シン・レッド・ライン The Thin Red Line (1998) 3/5 (2)


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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

地上より永遠に」(1953)などでも知られる、ジェームズ・ジョーンズの、1962年に発表された小説”シン・レッド・ライン”を、テレンス・マリックが脚色して監督した作品。
太平洋戦争下の激戦の地ガダルカナル島での若きアメリカ兵達の戦いの日々を描く、ショーン・ペンジム・カヴィーゼルエイドリアン・ブロディジョン・キューザックニック・ノルティジョン・C・ライリージョージ・クルーニージョン・トラボルタ他共演のドラマ。


ドラマ(戦争)


スタッフ キャスト ■

監督:テレンス・マリック
製作総指揮:ジョージ・スティーヴンスJr.
製作
ロバート・マイケル・ゲイスラー

ジョン・ロバデュー
原作:ジェームズ・ジョーンズシン・レッド・ライン
脚本:テレンス・マリック

撮影:ジョン・トール
編集
ビリー・ウェバー

レスリー・ジョーンズ
音楽:ハンス・ジマー

出演
エドワード・ウェルシュ曹長:ショーン・ペン

ロバート・ウィット二等兵:ジム・カヴィーゼル
ジェフリー・ファイフ二等兵:エイドリアン・ブロディ
ジョン・ガフ大尉:ジョン・キューザック
ジョン・ベル二等兵:ベン・チャップリン
フロイド・ホワイト少尉:ジャレッド・レト
ジェームズ”バガー”スタロス大尉:イライアス・コティーズ
ゴードン・トール中佐:ニック・ノルティ
ポール・ストーム曹長:ジョン・C・ライリー
マーティ・ベル:ミランダ・オットー
チャールズ・ボッシュ大尉:ジョージ・クルーニー
デヴィッド・クインタード淮将:ジョン・トラボルタ
ウィリアム・ケック軍曹:ウディ・ハレルソン
ジェイソン・アッシュ二等兵:トーマス・ジェーン
ブライアン・ティルズ二等兵:ティム・ブレイク・ネルソン
マイク・テッラ二等兵:カーク・アセヴェド
ハワード・ビード二等兵:ニック・スタール
ロイ・マックロン軍曹:ジョン・サヴェージ

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX

1998年製作 171分
公開
北米:1998年12月25日
日本:1999年4月10日
製作費 $52,000,000
北米興行収入 $36,385,763
世界 $98,126,565


アカデミー賞 ■

第71回アカデミー賞
・ノミネート
作品・監督・脚色・撮影
編集・録音・作曲賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

1942年、太平洋戦争下のソロモン諸島
アメリカ陸軍二等兵ロバート・ウィット(ジム・カヴィーゼル)は、数名の仲間と共に部隊から脱走し、メラネシアの原住民と共に過ごす日々を送っていた。

C中隊の、エドワード・ウェルシュ先任曹長(ショーン・ペン)に連れ戻されたウィットは、懲戒部隊での看護兵を言い渡される。

日本軍が上陸し、飛行場を造ったガダルカナル島を占拠するため、デヴィッド・クインタード淮将(ジョン・トラボルタ)は、部下のゴードン・トール中佐(ニック・ノルティ)に上陸を命ずる。

死を覚悟した緊張の中、敵の抵抗もなく上陸した部隊は内陸部に向かう。

ジョン・ベル二等兵(ベン・チャップリン)は、妻マーティ(ミランダ・オットー)との満ち足りた日々を想い起す。

トールの命令を受けていた、C中隊を率いるジェームズ”バガー”スタロス大尉(イライアス・コティーズ)は、前進を続けて拠点を築く。

その後トールは、迂回をせずに正面からの攻撃を命じ、スタロスは、一気に210高地を目指そうとする。

夜、一人になったスタロスは、怯えながら、敵の抵抗を前に神に祈りを捧げる。

翌朝、高地への砲撃が始まり、ウェルシュやウィリアム・ケック軍曹(ウディ・ハレルソン)の小隊が進撃するが、敵の守備隊の一斉攻撃が始まる。

味方の被害が広がる中、スタロスは、敵陣の様子を探れないまま、トールから前進するよう命令を受ける。

そんな時、ケックが手榴弾を暴発させてしまい取り乱し、ウィットに見守られながら命を落とす。

12人の部下全てを失ったロイ・マックロン軍曹(ジョン・サヴェージ)は、精神錯乱状態で後方に戻り、この先が地獄だということを伝える。

ウェルシュは,、前方で負傷したマイク・テッラ(カーク・アセヴェド)を助けようとするが、それができず、彼にモルヒネを渡して戻る。

スタロスは、その勇気に対して勲章を申請しようとするが、ウェルシュは彼のばかげた言葉を遮り、部下の元に向かう。

塹壕と、隠されているトーチカからの強力な攻撃を報告するスタロスは、トールから、尚も正面からの総攻撃を強要され、その命令を拒否してしまう。

仕方なくトールはスタロスの元に向かい、自分が指揮して尾根を確保することを告げる。

その後、ベルら数名が上の様子を偵察し、トーチカの場所などを確認する。

志願したジョン・ガフ大尉(ジョン・キューザック)がトールの指示を受け、 ベルやウィットなどが、それに加わることになる。

兵士達は思い思いに戦闘前の夜を過ごし、そして、ガフとベルらは攻撃を仕掛け、敵の陣地を奪い捕虜を捕る。

興奮するトールは、水の補給が遅れていることを指摘するガフの意見を聞き入れることなく、戦果にこだわる。

その状況下で、敵陣の拠点を攻略したトールは、スタロスを解任し、中隊は、師団長の前線視察後、休暇が与えられることになる。

戦闘で兵士の無駄死にを回避したスタロスは、部下に感謝されながら、帰国するために島を去る。

ベルは、妻マーティ(ミランダ・オットー)が、他の将校と恋に落ち、離婚を迫られる手紙を受けとり動揺する。

ウィットは、自分を受け入れていたメラネシアの現地民の心が、バラバラになってしまったことに気づく。

部隊に戻る途中、ウィットは負傷したジェイソン・アッシュ二等兵(トーマス・ジェーン)と出会う。

ウィットは、アッシュを連れ帰ろうとするが、治療も受けていたため、帰国することになるはずだという彼は、いずれ誰かに助けられると伝えれて別れる。

C中隊は再び前線に向かい、ウィットとジェフリー・ファイフ二等兵(エイドリアン・ブロディ)らが、危険地帯での偵察に出る。

敵の大隊がいることを確認したウィットは、ファイフに部隊に戻るよう指示して敵を引き付け、包囲されて射殺される。

中隊はウィットの遺体を埋葬し、厳しく接しはしたものの、彼を気にかけていたウェルシュは、墓前でたたずむ。

そして、C中隊に新たな指揮官にチャールズ・ボッシュ大尉(ジョージ・クルーニー)が赴任する。

その後、部隊は命を落とした多くの戦友に別れを告げて島を離れる。


解説 評価 感想 ■

同じ原作で、アンドリュー・マートンが、1964年に監督して映画化されている。

*(簡略ストー リー)

1942年、太平洋戦争下のソロモン諸島
脱走兵のアメリカ陸軍ウィット二等兵は、C中隊に連れ戻され、ウェルシュ曹長から看護兵を命ぜられる。
日本軍が飛行場を造り、南太平洋の拠点としようとするガダルカナル島への上陸が始まり、中隊は敵の抵抗も受けずに内陸部に進む。
司令官のトール中佐は、敵が陣取る210高地を占拠するため、中隊指揮官スタロルに攻撃を命ずる。
しかし、塹壕と位置の確認できないトーチカからの攻撃で、中隊は多くの犠牲者を出し足止めされる。
部下の無駄死にを見過ごせず、攻撃命令を拒むスタロスをトールは弱腰と見なし、自ら指揮を執り兵士に檄を飛ばし、高地を取ることに成功する。
そして、中隊は暫しの休暇を与えられ、再び戦場に戻っていく・・・。
__________

天国の日々」(1978)以来、なんと20年ぶりの監督となる、待望のテレンス・マリック作品で、彼の作品への出演を切望するスターらの競演も話題になった戦争ドラマの大作。

実際の、激しく悲惨な戦闘の描写の再現、または、戦争そのものというよりも、戦地で極限状態に置かれる、若い兵士の思いを淡々と描き、細やかで美しい映像表現などで、その場の状況を切実に映し出す、テレンス・マリックの演出力を存分に味わえる。

北米興行収入は、製作費5200万ドルを大きく下回るものの、全世界では1億ドルに迫る成績を残した。

北米興行収入 $36,385,763
世界 $98,126,565
第71回アカデミー賞では、作品賞以下7部門にノミネートされたが受賞はならなかった。
・ノミネート
作品・監督・脚色・撮影・編集・録音・作曲賞

兵士達の心情を表現するハンス・ジマーの音楽、現地ガダルカナル島オーストラリア各地の、美しい自然を映し出す、ジョン・トールの撮影も素晴らしい。

C中隊を実質指揮する曹長ショーン・ペン、部隊離脱を繰り返すも、戦場で勇敢に戦う兵士ジム・カヴィーゼル、同僚エイドリアン・ブロディ、少尉ジャレッド・レトベン・チャップリン、その妻ミランダ・オットー、高地攻略で戦果を上げるジョン・キューザック、中隊指揮官のイライアス・コティーズ、強引な司令官として熱演が光るニック・ノルティ、兵士ジョン・C・ライリー、手榴弾の暴発で命を落とすウディ・ハレルソントーマス・ジェーンティム・ブレイク・ネルソンニック・スタールジョン・サヴェージ、中隊の新指揮官役ジョージ・クルーニー、そして、上陸作戦を指揮する准将ジョン・トラボルタなど豪華スター競演は見ものだ。


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