ラム・ダイアリー The Rum Diary (2011) 3/5 (1)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

1998年に発表された、アメリカ人ジャーナリスト、ハンター・S・トンプソンの自伝的小説”The Rum Diary”を基に製作された作品。
プエルトリコに渡った作家が、地元民の考えを無視して開発計画を進める、アメリカ人の私利私欲のための謀略を知りジャーナリスト精神でそれに対抗しようとする姿を描く、ジョニー・デップ製作、主演のコメディ・ドラマ。
出演アンバー・ハードアーロン・エッカートマイケル・リスポリリチャード・ジェンキンスジョヴァンニ・リビシ他、監督、脚本ブルース・ロビンソン


ドラマ(コメディ)

WebSite(E)


スタッフ キャスト ■

監督:ブルース・ロビンソン
製作総指揮
パトリック・マコーミック

ジョージ・トビアJr.
ウィリアム・シヴリー
A・J・ディックス
グレッグ・シャピロ
コリン・ヴェインズ
製作
グレアム・キング

ジョニー・デップ
アンソニー・ルーエン
クリスティ・デンブロウスキー
ロバート・クラヴィス
ティム・ヘディントン
原作:ハンター・S・トンプソンThe Rum Diary
脚本:ブルース・ロビンソン

撮影:ダリウス・ウォルスキー
編集:キャロル・リトルトン
音楽:クリストファー・ヤング

出演
ポール・ケンプ:ジョニー・デップ

シュノー:アンバー・ハード
ハル・サンダーソン:アーロン・エッカート
ボブ・サーラ:マイケル・リスポリ
エドワード・J・ロッターマン:リチャード・ジェンキンス
モバーグ:ジョヴァンニ・リビシ
セグーラ:アマウリー・ノラスコ
アート・ジンバーガー:ビル・スミトロヴィッチ
ジンバーガー夫人:カレン・オースティン
ウルズリー:ジュリアン・ホロウェイ
クライヴ・ドノヴァン:マーシャル・ベル
ヒューバート:ハイメ”ジミー”ナヴァロ
ウェイトレス – サーシャ・マーセド

アメリカ 映画
配給 フィルム・ディストリクト

2011年製作 120分
公開
北米:2011年10月28日
日本:2012年6月30日
製作費 $45,000,000
北米興行収入 $13,100,042
世界 $23,947,544


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

1960年、プエルトリコサンフアン
アメリカ人作家のポール・ケンプ(ジョニー・デップ)は、地元紙”サンフアン・スター”に向かい、カメラマンのボブ・サーラ(マイケル・リスポリ)に歓迎される。

気難しい編集長エドワード・J・ロッターマン(リチャード・ジェンキンス)と対面したケンプは一応採用され、サーラと夜の街に向かう。

売れない作家のケンプは、食べて行くために記者になることを考え、この地にやって来たのだった。

しかしケンプは、自社が長くはもたないことをサーラから知らされる。

その後ケンプは、その場に現れた変わり者の記者モバーグ(ジョヴァンニ・リビシ)は、避けた方がいいとも言われる。

元編集部の記者で、現在はアメリカ人に土地を売っている、知り合っても損はないという、資料室で名刺を渡されたハル・サンダーソン(アーロン・エッカート)の話もケンプは聞かされる。

さらにケンプは、サンダーソンと組んでいる悪徳不動産業者のセグーラ(アマウリー・ノラスコ)のことも知らされる。

ホテルに戻ったケンプは、酔いを醒ますためにプールに入ろうとするが、”ユニオン・カーバイド社”の貸切りだと言われて、海岸の足こぎボートで沖に出る。

そこでケンプは、パーティーに退屈して裸で泳いでいた女性(アンバー・ハード)に出会い彼女に魅了される。

翌日、ケンプは酒を減らす約束を破ったため、ロッターマンに、社費で宿泊しているホテルから出て行くよう命ぜられる。

モバーグが現れたため苛立つロッターマンは彼と言い争い、代わりをケンプに任せることを伝えて、彼をマイアミ市長が到着する空港に向かわせる。

ターミナルで市長を待っていたケンプは、その場に現れたサンダーソンに、便がキャンセルされたことを知らされて、彼の自宅に誘われる。

その場でケンプは、サンダーソンの婚約者だという昨夜の女性シュノーに再会し、サンダーソンから、自分に興味を持っていることを伝えられる。

街に戻ったケンプは、サーラの紹介で、モバーグが住んでいたという安宿に引っ越す。

サーラと、彼が飼っている闘鶏で稼ぎ宿に戻ったケンプは、現れたモバーグが、ラム酒の原液を持参して、濾過して飲み騒ぐのを尻目に原稿を書く。

ケンプは、自分が見た貧しい者達の現状などを書いた原稿を持参し、ロッターマンから記事を書く許可を得ようとする。

しかしロッターマンは、その件に触れられない理由を話し、それを認めなかった。

翌日、サンダーソンを訪ねたケンプは、ヨットで彼がシュノーと愛し合っているのも見て興奮する。

そこに、サンダーソンの親友である元海兵隊少佐のアート・ジンバーガー(ビル・スミトロヴィッチ)と妻の(カレン・オースティン)が現れる。

ケンプはジンバーガーを紹介されるが、ビーチに現れた現地人を罵り追い払う、サンダーソンの態度に驚く。

パーティーが始り、サンダーソンとジンバーガーに呼ばれたケンプは、セグーラを紹介される。

ケンプは、ある島のホテル建設のために、大衆を味方にする記事を書いてほしいと頼まれる。

検討するよう言われたケンプは、迎えに来たサーラに、シュノーの虜となり恋に落ちたことを伝える。

ケンプは深入りするなと忠告されて、サーラは道に迷ってしまい、二人は近くの店で食事をすることにする。

追い払われそうになったサーラが、店主に因縁を付けたために、ケンプは、昼間の現地人が、自分を睨んでいることに気づき、その場を引き上げることにする。

二人は、その場から逃げるものの追跡され、ケンプがラム酒に火を点けて抵抗し、結局、二人は警官に逮捕されてしまう。

夜間法廷で裁かれることになった二人は、30日間の拘留となるが、その場に現れたサンダーソンの助力で釈放される。

サンダーソンに借りができたケンプは、記事の話を受けるしかなくなり、彼のオフィスに向かう。

島の開発についての説明を受けたケンプは、守秘義務に関する書類にサインし、旅に出る予定を知らされる。

サンダーソンに車と現金を前借りしたケンプは、シュノーの迎えを頼まれる。

喜んでそれを受けたケンプは、シュノーに誘惑されるものの、自分を抑えて彼女を送り届ける。

ロッターマンに指示され、星占いの記事を書いていたケンプは、逮捕の写真が新聞に載ってしまったことをサーラから知らされる。

ケンプはホテルが建設される島と、セント・トーマス島への旅にサーラを誘い、ジンバーガーらと現地に到着する。

セント・トーマス島に向かい、カーニバルを楽しんだケンプサーラは、シュノーを見つけてサンダーソンのヨットに向かう。

ケンプは、守秘義務があるにも拘らず、無能なサーラを島に連れて行ったことをサンダーソンに非難される。

夜になり、アンダーソンは、街に繰り出したケンプらに付き合い、悪酔いしたシュノーに手を焼く。

羽目を外し過ぎるシュノーに、憤慨したサンダーソンはその場から追い出され、ケンプらも仕方なく彼女を置いて引き上げる。

翌朝になってもシュノーは見つからず、今回の件でケンプを恨むサンダーソンは、彼を見限りヨットを出す。

サンフアンに戻ったケンプとサーラは、モバーグから、ロッターマンがマイアミに行ったことを知らされる。

ケンプとサーラは、モバーグから手に入れた幻覚剤を試し、酔いと区別がつかないままある考えが浮かび、胡散臭いサンダーマンとの取引についての記事を書く。

そこに、サンダーソンに捨てられたシュノーが現れ、ケンプは彼女を招き入れる。

新聞社に向かったケンプだったが、戻っていたロッターマンに記事のことを話しても相手にされない。

シュノーを慰め優しく接するケンプだったが、サンダーソンが払った保釈金を撤回したため、サーラと共に裁判所から召喚状を受取る。

ケンプを受け入れたシュノーは彼に寄り添い、二人は愛し合おうとするが、モバーグが現れて、新聞社が閉鎖されたことを伝える。

集まった記者達を前に、ケンプはサンダーソンらの記事で新聞を発行する提案をするものの資金がない。

宿に戻ったケンプは、シュノーがニューヨークに旅だったことを知る。

シュノーが置いていった100ドルで、後を追うようサーラはケンプに提案するが、彼は必ず新聞を発行すると言い張り、モバーグを含めた三人で対策を練る。

ケンプは闘鶏に賭けることを思いつき、三人は祈祷師の元に向かいパワーを授かり勝利する。

ところが、サンダーソンの息がかかる銀行が新聞社を閉鎖して、印刷機は運び出されてしまっていた。

ケンプは、サンダーソンのボートを奪い、サーラとモバーグに別れを告げて旅立つ。
__________

その後ケンプは、ニューヨークに戻りシュノーと結婚して、アメリカで最も尊敬されるジャーナリストの一人になった。


解説 評価 感想 ■

原作執筆は1961年だったが、1998年まで発刊されなかった。

*(簡略ストー リー)

1960年、プエルトリコサンフアン
アメリカ人作家ポール・ケンプは、地元新聞社”サンフアン・スター”の編集長ロッターマンに採用されて記者となる。
同僚サーラに歓迎されたケンプは、出会った美女シュノーに魅了され、彼女が、自分に興味を示した企業家サンダーソンの婚約者だと知る。
街の現状を取材したケンプは、私利私欲のために開発攻勢をかけるサンダーソンらの行動で、地元民が虐げられている現状を知る。
それを記事にすることを、ロッターマンに認められないケンプは、サンダーソンに開発計画に参加するよう誘われる。
気乗りしないケンプは、サンダーソンに、ある事件で借りを作ってしまい、協力せざるを得なくなってしまう。
ケンプは、シュノーに近づけることもあり、その話に乗ることになるのだが・・・。
__________

ジョニー・デップは、プライベートでも親交があったという、伝説的ジャーナリストのハンター・S・トンプソンへの想いを込めた作品として主人公を演じ、彼らしいウィットに富んだ演技を見せる。

カリブの美しい映像や、その雰囲気も満喫できる楽しい作品には仕上がっている。

自治的・未編入領域ではあるが、プエルトリコの地元民の考えを無視して、侵略者のように振舞うアメリカ人の横暴ぶりを強調し、後半は、それに立ち向かおうとする、主人公達の正義感を描くドラマとなっている。

しかし、ジャーナリスト精神を訴えるドラマなのか、ロマンスを描きたいのか、やや焦点がぶれている内容、意外なほど呆気ない幕切れに消化不良気味という感じは否めない。

個性溢れるな共演陣は実に魅力的で、悪役や美女の登場など、どこか古風な作風に好感が持てるのだが、全体的にパンチが足りない。

ジョニー・デップ作品として、興行的にも失敗に終わった。
製作費 $45,000,000
北米興行収入 $13,100,042
世界 $23,947,544

親子ほど年齢差があるジョニー・デップは、共演のアンバー・ハードと交際が噂されている。

拝金主義者の企業家アーロン・エッカートの美しい婚約者アンバー・ハード、主人公の同僚でいい味を出して好演するマイケル・リスポリと、同じく怪演が見もののジョヴァンニ・リビシ、気難しい編集長リチャード・ジェンキンス、悪徳不動産業者アマウリー・ノラスコ、彼らに協力する元軍人のビル・スミトロヴィッチと妻カレン・オースティン、名優スタンリー・ホロウェイの息子で、記者仲間のジュリアン・ホロウェイマーシャル・ベル、ハイメ”ジミー”ナヴァロなどが共演している。


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