間移動のマジックを始めて評判になる。

しかし、アンジャーはボーデンのトリックの秘密を知るため、愛情を抱くようになっていたオリヴィアにスパイをさせる。

オリヴィアは、暗号化されたボーデンのトリックが書かれた日誌を手に入れてアンジャーに手渡すが、彼女はボーデンと恋に落ち、寝返ってしまう。

やがてアンジャーの代役も、自らの存在を主張してボーデンにトリックを教えてしまう。

アンジャーは、床下に落下した際にマットを外され、左足を負傷してしまい、そのステージにボーデンが現れ、自分のショーの宣伝をしてしまう。

ボーデンの助手ファロンを襲ったアンジャーとカッターは、トリックの秘密を聞き出す。

そのキーワードには”テスラ”と書かれていて、アンジャーは、同名の科学者”ニコラ・テスラ”に会いに、アメリカのコロラド・スプリングスに向かう。

ボーデンとオリヴィアの関係は深まり、妻サラは、それを苦に酒に溺れるようになる。

アメリカに着いたアンジャーは、テスラ(デヴィッド・ボウイ)の助手アリー(アンディ・サーキス)に迎えられる。

アリーに案内されてテスラと会ったアンジャーは、彼が瞬間移動装置を創り上げていることを知る。

アンジャーは、日誌がボーデン自身からオリヴィアに渡された事実を知り、テスラの元に戻り、その装置がどんなものでも、複製を作り出すことが出来ることを確認する。

その後アンジャーは、エジソンの圧力を受けて姿を消した、テスラの残した瞬間移動装置をイギリスに持ち帰る。

そしてアンジャーは、電磁波のような光の中で姿を消して、数十m離れた場所に現れるという、革新的な瞬間移動のマジックをステージで披露する。

その頃、精神的に限界に達したボーデンの妻サラは自ら命を絶ってしまう。

そしてボーデンは、スタッフを装いステージ裏に紛れ込み、トリックを知ろうと床下で待機していると、水槽の中に落ちて溺れるアンジャーを目の前にうろたえてしまう。

アンジャーは息絶え、ボーデンは彼を殺した罪で逮捕され、絞首刑が宣告される。

残された娘を想うボーデンの元に、コールドロウ卿の使いが現れる。

使いに、マジックのトリックを明かせば、娘の面倒を見ると言われ、ボーデンはそれに応じる。

しかし、ボーデンの前に娘と現れたコールドロウ卿とはアンジャーであった。

ボーデンは、トリックを解明するメモをアンジャーに渡すが、彼は、それを見もせずに破り捨ててしまう。

カッターは、自分の前に現れたアンジャーを見て驚き、彼は巻き込む気はなかったとカッターに詫びる。

アンジャーとカッターは、瞬間移動装置を地下に保管し、ボーデンの刑は執行される。

しかし、ボーデンがアンジャーの元に現れて彼を銃撃する。

ボーデンは、双子のファロンと二人で一人の人間を半分ずつ演じていたことを告げ、アンジャーは、それを聞きながら息絶える。

そして、全てのトリックを仕切っていたのはカッターだった。


解説 評価 感想 ■

1995年に発表された、クリストファー・プリーストの”The Prestige”を基に製作された作品。

*(簡略ストー リー)

19世紀末、ロンドン
青年ロバート・アンジャーとアルフレッド・ボーデンは、一流のマジシャンになることを目指して日夜、努力していた。
そんなある日ボーデンは、いつもと違った試みをしてアンジャーの妻を死なせてしまう。
アンジャーはボーデンを憎み、お互い違う道を歩むことになる。
その後アンジャーは、トリック師カッターと助手のオリヴィアと共にステージに立つようになる。
ボーデンはサラという女性と結婚し、稼ぐために、弾丸キャッチのマジックを考えて、人気を集めるようになる。
ある日、ボーデンが、自分に銃を向ける役を客の中から選ぶと、それは変装したアンジャーで、彼は妻のことを追求する。
ボーデンはアンジャーの放った弾丸で、左手の中指と小指を失ってしまう。
その後、ボーデンはアンジャーのステージで復讐を果たし、二人の因縁の対決はエスカレートしていくのだが・・・。
__________

バットマン ビギンズ」(2005)、「ダークナイト」(2008)で組んでいるクリストファー・ノーランクリスチャン・ベールマイケル・ケインの出演も注目の作品。

19世紀末のイギリスを舞台に、重厚な雰囲気のセットや、豪華出演者達の熱演による、深みのあるストーリーは見応えがある。

結局は、ラストのシーンが冒頭で使われ、話が前後する展開なので、途中でと惑ってしまうのだが、ドラマの主題”トリック”を、うまくストーリーに取り入れ、謎解き風に上手く仕上がっている。

しかし、いきなり死んでしまう主人公と、死刑を宣告されるもう一人の主人公の結末は、途中でほとんど想像がついてしまい、公開前に話題になったほどのどんでん返しではないところは残念だ。

北米興行収入は約5300万ドルに留まるものの、全世界では1億ドルを超すヒットとなった。

第79回アカデミー賞では、撮影、美術賞にノミネートされた。

主演の二人、ヒュー・ジャックマンクリスチャン・ベールの激しい演技のぶつかり合いは見もので、どちらが善でも悪でもない、”騙し合い”というところが実に興味深い。

紳士には見えるが、どう見ても怪しいところが、やはりトリックの仕掛け人の宿命か、マイケル・ケインは、いつもながら、重みのある見事な演技を見せてくれる。

スパイとして送り出され、相手に寝返ってしまうアシスタントのスカーレット・ヨハンソン、予備知識がなければ彼とは分からないだろう、実際にエジソンとの確執が有名だった科学者ニコラ・テスラを演ずるデヴィッド・ボウイ、その助手のアンディ・サーキス、トリックの犠牲者と言っていいボーデン(C・ベール)の妻レベッカ・ホールなどが共演している。


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