ローズ The Rose (1979) 3.5/5 (2)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

若くしてこの世を去った伝説のロック・シンガー”ジャニス・ジョプリン”をモデルにして製作された、監督マーク・ライデル、主演ベット・ミドラーの熱演が光る、アラン・ベイツフレデリック・フォレストハリー・ディーン・スタントン他共演。


ドラマ(ヒューマン)


スタッフ キャスト ■

監督:マーク・ライデル
製作総指揮:トニー・レイ
製作
マーヴィン・ワース

アーロン・ルッソ
原案:ビル・カービイ
脚本
ビル・カービイ

ボー・ゴールドマン
撮影:ヴィルモス・ジグモンド
編集
ロバート・L・ウルフ

キャロル・ティモシー・オメーラ
音楽:ポール・A・ロスチャイルド
主題歌:アマンダ・マクブルーム

出演
ローズ/メアリー・ローズ・フォスター:ベット・ミドラー

ラッジ・キャンベル:アラン・ベイツ
ヒューストン・ダイア:フレデリック・フォレスト
ビリー・レイ:ハリー・ディーン・スタントン
デニス:バリー・プリマス
マル:デヴィッド・キース
ミレッジ:ジョン・デニス・ジョンストン
レナード:ウィル・ヘアー
サム:ジェームズ・キーン
フォスター夫人:ドリス・ロバーツ

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX

1979年製作 134分
公開
北米:1979年11月7日
日本:1980年11月15日
製作費 $8,500,000
北米興行収入 $29,174,648


アカデミー賞 ■

第52回アカデミー賞
・ノミネート
主演女優(ベット・ミドラー)
助演男優(フレデリック・フォレスト)
編集・録音賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

1969年5月、ニューヨーク
人気絶頂のカリスマ的ロックスター、メアリー”ローズ”フォスター(ベット・ミドラー)は、専用機”ローズ”で国内を飛び回りツアーを続けていた。

ローズは、精神的な披露とツアーのマンネリ化などを、マネージャー兼プロモーターのラッジ・キャンベル(アラン・ベイツ)に訴える。

死んでしまう前に、休みを取りたいとまで言い出すローズに対し、ビジネス優先のラッジは、彼女の甘い考えを退けてツアー続行を強要する。

仕方なくそれに納得するローズの前に、たちまち取材陣が殺到する。

その場でローズは、故郷のコンサートが終わったら、1年間休むと宣言してしまう。

ニューヨークのコンサートが始まり、ローズは酒の力を借りてモチベーションを上げステージに立つ。

酒を飲み汚い言葉を発しながら熱唱を続けたローズは、ステージを終え、ヘリで作曲家ビリー・レイ(ハリー・ディーン・スタントン)の元に向かう。

レイの曲を歌い彼に敬意を表したローズだったが、自分の曲を理解せずに歌う彼女に、レイは不快感を示し突き放してしまう。

ショックを受けたローズはその場を立ち去り、レイと契約したラッジに八つ当たりする。

ローズは、レイのリムジンに飛び乗り、運転手ヒューストン・ダイア(フレデリック・フォレスト)に金を払い車で走り去る。

ヒューストンは、その女性が有名なローズだと知っても驚くこともなく、二人はダイナーに立ち寄る。

ヒッピーと間違えられたローズは店でトラブルを起し、それをかばったヒューストンと彼女は意気投合する。

ローズの馴染みのゲイ・バーに向かった二人は大歓迎され、久し振りに羽目を外した彼女は楽しい時を過ごす。

翌朝、二人はローズのホテルで愛し合っていたが、ラッジから連絡が入る。

レコーディングの予定を忘れていたローズは、スタジオでラッジに罵倒され、わがままな彼女はヒューストンにまで悪態をついてしまう。

謝罪するローズをヒューストンは見限り、サウナに駆け込んでしまう。

男性専用のサウナに、ローズは制止も聞かずに押し入り、ヒューストンにもう一度謝罪し仲直りするが、彼女は警察に連行される。

迎えに来たラッジに、故郷のフロリダ公演後にヒューストンと旅に出ることをローズは伝える。

その後、ヒューストンもローズのツアーに同行することになり、いつも孤独なローズに”友人”ができたことをラッジは一応歓迎する。

各地のコンサートはみな大成功を収め、ローズは途中、空挺隊員マル(デヴィッド・キース)をボディーガードに雇ったりもする。

ある日、かつて愛し合った事もある女性がローズを訪ね、二人が抱き合う現場を見たヒューストンは、姿を消してしまう。

マルを連れてヒューストンを捜したローズだったが、彼は見つからず、フロリダに行かねばならないラッジは彼女の居場所がわからず苛立つ。

ローズは、一足先にマルと車で故郷に向かい、地元の高校などを通り過ぎ、両親のいる自宅を避け、子供時代によく通ったレナード(ウィル・ヘアー)の店に立ち寄る。

懐かしく想い出に浸ろうとしたローズだったが、何しに戻ってきたのかとレナードに言われ、彼女は憤慨して店を出る。

スタッフも、会場になるフットボール場でしコンサートの準備を始める。

ようやく現れたローズをラッジは見限り、コンサートを中止し彼女をクビにする。

ローズはラッジを追うが無視され、彼女はスタンドで泣き崩れてしまう。

そこにヒューストンが現れ、ローズは苦しい胸の内を彼に話し、二人はメキシコに旅立とうとする。

ヒューストンは、ローズに歌を忘れさせようとするのだが、彼女は馴染みのバーでおだてられ、ステージに上がってしまう。

しかし、ローズの知人ミレッジ(ジョン・デニス・ジョンストン)が彼女を侮辱する。

ヒューストンが騒ぎを起し、ローズをバーから連れ出してしまう。

そこにラッジから電話が入り、ローズはコンサート会場に戻るよう言われる。

それを喜ぶローズだったが、ヒューストンは再び元の世界に戻ろうとする彼女を見て愛想を尽かす。

ヒューストンはその場を去り、傷心のローズは、ヤクの売人サム(ジェームズ・キーン)からコカインを渡される。

車で会場に向かったローズは、途中、混乱にしてラッジに電話し迎えを頼む。

実家にも電話したローズは、歌を止めたいことを父親に伝え電話を切る。

その後、コカインを注射したローズは、放心状態で会場に向かう。

満員のスタンドの観客の声援に応え、熱唱したローズは、次に子供の時に覚えた歌を口ずさみ始める。

しかし、ローズの言葉は止まり、その直後、彼女はステージ上に倒れこむ。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

絶大なる人気を誇る、ロック・スターのメアリー”ローズ”フォスターは、契約に縛られ地獄のようなスケジュールの中、休みも取れぬ毎日を送っていた。
酒とクスリに頼りながら何とかツアーをこなしていた孤独なローズは、ある日、リムジン運転手のヒューストンと知り合い、心の安らぎを得るようになる。
しかし、度重なる不摂生や約束を守れない彼女を、マネージャー兼プロモーターのラッジ他、周囲は次第に見放していく。
止めていたクスリに手を出し、故郷のコンサートを迎えたローズは、ステージに上がり、懐かしき日々を想い熱唱するのだが・・・。
__________

何万何十万ものファンの声援を受けながらも、孤独感と精神的疲労に押しつぶされていく、カリスマ的なスターの生き様・・・。
パワフル且つエネルギッシュなパフォーマンスと平行して、人生の苦悩と悲哀を繊細に描く、マーク・ライデルの演出も光る、ヒューマン・ドラマの秀作。

第52回アカデミー賞では、ベット・ミドラーが主演賞に、フレデリック・フォレストが助演賞、そして編集、録音賞にもノミネートされた。

ベット・ミドラーは、ゴールデングローブ賞で主演賞を受賞した。

誰もが羨む地位を得ながら、愛に飢えて孤立する主人公を演じたベット・ミドラーは、歌手としてだけでなく、圧倒的な存在感、そして確かな演技力で主人公を熱演する。

主人公ローズの行動に戸惑いながらも、彼女を見捨てられないマネージャー兼プロモーター役のアラン・ベイツ、ローズの心の拠り所になるものの、結局は彼女の元を去るフレデリック・フォレスト、主人公の歌手としての姿勢を嫌う作曲家のハリー・ディーン・スタントン、ボディガードに雇われる軍人デヴィッド・キース、主人公の友人ジョン・デニス・ジョンストン、故郷の店の店主ウィル・ヘアー、ヤクの売人ジェームズ・キーン、主人公の母親ドリス・ロバーツなどが共演している。


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