遊星からの物体X The Thing (1982) 4.04/5 (27)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

1938年に発表された、ジョン・W・キャンベルJr.の小説”影が行く”を基に製作された作品で、1951年公開の、「遊星よりの物体X」のリメイクでもある。
吸収したものに同化してしまう太古の昔に地球に飛来した生命体と、南極観測隊員の戦いを描く、監督ジョン・カーペンターカート・ラッセルウィルフォード・ブリムリーリチャード・ダイサートキース・デイヴィッド他共演のSFスリラー。


スリラー/ホラー


スタッフ キャスト ■

監督:ジョン・カーペンター
製作総指揮:ウィルバー・スターク
製作
デイヴィッド・フォスター

ローレンス・ターマン
原作:ジョン・W・キャンベルJr.影が行く
脚本:ビル・ランカスター

撮影:ディーン・カンディ
編集:トッド・C・ラムジー
音楽:エンニオ・モリコーネ

出演
R・J・マクレディ:カート・ラッセル

ブレア博士:ウィルフォード・ブリムリー
コッパー医師:リチャード・ダイサート
ゲーリー:ドナルド・モファット
ノールス:T・K・カーター
パーマー:デヴィッド・クレノン
チャイルズ:キース・デイヴィッド
ヴァンス・ノリス:チャールズ・ハラハン
ジョージ・ベニングス:ピーター・マローニー
クラーク:リチャード・メイサー
フュークス:ジョエル・ポリス
ウィンドウズ:トーマス・G・ウェイツ
コンピューター(声)エイドリアン・バーボー

アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
1982年製作 108分
公開
北米:1982年6月25日
日本:1982年11月13日
製作費 $15,000,000
北米興行収入 $19,629,760


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

1982年、冬、南極、アメリカ・南極観測隊第4基地。
ノルウェーのヘリコプターに追われた犬が、基地内に逃げ込んで来る。

ヘリから降りた男が犬に発砲し、隊員で気象学者ジョージ・ベニングス(ピーター・マローニー)が足に銃弾を受ける。

男は、尚も犬を追い銃撃しようとしたため、隊長のゲーリー(ドナルド・モファット)は彼を射殺する。

爆破したヘリには大量の灯油の缶があり、ゲーリーは事件の真相を探ろうとする。

そのため、ヘリのパイロット、R・J・マクレディ(カート・ラッセル)とコッパー医師(リチャード・ダイサート)が、調査でノルウェー基地に向かうことになる。

到着した基地は焼き討ちされたような状態で、隊員の異常な死体と、大きな四角い氷の塊があった。

その中心部から何かを取り出した形跡があり、外には人間とは思えない異様な死体が放置されていた。

死体は基地に運ばれ、生物学者ブレア博士(ウィルフォード・ブリムリー)とよって調べられるが、内臓などはほぼ人間と同じ状態だった。

例の犬は基地で飼われることになり、他の犬達と同じ檻に入れられる。

暫くすると犬は変形し始め、おぞましい生命体となり、それに気づいた隊員達は銃撃を加え、火炎放射器で焼き殺す。

その生命体も調べたブレアは、それが、吸収した物に変形できることを知り、犬と一緒にいた飼育係のクラーク(リチャード・メイサー)の様子を見る。

ノルウェーの隊員が、氷の塊を見つけた地点を割り出した地球物理学者のヴァンス・ノリス(チャールズ・ハラハン)は、マクレディと共にその現場に向かう。

そこには、約10万年前に飛来したと思われる、巨大な宇宙船が埋もれていて、付近に氷の塊を掘り出した跡もあった。

マクレディは、冷凍保存されていた地球外生物が甦ったと推測する。

ブレアは、吸収同化する生命体の調査を始めて、それが外界と接してから約2万7000時間後に、全世界が同化されてしまうと試算する。

その後、生命体は貴重な資料として倉庫に保管されることになる。

生物学者のフュークス(ジョエル・ポリス)は、ブレアが部屋に閉じこもり、生命体の同化について調べいていることをマクレディに伝える。

同じ頃、生き返った生命体に、ベニングスが倉庫で襲われているのを、通信技師のウィンドウズ(トーマス・G・ウェイツ)が見つける。

マクレディら隊員は、ベニングスを完全焼却するが、ブレアがヘリを壊してしまう。

外部との接触を断とうとしたブレアは、通信機器も壊してしまい、発砲騒ぎも起こす。

隊員らはブレアを取り押さえて道具小屋に監禁するのだが、彼は、クラークから目を離すなとマクレディに警告する。

完全に孤立してしまった隊員は、救援隊が来る春までには、全員が同化してしまう恐れがあり、現時点で同化した者を血清テストで見つけようとする。

しかし、採決した血液が捨てられてしまい、偽者が誰か分からないまま、他の方法でテストをしようとする。

その後、自殺したと思えれる、フュークスの焼死体が見つかり、自分の部屋に一旦戻ったマクレディも疑いをかけられる。

その時、意識を失ったノリスに、コッパーが蘇生処置を施すが、彼に同化していた生命体に、腕を食いちぎられてしまう。

マクレディは、生命体と同化したノリスを火炎放射器で焼き殺し、テストに抵抗しようとしたクラークを射殺する。

生命体の、体中の各部分が独自に生きていることを知ったマクレディは、隊員達の血液にショックを与えてテストすることを考える。

ウィンドウズとマクレディ、死んだコッパーやクラークも人間だということが分かるが、パイロットのパーマー(デヴィッド・クレノン)が同化していた。

パーマーはウィンドウズに襲い掛かり、彼は同化してしまい、マクレディは二人を焼き殺す。

調理係ノールス(T・K・カーター)、エンジニアのチャイルズ(キース・デイヴィッド)、そしてゲーリーは人間だと分かる。

その後、マクレディ、ゲーリー、ノールスはブレアのテストに向かうが、小屋に彼の姿はなかった。

三人は小屋の地下に、ブレアが組み立てていた宇宙船を見つける。

マクレディは宇宙船を破壊し、発電機が壊され激寒の世界になることに備え、建物を爆破して焼き尽くそうとする。

ブレアは、ゲーリーとノールスを襲い、生命体に姿を変えてマクレディの前に現れる。

しかし、マクレディは生命体にダイナマイトを投げつけて、建物ごと爆破する。

建物を離れていたチャイルズが姿を現し、マクレディと今後の展開を考え、酒を酌み交わし状況を見守る。


解説 評価 感想 ■

参考:
・「遊星からの物体X」(1982)
・「遊星からの物体X ファーストコンタクト」(2011)

*(簡略ストー リー)

アメリカの南極観測基地に、ノルウェー隊員に追われた犬が逃げ込む。
隊長ゲーリーは、ヘリコプターのパイロット、R・J・マクレディと医師コッパーを、調査の目的でノルウェー基地に向かわせる。
そこは焼き討ちされた様な状態で、異様な死体と、中身を取り出したと思われる氷の塊が放置されていた。
二人は、人間とは思えない死体を基地に運び、生物学者ブレアがそれを調べる。
その頃、逃げ込んだ犬が、おぞましい姿の生命体に変わり隊員達はそれを焼き殺す。
それが、吸収したものと同化する生命体であることをブレアは知り、全世界が同化される危機が迫る。
その後、ブレアはヘリと通信機器を壊して発砲騒ぎまで起こし、隊員達に取り押さえられ、監禁されてしまう。
マクレディら隊員達は、誰が生命体に同化されたか分からないまま、それを調べるためのテストを始めるのだが・・・。
__________

おぞましいゾンビの七変化的作品ではあるが、SFホラーの古典と言われる「遊星よりの物体X」(1951)よりも、原作に近い内容になっている。

当時としては、かなり凝った特撮が話題となり、今見てもまずまずの出来ではある。

人間に同化して、誰が本物か正体が分からないスリルはあるのだが、隊員達に対する恐怖の迫り方などは、ジョン・カーペンターの演出にいまいち冴えが見えない。

盟友ジョン・カーペンターとのコンビも快調な主演のカート・ラッセルは、奇抜な容姿で個性を発揮して、若くして貫禄を示し作品を引き締めている。
何ともユニークな形に整えたハットが印象的だ。

生物学者ウィルフォード・ブリムリー、医師リチャード・ダイサート、隊長ドナルド・モファット、調理係のT・K・カーター、ヘリ・パイロットでエンジニアのデヴィッド・クレノン、同じくエンジニアのキース・デイヴィッド、地球物理学者のチャールズ・ハラハン、気象学者のピーター・マローニー、犬の飼育係のリチャード・メイサー、生物学者のジョエル・ポリス、通信技師トーマス・G・ウェイツ、コンピューターの声エイドリアン・バーボーなどが共演している。


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