シックス・センス The Sixth Sense (1999) 4.94/5 (35)


■ 作品情報へ ■
スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

死者が見えてしまう”第六感”を持った少年と、かつて彼と同じような少年を助けられなかった小児精神科医の交流を描く、監督、脚本、出演M・ナイト・シャマラン、主演ブルース・ウィリスハーレイ・ジョエル・オスメントトニ・コレット他共演によるリラー映画の秀作。


スリラー/ホラー

ブルース・ウィリス / Bruce Willis 作品一覧


スタッフ キャスト ■
監督:M・ナイト・シャマラン
製作総指揮:サム・マーサー
製作
フランク・マーシャル

キャスリーン・ケネディ
バリー・メンデル
脚本:M・ナイト・シャマラン
撮影:タク・フジモト
編集:アンドリュー・モンドシェイン
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード

出演
マルコム・クロウ:ブルース・ウィリス

コール・シアー:ハーレイ・ジョエル・オスメント
リン・シアー:トニ・コレット
アンナ・クロウ:オリヴィア・ウィリアムズ
ヴィンセント・グレイ:ドニー・ウォルバーグ
ショーン:グレン・フィッツジェラルド
キラ・コリンズ:ミーシャ・バートン
トミー・タミッシモ:トレヴァー・モーガン
ヒル医師:M・ナイト・シャマラン

アメリカ 映画
配給 ハリウッド・ピクチャーズ

1999年製作 107分
公開
北米:1999年8月6日
日本:1999年10月30日
製作費 $55,000,000
北米興行収入 $293,501,675
世界 $672,806,292


アカデミー賞 ■
第72回アカデミー賞
・ノミネート
作品・監督
助演男優(ハーレイ・ジョエル・オスメント)
助演女優(トニ・コレット)
脚本・編集賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
小児精神科医マルコム・クロウ(ブルース・ウィリス)は、妻アンナ(オリヴィア・ウィリアムス)と夜の一時を過ごしていた。

寝室に向かった二人の前に、不法に侵入した挙動不審の男が姿を現す。

クロウは、男が10年前に治療した患者ヴィンセント・グレイ(ドニー・ウォルバーグ)だと気づく。

ヴィンセントは、クロウが自分を治せなかったことを責め、彼を銃撃して自殺する。

1年後の秋、フィラデルフィア南部。
クロウは、何かに怯え心を閉ざしている9歳の少年コール・シアー(ハーレイ・ジョエル・オスメント)に、教会で声をかける。

簡単な会話を交わし、コールと再会を約束したクロウは帰宅して、妻アンナが眠っているのを確認する。

その後クロウは、地下室でコールが人形に向かって話していたラテン語の意味を調べ、それが、”闇の底より主に訴える”という、不吉な言葉だと知る。
夫と離婚してコールと暮らすリン(トニ・コレット)は、何か秘密をかかえているような息子の様子や、時々起こる異変を心配していた。

その日の午後、なぜか余所余所しい態度をとるアンナを気にしながら、クロウはコールの家で彼の帰宅を待つ。

クロウは、学校でも孤立して友達もいないコールに興味を持ち始める。

帰宅したコールと、質問ゲームを始めたクロウだったが、結局は、自分を救えないと言って、彼は心を開こうとしない。

その後、レストランでの食事の席に遅れてしまったクロウは、アンナに対し申し訳なく思うが、彼女は”よい結婚記念日を”とだけ言い残し席を立ってしまう。

ある日リンは、壁に飾られたコールの写真の全てに、同じ光のようなものが写っているのに気づき、彼がおぞましい言葉をメモにしているのを知る。

ある日の授業中、教師に暴言を吐き、”化け物”呼ばわりされたコールは、様子を見に来たクロウを相手にしない。

帰宅したクロウは、アンナが結婚式のビデオを見ていたことや、抗うつ剤を飲んでいることなどを気にする。

クラスメイトの誕生日に招待されたコールは、話し声が聞こえる戸棚に気づく。

パーティーに参加していた、クラスメイトのトミー・タミッシモ(トレヴァー・モーガン)らは、コールをからかい無理矢理に戸棚に閉じ込め、彼は気を失いリンに病院に運ばれる。

ヒル医師(M・ナイト・シャマラン)から、コールの体の傷を指摘されたリンは、自分が息子を虐待していると疑われて、興奮して声を荒げる。

病院に現れたクロウは、病室でコールに優しく語りかける。

クロウは、自分が救えなかった少年のことを話し、その後に出会ったコールの心を癒したいことを伝える。

そして、コールはクロウを信頼して心を開き、自分には死人が見えるという秘密を打ち明ける。

クロウは、コールが、幻覚や妄想に悩まされている精神分裂で、自分には手に負えないと判断する。

コールを連れて帰宅したリンは、彼の背中の痛々しい傷を見てショックを受ける。

翌日の早朝、トイレに起きたコールは、キッチンで亡霊を見てしまい恐怖に怯える。

その日の午後、クロウは学校でコールに会うが、そこがかつて処刑場だったと言う彼には、絞首刑にされた亡霊が見えてしまう。

その夜、母親の大切なペンダントを、コールがいつも持ち出すことに気づいたリンは彼を問い詰める。

コールは、自分の前に現れる、祖母の亡霊のことを母親に話せず苦悩し、怯える息子をリンは抱きしめる。

その頃クロウは、アンティーク・ショップを経営するアンナに好意を示す、若い店員ショーン(グレン・フィッツジェラルド)に嫉妬する。

その後、アンナが自分を避けていることを悲しむクロウは、フィラデルフィアを去ろうとする。

コールに助けを求められたクロウは、かつてのヴィンセントとの会話テープを聞き、死者も助けを求めて現れることを知る。

その夜コールは、病気の少女キラ・コリンズ(ミーシャ・バートン)の亡霊に悩みを告げられる。

数日後、クロウに連れられたコールは、葬儀の行われているキラの家を訪れる。

コールは、キラの亡霊から渡された、箱に入ったビデオを父親に渡す。

そして、葬儀の参列者の前で、父親はキラが母親に毒殺された事実を知る。

キラは、自分が父親に知らせたかったことをコールに託し、真実を伝えたのだった。

異常だと思っていた自分が、人の役に立てたのをきっかけに、コールはクラスメイトとも打ち解け、学芸会で主役も演ずる。

クロウは、コールの治療が必要なくなったと判断し、母リンと素直に話し合うよう彼に助言する。

そして、コールはリンに、死者が自分の前に現れて、頼みごとをするという秘密を告白する。

コールは、祖母がリンのペンダントを持ち出したことを誤っていたことも話す。

子供の頃、母と言い合いになり、それが理由でダンスの発表会に来なかった母をリンは恨んでいた。

しかし、実は母親はリンに見えないところで、天使のような彼女を見ていたということをコールは伝える。

更に、母親の墓前で、自分を愛してくれたかと問いかけるリンに、母親は”もちろん、いつでも”と答えたことも伝える。

泣き崩れるリンと母の愛情を知ったコールは、お互いを理解し抱き合う。

帰宅したクロウは、結婚式のビデオを見ながら眠るアンナに寄り添い、彼女の寝言を聞く。

”寂しかったわ・・・なぜ私を置き去りに・・・”

その意味が分からないクロウは、彼女の手から落ちた自分の結婚指輪で全てを理解し、コールの言葉を思い出す。

”あの人達は、自分が死んだと思っていない・・・”

レストランでの、自分を無視したアンナの素っ気無い態度、開けられなかった地下室のドアの前にはテーブルが置かれ、背中には銃で撃たれた傷・・・。

クロウは、ヴィンセントの銃撃で、自分は死亡していたことを知る。

そしてクロウは、いつも大切にしていたことと、今後も愛し続けることをアンナ告げる。

アンナは、眠りながら”お休み”とつぶやき、安堵の表情を浮かべ、クロウもそれに応える。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
小児精神科医マルコム・クロウは、10年前に救えなかった、元患者に銃撃される。
1年後、周囲に怯えながら秘密を持つ9歳の少年コール・シアーに出会ったクロウだったが、コールはなかなか心を開こうとしない。
コールの母リンは、彼と周辺で起きる異常とも思える出来事に困惑する。
クロウは、自分を無視する妻の態度に戸惑いながらも、コールとの親交を深めていく。
そしてクロウは、”死者が見える”というコールの秘密を知る・・・。
__________

前年のアクション大作「アルマゲドン」(1998)から一転、シリアスなスリラー作品に出演したブルース・ウィリスに興味を持ちながら観ていると、淡々と進む落ち着いた展開や、突然訪れるショッキングなシーンに徐々に 引き込まれていき、そして衝撃的なラストを迎える。

全編を観終わると、言いようもないような満足感と、愛する人への優しい気持ちににひたることが出来るという、スリラー映画には珍しい心地よさの残る作品。

本作以後は、ヒットはするものの、期待が大き過ぎて、あまり評価が良くない監督のM・ナイト・シャマランだが、”しっとりとした怖さ”とでも表現したい独特の演出スタイルで、当代きってのアクションスター、ブルース・ウィリスを演技派性格俳優のように演じさせる演出手腕を含め、当時、まだ20代だとは思えない繊細さを感じる。

第72回アカデミー賞では、作品、監督、助演男優(ハーレイ・ジョエル・オスメント)、助演女優(トニ・コレット)、脚本、編集賞にノミネートされた。

派手さもない本作のようなドラマが打ち出した、驚異的な興行収入記録には驚きだ。
北米のみで3億ドル弱、全世界では6億7000万ドルを超すメガヒットとなった。

シンプルで美しいメロディ、落ち着いた雰囲気のジェームズ・ニュートン・ハワードの音楽も印象的だ。

かなりはまっていて、意外な役柄にも思えるブルース・ウィリスだが、もともと若い頃は、上品でスマートな役をこなしていたので違和感はない。

天才子役と言われる”死者が見える少年”を熱演したハーレイ・ジョエル・オスメントの、抑えた感情表現は見事だ。

息子から死者が見えると告白され、亡き母への想い出に涙するトニ・コレットは、そのシーンだけでもオスカーの価値があるほど素晴らしい。
(受賞は逃す)

主人公の妻オリヴィア・ウィリアムズ、元患者で主人公を銃撃するドニー・ウォルバーグ、医師役で出演のM・ナイト・シャマラン、アンティーク店の店員グレン・フィッツジェラルド、母親に毒殺される少女ミーシャ・バートン、コール(H・J・オスメント)のクラスメイトトレヴァー・モーガンなどが共演している。


スポンサードリンク
ウェブ・ムービー・シアター

ウェブ・ムービー・シアター